PA

2023年1月23日 (月)

音楽備忘録1256 楽器Amp同士の組合せの話し㊷

さて前回はPAの「被害」!?に言及したが、極限状態では思いの外影響が大きいのだ。
バスドラしか出せない低音の有無について、先ずはその影響から続けよう。

普段はそんな低い処等録音されたものをLiveじゃヘッドホンで聴く訳じゃあるまいし、聴こえたって聴こえなくたって大して変わりゃしない。
処が極限状態になるとそんな僅かな要素の差が突然顔を出し、死活問題に迄至ったりするんですよ。

何しろBass等の低音とバスドラのそれが同じレンジから出る訳で、良く云や「纏まりのあるサウンド」になるけどさ。
単独の時は未だしも両方が鳴ってる時、低音の量だけしか変わらなくなるんだ。

いやいやPA通した方が録音の音に近くなるじゃんなアナタ、そりゃ「劣化した音」にスッカリ慣れちまったからなんすよ。
確かに量的にはその方が低音が多目になってるのが多いんだけど、実際は量は少な目でももっと下迄伸びてるもんなんだ。

Rock系のバスドラって何かで代用しようと思ったら、音じゃ無くても何かの振動でも良いじゃん。
それ位下迄出せりゃ良いんだがそうも行かないんで、その分「少し上の帯域」を増やして誤魔化してんの。

因みにメータとかで殆ど分からないのはその時間が凄く短いからで、生本物だと圧が来るのにスピーカを通すとそれが無くなったりするのはこのせいだ。
それを補う為少し上を増やすんだが、その領域は本来Bassパートのもの。

へ言わば「越境」するんだから分離度は悪くなって当然で、大抵は更にそれを補おうとしてレベルを上げる。
結果的に混雑してる処へ突入する様なもんで、地獄の一丁目じゃないが負のループへまっしぐらなのだ。

これだけ損失が色々と大きいんで、聴こえる限りは楽器のPAレスを強く主張してるんですよ。
只それにはバスドラへフロントヘッドを装着する等して、夫々の楽器が「本来の音」が出る様にしとかないとね。

Bass Ampにしても人次第じゃ10や12inchで足りるかも知れないが、ほぼ全ての人を網羅しようと思えばそれじゃあ足りない。
本当に不要な際はCutするとしてそうじゃ無い場合、15inch以上なら量を減らしてもGuitarより下の音が出てくれる。

バスドラの方でもBassより下が出てくれ、部分的だか低域の棲み分けが出来る。
勿論その上の中低域は輻輳があるが、だからこそ少しでも空いてるルートを辿れると渋滞せずにスムーズに流れるんだ。

そしてその状態が作れると今迄とはうって変わって、ダチョウ倶楽部の「どうぞ、どうぞ」宜しく今度は逆の競争が始まるからオモロいでぇ。
それを経てバンドのアンサンブルが落着く訳だが、北風と太陽の太陽の方を皆一度でも良いから実感して欲しいネ。

日本ではPAは何でも扱うんだからと予算に優先権を持たせたりして、中々肝心の楽器に充分回ってなかったりする。
ので楽器全部が良い処は見つけ難いかも知れないが、例えば○○のBass Ampは良かった□□のDrumsetはゴキゲンなんてのを集めてみると良いかもね。

<その内つづく…だろう>

2023年1月22日 (日)

音楽備忘録1255 過音圧ミュージックはもう沢山➏

こう見えて表面は悲観的でも根は楽天家なので、今日は上手な伴奏法についてひとくさりと洒落込もう。
日本人の場合今のその第一歩は、一旦「映え」を放棄する処だな。

昨今の映え文化って第一印象に特化してるんで、第2,第3…と進むと大抵は落ちて行く。
それでも主役であればまだ良いんだが、脇役は下手すると「第一印象が無い」んですよ。

こと音楽のそれも歌物に於いては1回目なんて、歌詞とメロを拾うだけで精一杯だからね。
そらまあ歌の無い箇所で悪目立ち!?でもさせりゃあちったあアレだけど、それだと歌に間の無い曲だと諦めるしか無いやね。

そこで例えば聴いて3回目以降に印象に残るのを目的として、つまり曲は大体把握出来たが何か他に面白い処は無いか…みたいなのに焦点を当てるんざます。
そんなのはウケるのに時間が掛かるし、もし曲がヘボだったら3回目があるかどうか…。

ってさぁハッキリ言って曲が駄目だったらどう弾いたって駄目で、演奏が良いのに曲がって聴こえたとしてもそれはソリストとして幾らか有能なだけよ。
要するにホームランとかゴォールゥは不要で、その代り何時も満塁とか幾ら枠を外しても絶え間なく次が来るなんて状況を作るのが必要なんだ。

言うなれば曲が良くて、それよりちょっぴりだけ落ちる演奏!?ってのがbestなの。
コレ話しは単純明快で曲は誰もが聴いてくれるけど、各パートになると例えばGuitarにしか興味の無いヤツはBass聴いてくれねえだろ。

そんな際でも「曲を通して」だと少しは「聴いちゃう」訳で、考え様に依ったらこれは楽器の特権なんだ。
歌唱の場合厳しい事に、もし生理的に声質を受付けなかったらお終いだものさ。

んな事言ったってせっかちなお姉ちゃんは1回でも駄目だと…昔結構苦しめられたが、そんな相手でも常に一期一会とは限らない。
今景気が悪くて余裕が無いから一発で承認欲求を満たすのばっかに走ってるけど、所詮はその時の受け手の気分次第で色々変わっちまう。

確かに何か1つインパクトは必要なんだが、音楽で本当の勝負になるのは何回も聴いてからなんだ。
又ミスの有無だけを問題にするのが流行ってる様だが、本当はミスだらけでも売れる位魅力的じゃないとね。

今ミス撲滅っても修正で何とかしてるのが殆どなんで、何度も聴いてるとその不自然さに気付くかも知れない。
その様な「減点は少ない演奏」では飽きてしまい、減点があっても「加点の多い演奏」じゃないと持ち堪えられない。

ただ曲を尊重してればそんなに難しくは無くて、「曲からヒントを貰える」のが大きいんだ。
仮歌すらレスで録ると問題があるやもだが、歌える人だったら「ハモりを付ける」のと殆ど一緒だ。

そう言えばAKBやSMAP以降複数人居ても軍歌よろしく馬鹿みたいにユニゾンするのが普通になったが、それを楽器で演っちゃうと更に最悪だ。
そんなに皆戦争したいのか知らんが、平和を愛するなら教会の讃美歌みたいにユニゾンじゃ無くハモれよってか。

ユニゾンだってハモりのバリエーションの1つと考えられなくもないが、曲にフィットするかどうかを精査しないで乱用する様なもんじゃない。
あと「間」(隙間、空白≒休符)の使い方も問題で、一様にルート連打になってるのは「曲をロクに聴いて無い」証拠だ。

<つづく>

2023年1月20日 (金)

音楽備忘録1253 楽器Amp同士の組合せの話し㊶

前回を受けて改めて色んな場所に適したエンクロージャを述べてくが、小編成JazzのGuitarでは殆ど所謂コンボタイプしか使われない等を思い出して欲しい。
一方Metal系では壁Marshallが象徴ではあるが、あれには一寸経緯が…。

Marshallのグループ単位での使用っつうとCream辺りが最初で、定着させたってばZep辺りだろう。
それがその人達にとっては、プロとして最初のバンドでは無いのがミソなんだ。

どちらもRock系限定で言うとその前に、結構人気のあったThe Yadbidrdsがあったでしょ。
それ故当初から一定以上の集客が見込めて、狭い場所のLiveは殆ど考える必要が無かったんだ。

それより出自がマイナーだったPurpleは、Ⅱ期の途中迄Marshallを使ってたのはBassのみで3段積みでもない。
太鼓の口径もその後とは違い普通ので、しかし音はほぼ何時ものだったんだけどね。

その辺も含めてか後年に1つ例があるんだが、Van Halenが自ら監修したPeaveyの「5150Combo」Amp等の存在が典型だ。
それと売れ行きが悪いんで何時しか止めてしまったが、Marshallにもずっと2103とか2104ってビルトインタイプがあったんだ。

確かに見た目の威容は捨て難いんだが、それで遠慮して出力をやたら絞ってしまえば本来の迫力が得られないじゃないかいな。
これを筆頭に先ず狭小部では後面開放型が最適で、それは低域が大事なBassにすら本来は及ぶのだ。

残念乍ら現代の低音量ニーズに答えられる機種があるか疑問だが、バスレフですら「箱で仕切って」しまえば横や後ろでは籠るばかりか音量が低下しちまう。
奥行きの無い舞台ではこの差は大きく、場合に依ってはコロガシのお世話にならないと苦しい。

処がなまじ狭いのでコロガシすら増やしたくないし、どうしてもってんなら極力小型のになる。
ぅんがぁそんな小型のでは歌やGuitarは未だしも、Bassの低域はマトモに扱えず俺言い「うわずみサウンド」になっちまう。

するとBass固有の低域が出なくGuitarと近似な音になり、余計に音量を上げないと釈然としなくなる。
ぅんがぁするとⅡで今度は前よりか聴こえ難くなったGuitarを又上げて…、ハイ不毛競争の一丁上がりってな


映えの面からどうしても遠鳴りAmpを使いたいなら、せめて舞台巾が2人分に狭くなろうと縦長に空間を使えば良い。
非常に不便で見辛くキャパも減るかも知れないが、それ位しないとどうせ本来の音は聴けないですから。

演者の方も最前列以外はコロガシ必須になるし、最前列は最前列で全部聴こえるは良いがウルサくて自分の音は聴き辛いけどな。
って風に色々と面倒になるのと比べたら、後面開放のルックスがどうこうなんて取るに足らない問題なんじゃね?。

特に劣化近年本邦の広くはないLivehouseでのBass Ampは深刻で、Line録りメインにしても多弦もある今ではPAスピーカの低域も問題だ。
PAは当然の如く全帯域を優先するので、15inchウーハの載ってるヤツでも単発だとベーアンの低域に劣る。

15inchなら双発以上、単発なら18inchのでなくては大抵は負ける。
それ以下のスピーカでは目立たなくてもEQ等で誤魔化してるだけで、バスドラに至っては実はもっと被害を被ってるんだ。

<つづく>

2023年1月19日 (木)

音楽備忘録1252 過音圧ミュージックはもう沢山➎

今日は音楽から「弱い処」を全て無くしちゃったら、どうなるかについて綴って行こう。
特に電気的に画一化しても、音的には平準化しないのなんかを。

音楽ってぇのには元々強い音と弱い音ってぇのがあって…っつうと一寸分かり難いんで、全く異なる音で同じレベルにしてみた時を考えてみよう。
先ずピーキーなのとそうで無いのでは、ピーキーなの程大きくした割にそうは聴こえない。

これは平均音圧の相違が原因だが、ならば例えば鋭いSnareをコンプすりゃ良いか?。
すると太くはなるだろうが最早鋭さは影を潜め、最後は鈍い音!?になってしまう。

只Snareは通常バスドラなんかより音程が高いんで、そこまてしなくても何とか聴こえるだろう。
と云う事で鋭い低音程聴こえなくなる訳だが、特に同じ音域に別の音があると最悪だ。

それからすると最も聴こえ難いのはピチカート奏法のウッドベース辺りになるが、それ故昔の録音だと先ず全部聴こえた試しが無い。😵
恐らくパルシブな他に低域が削れるののせいもあったんだろうが、それでJazzをRockより軽いものと勘違いしてる人も居るかも知れないな。

その悪弊として最近「バスドラをRockみたいにハッキリ踏むJazz擬き」が蔓延してる様だが、Drumパターンがハッキリしちゃうと駄目なんだよねえ。
言うなればJazzではウッドベースがバスドラの仕事の多くを担ってるから、Rockとの明確な違いを生み出せてんだよ。

普段表拍で行っといて時々裏拍を鳴らすが、全体の流れは止めないってのにはその方が合ってんの。
こう云うの1つとっても今劣化本邦の録り方は最悪で、まるで雑魚はかり全員で主役を張ってる様なもんだ。😞

人数(≒音数)が極限られてりゃまだ良いが、誰が主役なのかサッパリ分からんですぜ。
この件目立つにもどんな風にしてが相応しいのかとも関係してて、それが今劣化本邦じゃ幼稚化・単純化したのとも大いに関係がありそうだ。

例えば歌物バックのBassが格好良いってのは、どんな状況だろうか?。
音量が大き目なら単純にフレーズが良いとそれでついOKと思ったりするが、LeadパートやVocalと同じ位前面に出てては「バックとして格好良い」を満たさない。

これは古今東西積年の悩みにもなり兼ねないが、「目立って当り前」時だけ良くたって駄目なんだ。
その点チームスポーツだと未だ正直なもんで、各自の責任の果せ具合で試合の勝敗が決まっちまう。

実は音楽でも一緒かより一層で、「バックとして格好良い」を満たせないと主役との共存が成立しないんだ。
そうしなけりゃ相乗効果は得られず、単なる主役が交代するソロの集合体になるんだ。

Jazzの一部にそんなのがあるが、主役は良くても脇役の一部につまらない箇所が残る。
「音楽として無効な箇所を無くす」方が当然「何処から聴いても良い」になるが、その為にもバッキングの成否は重要なのだ。

歌物のVocal等は主役を演じる時間が殆どだけれど、ソロの後ろに僅かに入る「掛け声」等でバッキングを担う事もある。
それ以外のパートでは実質的にバックを演る時間の方が長く、つまりそんな表立たない処でこそどれだけの物を提供出来るかが勝負なんだ。

<つづく>

2023年1月17日 (火)

音楽備忘録1250 楽器Amp同士の組合せの話し㊵

今日は前回述指向性ミスマッチから来る、失敗談から行ってみよう。
失敗なんだから皆から批難轟々…とはならず、たった1人からクレームを頂くって珍現象でもあったのだ。

それはかつて従兄のLivehouseで閉店間際、最後のLiveでPAを任された時だった。
エレキバンドで途中にアコギが登場する場面があって、メンバー達は一寸志向を変えたい風だった。

が結構エレキがワイドレンジな音色だったんで、唯普通にアコギを拾うだけでは区別が付き難かったんだ。
そこでエレキでは出せない超高域を幾らか盛ってやったんだが、唯1人を除いては皆それで満足して貰えてたんだけどさ。

では唯1人の旧友だけどうして文句が出たかっつうと、たまたま彼のみがPAツィータの正面指向軸上に居たんだわ。
全体を優先し妥協すると要するにそこだけホットスポットにならざるを得ず、でも彼にしてみりゃキンキンシャリシャリうるさいからそんな事に…。

さてこの時は全部PAを通すのが半ばお約束だったんで無理だったけど、もし歌とアコギしかPAしなくて良いんならかなり話は違ってた筈なんだ。
観客に楽器もPAスピーカも程良く!?近かったから、何も盛らなくても「音の出て来る場所が違う」だけでも区別が出来ただろう。

これは小規模空間の場合2人のGuitar Ampを「縦積み」にでもしない限り、少しはAのは左でBのは右とかって結構分かるでせう。
Live録音の作品では掛け合い感を演出する為に、実際の会場でのよりわざと左右に振ったりするずら。

ならば何故実際の会場ではそんなに振り分けられないのかってば、そりゃお客さんの場所次第じゃ片方しか聴こえなくなっちゃうからねえ。
そらぁ普通はPAスピーカの方がより観客に近くなってんだし…、って事ぁそれよか奥にある楽器Ampだったらもう少し分離してても大丈夫なんだ。

そう云う「近目の時」ってのは1mやそこらの遠近が馬鹿にならず、それで指向性の範囲に入るか外れるかの分け目になったりするじゃん。
つまりPAするってのは元々夫々が別の場所にあった物をわざわざ2つの箱に入れる様なもんだから、パンを振ろうとどうしようと分離度は下がって当然なのだ。

奥行きならReverbとかで少しは補填可能だが、2chじゃ高さの違いは完全無視。
音だけだと全部完全に「横に並べたDrumset」になってる訳で、どうだい変だろう!?


20m離れれば50cm程度の高低差は殆ど無きに等しいが、数mなら分かるでせう。
わこの辺で勘弁してやるとして、Bassエンクロージャの向き不向きも中々のもんなんだ。

過去体験の苦しい例では閉店しちまった新宿Jamでは、舞台左端に横向きの方が近い位斜めに設置してあったな。
件の舞台は巾に恵まれぬ特徴があった故、普通なら太鼓が真ん中辺の処かなり左に寄せてあった。

では右奥は何の為の空間ったら、鍵盤類が昔は今より場所を取ったんでそれで一杯だ。
そんな際にBassエンクロージャが分割出来りゃ、前向いてたって舞台上の全員にまあまあ聴こえだんだけどね。

Guitar・BassのAmpはビルトインよりセパレート、その上スピーカだけで2段あったりBassならホーンが付いてた方が格好良いよ。
けどそれは遠くに音を飛ばさなきゃなんない時の「仕方無い姿」でもあって、生楽器に対しコンパクトでもかなり大きな音の出せる方を売りにしたって良いのにね。

<つづく>

2023年1月16日 (月)

音楽備忘録1249 過音圧ミュージックはもう沢山➍

さて楽曲を再現するのに「足りてれば」良いと言ったが、その足りるが案外難しい。
フルプロセスで保険を掛ければ足りる様なもんじゃなく、全体としてはそんなレベルは必要じゃ無い。

例えばリズムの躍動感が重要な曲なら、他を差し置いてもそこだけは「生きたリズム」が必要だ。
それには多少不安定になってでもClickを使ったら死んじまって、しかしそれがあったならそんなに強い音で無くても構わない。

のを猫も杓子もClickを常用するから、物足りなくなって色々加工したくなるんだわ。
結局は「そこじゃない」から幾ら盛っても不充分なんだが、及第点は取っておきたい心境なのかな。

では思い切って要らない処の盛りを止めたらどうなるか?、確かに部分的には見劣りする作品になるだろう。
内容で判断せずパッケージングだけで聴き比べりゃそうなるが、何と自信の無い事か!!!。

しかし音楽の基本は減点では無く「加点法」で、悪くないなら今掛ってるのを止めはしないがわざわざ買ったりはしないですよ。
電通様を本流とする威力のみで頻繁に流した処で、大してヒットする訳ゃ無いんだよ。

それだって見た目で買うから良いんだって、音楽が出来なくても構わないならもっと良いのが居るんじゃないの?。
案の定若い女子は未だしも男はサッパリで、さしものジャニーズが誰の目にも勢いを無くしてるぞ。

それで困るのはラジオやTVの番組が成り立たない処で、面白いヤツを路頭に散在させたが為に忙しい現場じゃ見つけられなくなってる。
ミュージシャンの方はこれを熟知して「世を忍ぶ仮の姿」でリリースしてると、CDよりもLiveを儲けの主体にしている。

中堅処になれれば海外のエージェントと契約し、酷い音を我慢しなくてよくなる寸法に御座居。
これが何とも憐れなのは’90年代に向うでJazz系の人達があぶれた時、こぞって国内メジャーが契約した事だ。

そういうのを上手く育んで行けたらもっと産業として成長出来るチャンスだったんだが、道半ばでバブルが崩壊すると同時に手間を掛けるのを止めやがった。
今日本には目に見える形でのRockの市場は無くなったが、先々続けたいのであれば本邦メジャーの手法なんか真似する事ぁねえぞ。

ジリ貧メジャーがこのまま持つとは思えないんで多分過渡期なんだろうが、今現在一定以上の収入が得られてないなら将来に掛けた方が良い。
そればかりか今売れてるのが壺パワーに全依存してないなら、何時でもマトモな音にスイッチ出来る準備をしといたがエエがな。

と云う具合に今マトモな音で苦戦してるならご愁傷様だが、それがまだ身に付いて無い人にとってはこのブランクは一大チャンスだ。
今はClick・ループ・修正を常用しなきゃ無理でも、それ等を使わなくても録れる様になれるさ。

因みに現時点でだって全く加工不要な音が出せてたら、あんなにフル盛り加工なんかされないんだぜ。
幾らご時勢とは云え充分テクをマスターし切れて無いのに使おうとするからで、何処かで一度又Beatlesのデビュー当時みたいに「ベーシックオンリー」で売れるのを目指さないと現状打破出来ないかもな。

<つづく>

2023年1月15日 (日)

音楽備忘録1248 そんなに詳しくないけどマイナーブランドの話し➋

結構重要素なのでもう少し木材のの続きだが、業者側にも諸事情があるだろうが代替材でも内容に相違があった。
質自体は今も多用されてるバスウッドの方が汎用かも知れないが、性質の点では少しビックリさせられても昔のの方が素直だった。

例えば大手YAMAHAですら下のグレードにはエゾマツが採用されてて、生物学的にはほぼスプルースと同じなんだけどさ。
国産材の安心感はあるものの産地の違いは材にも少しは及んでて、それ以上に栽培目的と製材にまだ当時は本場のと差があっただろう。

当時以上に名前でギョッとさせられるとしたらラワンで、庶民の日曜大工の棚板と楽器が同じで平気かよって…。
だがラワンにはフィリピンマホガニーって別名がある位で、マホっぽい音が欲しいならバス君よりゃ遥かにその方がマシなんだ。

これはアッシュ・アルダーと栓(セン:針桐)等でも同様で、本家Fenderですら基本設計の最適化をせずにバスウッドを用いたのよりゃ遥かに良好だ。
今だとバスウッドの他にも指板用でパーフェローなんてのもあるが、材自体に罪は無いが中々新規で適化
設計してくれないんでその真価を発揮出来てない。

のは性質がかなり異なるからで、日本の林業が致命的衰退する以前の方が良い選択肢があったんだ。
そんな中で当時最有名ってば主にネック用の「ナトー」で、当時はそれが目に入るとガッカリしてたんだけどね。

これ等は単なる代案では無く真の意味での次善策としては、今になってみると妥当だったんだなって。
してこんなタイミングで急に底辺!?の話題を持出したのは、愚政に依る環境悪化に呼応させてみるべとも思ったからなんだ。

先ずは不景気なのが問題だが超輸入大国になってからの前例の無い今の為替レートは深刻で、元は代替材でも輸入品だと以前みたいなコスト圧縮効果は全く得られなくなってっからねえ。
さりとて身内に林業の人でも居ないと国産材で頑張るのも困難となると、加工済みかどうかを問わず既に国内に実在してるのの中から探すニーズも生じそうと考えてんだ。

何とか予算が届くなら先ずは買換え頻度を下げるのが得策だが、本職用の道具でないなら本家ので代替材のバスウッドやパーフェローのなんかで妥協するより↑みたいなのの方がコスパが良い。
感触や反応を優先すれば材の如何よりブランドだが、大雑把に欲しい音色の方が大事ならね。

無論上述の通り楽器では極力そのものズバリの方が何かと良いが、それが無理な際に安易に100:0思考に陥ると別面でのリスクに後々迄苛まれる場合があるんだ。
例えばStratoやLes Paulはデザインや構造・構成でああなってはいるが、材料の影響だって同じ位あっての結果なんよ。

音色の内材由来の分って人間なら骨格みたいなもんで、俺みたいな極端な肩腰巾広骨太は幾ら減量したって細長いシルエットは獲得出来ない。
今時は日本じゃ映え最優先だが国産エレキとしては未成年期のだと、どうせボディスタイル等は保守的なのが殆どだから音を気にした方が良い。

それと最近では特にプロでの例が減ってるが、ホントに独特で奇抜な形のが欲しかったらボディだけでも自作するのが最適解なのよ。
一般的な木材の選択も体積や重量との兼合いもあっての事なんで、そこが大きく異なれば材から来る音色も従前イメージとはかなり違ったのになっちゃうんだ。

<つづく>

2023年1月14日 (土)

音楽備忘録1247 楽器Amp同士の組合せの話し㊴

Ampの項でバスドラフロントヘッドがってのも何だが、低域が格別響く会場以外ではBassの音色との兼合いもあってホントはかなり重大案件なのだ。(無論PAレス時)
そしてやれ習慣がの流行がの言う前に、どうして現行最新のでも前に皮を張れる様になってるのか再考すべしべし。

特に凡そJazzやClassicには縁の無い仕様のでも、Tomみたいにシングルヘッド仕様のがちっとも出ないのは何故か?。
ってのは「普通のバスドラの音」が欲しけりゃ、前にも皮をそれもなるべくなら穴無しを張らなきゃそんな音が出せないからだ。

フロントレスとか穴開きは元は録音の為で、少ないMicをやりくりするのに前と打面2本なんてくれてやれなかったから。
でもそんなら打面の外だけに構えたって良い筈が、摩耗スピキンみたなのが発する雑音なんかを避けたかったから。

Snareのスナッピーの音も場合に依っちゃかなり大きく拾っちまうしで、そもそもシングルヘッドTomだって録るとモヤるのの補填策だったしね。
結局PA常用≒録音との考えで、付けてなかったり穴開けされたりしてるだけなんだ。

その状態でMic・PAを通さなきゃそりゃ軽かったりして当り前で、通すにしたって専用Mic以外EQしなきゃペコペコパシパシ。
それってBassでエレキとコンバスを見れば一目瞭然で、要するに低音を生で出すか電気で出すかってだけの話しなんよ。

全く違う目的での実施だけど従兄レッスン室のへ前張り!?させたのも、特に初心者の人には「普通はどんな音?」を知って貰うのに必須と思ったからなんだ。
従兄の様に非力でも最初からバスドラの音がマトモだと失念するが、俺みたいに間違えてゴリ押付けしてると前張りしてたって低音は出やしない。

ちゃんと踏んだらドンって言いますって大事な事で、↑みたいなゴリ押付けが必要になるのはやたらと低音が響く会場限定の奏法なのよね。
っつう事はもし足のオープン・クローズが自在なら、前張りされててもシングルヘッドにかなり近い音も出せるですよ。

ので何処でも彼処でも何時でも「張っとけ、穴開けるな!」と吠えてんだが、取敢えずそれでDrumはそのままでも普通の音になったとしよう。
ベーアンについては楽器がFender系でも足りるだけ低域を増幅出来りゃ電気的には及第だが、問題は前回述の通りスピーカ方式の会場とのマッチングだ。

例えば幾らも奥行きが無いとか巾だけ広い場所で、所謂「遠鳴りタイプ」のなんかを使うのは愚の骨頂ね。
一箱に3ユニット以上入ってるのとかホーンロードってのは、角度は狭くてもかなり遠くでも聴こえる様にする為の策だったんだ。

PAスピーカの指向性にしても一番主流の40°~50°ってんじゃ日本の狭隘Livehouseじゃ不適合で、幾らハウリング対策にしても90°位無きゃ最後列の人以外高音は良くて片chのしか高域はちゃんと届いて無い。
PAって常設のなら本来はカスタマイズするのが当たり前で、大抵は他の何処にあるのとも違う状態になるもんでさ。

それは会場が固有の形・条件を持ってるからで、例えば↑の角度不足なんかもツィータホーンを追加したりすべきものなんだ。
昔は完成品が少なかったのもあって自分達で組上げてたんだが、最近は買って来ただけの所が増えちゃった。

にも拘らず気付けずに居るのが多いのは、無駄爆音を出すのが普通になったからなんじゃないかな。
強引に爆音出せば指向性がどうでも全ての音が回り込んで、聴こえる事は聴こえるから。

<つづく>

2023年1月13日 (金)

音楽備忘録1246 過音圧ミュージックはもう沢山➌

是又恒例化しつつある「ついででシリーズ」と銘打って、コンプリミッタのレシオを掘っとこう。
機器の表示に依れば2:1,4:1等とあって、最後は∞:1等とあるが果たしてその真相や如何に。

とっととバラしちゃうと無限大なんて事ぁ、少なくともアナログの世界ではあり得ない。
それ処かデジタルでさえ本当に無限大を作ったら、スレッショルドを下げるとどんな音を入れても無音になるのだ!。

普通スレッショルドを下げるってな「入って来た音全部に掛る」んだが、実際には無限に圧縮する訳では無いから小さくなっても聴こえるんだ。
と云う事は無限ってのは比喩なだけで、その値がキッチリした数字にはなり難いからちょっち盛っちまったんだ。💦

具体的には球やディスクリート(石だが個別部品)の時代で20〜100、集積回路になってそれが1000位迄だ。
但し40:1位を越すと音が露骨に変容して、使えない音になる場合が多い。

真空管の又はそれをシミュレートしたのが最も音楽的であるが、その様な性質を持たせると歪まずに扱えるのは20位迄だ。
ので一般的に耳にする殆どは深くても20〜40で、しかしリミッタでは無く「コンプらしい音」にするだけならそんなに深いレシオにしなくても充分だ。

それが↑のスレッショルドで、小さい処から掛ると圧縮感が目立つんすよ。
その逆に「理想リミッタ」ってのは全く音の印象を変えずに、レベルのピークだけを抑える。

尤も理想とはデジタルでも程遠い現況なんで少しは音が変っちまうが、少なくとも純粋なコンプよりゃ音色は変わらない。
因みにBeatlesの時代には圧縮率も低く、その為リミッタをコンプの代用としてがね。

その頃のコンプじゃRockのパルシブなピークにゃ遅くて追付けず、リミッタを使ってもコンプの動作しか無かった。😓
が今や速度だけならデジタルの威力で間に合う様になたったんで、音色の改変(主にマッチョ化)にはコンプが使われる。

今仮に高性能なリミッタだけを使った場合、原音と比較しなければ分からないだろう。
その場合オーバーする分だけが抑えられ、それ以下の部分はそのまま出て来る。

それは場合に依っては極強の部分だけ取ってしまうんで、プロセス後の音は寧ろ大人しくなるんだ。
なので折角ダイナミックレンジが拡がっても、弱い処を盛るコンプが頻用されてわざわざ狭くしてだんけどね。

確かに貧弱過ぎては印象に残らないし訴求力も欠けるけど、強さは「必要なだけあれば良い」んだ。
リズム隊は弱いより強い方が良い・それならGuitarだって…の挙句、肝心の歌はそれより強く元気に出来るのかよってな。

何なに歌を強化出来ねえからせめて伴奏だけでもってか?、そりゃアンタ歌の弱さを強調するたけでんがな。
要するに音の強さだけに元気さを求めるからアカンので、リズムの躍動感の方が元気さが出せるんだ。

それにはClick常用ってのが又最低で、調子の良い若者に正確さなんか大して求められてねんだ。
ってベテランの凄腕に比べたらの話しだが、若い時のつい興奮し過ぎて浮足立ってしまう感じとか齢取ると中々出せないから結構貴重なんだぜ。

音程感だってもっと欲しいのは山々だが、どれもこれも無理くり修正してボーダーラインを越えたって駄目なんだ。
要は曲次第で重要素は変動するんだから、その曲を再現するのに足りてりゃ良いんだ。

<つづく>

2023年1月11日 (水)

音楽備忘録1244 楽器Amp同士の組合せの話し㊳

個人的には今ももっと爆音をって渇望が止まないが、それは最大音量だけの話しでは無いのだ。
確かにAmpの直近ではBassなら訳が分らなくなる振動みたいなのを夢見てるが、広大な会場でそれでやっと聴こえる位の状況を欲してるのだ。

って現実はほぼその正反対でしか無いんで音色の迫力を追及したいんだが、それには100W以下でも本格的な仕様のAmpが必須。
なんだがGuitarの方なら運が良けりゃVOX AC-30にありつけるやも、Bassだと国内の小規模Livehouseでは先ず無理。

わ置いといて今は非力な歌手が増えたんだから、それを爆音で誤魔化そうにもハウリングマージンで厳しい。
もし声が小さ目なだけで無加工でも音色に迫力がありゃ良いが、殆どの俺言い声量不足さんはそれ以上に迫力不足。

をなるべく補填してやろうとするとEQ・コンプ・Reverbその他諸々、昔だったらエキサイタも噛ましただろう。
でそんなんするとハウリングマージンは劇的に低下するもんで、要するに弄り度と最大音量はシーソーの両側にある様なもんなのよ。

なのでお客さんの耳事情を無視した処で、爆音で演りたいなら剛力歌手が必要なのだ。
がPopなグループだったりすると爆音より心地良さをもっと重視すべきで、必要なだけの力感が得られればそれ以上の音量は却って毒でしかない。

ここで私的に最も気になるのが「奏で方」で、俺基準では皆Ampのツマミは大胆に上げてるけど弾き・叩きが随分とヤワだ。
確かに無駄に強く奏でてる様に見えるより軽やかに演った方がスマートに思うんだろうし、例えば歪みの深さだけなら何処で稼いだって似た様なもんに出来る。

けれど不要に楽した演奏って説得力を著しく欠くもんで、具体解析すれば例えばしくじって一番弱くなっちまった箇所の弱さに大差が付くんすよ。
感度が高過ぎると弱いのだけは多少誤魔化せるが、隠したいミスは拡大されここぞの強拍は頭打ちになる。

安易思考では物理的にはそれで平均値が一定するが、録音なら未だしもLiveでは色々と想定し辛い邪魔が入ったりする。
或はその時だけヤケに周りが丁寧で遠慮気味になったり等、安定も大事だがそれ以上に柔軟な対応力が求められるのだ。

それと良いDrumsetやAmpがあってある程度以上の奏力があった場合、90%は絶対必須の以外PAは使わない方があらゆる面で音は良いんだ。
完全にPAからの音しか聴こえない場合を除き、随時頻吠えの「混変調」や「位相回転」が必ず起こる。

これは楽器AmpスピーカとPAスピーカの位置や向き・距離差がもたらすもので、客席の位置でも夫々殆ど全部が違うと非常に厄介でつまり最適化なんて程遠い。
それでもPAも使わないと何か音がショボイ様ななあなた、それは奏力もだがAmpやDrumsetがその場所にちっともフィットしてないからなのよ。

加えてDrum等の生楽器の場合は調整も大問題で、バスドラのフロントヘッドやGrand Pianoだったら蓋(天板)をどうしてるかだの…。
Ampの方では特にスピーカの方式とタイプが…、等々これは次回を乞うご期待。

<つづく>

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