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2022年9月26日 (月)

音楽備忘録1137 楽器Amp同士の組合せの話し④

いよいよ本項の核心スピーカユニットの数・エンクロージャのタイプへ突入するが、スマンけど正直コイツは中々ややこしい。
ので専門家が事前想定する以外は理論と計算より、実例や体験を優先した方が近道となり易いだろう。

ただ未体験規模の本番用等でレンタルする際等に、概算(ここでは費用じゃないよ)可能だと大外しを防止出来る。
さてユニット数での音圧増加割合は以前述も再掲しとくと、ユニット1個に対し2つになると能率は約1.5倍・4つになると約2倍ってのが目安だ。

但し単体時と同じユニットを増やした場合、
スピーカのトータルインピーダンスは倍増・半減等変化するケースが多い。
具体例として8Ωのを並列接続すれば4Ωに半減・直列接続すると16Ωになるが、4つの場合等特定の場合だけ直並列接続してやると元の8Ωが維持出来る。(この場合直列2群を並列と並列2群を直列のどちらでもトータルインピは同じになる)

尤も設計初期設定に含まれて無い組合せをする時以外は、予め考慮されてるのでそんなに心配は要らない。
んだがそれでもこっちが一々気にしなきゃなんないのが主に出力トランス非搭載のAmp Headで、載ってるのだと決まったスピーカしか繋がない独裁設計!?の以外は異なるインピーダンスのタップが大抵は用意されている。

これどうせ重く高価なトランスを付けるんなら出力側の巻線の途中に別線を付けとけば(これをタップと称す)、殆どコストアップせずに対応力が飛躍的に上がるからだ。
楽器用真空管電力増幅回路では先ず省略不可だった出力トランスが半導体回路だと可能化し、コスト・スペース・重量で有利になるから殆どが非搭載。

処がトランスレスの石のだと、繋ぐ相手のインピ次第で最大出力が変動しちまう。
尤もⅡでそれも上手く利用してやれば少ないユニット数で控え目音量、多いユニット数でフルパワーなんて事も出来るんだけどさ。

その典型例として前々回述Acoustic 320では4本入りの408(2Ω)を繋いだ時だけ最大出力の300Wになり、2本入りの406(4Ω)は繋いだだけで160Wに自動で低下してくれる。
Head側出力インピが2Ω設定なんで相手が同じならそのまま、インピ倍増すると流れる電流がほぼ半減するので他に何の操作もしないでそうなってくれる。

又半分は魔になるがトランスが間に挟まると緩衝作用が働くので、インピの倍から半分程度のミスマッチはトランスが忖度してくれてパワーに↑の様な増減は起らない。
但し負担が普段より掛かるので容量一杯で連続長時間稼働等させると、出力トランスの劣化や断線のリスクは高まる。

ここから漸く本題との関連性へ突入と相成るが、個人所持品だったり自分でこれから買うならどんな方法を使おうと目的が充足される様にするだろう。
元々オーバーパワーだったらある程度迄なら減っても却って良い位だし、ギリギリ足りるかだったら増える方に振っても減る様な真似はしないだろう。

しかし他所様のでこっちと実使用想定出力が違ってて一部のにだけ出力が余ってるのがあったりすると、プロが組み合わせた物にも拘わらずアンバランスを生じたりするんや。
元々日本ではGuitar忖度が激しくアンサンブルバランス的には相応しくないのが多かったが、最近ではGuitarはEffectorを使う方が多いから足りてさえいれば余ってても問題がより露呈し難くなった。

だがその様なセットアップのでAmp Overdriveさせたいとなると、Guitarの音量だけが大きくなってオーバーしてまう。
確かに最近はBassの方も滅多に球に巡り会えなくなった代わり、無駄に大出力の石のHeadが増えたからGuitarに対抗するだけなら行けるかも知れない。

けどPAやDrum等はハウリングマージンや奏者の肉体限界 の制約があるんで、Guitarに忖度しといたつもりが実は一部奏者(俺みたいなの)にとっちゃ大迷惑設定なんだ。😓
或は急な故障対応でスペック的には過大入力等で壊れる心配が無くても、出力音圧的には少し問題が残った臨時のになってる時とか。

<つづく>

2022年9月23日 (金)

音楽備忘録1134 昔のRock系は大音量で聴くべきもの???➋

前回後部補遺に続き物理面の検証へ進むが、音楽の技師が音響に忖度するのはオーディオ技師への謁見行為でもある…なんちって。
いやさ俺みたいにその辺りが全部兼業だと、あんまり境界を曖昧にすると永遠に仕事が終わらなくなって困るだよ。

っつうかたまには少し真面目に言うと、音の問題解消や向上にも原因次第で何処でどう処理すべきかの適性がある程度決まってんだ。
もし1つの方法(例えばMixingだけ)しかやれないならそこで頑張るしか無いが、真因がMic選択ミスだったらそっちをやるべきだしじゃ無いと改善効果が足りんかも知れん。

なので今たまたま頼まれてやってるだけで私はオーディオ屋、ってんならバスレフスピーカの計算設計と製作位すぐやれるんだね!?。
その逆と言うなら(つまり音楽屋)機器製作は無理でも、楽器はそこそこ弾けるんだなっとな。

とかなり恫喝チックに吠えてるが、要は仕事の本質を甘く見てると最悪「全てがアマレベル止まり」になっちゃうんだ。
オマケにもしそんなのだけが集まっちゃってたらお互いを批難するばかりで、成果も上がらなきゃ延々嫌な思いをしつつ帰宅出来ないなんて事になる。

わこの辺で鞘に収めとくとして、昔の一般用再生装置の出力ってホントに今より一桁小さかったんだ。
以前術の通り一般各戸の電気容量が先ず少なくって例えばクーラー付けたくても、本体価格・工事費・運転費は未だしも電気使用契約の変更と配線やブレーカの交換工事だって必要な事が多かったんだ。

例えば1970当時の日本の普通の家と仮定して、中には新築ホヤホヤもあろうが平均を取れば築5~20年位経ってるのの方が多いでせう。
すると電気系統の設計は容量も含めその分「昔の」だし、特に高度成長期みたいに進歩が早いとそれだけ旧弊な設備になっとる訳ですよ。

更にそんな時代でも全ての機器更新サイクルが短く盛んだったんでもなく、まだ一応使えるのがあった家では旦那がオーディオヲタでても無い限りステレオ如きは継続使用があったり前。
俺の実家の新し物好き親父でもラジカセとかはすぐ買い込んだが、ステレオは遂に一度も更新せず一生を終えたわさ。

尤も親父はちっともHi-Fi趣味じゃ無かったんで、気楽に聴ける装置にしか興味が無くなって久しかったけどさ。
でこんな意外な真実みたいなのは今だってそこそこ隠れて存在してんだが、日本では1980年頃迄はある所には球機器って結構一杯残ってたんだ。

尤もⅡでそんな古臭いのが未更新ってのは普段殆ど使って無いからってのも大いにあったろうが、機器自体以上に使用者の常識はそれより更に遅れて後から着いて来る事となる。
なので俺の実家の球ステレオだったら7Wpeak/4Wrmsしか無かって、けど’65年当時だとそれで平均的なスペックどした。

まあ球のは高能率スピーカと抱き合わされてた分、1Wあたりの実効音圧は今の石のの2倍程度はあったけどね。
これプラス大変重要な今との相違はローエンドとかハイエンドなんて無きに等しかって、音色的には今よりふくよかでも中低域が豊富なのであって低域は今より全然出せて無かった処だ。

かなり以前述「音波は1オクターヴ下がると波高が2倍」の性質から、低音の出る装置程実効出力音圧は大きくなる。
のが↑みたいなのだとロクに出ねんだから、最大音量はその分更に抑えられちゃってたのよ。
そんな環境下で例外だったのはの喧しい食堂・工事現場等のTV・ラジオを除くと、大衆車内のカーステ位どす。

何の事は無い車内騒音が今のより10~20dBも大きかったから、自然発生的に大き目が許容されてたん。
さりとて近年のサブウーハ載せてて信号とかで横に並んで止まられるとこっちまで揺さぶられるなんてのは夢の又夢、唯でさえ喧しくて疲労が激しいんでお気に入りの1曲だけとかそんなで皆限界だったのよ。

故に当時リアルタイム人の感覚的記憶ではガンガン鳴らしてたっても、今平均と物理比較すると全然「大人しい音量」だったんだ。
強いて言い添えとくとすれば物理的不足を補う心理が働いたかは全く分からんが、気持ちの高揚は明らかに昔の方が高かったけどね。

<つづく>

2022年9月19日 (月)

音楽備忘録1130 昔のRock系は大音量で聴くべきもの???➊

バカ丸出しをものともせずちゃっかりしたテーマを進むが、これでもその裏に誤認の解消って狙いはあるんだよん。
俺の記憶内にもRock系だと爆音で聴く人が多かった印象はあるが、その実は音量より音色や表現の影響の方が大きかったんだ。

歌の実再生で大きかったチャンピオンは演家系で、これには一寸した当時ならではの背景があった。
昭和の途中迄は家長が怒る場合は怒鳴るの容認だったりしたんで、特にオッサンの大声は皆が訊き慣れてたんだ。

又楽器の瞬間最大音と比べると流暢な歌だとピーク成分が少ないのと、息の関係で持続時間がブツ切りになるから堪え易い。😅
いや当時の子供(俺含む)にとっては例えばデカ過ぎる村田英雄とかって、ホントは拷問同然だったんだけどね。

不機嫌で一々細々叱られたり小突かれるよりゃ、暫くご機嫌で居て貰った方がマシなんてな調子でして。
それが自分がオヤジになった暁には最も家族忖度が強要されるなんて…、この理不尽どう落し前付けてくれるんや~あぁぁ…って最早叶わぬ夢同然か。

わ置いといて今よりもソースの内容次第で許容値にかなり差があったもんですから、アングラRock系だと極一部の人格者を除き米の黒人差別全盛期に勝るとも劣らない状況が御座居ました。
平成以降の日本しか知らなかったら眉唾と思うかも知れんが、エレキ=不良に始まりバイクを目の敵にした東関東中心の所謂「3無い運動」なんてのも今の壺案件並に理不尽でして…。

ぬぬっ今になってみりゃもしや↑の裏に既に壺力の働いた疑いもあるが、何れにしても当時の常識感覚と物理音量はソース次第で無茶苦茶ランダムで非リニアだったんす。
なので俺は強引な方だったけど子供が不良Rock(当時大人の主流派の勝手な決め付けだが)を聴こうとしたら、こっそりバレない様にが基本どした。

オマケに今と大違いなのが個人用再生装置なんてのは未普及も良い処で、オーディオ用のヘッドホンだって旦那がJazzファンででもないと一般家庭になんかありゃしない。
故に少なくとも小さくない音量で聴ける機会は極僅少で、耳の場所で計測したら平均値は恐らく今の通学生より遥かに蚊の鳴く様な状況だったのは間違い御座居ません。

そんなのもあったからか○○喫茶だのレコード屋の試聴室が大モテで、つまりこの方面での大音量って当時のは実質は適正音量なだけだったんよ。
これからすれば日常的には必要を下回る音量で、小音量忖度なんかしてないソースを聴いてたんだよねえ。

なので勿論時々残念感は覚えたけれど、今の違法・違憲国葬強行に対する腹の底からの恨みみたいなのはそこに一切存在しなかったなぁ。
結局今劣化本邦の不毛極小音量過忖度ってのは、闇雲にディテール掘りに執着した結果なんじゃないのかな。

確かにボケボケのを聴き取るのにそれなりの労力は使ってたが、劣化今本邦の聴き疲れ強要ソースよりは楽だった。
これ別観点では今の日本は音楽の楽しみ方がド下手になったとも考えられ、楽しむの基本は分析耳を最初から稼働させる様なもんじゃないんだよ。

確かにパフォーマー的には俺だって折角演ったのはなるべく聴き取り易い状態であって欲しいけど、曲全体やムードを犠牲にして迄そんなのは望んで無い。
これ俺が達観出来てるとかそんな高尚なのとは無縁で、先ず「良さげ」に感じて貰えないと聴こえる様にしてあったって聴いて貰えなくなるじゃん。

昔のは技術的限界からそもそも大体ですら全部聴き取れるが不可能だったから、黒観点では次善策で雰囲気だけでも尊守してた面も否定し切れないけどさ。
だが更に視点を変えると音響的には優秀で音楽的にはパーデンネンにしちゃうのって、制作スタッフの責任逃れにも見えなく無いぞ。

<つづく>

2022年9月18日 (日)

音楽備忘録1129 楽器Amp同士の組合せの話し②

初回は基本的な出力比の目安を述べたが、以前述の如くスピーカエンクロージャとその能率次第で実際に出て来る音圧にはかなりの差がある。
ので先ずは録音やAmpの最適設置が可能な状況限定で、スピーカの相違に依る影響を過去重複御免で綴ってこう。

これに際し条件を付けて限定した訳を先に話しとくと、指向性って別パラメータも影響力を持ってるからだ。
要するに設計次第で「音の拡がり方」が色々違うんで、同一距離・角度で聴いても実際に耳に届く音圧に相違があんねん。

せやけどオッサン正面で聴いとったら平気なんとちゃうなあんた、指向性の広いヤツになる程エネルギーが拡散するから狭いヤツより正面のは小さくなるん。
その代り指向性範囲内だったら音圧変化が僅少になり、これは狭い場所を最低数でカバーする目的のPAスピーカ等で既に採用されている。

残念だが宅のハコなんかが↑に見事合致してて、PAツィータの平均的指向角度30~90°に対し宅では100°もあるのを使ってるよ。
っても設置空間と予算がたった1つ分しか捻出出来ず、今時稀有なPAがモノラルって…。💦

それが楽器Ampでは構造と使用上の都合(隣接してる場合どっちからのか全然分からなくなったら大弱り)もあって、たまに店舖とかにある無指向性若しくは全指向性スピーカはおろか上述広角PAのみたいなのすら滅多に存在しない。
更に使用場所には無響室以外には様々な残響特性があって、これ次第でも最高だと天地が引っ繰り返る程の違い差が生じる。

のも後に筆者に余力が残ってたら掘ろうとは思うが、環境が千差万別過ぎるんで同時に扱っちゃうと訳分んなくなるだろうてのぉ。
そこで取り合えず音響スキルが無くても見分けられる箇所で行ってみるが、その1はスピーカの裏側が封鎖されてるかどうかだ。

空間的に開放されてても高域は後述の事情で裏面からだと得られないが、中域の拡散性はそうしとくと劇的に良くなる。
っても籠っちゃうんじゃしゃーないやんは確かだが、前面側でも高域は狭い指向軸から一寸でも外れれば忽ちその量が低下してるんでね。

観客優先時設置時の奏者耳への聴こえの平均は非指向軸上になる方が多く、それと比べてしまえば裏から音と大差無いのが実態なんだ。
ので観客のみならず合奏者にも配慮するには適した方法で、音響性能的には少し劣っても俺言い「音楽合奏性能」はかなり優秀となっとん。

尤も現代の録音水準だと録音時中低域の明瞭度やローエンドの性能に劣るんで、無観客でも後面開放型エンクロージャのは過去比だとあまり好かれなくなって来てる様だ。
只それも残響の極端に少ないハコやバラ録りも増えたからで、ほぼ単純に距離の遠近に応じた聴こえとなってくれる点で扱いは最も楽だ。

諸事情からBass用では絶滅し掛ってるので何だが、それ以外用途のでは後面開放型同士の組合せならスピーカの総合能率だけ気にしとけば大抵はバランスさせられる。
っても電力出力の値とそこの回路が球かそれ以外の素子かも無視出来んが、こちらの影響度はほぼ固定と考えて差し支えないから一度覚えてしまえば済む。

この件の内容は次回に譲るが、使用環境とスピーカエンクロージャの様々とその組合せはほぼ無限。
なのでこれへの対処の労に比すと、大雑把に覚えときゃ済むヤツなんて苦労の内には入んねんだ…と俺は思うんだけど。

<つづく>

2022年9月14日 (水)

音楽備忘録1125 楽器Amp同士の組合せの話し①

連想ゲーム的に次のお題って最近少しパターン化し掛ってるが、意外と何処でもあまり語られて無い様なので不肖乍ら挑戦してみたいと思いやす。
私的にはかつてバブルの残り香で一時期Ampeg SVTが国内業界でスタンダード化したのに、この問題のシンプルな解決策も含まれてた気がすんのよね。

以前述の如く音波の理論に従うと、ある音程の1オクターヴ下のが同音量に聴こえるには倍のエネルギーが必要。
ってのは空気の波の事情で自然とそうなってるだけで、段階1:何かを大きく動かすと戻すのにその分時間が掛かる。

段階2:大きく動かした分勢いが付くから、更に振り巾が自然と拡大する。
↑の時間とは周波数(長さ)・振り巾とは音波の波の高さで、具体的には波高がも時間も倍になるって寸法ね。

但し単位時間あたりの密度は半減してるんで、平均音量は1オクターヴ上のと同じになる訳。
なんて言ってもどうも分かり難いんで実在現象から抜粋してみると、悪戯坊主が無茶吹きするリコーダーのピーとかって凄くウルサいよね。

けど音程が高いからクソガキの体力でも出せるんであって、躓いて転んだ時の音はデブオヤジ(俺か…😢)がよろけたときより遥かに軽く小さい音しかしないやろ。
身近な余談でウチって俺は普段下界に居て、食事とかで呼ばれた時だけ2Fへ昇ってっててね。

その時ついでで肩や首の凝りをほぐすのに変な動きしたりしてると、本人には完全無害なんだけど少しフラついたりする事があるん。
そんな際の足音が妙に大きく響くらしくて、家族から爺さん今凄い音と振動があったけど大丈夫か?って…。

きっと幾ら平気って言っても、その内の何回かは「今のは絶対転んだな」とか勝手に思われてんだ。😢😢
っと云った具合に低音出すのって多分一般イメージよりもっと大きなエネルギーを要すもんで、↑の場合重さの他にコケそうなのを踏ん張ったパワーで余計大きくなってるんだろう。

今の俺に芸人みたいに体を張って実験する勇気が無いから証明出来んが、脂の乗った体だと実は転んじゃった時の方が音と振動は小さくなる時もあるんじゃないかな。
踏ん張れないで逝った時はその分エネルギーは減ってるんで、もしお宅に年配者が居たら音や振動の大きさだけで無事と判断しない方が良いかも。

ってな事って条件無しで実質的にバランスの取れるAmp組合せ例としては、GuitarとBass用だったら最大出力音圧がBassのは倍居るんす。
’80年代に石でもAcousticが大いに巾を利かせてたのも↑に適ってたからで、全盛期に最もプロに使われてたのは320Headと15inch×4の408エンクロージャだった。

これでプチ付記の必要性を感じるのがスピーカユニットの特殊配置で、一見巨大ではあるがダブルユニットのバックロードホーン型か何かにしか見えなかった処。
では残り2つは何処へったら、正面真ん中にあるダクトの天地面へほぼ向かい合わせで付けてありやんの。

明るい場所で現物を上手に覗けたら少しは見えるかもしれないが、只でさえそっぽ向いてんだから保護ネットの張られたままの画像では分からないのも仕方無い。
杜撰日記:かなり後年になって4つが信じられる様になった挙句、ちゃんと調べて確認取れたのは何と今。

それでいて忘れてた型番を確認したのは中坊時代に買った本と、冷房付人力車と扇風機すら無い飛行機みたいな異常な状況。😓
俺自身は数回程使った覚えはあるが観察する時間が無くてこんなんなってるが、スペック程特別音が大きいとは感じなかったよ。

人に依ってはその頃の「トランジスタ歪み」のを好むらしいが、球のより歪むと音が潰れるからその分無理は利かなかった。
ので物理的には出力300Wなんだが、Guitar Ampが球のだと130W前後のとで大体バランスする感じだったね。

因みにその頃のGuitar Amp出力は、Fenderの100Wクラスので135W・Musicmanのだとビルトインの1つの例外を除くと130Wだったからピッタシカンカンか。
と言いつつそうなってくれるのはスピーカ総合能率がイーヴンの場合限定で、Bass用スピーカユニットはローエンドを出す為に音圧が犠牲になってるのが多いんだ。

<つづく>

2022年9月 7日 (水)

音楽備忘録1118 今のRock系は小音量で聴くべきもの???➌

さあ困った今頃になってデジタル録音だとGuitar系(特にエレキ)が薄っぺらになると判然とした処で、環境全体がシフトしちゃってるから単純に戻せるもんでもない。
このデジタルに依る軽薄化案件、私的には太鼓や歌の方をもっと気にしてたのもあるんだけどさ。

実は太鼓では1に奏力2に楽器が俺の場合は主犯だったが、アナログテープ時代は明瞭度はおろか他パートを邪魔しない音にするのすらとっても困難だったんだ。
これが妙な話しだが要するに一面でそんな図々しい音だったから、存在感の弱体化を気にする必要が無かったんだろう。

歌にしても自分のじゃなく他人の図々しくない声質!?の場合限定で、こんな杜撰大王と組んでも平気な連中には弱体化の心配を要す人は少数派だった。
と色んな御託が一通り済んだ処で、個人的には今は大してGuitar音色に太さは求めて無いなんて言ったら大目玉喰らっちゃうかな?。

だが他人が聴いた際に自分の想定より存在感が弱過ぎたら色々副作用は少なく無さそうで、この手の問題にはやはりリアル合奏の日常的体験が不可欠だと思うんだ。
録音では一発録りじゃ無い限り、本来は音質の問題でも後からバランス補正で補えるでしょ。

それも箇所次第で増減させられるんだけど、リアル合奏で実用上許されるのは取り敢えず大体常時全部が聴こえる状態だよね。
それも観客(聴くだけの人)じゃ無く奏者同士の都合となるから、実音量よりも音楽的な過不足の方が絶対条件になる。

例えば大昔年長の知合いにやたらと無暗に超高域を盛りたがるGuitaristが居て、美しくないしウルサくて辛いしで周りは皆ホトホト参っててさ。
何がよりによって厳しいかって何せ中域すら極限迄削いじまうから、かなり大き目バランスを許さないと演奏内容(音程や和声)がサッパリ分からないんだ。

尤もかなり後になって熟考してみると当時彼は既にかなり難聴が進んでて、極端に劣化した本人の耳にはそうでもしないと全然聴こえなかった可能性が浮上したんだけどね。
これは相当特殊極例だがそんな風に、物理的音量と合奏適正音量ってかなり乖離するケースもままあるんすよ。

因みに↑極悪例では他パート侵食被害は最大級で、しかしLeadパートだったから辛うじて成立しただけでね。
そんでも元々アンサンブル限界を著しく超越してるから、例えばもっと音量を上げたいとかには全く非対応だった。

あな恐ろしや実際弾いてる最中のみギリギリセーフで、それ以外の時はハウリングしっ放しだったかんね。
技術面からの錯誤としては楽器倍音より高い帯域を盛大に盛ってたから、リズム的輪郭には多少貢献があっても真の明瞭度に効果が無いのも敗因だったろう。

って事ぁその逆を施せればもっと全然小音量でも良く聴こえる様になる筈で、それには俺言い「目立つ倍音」が鍵にはなるが周囲との連携はかなり流動的な面がある。
故にこの手の案件ではリアル合奏を連呼してるんだが、極小音量だけにフォーカスすると本来正しいバランスでは通用しなくなる。

しかし音楽自体が超ポピュラー系のでもある程度はダイナミックレンジの巾がある物なだけに、アナウンス等と違って適正より小音量で再生すれば聴こえない箇所が出て来るのは仕方無いもんなんすよ。
そのアナウンスですら俺言い「らしい米英語」だと実際には子音は殆ど聴こえて無かったりして、アクセントとの関係性で単語を想像してる事の方が多いって本国の人から訊いた事がある位だからねえ。

これも含めやはり悪環境対応にはシンプルなのが最適だが、デジタル由来の薄さ細さでこれが避けられちゃってんのかな。
いざちゃんとしようとしたら意外と困難だったからってのは分からなく無いが、ポピュラー系で聴き疲れするのを平気で作っちゃうなんて本末転倒だと思うんすがねえ。

<つづく>

2022年9月 6日 (火)

音楽備忘録1117 お気楽に電気楽器を楽しむ方法⓰

今日は専門の電気楽器と真空管の関係も含め大いに吠えるが、決して強制はしないが万人にゴリ押しはさせといて貰いま???。
他の項でも既に耳タコにしてるのに何で又っつうと、極限状態に置かれた時程その差が分からざるを得なかったからなんだ。

過去述の通り機材バランス的にかなり楽器Ampの導入だけ遅くなった原因でもあり、しかし魔代用当初は既に球ヲタだった俺ですら全く予想外の展開だったのよ。
勿論各個の好み次第で影響力に差があるだろうには気付いてるが、最近頻述の特に反応の面でどうにもカバーし切れない部分があったんだ。

近年のアクティブ回路内蔵タイプだと変化量は減るのの方が多いんだけど、電気楽器って音響的には所詮Lo-Fiな存在なんす。
確かに音響技術面だけなら今はもっとHi-Fi化も可能なんだが、現況ではそうしちまうと劣化版電子楽器みたいなのへ近付くだけにしかなんなくってさ。

楽器として認知され出した頃って周りは生楽器天国で、もしホントに「唯のLo-Fi」だったら普及しなかった筈なんだ。
実際私的ブランド趣味(Rickenbacker)で掘ってたら、第二次大戦前に既にViolin族のElectric化を実現してたんだそうな。

エレキViolin・エレキViola…と可能なのは何でもエレキのでオケ迄作って、ツアーとか演ってた時の写真なんてのが何処かに載っててね。
にも拘らず表舞台からは一旦姿を消したのは、初期のは今主流の圧電PU(ピエゾ)じゃ無く電磁誘導PU(エレキGuitarのと同じ)だったからと俺は見ている。(リッケンのなんてViolinやContrabassにも例の有名なHorseshoeタイプの付けてんでやんの)

發弦楽器より擦弦楽器は何せ普段は擦るんだから、生だったら高い周波数の成分が沢山出せる。
ってか下手が擦ると音程感僅少で油切れした蝶番い紛いのしか出せない位で、その象徴的な帯域が電磁誘導タイプじゃ原理的に拾い切るのが困難なのだ。

それがGuitar・Bass・Piano・Organとかだったら、生とは違うが捨てる程酷くはならなかったとな。
その原因は楽器の特徴的な音の出てる周波数帯域が、擦弦系より低い処にたまたまあったから。

但しそれで聴き続けるに堪え得る音色にするには仮称「艶」成分が最重要で、方向的にはオーディオとは真逆な奇特Hi-Fiが要求されるんですよ。
これ換言すりゃ音響的には明らかにチープなのに、それなりに「立派な楽器」に聴こえなきゃ駄目って中々無理難題紛いな話しだわさ。

その典型に近い状態を、前述魔代用球でたまたま実体験しちゃってたん。
ので体験中の当時は何の意識も方程式みたいな発想も無くて、唯単にまあまあそれっぽく聴こえるから良いかぁなんて杜撰の保守本流を地で行ってただけなんだ。

それからあちこちで色々石も含めの体験が蓄積し、今頃になって振り返ってみると思ったよりは悪く無かったな~なんてずっと後になってからそれなりに印象に残ってたのが分かってね。
残念乍ら今の日本では身近に余った球機器が転がってたりゃしてくれんが、その位球かどうかの影響って大きかったって事なのよ。

又この件で付記必須なのが効果がじわりな処で、相当長く体験しないと実感が難しそう。
一応その筋の専門の俺でこんなに掛ったんだから、未体験の人だと問題にすら感じないのも無理も無い。

しかしだからこそこんな所でもしつこく吠えてる訳で、崖から落ちそうになってるみたいなのを黙って見てられないんだ。
と言うか恐ろしい光景が目に入った際ニュートラルな心理状態だったら、何かしらの反応をしちまう方が自然じゃない。

<つづく>

2022年9月 3日 (土)

音楽備忘録1114 今のRock系は小音量で聴くべきもの???➋

今日は前回出the peggiesの「君のせい」のギターサウンドを生贄に他のへも拡張してくが、全体のサウンドとしては俺も全く他人事では無かった件だ。
失礼乍らSolo部の演奏内容以外は申し分無く、重ねたののアイデアややり方自体は寧ろ秀逸な位だった。

だが聴く回数が重なってくと少なくとも俺の耳は意地悪な椀子そば状態に陥り、その原因を探る中でGuitarの音色の細かさってぇか薄さが不味かったのかと感じ出した。
そこへ俺の思考が到達するのに3つの段階があって、前回述の如くその1は今本邦のと自作過去作品の比較だった。

その段階では自分の方のにだけ何となく冷たい淋しさみたいなのが感じられ、しかしそれが無い方のは代わりに眠くなっても寝かして貰えないパーティーみたいな嫌味があった。
次のその2は自作のでもテープ録音時代のを聴いた時点で、残響はもうデジリバだったからそれ由来の淋しさはそのままだが各パート自体の音の存在感にかなりの相違が再確認されてね。

ここでのプチ私売りは奏者・場所・GuitarとそのAmp等が完全同一な処で、サウンドの差はほぼ録音方式だけのせいなのに確信が持てる処。(進歩が少ないと云う見方もあるが…😓)
トラック数の関係も手伝ってテープのの方がGuitarの本数も少ないが、空席感みたいなのはデジタル録りのの方が遥かに上だった。

そして駄目押しとなったその3が更に後で聴いた頭脳警察のハイエナとテープ自作との比較で、これなんかGuitarは殆ど重ねて無いのに器楽音の不足は全く感じられなくてさ。
残響だってVocal以外はほぼ無しなのに、淡泊とか退屈は多少あったとしても細い薄い頼り無いなんてのは全く無縁。

杜撰大王らしくGuitar1本についての存在感の差は今日迄殆ど気にして無かったけど、こうして聴き比べたら自作のだってデジタル化率の高いの程数入れてるじゃないのよ。
これを素直に受け入れると現行デジタル録音には、予想の遥かに上を行く弱点があった事になる。

実際俺みたいな古株(テープ時代体験者)には困りものではあるが、そもそもはテープ代の高騰でデジタルへ全面移行してんだよね。
その証拠に何時かテープが値下がりしたらと思って未だにオープン8トラは持ったまま、って一説には売り損ねただけって声もしなくはないが…。

でもこんなのは他の誰にも共通だし、深堀りすると録音機だけのせいするのはお門違いなんざんす。
それが収音方法のOn Micで全ての目的では無いが、元々はどうしてもボケるからってんで段々近付けてってたんだよね。

尤も他所様でだってウチのハコ同様録音場所の天然残響を使わない設定の所が多いから、そう簡単にOff Micにする訳にも行かないだろうけどね。
けどエレキ自体は今だって殆どのはOn Mic様専用になんてなってなく、現実より明瞭な音で収音する必要は最早とっくに消失してるのになんだわさ。

だがそれが少々面倒化してるのと、そんなのを必要最低を下回る音量で掛けられたらそりゃ内容が良くは聴き取れなくなる。
しかし必要最低を下回りゃ例え耳穴に突っ込んで聴いてても、軽い咳払いの1つでも途端に音楽の方は何も聴こえなくなるのよ。

それからすると俺自身も含め結局は提供側のエゴ、淋しい人じゃない・折角演ったのは全部聴かせたい等々が過剰なのかも知れない。
当初は一種の自衛策のつもりだったかも知れないが、平均音圧・明瞭度・音数諸々のどれも過剰にしちまっちゃお終めーよぉ。

どんな過酷な環境下でも全部聴こえますサービスと銘打っても、聴き方の自由を阻害すればマイナスの方が大きくなるねん。
わざわざ手間暇掛けて作品を駄目にするとは、ご苦労さんな事ったね。

<つづく>

2022年9月 2日 (金)

音楽備忘録1113 お気楽に電気楽器を楽しむ方法⓯

コロナ第7波の影響でPC師匠宅訪問を自粛中な為、新展開の見込みが暫く途絶えてしまった。
そこで過去述との重複も少なくないが、俺が今迄に実体験して来た代用の色々を前より多角観点で記してみたい。

それに際し体験実情から唯の演奏と録音時に分別するが、案外録りの方が実はハードルが低かったんだ。
そりゃ正規録音にだったら異形としてしか使えないけど、メモ録りとかだと録っとけないよりはかなり酷くったってマシだかんね。

俺の場合作曲時に特に昔程鍵盤よりGuitarの方が多かったのもあって、音程が同じでも何弦で弾いたかみたいな情報が結構必要だったんだ。(極最近はメモでも記録は打込みが増えたが)
ってのもそうしとかんと後で続きをって時に、最悪移動し切れない距離とか直後に繰り出すのが困難な指なんて問題が起きるからだ。

ので流石に今は頻度こそかなり減ったけど、どんなミスマッチ接続になろうとも忘れて困りそうならハイパー魔臨時でも躊躇わず録っちまうのよ。
それとは別に上記で正規には異形扱いって書いたけど、その扱いが実現したのは正規に堪え得る機器が揃ってからでさ。

俺の場合は単に懐事情だけだったが、初心者の内だと自分には最低何トラック必要か等色々未判明な処があったりすんじゃん。
人夫々で新規機材の導入方法は自由ではあるが、ある程度実際に試してからでないと自分に合った形とか中々分かんない。

って事もあるんで初期には手持ち機材の魔用主体で、道具を揃えるより魔でも録る方が先になってたんだ。
その時点で楽器Ampは未所持で…って、正確には当時としては小型のBass Ampは買った後だったんだけどさ。

そっそれが録りを始めるより前にブッ飛ばしちまったもんだから、兎に角無い訳さね。
そこへ持って来て当時の外での普段の担当はBassでGuitarはサブだった関係もあって、歪み系ストンプすら持って無かったん。

過去述の通り球のオープンリールテレコで一応の代用になってたのと、他所で試奏した石の拙さが自分には到底堪えられない位は気付いていた。
のが今と違ってその時点では球のストンプが未発売だったんで、結果的に電気楽器の音色生成をする機器がほぼレス状態になってたん。

で最初期にはMixerもEQも無かったが、幾らも弾けやしなかったんで魔代用多重録音機たるステレオカセットデッキ×2に搭載されてた左右別録音レベル調整ツマミだけでなんとかしちまったんだ。
但し再生レベル調節ツマミは2台とも付いて無かったんで、パッシブ型のバラックMixerだけは割とすぐに自作したけどね。

そこから必要に応じてストンプグライコとか徐々に増えてったんだが、Ampについてはその爆音が障害となってマトモなのを買ってからも中々本式には使えなくて。
加えてそんな日常では付随して本格的なMicだって無く、そうするとリアル収音では好みや所望の音色にするのがとっても困難でさ。

でインピーダンスのミスマッチングを無視して、特にBassはかなり後々迄Line収音にしてたんだ。
その音はってばそりゃ幾らも冴えないもんだったけど、Line正規のBuffer→DI→デジタル録音機のでも変になっちゃった時のよりゃマシだった。

そんなの音響的には明らかにプアなんだが、弦楽器の音じゃ無くなる事は決して無くて。
今再分析するとその原因は俺言い「ハイインピ反応」だけは堅持されてたらしいからなんだが、シビアに見れば低レベルの音だから細部なんてちっとも気にならなかったとも看做せなく無いがね。

只何れにしても音色の楽器らしさ不備に翻弄される事は無く、作品や内容に集中し易かったのは確かだった。
んまっ今更わざわざ変で劣った真似する事ぁねえが、オーディオと音楽では良い音の条件がかなり違うんだってのだけは誰にでも…。

<つづく>

2022年8月30日 (火)

音楽備忘録1110 今のRock系は小音量で聴くべきもの???➊

こないだ迄ここでやってた「音質の硬い柔らかいの真実」と多少重複するが、近回別項で披露したB級アニメのテーマを暫く聴き続けたら妙な疲労に襲われてさ。
幾ら俺が本来の対象年齢から大分上にズレてるにしても、元々年寄りでも大丈夫なセレクトになってたんだからねえ。

それにもし音楽家オンリーだったらどうか知らんが、録音屋・音響屋兼業の俺には音質や音色が駄目過ぎるのは選外になってるのに。
そこで改めて分析し直してみると…って、実際はたまたまその後に自作品の幾つかを聴いただけだったんだけどさ。😓

してどんな差があったかったらそらあなた俺様のとそんなのじゃ…は無関係で、先ず気になったのが「隙間」だったん。
良く云や近年本邦のは「息付く間も与えぬスリル」満点だが、商品詰め放題セールじゃあるまいしやり過ぎちゃってんだよなぁ。

その結果俺様みたいに音楽には従順な聴き方をすると、息を吸うの連続で吐く場所が見つからないとでもいった感じでさ。
編曲家・プロデューサ観点で分析しても特に問題は見当たらず…、っと思いきや時間的聴野を拡大してみたら難有どした。

最近耳にしたので↑の対極にあったのっつうと頭脳警察のハイエナなんかが典型的だが、悪く云や多少の退屈感を強要する様な箇所があった。
歌の2番と3番の間の伴奏小節数が他の倍になってるのに、半分の1番と2番の間よりこれと云った遊びとかが何も入ってねんだ。

そもそも基本楽器パートはGuitar3ピースな上、そのGuitarはリフしか弾いて無いしねえ。
だから次に何が飛び出すかなんて期待してるとかなりスカされちゃうし、劣化今本邦J-Popに挟まれて掛ったら実に淡泊な事この上無い。

但し良く聴くとDrumとBassには地味目で短時間のばかりでも、随意の遊び要素はあるし歌にはそれなりに奇声等も入ってる。
なので遊び追放って訳でも無いが、隙間が生じるのは全く気にして無い風なのだ。

実際聴き回数の少ない内はその淡泊さに若干違和感を覚え、或はこっちが隠し味を聴き洩らしたのかとも感じてたんだけどさ。
回数が二桁を越し始めると見事な迄に形勢大逆転、詰め過ぎ君の大きな弱点がハッキリ見えて来たん。

折角の退屈させない工夫も聴者がすぐに過労になるんじゃ、逐一拾ってなんか居られなくなるんだよ。
俺言い「分析耳」で聴いててすらあそこってどうしてたっけみたいなの以外は、眩しくて目瞑っちゃったからもう何も見えんみたいに聴けなくなっちゃってんの。

今の詰め過ぎ君単体の初耳時とマクロ比較では、明らかに今のの方が良さげな印象だったんだけどねえ。
あっても平気な隙間を全部埋めるとか必要以上の明瞭度をどのパートにも与えたせいで、全体のコントラストが強い方にだけ偏っちゃってん。

多分かなり前に提示したthe peggiesの「君のせい」って曲では、第一印象はどの楽器も音色も中々良かった。
どれもそんなに硬くも無いしRockらしいし…、けど悪い意味でパワフル過ぎるのが段々引っ掛かって来てさ。

Drumのサウンドが全盛期のAerosnmithクリソツなのも好みにはドンピシャなものの、ガールズバンドで本人もしなやかな叩き方をしてるのにその方面の良さは完全に殺されちゃってる。
更に聴き進むとGuitarもどうも近似な処があって、一歩間違うと若き日のBruce Springsteenがヤケクソになってクドくなったみたいな…。

わざわざガールズバンドスタイルでやってる位だから決して本人達は女を捨てたりゃして無いんだろうし、多分プロデューサやエンジニアに恵まれなかったんだとは思うんだけどね。
一口にパワフルっても質その他に色々バリエーションがあるもんだし、独自性や個性を反故にしたんじゃ意味ないと思うんだけどなぁ。

<つづく>

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