Ludwig Speedking

2023年12月 1日 (金)

音楽備忘録1568 Speedkingの安定度➍

前回末端の言い草だと素人には不要な風だが、私的には全然そんな事ぁ無いと思ってるんだ。
その原因は堅苦しい言い回しだが、教育効果となって後に現われるからなのだ。

一般学習では受験合格だけの目的に特化したのと基礎力向上を重視したのの差で、今時は失念してる人が随分多いが学校出た後に前者じゃ幾らも役に立ってくれないんだよ。
その典型例が高学歴で博識な筈なのに、研究者や博士への道へ進まず『正確には実力不足で進めなく』なって政治や金勘定だけの分野に流れた連中だ。

奴等確かに凡人よりは一見利口だが学びの偏りが酷いんで、時々幼児でも分かる様なのを大間違いしやがる。
学問に古くは「博学」っつうのがあって、各分野の知識を上手に駆使するにはこれが足りないと駄目なのよ。

今劣化本邦の最低スペックの政治屋は短絡的に大金持ちに儲けさせりゃ、国としての経済が上がるなんてあり得ない夢をみてる。
が多勢に無勢って言葉がある様に、原理的には最も貧しいヤツを底上げしなきゃ駄目なんだよなあ。

この場合偏り→狭隘視野→大事な部分を見落とし欠落があるから、当事者には自らの過ちが全く見えてねえのよ。
それがたかだかドラムペダル如きでも同じ処があって、「嘘の反応」をするペダルを普通とか基準と思っちゃうとさ。

掛けた費用と時間分の学びが得られなくなって、誰でも一様に損しちまうんだ。
しかしこの件で厄介なのが一定レベル以上に到達出来た者にしか実感出来ない処で、今は連吠えしてる杜撰大王だって中古を買って数年間はこんなにハッキリとは分からなかったんだ。

現状あまりにも多くのが「こっちが普通」って顔して巾利かせてるもんだから、連続Slideや足首Doubleを習得出来る迄は確たる証拠も無かった。
日本では戦後長年サラリーマンを中心にして教育も習慣も構築して来てるんで、恐らく海外よりこの嘘発見が遅れてるんじゃないかねえ。

欧米と比べるとその辺に転がって余ってるケースが圧倒的に少なく、あっちじゃ孫が始める際にじいちゃんのお古からなんてのが珍しくないそうだ。
だがじいちゃんと同じじゃ嫌、孫世代特有のにしたいなんて処から表面的にはスピキン以外の常用者が多い。

けれどじいちゃん死んじゃったし家族で他に要る奴も居ない等で、自宅では所持したままで随時で上達具合の確認等には継続使用してるのが結構居るのよ。
これって昭和時代にまことしやかに言われてた、外人パワーは桁違いのこの分野での真実なのよね。

野球等一部スポーツで当時は露骨な体格差もあったが、身長や筋力で勝ってる日本人が全く居なかった訳じゃ無い。
前々回の「従兄宅で」には続きがあって、今回はシングルストロークの速さが話題に上った。

こっちじゃ従兄を始めスピード≒器用な傾向があるが、海外じゃそんな縛りは全く見られなかった。
必要な速度が得られるなら奏法なんて2の次で、っても音色的にフィットするかはこっちよりかなりうるさいみたいだけどさ。

要するにベーシックの鍛錬に余念が無いんで、割かし環境変化等に強いんだ。
それがペダルで今日に於いては「足首だけで踏めるか」に現われてる様で、これを色々に試すにはバネが強過ぎたりヘビー過ぎては限られてしまう。

つまり今劣化本邦では必要性の無い人迄、脚踏みばかりが得意っつうか慣れ過ぎちゃってんだよ。
それも足首踏みとの相違を、殆ど認識出来ずにさ。

=つづく=

2023年11月23日 (木)

音楽備忘録1560 Speedkingの安定度➋

続いてはもうすこし理性的に安定度を論じてくとして、Speedkingの不安定っぽさの正体に迫ってみよう。
リッケン等にも似た処があるが、強弱(音量)だけじゃなく音色も広範に随意で変化するからなんだ。

生Pianoで言えばハンマーフェルトが絶妙な状態にあるのみたいなもんで、この点で現行のデジピは全然生に追従出来ていない。
確かにClassic系のソロのよりゃ無用の長物かも知れないが、例えばBright・Normal・Mellowの3種類に音色が限定されるならDrumだって生である必要は無いでしょ。

その人が使うのが仮にfff・ff・fだったとして、その際上記設定が変えられなきゃ「その人固有の音色」は出せなくなるある。
そしてその加減って
ぇのがリニアとも限らんし、人数分だけのパターンがあるだよ。

ほんでもって実際のペダルにはビータの種類や長さ・バネの強さ迄千差万別なのだから、とてもじゃないが電子楽器のプリセットみたいなのは困難且つ実用的じゃなくなるんすわ。
それと音色案件で付け加えときたいのが、「電子ドラムとの二刀流」の人の少なさがとっても気になるんだよねえ。

エレキの人がアコギを弾くのって極普通で、どんなに苦手でもコードでジャカスカ位は実際出来ちゃうでしょ。
ピアノにしても絶対デジタルのしか弾けないって事ぁ無くて、生に不慣れだと時に普段の実力の1/10になっちゃったりゃするがね。😵

ちょいと大袈裟に言やスピキンの安定度を忌み嫌う奴って、もしかして「Drumは古くからあった生楽器」なのを失念してるんとちゃいまっか。
Grand Pianoより遥かに歴史は古く、確かに今の形態やペダルは後年の登場だけどさ。

それってClassic Guitarでピック弾きしてるのと似た様なもんで、そのピックがMetal以降の分厚いヤツだって状況に依ってはアリざんしょ。
人次第で色々な考えはあるだろうが本来は指で弾く物とすれば、ピックが撓らなくても指関節や指先が硬い人なら似た様なもんな筈。

杜撰大王は何時だっていい加減ですぐ楽しようとしてるけど、エレキ・アコギじゃなくわざわざガットを使うなら下手隠蔽より固有性を優先するさね。
ピックに拘るならアコギのネック寄りを弾いても似た音色は出せるんで、弾き方の相違に依るニュアンスの差を大事にしなきゃ損ってもんよ。

ってな按配でそんなに安定度を気にすんなら、今時生ドラムなんて使うのが愚かなんじゃないかな。
電子ドラムで感度巾を狭くしといたのには、安定度に限ると到底太刀打ち出来ないから。

百歩譲って視覚的ナチュラルさがってんなら、動画や画像でだけ当て振りしときゃ良いじゃん。
ってか生ドラムでだって大昔みたいに、画と音を同録するのは珍しくなってるでしょ。

でそんなのを気にしてるっつうのは、腕前を常時盛っときたいって事になる。
このご時世で盛りは半ば常識だから、人前でそれをするのは否定はしないよ。

だけど練習時にも現行殆どの俺言い「腕前盛りペダル」を使ってたら、「普段より盛る」のは無効化する訳ですよ。
劣化本邦の足技(特にシングルペダルでの)の進捗停滞がこんなののせいだったら勿体無いし、何よりアナタの成長を妨げてるんじゃないすかね。

=つづく=

2023年11月19日 (日)

音楽備忘録1556 Speedkingの安定度➊

杜撰大王の気紛れと記憶力の拙さから唐突だが、したたかに気にせず行ってみよう。
本日のお題は過去にも散発で記してるが、なるべく纏めるのと他楽器で近似な性質のあるのも付記しませう。

一部Jazz等を除くポピュラー系で、今はドラムペダルに安定度が高いの程好まれている。
劣化本邦ではやたらとコンプるのもその一端で、この点では下手すりゃ並の人力よりチープな打込みの方が評価される位なのかも知れない。

バスドラペダルでも単打中心・比較的簡単なコンビネーションフレーズすら滅多に使わないとか、歌物伴奏で機械並に一定で構わなきゃ俺言い「On/Offスイッチ」みたいな方が便利だろう。
大体こう楽器の電気・電子化率が高くなると、強弱等の表現巾より確かに安定度の方が先に気になる。

してこの面では開発時代の価値観が全く違うから、Ludwig Speedkingはあまりお呼びでない。
これはエレキでもオリジナルタイプのFenderや、Rickenbackerにも近似傾向がある。

が踏み慣れ以前にエレキとスピキンの使用状況には少しばかり違いが出てて、その原因はアホみたいだが恐らく「スピキンにだけボリウムツマミが無い」からと見た。
又エレキの場合本体からの出音はかなり小さいんで、コンプや歪み系ストンプを通ってからの音だけを聴くのも簡単だ。

これ等も相まって敬遠されてる節があるんだが、ヘビーユーザーとしては「気にすんな」と言っておきたいのだ。
実際のアンサンブルそれも録音の本チャン等では、Pianoに生Grandを使ったりすらぁね。

だいいち歌物では表現巾最高にして安定度最低の、肉声と云う音が必ず加わっているのだよ。
Pianoで粒を揃えり歌を安全圏に持って行くのってかなり大変で、音響技師としてはコンプじゃ足りず最早「切り貼り」乱発したいorしなきゃ困難な状況だ。

かなり暴論だがドラム以外のも大多数の凡人の生音は大して安定なんかしてないが、バスドラは最も音がデカいから悪目立ちし易いだけなんすよ。
拙者は前々時代(令和←平成←昭和)人の自覚もあるんで化石らしく楽器も古いのを…確かにそれもあるが、それだけの理由で何でも旧時代のを使っとる訳じゃおまへんのや。

それ相当の演奏力を常に要求されてはしまうが、より奏でた通りの音が出るからそんなのを引っ張ってるんだよ。
要はプラス面かマイナス面のどっちに目を向けるかで、折角少しは上手くなれたらそれを余す処無く出したいじゃんか。

これが公共交通機関とかだったら完全無事故一択なのも分かるし、普通の多くの仕事だったらやはり失敗はなるべく避けたい。
けど今更機械だけでも一応奏でられるのをわざわざ人力でとなると、間違えないより失敗を取り返したりする場面こそが貴重なんじゃないすかねえ。

っと強烈に訴えといて何時もの様に、誰かに強要する気は全く御座居まへん。
唯そんなのをもし気にして尻込みしてるなら、それについてはハッキリ杞憂に過ぎないのをお伝えしときたいのどす。

=つづく=

2023年8月12日 (土)

音楽備忘録1457 ヘッドホンの音質について➎

今回もニッチ道まっしぐらで、万人にはあまり役立たなさそうな実機ゴリ推しと洒落込もう。
って本当は大いに役立つのが望ましいんだが、登場があまりにも古いのでそこが悩ましい。

杜撰大王の鉄板としてはバスドラペダルならLudwig Speedking、超爆音専用設計のヘッドホンならKOSS PRO4AAが孤高の一択だ。
何度でも誤認防止に申し添えとくが、絶対的な理由さえ無かったらオラぁ古いのは大っ嫌いだ。

古いと大抵は新しいのよりトロかったりするから、もうそれだけであっち向けホイなのだ。
実際スピキンや↑後者俺言い軍隊ヘッドホンのデザインの古めかしさは、大して気に入ってなんかいないですぜ。

けどゲスに比喩すりゃ彼女欲しくて探したら、外見の良いのは皆実は男で駄目だったってな按配だったんだ。
両刀使いだったら良かったが俺のそこはクラシックタイプなんで、そうなったら見込みゼロなんざます。

さて再三に渡って骨董品を登場させた魂胆で今回は、何処迄歪まずに超爆音が出せるかから行き着いたんすよ。
実は昔のKOSSにはスピーカのTANNOY同様一寸風変りな面があって、定格出力での歪み率が公表されてるんだ。

他ブランドでもハイエンド機種の一部にはあったけど、この2社かつてはどんな廉価品でも全公表してたんだよ。
っと言ったって測定基準等が今の方が厳格になったから、鵜呑みには出来ないがね。

近年はどちらも広告効果が脆弱だからか、一々公表しなくなったのは残念至極だ。
で昔はどっちも高額だったので意に介して無かったが、縁あって3つとも入手して使い続けてみたらわざわざ公表してた意味が良く分かったんだよ。(スピキンにはそんなの無いけど💦…)

具体的には極小音量時は特に歪まない感じはしなかったんだが、音を大きくして行くにつれなる程普通のとは少し違うんだなってね。
一般平均と比べて歪みの増加がとても緩慢で、一寸良いヤツでも限界に近付くと急に破綻したりするのにそれが無い。

それがKOSSではうっかりしてると耳限界を、TANNOYでは耐入力を越す位…って危なっかしいとも看做せるがそんな調子なんすよ。
現にTANNOYの方じゃCPA-5って安物のウーハとエッジの接着部が剥がれ、まあプチスキル所持者なら簡単に自前修理出来る程度だったんで胸を撫で下ろした次第で…。😅

ので逞しく無いTANNOYの方は無法爆音系!?には最適じゃないかも知れんが、アベレージ音量が大き目でも平静な音質を維持してた点は大いに着目に値すんねん。
で本命のKOSSってブランド全体としては最も早期から「ちゃんと低音の出る」だったが、PRO4AAに限っては普通の音量では何だか物足りない感じがした。

のが段々大きくしてって超爆音になると、俄然らしさが現れた上高域も足りるだけは出て来たんすよ。
ほいであーそうか、これが真性超爆音専用設計ってもんなのかってな。

他のだって技術的には年々向上してるんだけど、そのリソースアップ分を別の処へ持ってっちゃうんだよなぁ。
軽く小さくオサレにとかで、超爆音ニーズには僅かな遮音性向上程度で蚊帳の外にされちゃってんだよなぁ。

+つづく+

2023年8月 5日 (土)

音楽備忘録1450 杜撰大王式バスドラ安定方法➍

本項全体の補遺と技の精度の話しの残りで、延長戦に突入だ。
だば早速補遺からだがそれは録音と打込み等についてで、記事カテゴリーにずっと入ってたのに言及が無かったのについて。

凄くダイレクトに吐露すりゃ入り切らなくなっただけだが、別面でタイミングを図ってたのもあったんだ。
録音については生耳だけで分かり難かったら録って聴けなんだけど、擬似Band利用に限っちゃあまり常時録り聴きするのはお勧めじゃねえんすよ。

その意図はリアルタイム能力を優先的に高めて欲しいのと、今時ゃ完成形の録音作品では加工度高目でかなり生耳と乖離が出て来たからだす。
バスドラにはそれ用Micが構えられてるのが控え目に言って95%以上(もっとかな?)となとると、生で聴こえないのを聴こえる様にするのだっていとも簡単楽勝だ。

つまり録音なら平気で生だと全然駄目って場合がある様になったんで、技の精度を必要なだけ上げるのに多分そんなのじゃ足りないだろうっての。
因みにこの項では技は足脚Double限定で話してるが、生でも録音でもOKにならないと中途半端じゃ使い辛くてしょうがないんじゃないかな。

さて一旦打込みの方へ行っとくと、音楽の都合≒聴感最優先にしとかないと思わぬ箇所でマスクされてたりするのよね。
俺現用の古典チープソフトでは音量を限界迄上げても駄目な時があって、現代平均レベルなら恐らくそこ迄酷くはならんと思うけどさ。

万一これが起きたら聴こえる様になる迄、他を全部下げるなり何なりしなきゃなんなくなるからね。
そんな際はうわぁついてねえわとは思うものの、狙った通りにするには地道に頑張るしかない。

ほんでもしそれが人力で演れちゃう様なら一発解決する訳で、それにはマージンも必要なんすわ。
音の(アンサンブル)巡り合わせがたまたま悪いと、普段の倍頑張っても足りるかどうか分からない。

っと言ってもこっちにも限界はあるんで最後は他パートにご遠慮願うしかないが、単打の時とほぼ同程度位は随時加減が出来た方が良いんだ。
俺の場合自身の研鑚不足もあるが足首主導系では、Speedkingと云うペダルがかなり助力になってんだ。

バスドラでペダルを介する以上は、奏法マッチ度も全く無視出来ねんです。
録音のバスドラトラックで2つ踏んでるのが分かるだけで良きゃ別も、生耳やアンサンブル内で大体聴こえる様にするには足首踏み想定の殆ど無いペダルじゃ流石に厳しいよ。

私的には足首踏み専用で脚踏みでも途端に壊れたりはしない程度、のが足首主導主体の人には本来は必要だと思うな。
どっこい巷の現状は足首踏みに不向きなペダルが主流でいて、奏者の方はSlideより足首主導の方が主流なんだから皆無理な相談をしようとしてんのよ。

=つづく=

2023年8月 1日 (火)

音楽備忘録1446 杜撰大王式バスドラ安定方法➌

さてこの目的での俺言い擬似Bandの詳細へ進むが、俺現況では「バランスする筈の楽器群音量」をデフォにしてるんだ。
具体的には楽器等を過去組合せ例ほぼそのままにやってて、実際には最大音量は必ずしも出して無かったかも知れないけどさ。

PA非常用の当時普段はお互いに譲歩してても、テンションMaxになったらワイルドなRockerは出せるだけ出した者も少なくな
かったろう。
そんなんになってもギリギリバランスしてくれる組合せが、王道となった訳っすよ。

実際宅のもかつては貸スタジオや他人のレコーディングもしてたんで、それに配慮して誰がどう使っても大抵は破綻しない組合せにしてあったんだ。(実は偶然なっただけとの説もあるが💦)
俺様の処に比べりゃ従兄宅のは石の紛いもんで大したのじゃないが(スンズレイ)、Livehouse営業時の流用が殆どだから大昔の安貸スタジオみたいに酷いバランスにはなってない。

尤も従兄は太鼓だけ例外で他の爆音には耐性が低いんで、生徒には未だしも自身は擬似Bandを殆ど実施してないみたいだ。
それで俺的には余計に足の音量バラ付きに悩まされた気もするが、そもそも彼は足下手だったんでどっちのせいかはハッキリしない。

但し苦手×やってない≒音量の安定度が低いのは確かで、っても手下手の俺がBackbeatのSnare以外練習に無頓着なんだから他人の事言ってらんないんだけどね。
んで戻るがそう云う趣旨なので、DrumはDrummer耳で辛うじて聴こえる位に周りを大きくしとくんでやんす。

尤もこれも狭宅の狭室での話しなんで、もっと広けりゃ違って来る可能性があるけどね。
けれど色んな状況下でマスクされないって意図は、何れの場合でも完全無効化する事はあるまい。

そしてここからそのニーズにも少し触れとくと、作曲もしてるとかローテク或はシンプルな演奏スタイルの人にはかなり重要だと思われる。
俺の場合全部に該当するもそもそもは足にしか魅力が無かったからだが、出来ても手で色々入れると歌の邪魔になるからなんてケースにはほぼ死活案件も同然なんだ。

それで今更想い出したのが作曲家としてのAl Jackson.Jrで、Al Greenの初期Hitは共作にしたって当時かなり売れたし名曲として定着してる。
因みにリアルタイム私体験では最初期に出逢ったのがあのLet’s Stay Togetherで次がLook What You Done for Meだったが、シングルカットされたどっちにも
絡んでたのは要チェックやでぇ。

なるべく曲だけに忖度して奏者の個性を犠牲にした場合、ポピュラー系歌物で融通が利くのはバスドラやHi-Hat位なのだ。
のでレジェンド達の様にグルーヴだけで個性が打出せるなら未だしも、凡人にとっちゃ貴重な個性露出可能ポイントなんすよ。

のでⅡで論理的では無く音楽的意味合いで、こんなのに使われる小技の精度には一種の裏があるねんな。
音量が○~□dBに収まってるとかじゃなくて、聴感上で常時大体同じ割合で聴こえるっつう条件みたいなのがね。

=つづく、かも=

2023年7月28日 (金)

音楽備忘録1442 杜撰大王式バスドラ安定方法➋

さて初回の暴露に依れば当初はちっとも専用の練習方法では無かったんだが、結果的に効能はDrumに最大だったのが実際なのだ。
私的には爆音の為その大きさが他のより、感覚では測り難いせいだと考えている。

体験の量・頻度とも豊富だったらどうか分からんが、太鼓が本業でリアル合奏が高頻度な人以外には似たり寄ったりなんじゃないかな。
そしてこれは拡大してくと打込みにも適用され、数値的には絶対オッケーな筈のがアンサンブルになるとってのが少なくとも宅では頻発してるん。

音量他に音色の影響も中々大きいみたいで、バスドラ(若しくは類するの)がほぼ最低音程で瞬間発音っつうのが事を難しくしてる様だ。
熟考してみるとJazz時代迄は比較的バスドラは裏方に専念させてて、メインキャスト格に昇格したのはRingo辺り以降だ。

その中で最も注聴すべきがAl Jackson.Jrで、過去述シンバルレガートのフレーズをバスドラと入替えしたヤツね。
当該曲Green Onionsの初期Studio録音版ではCymbalもレガートさせてたっぽいが、その後のLive等のではほぼ4分音符のみとなっている。

この曲ってJazz解釈ではSwing・Rhythm & BluesやSoul解釈では16Beatになると思うが、その16分音符が1小節中「足の1回だけ」しか出て来んのどす。
のでBuddy Rich等の一部例外を除けば、それが聴こえなかったら従前のJazzのと全く同じになっちゃうんだよ。

を足で可能化した要因は常時従前のDrummerより、強く踏める様になったのが大きいねん。
今劣化本邦じゃさしものAl Jackson.Jrも単なる先駆者扱いだが、本国じゃ「バスドラ奏法の開拓者」として扱われてんねんで。

これで初めて手を8分音符より細かくしないで、16Beatの伴奏が可能になったんだからさ。
って事は彼等は足脚Double奏法でも、ほぼ均等に鳴らせるパイオニアだったんだ。

今比じゃ彼等のなんて全然大した速さじゃないが、適用範囲がほぼ全域に渡ってるのは見過すべきじゃないですわ。
でその具体的程度がポイントで、当時はLiveも録音も音環境が各段に劣る中で何とかしてたんだよね。

でⅡでその程度が私感では太鼓単独でまあまあ位じゃ全然不足で、PAレスLiveで最後列のお客さんにハッキリ聴き取れる位じゃないと足りそうにない。
のでⅡで擬似BandでもBass等をかなり大き目に鳴らしとかなきゃ、この目的には不充分なんだ。

それと私体験では過去のLiveでバスドラ自体が奏者にちゃんと聴こえた事が無く、けど客席にはそこそこってのが多かった。
そんな際はもう「足脚加減」を体感的に一定以上把握出来てないと、思った感じが中々出せない。

今はDrummer用のコロガシも高性能化しててそんなでも無いか知らんが、なるべく過酷な状況を体験しといた方が良いのは変わって無いだろう。
どの位しっかり踏めてないと危ういのか、実は音よりその感覚を掴む為の練習だったりも
する。

-つづく-

2023年7月24日 (月)

音楽備忘録1438 杜撰大王式バスドラ安定方法➊

筆者がバスドラヲタなのはとっくにカミングアウトしてるが、強い速いは勿論だが私的に拘ってるのは「聴こえる様に踏んだのは必ず聴こえる」なのだ。
それがSpeedkingを常用する様になって暫くは揺らいじまって、ってのは他のペダルより格段に踏んだまんまの音が出てしまうからだ。(忖度されるペダルに慣れてたから…💦)

んがその解消の糸口になったのは前からやってた練習方法で、それが例の俺言い「擬似Band」だったのだ。
少々過去重複するが要点を再掲しとくと、なるべく本チャンに近い状況で全体がどんな感じになるか知りたくてやり始めたんだ。

そいで最初はSnareの不要に弱い処のあったのが気になったが、その次はバスドラ16分音符連打の片方が聴こえないってのだった。
是又相当以前述の通りフレーズ次第じゃ、16分音符の入って無い大嫌いな俺言い「ドンパン節」と同じになっちまうからだった。

特にド――‐ドドってフレーズでBassとユニゾンになってるとで、Bassの16分音符連弾にバスドラが付合って無いのだってあるからねえ。
いやさ曲全体としてはBassが入ってりゃそんなに大差は出ないんだが、折角踏んでて聴こえなくて構わんなら何で入れたのってつい思っちゃってね。(不必要は省く程アンサンブルがスッキリクリアになる)

でこれはBassist等に依っても16分連弾の強弱等に色々違いがあるんで、踏みが弱くても聴こえる事もあるんだけどね。
それが又自分的には嫌で仕方無くって、どうやらその根底にはMixや編曲も手掛けたりするのが多いからなのかな。

個人的に毎度Mix時に迷うのが「ハッキリ聴こえる様にするか」どうかで、曲の責任者に存置しろと言われない限りは盛る!?のに腐心する箇所だ。
Bassが何等かの事情で小さくなった際のバックアップに入れてる等でなけりゃ、Mixer担当としては最低限「入ってるのは万人に分かる」程度にしとくべきと思ってんの。

それともう一点気になったのがBONZOのバスドラで、録り方等もあろうが劣悪聴取状況下だとご自慢の頭抜き3連が聴こえなくなるケースが多い。
彼等の場合そこはJazz寄りな価値観で問題視して無いのかも知れんが、ほぼ足だけが売りの俺にとっては頻繁にどの曲もそうなっては厳しい。

少なくとも1リスナーとしてはBONZOのも自分のも、なるべく何時だって聴こえて欲しい。
っつう処が出発点になったが、問題はどの程度にしといたら聴こえるかなのである。

太鼓は通常最爆音なパートなので、意図的に小さく鳴らすゴーストノート等以外は埋もれ難い。
っと思いきや爆音中の最爆音のバスドラって低音程等のせいで、目立ち度は太鼓中では最低な方だからか結構聴こえなくなり易い。

この最爆音の癖に聴こえなくなり易いってのが曲者で、単独練習のみでは加減が正確には掴み辛いんすよ。
特にエレキBass等の居る居ないの影響が大きく、実際に同時吹鳴させて比べないとアテにならんのどす。

=つづく=

2023年7月23日 (日)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)㊳[1437]

一旦喋繰り出したら中々収まらない様相を来してるが、慣れない親切心を奢るとこうなっちゃうのはご勘弁ね。
さて足首主導使用時の結論だが、最大踏力が最小のなんでSlide奏法以上に多分最適で御座居ま。

まあそもそも足首主導踏み全盛期の設計なんでフィットして当然でして、それからすると実はSlide奏法が不得手な人に程ご利益があるんじゃないかねえ。
なんて今は語ってるが俺は安価とおぼろげ記憶でSlideと好相性な気がしての購入だったんで、少し考えりゃ分かるのを考えもしないで居たのである。😓

けれど実際足首主導が大の苦手だった俺が克服出来たんだから、これは公的に断言して差し支え無いだろう。
さあてここ迄を要約すれば足首主導向きなのは明白になるも、Slide奏法の適性は足首主導と比べてどうかだ。

個人差千差万別故敢えてベスト迄言わんが、純Slideになるとリバウンド性能が良くないとどうにもなんねえんだ。
程々の高速迄は微かに足首動作を添加可能だが、それを超えると足首じゃもう追従仕切れなくなるのさ。

その訳はトゥヒール若しくはその逆も、1打につき何処かを必ず1回動かしてるべ。
確かに足首と脚に交互分担させてっから足脚君にとっちゃ半速にはなってるが、その限界は例えばベロ使ってレロレロと言える速さ限界とかと近似なのだ。

唇を震わせてブーよりは振動数(動作回数)で明らかに劣勢で、しかし振動数を確実に制御可能なのが利点と云った両者は関係にある。
つまり純Slideは口置換だとベロ不使用のブーに値し、1打目のキッカケだけ脚で出して2打目はペダルやビータにかなり任せちゃってんすよ。

それって1打目を万一失敗したら補填不能だし2打目の方が失敗が顕著に表れ易い、ワイルドっつうか一寸リスキーな奏法ではある。
なのでリバウンドがまんまな程良いし、あんまり少なかったら不可能な技なんだ。

っとここ迄だったら良い事尽くめ間違い無しやが、スピキン君何分昭和の昔の人(しかも戦前派)だから現代感覚ではお節介が過ぎるのだ。
スピ君のお節介とはちゃんと踏むのを結構強めに促す処で、失敗すれば大泣き・成功したらやたらと称賛みたいに反応がオーバーなんだ。

但し現代ペダルに慣れてるとそう感じるだけで、本当はスピキン君唯々正直なだけなんだけどねえ。
分かって知ってみたら現代のはアベシぺダルと云った体で、如何にも正論ぽいと思ってたっけ実は全然出鱈目だったって。(漆黒の闇並だが真実なので断じて謝罪致しませぬぞ)

現世で壺まみれ与党の支持者は未だかなり居て、色々事情もあってにしてもそれが悲しい現実だ。
と同様必ずしも実社会では正義が大勝ちしないのも常で、スピキンが評価されなくてもそれは認めざるを得ない。

但しⅡで足脚奏法の真の姿をもし知りたかったら、他にあまり選択肢が無いとだけは断言出来る。
現代踏めてスピ君踏めないは多々あるが逆は疲れるだけで踏めんは無いので、訓練用途なら誰にでも激奨なのである。

<また冬眠!?>

2023年7月19日 (水)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)㊲[1433]

さてSpeedkingでの足首主導の続き、体感的には普通のとどう違うのか記しておこう。
現況中古で構わなきゃ¥1.5万程度から出品があるものの、プチグレードアップされた後継機の新品だと何と¥4万位とバカ高い。

そこで興味はあるが高額で尻込みしてる人をメインターゲットに、買って困らないかを主軸に進めたい。
体感を文章で伝えるんじゃ限界点が低いが、巷で具体的な体感の公表が僅少の様なので挑戦してみっべ。

最初はダイレクトドライブ由来の踏み心地についてだが、筆者が他のダイレクトドライブの体験皆無なので不明じゃ。
っていきなり杜撰だが、遊びがほぼ無い事で衝撃緩和が無いのは他のでも近似なんじゃないかな。

寧ろダイレクトドライブの中では今や恐らく動作自体が
最鷹揚なので、他のより気にならないと想像している。
で全体の作りが今平均のとは絶対的に低精度なんで、いい加減な踏み方をした際の異音・雑音の発症率は高い。

尤もこれは現行標準品でも俺言い初心者忖度設計ので無きゃ、何らかの無駄雑音を出す公算は高い。
でⅡで粗相踏みするとアンダープレートでヒール部が強固に固定されてるの以外、どれでも少し浮き上がってガチャるのは大体同じだ。(何故そんな事を知ってるかは追及禁止ね😅)

但し実用上は現行標準のの方が重量があるので、その分だけ浮き上がり難いってのは多少はあるだろう。
但しⅡで浮き上がらずとも入力ベクトルがズレてたら、他箇所に動作障害が出るか雑音を発する事暫しだよん。

そして過去述の通り最大相違点はバネ弱関連で、これは最強にしても今のどれよりも踏力不要な程軽い。
しかもどのペダルでも打撃点(最も踏み込んだ位置)がバネ力は最強になるが、そこの負荷が圧倒的に軽いのが大きく異なる。

その程度は間違って足が触れた際等に顕著に現われ、僅かに触った・一寸突っついただけで鳴ってしまうのがスピキンだ。(反面だからこそSlide奏法には絶品なのだ)
上記の如くバネ最強点のバネ力が弱いんで、鳴ってしまう前に止ってくれるのが殆ど期待出来ない。

個人的にはリバウンド以外の機械的反力は一定な程良いと思ってるが、今のに慣れてると「行きそうに無いのに行った」となるのも戸惑いの一因なんじゃないかな。
それでいてスピキンは踏む速度や強さにバカ正直に呼応するのが、反応が精密過ぎて「大体一緒、同じ位」にするのにとても神経質にさせられる様な感じを受けるだろう。

それじゃあ不便だろう→ええ不便…確かに単打(特に打面押付け)だったらそんな感じもあるが、高速になって来たり連打になって来るとリバウンドの差で俄然鮮明に「演った事」が分かるんだ。
達人が足と完全一体化する等と語ってたのは多分この感覚を指してて、足とペダルが別々に動いてくれた方が良い人には辛かろう。

って本来そんなの打楽器としては邪道で、南京玉すだれで正確なBeatで叩けって強要される様なもんすよ。
バチ自体は撓り以外は不動だから自在な手加減が可能な訳で、だからほれ見た事かブラシはぐにゃぐにゃする分操縦が大変じゃないさっとね。

<つづく>

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