スピーカ

2023年1月30日 (月)

音楽備忘録1263 そんなに詳しくないけどマイナーブランドの話し➐

この項はこれで終いにするつもりだが、そこで今日は楽器に縁がある全員に役立つ情報をお届け。
ってもあんまり直接的な効能は無さそうなのが玉に傷かもだが、俺知り海外比だとこの程度の市場規模にしちゃ日本の楽器関係はやたらと下請けとかが多かったん。

今でこそFenderにもやれJapanだSquierとか分化があるが、本国系では販売系統の他は継続的なセカンドブランドってのは殆ど無かった。
のがこっちじゃ今は寧ろ少し整理統合された位で、ブランドだけなら雨後の筍様に雨あられだったん。

だがブランド名と社名が不一致なのが多数派で、その社名(主に販売)と製造者を辿ってくと1/20程度に数が減りやんの。
それだって実際に楽器にバリエーションとしてしっかり反映されてりゃ良かったが、設計者が更に限られてて外注も少なくなかったかどうも個性の徹底が全然だった。

例えば直近ではどうなってるか知らんがYAMAHAを大喜び!?で生贄にすると、太鼓のシェルはサカエがDXブーム終焉後のシンセ等はKORGにお願いしたりしてた。
もし個性とか癖が不要なのだったらその方が良いか分からんが、設計と製造位は最低でも直リンクじゃ無いと薄まったり曖昧化するのは自明の理。

この面では下請け製造業者が、かつての自らも少しは売ってましたブランドは侮れない。
尤も令和のあざといは正義みたいなのとは程遠い、昭和の遠慮みたいなのがあったから上位機種は不扱いだったのが惜しいけどさ。

それでもスピーカユニットに比べたら遥かにマシで、これはもう40年も昔になっちまうが(オーヤダヤダ)現場の片隅に拘束!?されてたんでね。
貸間賃貸契約だけの筈が強制弟子入りがセットになってて、更にその弟子入りには強制労働がセットとタコ部屋のオヤジ(師匠:本来は唯の大家さん)はのたまわりやがった。(昭和だとそんな理不尽が通用しちゃってたんだ😓)

「分かったしゃーない、で今晩は何をすりゃ良いのっ」たら、明日PIONEERに納入するウーハを…って。
最初は又そんな大ボラ吹いちゃってこんなチンケ(わきゃっと失礼)な処でそんなの作ってる訳ゃ無…、くもなくて本当で驚いだだよ。

PIONEER納入分は俺の居た時期はほぼEXCLUSIVEとかだけだったが、カーステのALPINEのはかなり全面的にやってたよ。
今振り返ると師匠は早大出だったんで、稲門会の伝手で得られてた仕事だったのかな。

まあそれでも2Way,3Wayとかだと他社ユニットとの組合せもあるし、箱やネットワークでもかなり違う音が出せるからねえ。
しかし楽器の木部となるとデタッチャブルのならネックとボディ別会社も可能だけど、セットネックやスルーネックじゃ絶対そんなの無理だもの。

恐らくこの辺で松下工房・ESP・Moonとかが、今でも生き残ってるんだろうさ。
製造に関しちゃ先頭の1社以外は今は微妙だが、それでも企画・設計・販売は自前だからねえ。

もしそう云う方針のブランドでリッケン的思想のが現われれば俺だって興味が湧くだろうが、茶番と迄は言わんが劣化本邦のそう云う裏がモロ見えになるとそっぽも向きたくなるんすよ。
又それが録ったりすると後になって影響が出たりして、従兄との共作で思った以上にウケなかった曲が偽物使ってたから不味かったのかなんて。

流石にんな事あるかいとは思いつつも、少なくとも偽物を嫌だと思ってる俺がここに居るがね。
今の俺等みたいに顧客が超貴重品状態だと、それでのたった1人の増減だって気にするなってのがどだい無理な相談なんでい。😢

<おしまい>

2023年1月27日 (金)

音楽備忘録1260 そんなに詳しくないけどマイナーブランドの話し➏

今回はAmpのについて記してくが、楽器本体の方とは少し様相が異なっていた。
今だってGuitar・Bassは本数持ってても、Ampも同じ位複数所持してる人って滅多に居ないっしょ。

量が少ないってなあマイナーにとっては逆風そのもので、特に中型以上のを一般人が触れる機会を奪われるんだ。
ので俺みたいなベテランのその筋の者でも実物を知らないのが多く、評価自体がとても難しい。

それでも1つだけ断言出来るのは日本での開発時期で、世の電化製品が球から石へ移った後だからか正直英米のと比べるとハッキリ劣る面がある。
これには他にも楽器用スピーカメーカの関係も重く、こちらでCELESTIONやEMINENCEみたいなのが育たなかった・育てなかったのが敗因だ。

楽器用スピーカは紙を使わざるを得ないのが殆どなんで、気温・湿度等の環境差の影響を受け易い。
だからこそ太鼓でPearlがシェルにファイバーと木のハイブリッドで成功した様に、世界的汎用のを作り易い環境だったんだけどね。

その頃はなまじオーディオに凄いシェアがあったもんだから、そんな量の出ないのなんてって軽視されてたのかな。
それで野心的なオリジナルサウンドのが得られないとなると、新参者には厳しい。

もし長い年月中々売れなくても凌げりゃ別だが、音が少し珍しいとか良いだけじゃ指定席は獲得出来ない。
やはり従前に無い高能率であるとか高耐入力とか或はやたらと軽いのに丈夫とか、何か機能・性能面でもアピール出来ないとさ。

結果的にお子ちゃま用とか玩具としてならまあまあのはあったけど、それすらPignoseみたいに定着させるとか歴史を作るには至らずに終わった。(※ジャズコーラスこそ定番化したがコーラス抜きでの評価じゃない)
それと私感違和感としては今でもだけど、どういう具合かあまりにも日本では継承が無さ過ぎんのよ。

例えば師匠の倒産した会社にあったスピーカ製造用のマグネタイザー(着磁機)、あんなの要る処なんてとっても限られてるのに行方が全く不明。
企業なんて潰れるのがありゃ始めるのもと常に新陳代謝はあるんだから、こんな狭い業界だとそれっきりじゃ無かったら何は何処へ行ったって割と簡単に分かる筈なんだ。

多分そう云う部分も含め回り道が多いから、何時迄経っても追い付けもしないんじゃないかな。
それは鍵盤の方でも似た様なもんで、石ではあるがキーボードAmpではコスパの悪くないのがそこそこあったんだ。

もう30年位全く使ってないけど大昔俺のバンドに居た鍵盤奏者が置いてった、FIRSTMAN INTERNATIONAL FK-30ってののロータリーEffectが秀逸でね。
Leslieのシミュレート自体は今やデジタルで身近になってるが、速度切替した際の反応が込みになってるのは本家以外じゃとっても少ない。

それが過去名作の実状を聴いてみると、単にホワンホワン言う以上に切替時の変化が徐々にってのがかなり重要みたいでさ。
中を開けてみたらそれをアナログディスクリート回路だけで組んでたもんだから、モノラルの癖に規模はやたらとデカいしコストもかなりだったんじゃないかな。

それをステレオ化出来れば常用する確信はありつつも、例に依って面倒で棚上げしたままと杜撰道まっしぐらじゃしょーがないんだけどね。
ってのを逆手に取ると↑のせいか30Wで当時¥5万になったんだったら、せめて何処ぞのストンプとかみたいにステレオアウト位付けといたらプチ伝説程度にはなってたんじゃないかな。

今はそう云う処はとっても狡猾になった代わり、「素の音」がノイズとかは減ったけどより没個性になっちゃったな。
販売もする個人製作は少し増えてるか知らんが、そもそもマイナーブランド自体が悪政のお陰かスッカリ影を潜めちゃって淋しい限りだ。

<つづく>

2023年1月23日 (月)

音楽備忘録1256 楽器Amp同士の組合せの話し㊷

さて前回はPAの「被害」!?に言及したが、極限状態では思いの外影響が大きいのだ。
バスドラしか出せない低音の有無について、先ずはその影響から続けよう。

普段はそんな低い処等録音されたものをLiveじゃヘッドホンで聴く訳じゃあるまいし、聴こえたって聴こえなくたって大して変わりゃしない。
処が極限状態になるとそんな僅かな要素の差が突然顔を出し、死活問題に迄至ったりするんですよ。

何しろBass等の低音とバスドラのそれが同じレンジから出る訳で、良く云や「纏まりのあるサウンド」になるけどさ。
単独の時は未だしも両方が鳴ってる時、低音の量だけしか変わらなくなるんだ。

いやいやPA通した方が録音の音に近くなるじゃんなアナタ、そりゃ「劣化した音」にスッカリ慣れちまったからなんすよ。
確かに量的にはその方が低音が多目になってるのが多いんだけど、実際は量は少な目でももっと下迄伸びてるもんなんだ。

Rock系のバスドラって何かで代用しようと思ったら、音じゃ無くても何かの振動でも良いじゃん。
それ位下迄出せりゃ良いんだがそうも行かないんで、その分「少し上の帯域」を増やして誤魔化してんの。

因みにメータとかで殆ど分からないのはその時間が凄く短いからで、生本物だと圧が来るのにスピーカを通すとそれが無くなったりするのはこのせいだ。
それを補う為少し上を増やすんだが、その領域は本来Bassパートのもの。

へ言わば「越境」するんだから分離度は悪くなって当然で、大抵は更にそれを補おうとしてレベルを上げる。
結果的に混雑してる処へ突入する様なもんで、地獄の一丁目じゃないが負のループへまっしぐらなのだ。

これだけ損失が色々と大きいんで、聴こえる限りは楽器のPAレスを強く主張してるんですよ。
只それにはバスドラへフロントヘッドを装着する等して、夫々の楽器が「本来の音」が出る様にしとかないとね。

Bass Ampにしても人次第じゃ10や12inchで足りるかも知れないが、ほぼ全ての人を網羅しようと思えばそれじゃあ足りない。
本当に不要な際はCutするとしてそうじゃ無い場合、15inch以上なら量を減らしてもGuitarより下の音が出てくれる。

バスドラの方でもBassより下が出てくれ、部分的だか低域の棲み分けが出来る。
勿論その上の中低域は輻輳があるが、だからこそ少しでも空いてるルートを辿れると渋滞せずにスムーズに流れるんだ。

そしてその状態が作れると今迄とはうって変わって、ダチョウ倶楽部の「どうぞ、どうぞ」宜しく今度は逆の競争が始まるからオモロいでぇ。
それを経てバンドのアンサンブルが落着く訳だが、北風と太陽の太陽の方を皆一度でも良いから実感して欲しいネ。

日本ではPAは何でも扱うんだからと予算に優先権を持たせたりして、中々肝心の楽器に充分回ってなかったりする。
ので楽器全部が良い処は見つけ難いかも知れないが、例えば○○のBass Ampは良かった□□のDrumsetはゴキゲンなんてのを集めてみると良いかもね。

<その内つづく…だろう>

2023年1月20日 (金)

音楽備忘録1253 楽器Amp同士の組合せの話し㊶

前回を受けて改めて色んな場所に適したエンクロージャを述べてくが、小編成JazzのGuitarでは殆ど所謂コンボタイプしか使われない等を思い出して欲しい。
一方Metal系では壁Marshallが象徴ではあるが、あれには一寸経緯が…。

Marshallのグループ単位での使用っつうとCream辺りが最初で、定着させたってばZep辺りだろう。
それがその人達にとっては、プロとして最初のバンドでは無いのがミソなんだ。

どちらもRock系限定で言うとその前に、結構人気のあったThe Yadbidrdsがあったでしょ。
それ故当初から一定以上の集客が見込めて、狭い場所のLiveは殆ど考える必要が無かったんだ。

それより出自がマイナーだったPurpleは、Ⅱ期の途中迄Marshallを使ってたのはBassのみで3段積みでもない。
太鼓の口径もその後とは違い普通ので、しかし音はほぼ何時ものだったんだけどね。

その辺も含めてか後年に1つ例があるんだが、Van Halenが自ら監修したPeaveyの「5150Combo」Amp等の存在が典型だ。
それと売れ行きが悪いんで何時しか止めてしまったが、Marshallにもずっと2103とか2104ってビルトインタイプがあったんだ。

確かに見た目の威容は捨て難いんだが、それで遠慮して出力をやたら絞ってしまえば本来の迫力が得られないじゃないかいな。
これを筆頭に先ず狭小部では後面開放型が最適で、それは低域が大事なBassにすら本来は及ぶのだ。

残念乍ら現代の低音量ニーズに答えられる機種があるか疑問だが、バスレフですら「箱で仕切って」しまえば横や後ろでは籠るばかりか音量が低下しちまう。
奥行きの無い舞台ではこの差は大きく、場合に依ってはコロガシのお世話にならないと苦しい。

処がなまじ狭いのでコロガシすら増やしたくないし、どうしてもってんなら極力小型のになる。
ぅんがぁそんな小型のでは歌やGuitarは未だしも、Bassの低域はマトモに扱えず俺言い「うわずみサウンド」になっちまう。

するとBass固有の低域が出なくGuitarと近似な音になり、余計に音量を上げないと釈然としなくなる。
ぅんがぁするとⅡで今度は前よりか聴こえ難くなったGuitarを又上げて…、ハイ不毛競争の一丁上がりってな


映えの面からどうしても遠鳴りAmpを使いたいなら、せめて舞台巾が2人分に狭くなろうと縦長に空間を使えば良い。
非常に不便で見辛くキャパも減るかも知れないが、それ位しないとどうせ本来の音は聴けないですから。

演者の方も最前列以外はコロガシ必須になるし、最前列は最前列で全部聴こえるは良いがウルサくて自分の音は聴き辛いけどな。
って風に色々と面倒になるのと比べたら、後面開放のルックスがどうこうなんて取るに足らない問題なんじゃね?。

特に劣化近年本邦の広くはないLivehouseでのBass Ampは深刻で、Line録りメインにしても多弦もある今ではPAスピーカの低域も問題だ。
PAは当然の如く全帯域を優先するので、15inchウーハの載ってるヤツでも単発だとベーアンの低域に劣る。

15inchなら双発以上、単発なら18inchのでなくては大抵は負ける。
それ以下のスピーカでは目立たなくてもEQ等で誤魔化してるだけで、バスドラに至っては実はもっと被害を被ってるんだ。

<つづく>

2023年1月17日 (火)

音楽備忘録1250 楽器Amp同士の組合せの話し㊵

今日は前回述指向性ミスマッチから来る、失敗談から行ってみよう。
失敗なんだから皆から批難轟々…とはならず、たった1人からクレームを頂くって珍現象でもあったのだ。

それはかつて従兄のLivehouseで閉店間際、最後のLiveでPAを任された時だった。
エレキバンドで途中にアコギが登場する場面があって、メンバー達は一寸志向を変えたい風だった。

が結構エレキがワイドレンジな音色だったんで、唯普通にアコギを拾うだけでは区別が付き難かったんだ。
そこでエレキでは出せない超高域を幾らか盛ってやったんだが、唯1人を除いては皆それで満足して貰えてたんだけどさ。

では唯1人の旧友だけどうして文句が出たかっつうと、たまたま彼のみがPAツィータの正面指向軸上に居たんだわ。
全体を優先し妥協すると要するにそこだけホットスポットにならざるを得ず、でも彼にしてみりゃキンキンシャリシャリうるさいからそんな事に…。

さてこの時は全部PAを通すのが半ばお約束だったんで無理だったけど、もし歌とアコギしかPAしなくて良いんならかなり話は違ってた筈なんだ。
観客に楽器もPAスピーカも程良く!?近かったから、何も盛らなくても「音の出て来る場所が違う」だけでも区別が出来ただろう。

これは小規模空間の場合2人のGuitar Ampを「縦積み」にでもしない限り、少しはAのは左でBのは右とかって結構分かるでせう。
Live録音の作品では掛け合い感を演出する為に、実際の会場でのよりわざと左右に振ったりするずら。

ならば何故実際の会場ではそんなに振り分けられないのかってば、そりゃお客さんの場所次第じゃ片方しか聴こえなくなっちゃうからねえ。
そらぁ普通はPAスピーカの方がより観客に近くなってんだし…、って事ぁそれよか奥にある楽器Ampだったらもう少し分離してても大丈夫なんだ。

そう云う「近目の時」ってのは1mやそこらの遠近が馬鹿にならず、それで指向性の範囲に入るか外れるかの分け目になったりするじゃん。
つまりPAするってのは元々夫々が別の場所にあった物をわざわざ2つの箱に入れる様なもんだから、パンを振ろうとどうしようと分離度は下がって当然なのだ。

奥行きならReverbとかで少しは補填可能だが、2chじゃ高さの違いは完全無視。
音だけだと全部完全に「横に並べたDrumset」になってる訳で、どうだい変だろう!?


20m離れれば50cm程度の高低差は殆ど無きに等しいが、数mなら分かるでせう。
わこの辺で勘弁してやるとして、Bassエンクロージャの向き不向きも中々のもんなんだ。

過去体験の苦しい例では閉店しちまった新宿Jamでは、舞台左端に横向きの方が近い位斜めに設置してあったな。
件の舞台は巾に恵まれぬ特徴があった故、普通なら太鼓が真ん中辺の処かなり左に寄せてあった。

では右奥は何の為の空間ったら、鍵盤類が昔は今より場所を取ったんでそれで一杯だ。
そんな際にBassエンクロージャが分割出来りゃ、前向いてたって舞台上の全員にまあまあ聴こえだんだけどね。

Guitar・BassのAmpはビルトインよりセパレート、その上スピーカだけで2段あったりBassならホーンが付いてた方が格好良いよ。
けどそれは遠くに音を飛ばさなきゃなんない時の「仕方無い姿」でもあって、生楽器に対しコンパクトでもかなり大きな音の出せる方を売りにしたって良いのにね。

<つづく>

2023年1月14日 (土)

音楽備忘録1247 楽器Amp同士の組合せの話し㊴

Ampの項でバスドラフロントヘッドがってのも何だが、低域が格別響く会場以外ではBassの音色との兼合いもあってホントはかなり重大案件なのだ。(無論PAレス時)
そしてやれ習慣がの流行がの言う前に、どうして現行最新のでも前に皮を張れる様になってるのか再考すべしべし。

特に凡そJazzやClassicには縁の無い仕様のでも、Tomみたいにシングルヘッド仕様のがちっとも出ないのは何故か?。
ってのは「普通のバスドラの音」が欲しけりゃ、前にも皮をそれもなるべくなら穴無しを張らなきゃそんな音が出せないからだ。

フロントレスとか穴開きは元は録音の為で、少ないMicをやりくりするのに前と打面2本なんてくれてやれなかったから。
でもそんなら打面の外だけに構えたって良い筈が、摩耗スピキンみたなのが発する雑音なんかを避けたかったから。

Snareのスナッピーの音も場合に依っちゃかなり大きく拾っちまうしで、そもそもシングルヘッドTomだって録るとモヤるのの補填策だったしね。
結局PA常用≒録音との考えで、付けてなかったり穴開けされたりしてるだけなんだ。

その状態でMic・PAを通さなきゃそりゃ軽かったりして当り前で、通すにしたって専用Mic以外EQしなきゃペコペコパシパシ。
それってBassでエレキとコンバスを見れば一目瞭然で、要するに低音を生で出すか電気で出すかってだけの話しなんよ。

全く違う目的での実施だけど従兄レッスン室のへ前張り!?させたのも、特に初心者の人には「普通はどんな音?」を知って貰うのに必須と思ったからなんだ。
従兄の様に非力でも最初からバスドラの音がマトモだと失念するが、俺みたいに間違えてゴリ押付けしてると前張りしてたって低音は出やしない。

ちゃんと踏んだらドンって言いますって大事な事で、↑みたいなゴリ押付けが必要になるのはやたらと低音が響く会場限定の奏法なのよね。
っつう事はもし足のオープン・クローズが自在なら、前張りされててもシングルヘッドにかなり近い音も出せるですよ。

ので何処でも彼処でも何時でも「張っとけ、穴開けるな!」と吠えてんだが、取敢えずそれでDrumはそのままでも普通の音になったとしよう。
ベーアンについては楽器がFender系でも足りるだけ低域を増幅出来りゃ電気的には及第だが、問題は前回述の通りスピーカ方式の会場とのマッチングだ。

例えば幾らも奥行きが無いとか巾だけ広い場所で、所謂「遠鳴りタイプ」のなんかを使うのは愚の骨頂ね。
一箱に3ユニット以上入ってるのとかホーンロードってのは、角度は狭くてもかなり遠くでも聴こえる様にする為の策だったんだ。

PAスピーカの指向性にしても一番主流の40°~50°ってんじゃ日本の狭隘Livehouseじゃ不適合で、幾らハウリング対策にしても90°位無きゃ最後列の人以外高音は良くて片chのしか高域はちゃんと届いて無い。
PAって常設のなら本来はカスタマイズするのが当たり前で、大抵は他の何処にあるのとも違う状態になるもんでさ。

それは会場が固有の形・条件を持ってるからで、例えば↑の角度不足なんかもツィータホーンを追加したりすべきものなんだ。
昔は完成品が少なかったのもあって自分達で組上げてたんだが、最近は買って来ただけの所が増えちゃった。

にも拘らず気付けずに居るのが多いのは、無駄爆音を出すのが普通になったからなんじゃないかな。
強引に爆音出せば指向性がどうでも全ての音が回り込んで、聴こえる事は聴こえるから。

<つづく>

2023年1月11日 (水)

音楽備忘録1244 楽器Amp同士の組合せの話し㊳

個人的には今ももっと爆音をって渇望が止まないが、それは最大音量だけの話しでは無いのだ。
確かにAmpの直近ではBassなら訳が分らなくなる振動みたいなのを夢見てるが、広大な会場でそれでやっと聴こえる位の状況を欲してるのだ。

って現実はほぼその正反対でしか無いんで音色の迫力を追及したいんだが、それには100W以下でも本格的な仕様のAmpが必須。
なんだがGuitarの方なら運が良けりゃVOX AC-30にありつけるやも、Bassだと国内の小規模Livehouseでは先ず無理。

わ置いといて今は非力な歌手が増えたんだから、それを爆音で誤魔化そうにもハウリングマージンで厳しい。
もし声が小さ目なだけで無加工でも音色に迫力がありゃ良いが、殆どの俺言い声量不足さんはそれ以上に迫力不足。

をなるべく補填してやろうとするとEQ・コンプ・Reverbその他諸々、昔だったらエキサイタも噛ましただろう。
でそんなんするとハウリングマージンは劇的に低下するもんで、要するに弄り度と最大音量はシーソーの両側にある様なもんなのよ。

なのでお客さんの耳事情を無視した処で、爆音で演りたいなら剛力歌手が必要なのだ。
がPopなグループだったりすると爆音より心地良さをもっと重視すべきで、必要なだけの力感が得られればそれ以上の音量は却って毒でしかない。

ここで私的に最も気になるのが「奏で方」で、俺基準では皆Ampのツマミは大胆に上げてるけど弾き・叩きが随分とヤワだ。
確かに無駄に強く奏でてる様に見えるより軽やかに演った方がスマートに思うんだろうし、例えば歪みの深さだけなら何処で稼いだって似た様なもんに出来る。

けれど不要に楽した演奏って説得力を著しく欠くもんで、具体解析すれば例えばしくじって一番弱くなっちまった箇所の弱さに大差が付くんすよ。
感度が高過ぎると弱いのだけは多少誤魔化せるが、隠したいミスは拡大されここぞの強拍は頭打ちになる。

安易思考では物理的にはそれで平均値が一定するが、録音なら未だしもLiveでは色々と想定し辛い邪魔が入ったりする。
或はその時だけヤケに周りが丁寧で遠慮気味になったり等、安定も大事だがそれ以上に柔軟な対応力が求められるのだ。

それと良いDrumsetやAmpがあってある程度以上の奏力があった場合、90%は絶対必須の以外PAは使わない方があらゆる面で音は良いんだ。
完全にPAからの音しか聴こえない場合を除き、随時頻吠えの「混変調」や「位相回転」が必ず起こる。

これは楽器AmpスピーカとPAスピーカの位置や向き・距離差がもたらすもので、客席の位置でも夫々殆ど全部が違うと非常に厄介でつまり最適化なんて程遠い。
それでもPAも使わないと何か音がショボイ様ななあなた、それは奏力もだがAmpやDrumsetがその場所にちっともフィットしてないからなのよ。

加えてDrum等の生楽器の場合は調整も大問題で、バスドラのフロントヘッドやGrand Pianoだったら蓋(天板)をどうしてるかだの…。
Ampの方では特にスピーカの方式とタイプが…、等々これは次回を乞うご期待。

<つづく>

2023年1月 8日 (日)

音楽備忘録1241 楽器Amp同士の組合せの話し㊲

恒例の前回後部補遺からになるが、楽器に手が届く距離で聴くのって生楽器なら一部例外以外では極当り前な状況だ。
非生楽器の「離れても聴ける」は一種の醍醐味ではあるが、私的には「離れなきゃなんない」を補う為のものと思ってんだ。

心底音楽とその楽器が好きだったらそれ等は恋人同然なんだから、常にせめて手を伸ばせば届く位の距離感で居たいと感じても自然なんじゃないかな。
情緒とか感情を殺して考えたって、Ampは調整するのにどうせ手が届く距離に置かなきゃなんないし。

からのプチ観察をするとJazz用等のコンパクトなのの一部には、ツマミ類等がAmp上面に付いてるのもあるよねえ。
座した奏者の足元とか横に置いて視覚的に邪魔にならないなら、座ったまま何時でも再調整可能にするにはその方が良い。

エレキでもそんなのを使えば向きのズレは兎も角、Amp-奏者間距離はDrumsetや生Piano等と近似になってる。
そこで基準としては非ノッポのならAmp前に胡坐で手が届く、人よりノッポの巨大なのだったら立ちはするがやはり手の届く距離にしてみては如何でせう。

それで継続的に耐えられるのを自身の最大音量とし、特別広かったりAmpから常時は遠ざかる時以外環境に応じて寧ろ必要なだけに下げるのがお勧めよ。
音って音色等次第で計測した通りには感じられない方が多く、下手に悪いのに飼い慣らされててもとっても気付け難い。

俺から見て身近でこれを最も具現化してるのが従兄で、騒々しいのが苦手な癖にDrumだけ喧しくても涼しい顔しててさ。
こっちだって最近はそこそこ日常的に鳴らしてるけど、楽器種に依ってウルサさが違ったりはあり得ない。

人一倍適正音量にも拘ってるしかも大ベテランの従兄でそんなな位、音量に対する正常な感覚(特に音楽趣味の無い一般平均の)を保つのは困難なんだ。
それでも生楽器の人は耳は平気でも妙に疲れるとかでまだチャンスが残ってるが、電気で音量が自由となると感覚だけに頼るのは無理がある。

それでいて今劣化本邦で解せないのが歌唱声量の極度な減少で、歌は小さくPAはデカくって完全にエコにも反する行為じゃい。
確かに声量に恵まれない人が人前で歌える機会は増えるけど、PAの音量過大で今度は爆音に弱い人を追い払っちまってるじゃん。

と一面でわざわざ客数減少を促す行為だが、これを無視しても表現者には過剰平均音圧と同様大きな損失がある。
平時が暴爆音だとPianissimo以下位に
下げた時しか、観客には強弱が認識出来なくなるのよ。

してこれはバランスを取り難くしたり明瞭度を悪化させたり、音楽にとっちゃ百害あって一利無しなんす。
目立ったもん勝ちの世間じゃ演者のエゴも増し盛り気味になるし、Drumsetに過大最大音量のがこうも増えるとつい「大きい方に合せ」その後バランスを取ろうとするけどさ。

基準になるヤツがバランスを取れる限界を超えてると、他のを全部食っちまうからそんなの絶対無理なの。
そんな最大音量のリミットは先ずは人耳だが、その他にハコの広さとその残響率ってのもある。

の一端が素人でも認識し易いのったらハウリングで、そりゃあ音源音量が不適切に小さ過ぎりゃこの限りじゃないがね。
マトモな楽器+奏者or歌手×適切なMicで僅かな変化でハウリングを頻発する様なら、その場所の俺言い「最大音量容量」を超過してるんだと思っとくれやす。

<つづく>

2023年1月 5日 (木)

音楽備忘録1238 楽器Amp同士の組合せの話し㊱

力比べは色んな処に存在するし、エンタメ的に分かり易いんでエスカレートし易い。
音量の増大は↑に留まらず過去には不可能だった大規模公演を可能化したのは大助かりだが、小規模の方でそれを熱湯風呂とか我慢大会にしたのは愚かだったな。

そんなのも全否定はしないしすべきでも無いとは思うが、過去吠えの如く「赤信号皆で渡れば怖くない」にはホントは続きがあるんよ。
怖か無くても運が悪けりゃ「皆死んじゃった」で、この死んじゃったには↑の少々低俗だが普通はやれないイベントの価値をゼロにしちゃうのだって含まれてんだ。

にも拘らず今に至ったにも色々歴史があり、何処で間違えてたかを知るのは大切なんじゃないかな。
ってんで考察してくと楽器が生しか当時は、その種類に依って苦渋を舐めさせられてたのが少なくなかった。

Rock・ポピュラー系に絞ってくと、前回述の通りDrumはかなり昔でもいざ出そうと思えばかなり大きな音が出せたんだ。
これは私体験でも従兄が若く非力だった頃でさえ、興奮して得意の超速シングルストロークを演られると他は殆どマスクされて聴こえなくなるなんてのがあった。

元々Pianoや打楽器は力より速度に反応する構造なんで、極端な速さがあるとどんなに非力でも余程精細な制御をしないと過音量になるん。
そんなのを何時もGuitar等コンパクト弦系は苦々しく思ってたが、真空管では中々凌駕出来る様なAmpが出て来なかった。

のもあってCreamとかじゃ前の2人が喜々として200WのM君で浮れてたっけ、今度はGinger氏が激おこになっちまってたらしい。
Jazz畑出身の彼にしてみりゃ、常に足りるだけしか出さないで居たのにってか?。

だが世の中には不謹慎なのが何処にでも居るもんで、普通に叩いて↑に足りる太鼓を作ったのを悪用するのが出て来たのかな。
そうなるともう後は延々不毛競争に突入しちゃって、健康や公害問題になる処迄行っちゃった。

流石にそうなると放っとけなくなって色々規制が始まったが、日本は特殊な環境のせいでここがおかしくなってんだ。
狭い上にかつては遮音性の低い建造物が多かったんで、ホントに出せるだけ出したらどうなるかが実例僅少で理解不足なんだろう。

自宅でそれをわざわざ試す俺もたいがいだが、その結果を纏めると「普通以上の音量」に幾らも効果が無いのが良く分かった。
少し刺激的に毒を吐かせて貰うなら、ウルサい喧しいを迫力と勘違いしなきゃね。

それと単なる最大音量よりスピーカからの距離の影響の方が、遥かに大きいのを失念してる人が恐ろしく多い。
広大な演奏会場では演者と聴者では距離差が何十倍にもなったりするが、小規模狭隘だと特に最前列の観客は距離差が殆ど無くなるか場合に依っちゃ演者本人より近くなる事だってある。

この際だから具体例も挙げてくと①Ampは大抵舞台の端寄り:真ん中は太鼓が占領、②奏者がメイン歌手兼任だと立ち位置はセンタ。
だと一見近そうでも斜めになる分距離は増えてるし、垂直方向の距離でも一部観客だけ直線になるケースがある。


只でさえ爆音が日常的な奏者と初級観客では音量感覚に絶大な差があるのに、↑みたいなのすらしれっと起きてるんだから適正音量の共有をより難しくしてるんだ。
そこで皆さんに是非伺いたいのが大会場を除き、Ampスピーカに張り付いても
堪えられる音量以下で演ってるのかどうか?。

<つづく>

2023年1月 4日 (水)

音楽備忘録1237 音を柔らかくする方法➊

現代のデジタルのサウンドは、物次第じゃ生より「硬くなってる」のを皆さんはご存知だろうか?。
それだから俺なんかは和らげるのにとても腐心してるんだが、何と言ってもその害悪は過刺激に依る聴き疲れだ。

只それが案外感知し辛かったりするのは大してリニアじゃない再生装置(失礼)を常用してたり、どんなに音が硬化してても問題とならない位小音量で聴く機会が増えたからかもね。
その上そんな音のままでは何より不自然なんだが、最近はリアルに幻滅して2次元の女性にばかり走る者も居るんでねえ。

なので一概にバーチャルでは駄目と断言すべきでは無いんだろうが、音って元々単独では2.5次元位のもんだから視覚とは一寸違うんだ。
不特定アイドルを例にとってその差を比べてくと、お下品極まりないが排泄シーンが分り易い。

視覚ではほぼ明らかに分かってしまうが、音のみの場合だと「付随音」が無かったら全く分からない場合も出て来るんだ。
その付随音とは例えばトイレの水を流す音とかで、それ以前にドアの開閉音とか普通なら色々入るから何となく分かるだけなのよ。

もし何処ぞの原始的なのでドアも付いて無きゃ水洗はおろか貯留槽も無いのだったら、それ等の音は全部しなくなるから何のシーンかさっぱり…。
って幾らリアルの為でもそう云う類のは普通は表には出さないもんだが、画的にだけなら可能でもフィギュアには出せない音には違いない。

それが楽器等の音となると普段は邪魔な付属音でも、それが僅かでも残ってるから人が実演したのが分ったりするんだ。
それと同じ様に現実空間よりも硬い音というのは、例えあまり気にならなかっても様々な副作用の宝庫なんざます。

ってか音自体がリアルのそれも空気等何等かの伝達媒体がある処でしか存在し得ず、その意味では3.5次元的存在とも言える。
2.5次元と3.5次元を兼ね備えるなんてぇと益々不可解になっちゃうけど、極当り前に聴こえていながら時々変な作用を起こすのはそのせいなのだ。

中でも自然現象に反した音ってのが問題で、それは電気の利用度が高まったのに関係してる。
厳密には今だってスピーカなりイヤ・ヘッドホンだけは無くちゃ聴けないが、それ等の半分位はある理由で強引に自然より速い音が出せる様にしてあったりするんだ。

それは「音より速い電気」と言えども、様々に複雑なプロセスを経ると塵積で遅くなる事もあるからだ。
実際シンプルな球Ampより複雑な石Ampだと、石なのにどうも反応が鈍いなんてのがそれが現われた例だ。

そう云う事もあるんで「主犯になりたくないスピーカ」は、ここで遅れる事は御座居ませんって作りにしちゃうんだ。
しかし自然より速くって無理をさせてるんで、それが実際より硬いって副作用になって出て来ちゃう。

全くバカみたいな比喩なんだけど、音も急かされて慌てると険しくなるんよ。
正規の音速から何等かの原因で速度変化すると、有名なドップラー効果が起きたりするじゃんか。

これ等は肉眼では目視困難でも「実際に空気が動いてる」からで、空気は相当速いけど光よりゃ遅いし瞬間移動とか出来ないですから。
それとスピーカ自体の反応速度は一度作ると無理をさせなきゃ変えられないんで、環境適応力が低くバッチリ合うのはピンポイント的になるんどす。

<つづく>

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