音楽備忘録2280 Drum椅子と座り方⓮
杜撰大王激奨ペダルのLudwig Speedkingは値上げと入手性悪化で苦しいが、なるべくなら一般論と実態が真逆の癖が無く基本となる様なペダルを先ず使って欲しいもんだ。
是又一般論では奏法との関係がクローズアップされてるが、体験からスローンの位置と座り方にも大影響があるのをここ数年で痛感したん。
かつてみたいにシングルペダルで馬鹿みたいに音数多く踏むのがレアになった今だが、壊れないペダルって見方を変えりゃ脚足や太鼓が先に壊れる可能性があるってこった。
数を大して鳴らさんから分からないんだろうし、ペダルはバチより高額だから実際簡単に壊れちゃ困るんだけどさ。
しかし本当は非屈強ペダルだったら肉体も含む何処かどれかを壊す様な踏み方・座り方をしてても、それが分かり難いのは決して健全とは言えねんですよ。
等と言いつつかつては杜撰君それが最も分かって無かった口で、その一端にパートタイムDrummerで数時間連続演奏する機会が殆ど無かったからかも知れない。
確かにここぞの一発で他を圧倒出来たら素晴らしいが、それが幾らも続けられないのだったら非実用的なんだ。
アマチュアで思っただけ叩けない環境に置かれてると実感し辛いが、そうして体力・筋力を無駄に使う悪癖が定着しちまえばプロへの道は益々遠のく。
新規で雇うプロ側として緊張で大汗をかく人なら未だしも、大した労力じゃ無く叩ける筈のでそうなってたらねえ。
ウチに入れても途中でバテそうと思って、そんな奴には誘いを掛けないですから。
この事は平均的Live時間にも表れてて真のワンマンLiveが開催出来ない内は、既に出来てる奴等よりやっぱり公演時間が短い。
そこで代案としては例えば休日にずっとDrumに座って過ごしてみるとか、更には今迄のSnare位の高さの机の前に普段の高さのスローンに座ってみる等だ。
個人練を半日以上継続してみるのも悪かないが、リアルアンサンブルでしばしば起こるハプニングとか予想外の大盛り上がりが殆ど期待出来ない。
杜撰君Drumではやった事が無いがBassでは類似体験があり、かつてピーク時には何をするにも一日中エレキBassをストラップでブラ下げていた。
それも食事をする時ですらで、とは言え流石に風呂やトイレタイムではしてなかったがね。
知人でプロになれた人にこの話題を振ると、過半数が似た様な体験を持っていた。
そんなのから学べるのは自身に無理の無い姿勢が知れる事で、その端的例としてGeorge Harrison初期のギターの構え方が思い起こされる。
Rockの一般慣例からしたら彼のは変に高目だったが、あれ位にしとくと座った時も高さが変わらない。
すると自室で座して練習してる時と本番で殆ど同じ位置がキープ出来、練習で出来る様になったプレイの本番での再現度が恐らく最高潮になったんだろう。
まあこれはレアケースにしてももし高さや位置に無理があれば一日中続けるのは厳しく、少なくとも現状が自身に最適では無いらしきがしっかり知れる。
今の時代何でも時短で合理的に進めるのが最善と思われてるが、こんなのみたいに一部には未来永劫時短と相性の悪いのが残ってんだ。
但し案ずる事なかれ長時間可能って事ぁそれをする労力は、ある程度正しい範囲に収まってれば飛躍的に軽くなるんだ。
-つづく-





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