スピーカ

2021年10月 7日 (木)

音楽備忘録784 風変りなMic位置➏

前回は愚痴だけ宜しく傾向と対策が分離しちまったが、Mic位置での補填について記してこう。
低音以外の拾い方は基本的にノーマルで、注意点があるとしたらスピーカユニットの指向性位だ。

いきなりの処でだが近年はダクトの他ユニットが2Wayのも少なく無く、それへ素直に対応させるなら机上理論からは更にツィータ専用のMicを追加すりゃ良い。
尤も現況俺自身はそんなの試す気すら起らず、将来他に手段が枯渇でもしたら考えるかもって感じだ。

その訳はたかが3つでもそこ迄細分化すると、後で正確に混ぜるのに耳依存では困難になるからだ。
前回述の如く楽器Ampスピーカはリスニングポイントの設定が遠目のが多く、狭いハコではそれだけ離れて聴くのが厳しい。

その上分割数の多いのに限ってより遠距離用のが殆どなんで、本来の音が把握し切れないんじゃ正確もへったくれも無くなると。
体験的には所謂ステージ用のだと最低でも4〜5mは離れたいが、定在波回避の為に長方形のハコの短辺側へ向けて設置されてる事が多いので中々苦しいのだ。

尤も最近のはエンクロージャをより小型化出来るバスレフタイプの方が増えた分この件は緩和してるが、ツィータが高能率の為に指向性が鋭い分でそれが付いてると大分キャンセルされてしまっている。
とは言えそれでも何とかしたいのも少なくないんで具体内容へ進めると、ダクトへ構えるMic特有の注意点は先ず「吹かれ」だ。

ホーンでもポートでも断面積が狭くなる程、そこからの風は勢い良くなっている。
それに対し低域用Micでは例え爆音対応のダイナミックタイプでも、Vocal用みたいなLowCutは出来ないから元々吹かれには弱ってるんだ。

なので一般的なOn Micは比較的振動面に対し垂直にするのが普通だが、横迄は行かずともせめて斜めにして中心点が直接重なったりしない様にしとく必要がある。
これの安全確認の方法としては「ダクトの共振周波数」でテストするのが相応しく、共振帯域を外れると途端に音量が低下するんで普通のスピーカユニットと違って低音ならなんでも平気って訳には行かない。

一方大断面のホーンとなるとOnでも吹かれの心配はほぼ無くなる代わり、点収音では必要量の確保が困難化する。
こっちは過去に宅で体験があるからそれ例に進めてくが、「出てはいるが小さ目」ってのに色々と煩わされた。

宅のはバックロード式としは最小のだが、そうでなくてもユニットとホーンの距離って大して離れて無い。
これがバスレフだったら背面ポートのもあるが、ホーンだと裏で拾っても前から出すのしか殆ど無いからね。

そうすっとホーン開口部でもユニットからの音の方が大抵大きいんで、不要な中低域が盛大に混入しちゃうんだ。
どうせ混入するならそれを逆手にとって1本で賄おうとしたっけ、中域迄は良くても今度は指向性の鋭い高域が全然拾えなくなって駄目だった。

この時点で後は2本でホーン用のの混入を減らす策を講じるしか無くなったが、その時はホーンのかなり「奥深く」へMicを突っ込む事で何とか切り抜けたんだ。
尤もダクトが「折り曲げ型」なんで外部スタンドでそれをするのはほぼ不可能で、一旦スピーカユニットを外してエンクロージャ内部にクリップ式のホルダでMicをマウントするって大掛かりなのになっちゃったよ。

どうだいここ迄来りゃタイトルに全く偽り無しだろ、ってそんなに手間が掛るんじゃ実用性に乏しいよね。
その点ホーンでもフロントロードだったら出所は一致してくれるが、ローエンドと限界高域では指向性が極端に異なるからもしかしたらもっと大変になるかも知れない。

指向性って点収音だとそれ次第で音量差が表れるんだが、それは密度の分散度合いが違うからだ。
揺すられた空気を全部集めて拾えりゃそうならないが、バウンダリタイプのMicだって振動板面積の広さなんてタカが知れてるっしょ。

昔みたいにBassに高域が無くても良きゃ、後面開放型の裏から拾うなんて文字通りの裏技も使えたんだけどね。
今だと裏を使うにしても表にも1本無きゃ駄目で、それをやるには裏Micの位相を意図的に反転させなきゃなんなくなるから結局昔より面倒になっちゃうか。😅

<更に何か思い出したらその時つづく>

2021年9月30日 (木)

音楽備忘録777 風変りなMic位置➍

お次はエレキGuitar Ampの実例へ進めてくが、毎度の今更パターンだが何を基準に「風変り」と感じたり感じなかったりしてるかにも触れとこう。
これは狭隘過ぎて誤認の多い認識との闘いでもあり、ぶっちゃけ超専門的観点に立てば風変りなんてそもそも存在しないもんなんだけどね。

取敢えず本題から始めるが、先ずはエレキ(電気楽器)のMic位置だ。
近年はLiveじゃ無くても指向性の鋭いMicでも、最も異音混入確率の低い超Onがデフォになってるね。

加減するとしたらスピーカユニットの中心からのズラし加減程度で、これは低・中・高各帯域のバランスを取る為に行われている。
だがスピーカエンクロージャの設計からしたら超Onの方が本来はアブノーマルで、「設計通りの音」を得るにはもっとMicは遠ざけないと駄目なのよ。

Drum程では無いにしても完全なパーソナル向けの以外、楽器Ampは至近距離での聴取なんて前提にされてない。
ってこんなのそもそもスピーカ多数派の共通事項で、手が届く位の距離をデフォとしたのの一般化はかなり近年になってからなんだ。

但し生聴取時にGuitar以上の音域のだとその低域部分は、リズム隊等に負けてホントは出てたのが分からなくなってる事も少なく無い。
これがアコギなんかパターンは逆だがもっと顕著なもんだから、On収録時にそのMicに近接効果があったらLow Cut Filterを噛ます方が多い位だ。

なので半分は嘘の音でも適度に削れてくれた方が助かる様な際なら、スピーカ形式に不一致な超Onも裏技としてはアリってだけなのよ。
Bassと比べりゃそんなに深刻じゃ無いし、そもそも最近BassはLine録りデフォで体験機会が激減してるから気付け難いのも仕方無いんやが。

で Guitarの場合中域にも結構この「位置や指向性」の影響は及んでるんで、Mic位置に「近く」の選択肢しか無い状態でスタートすると「その先」を全て喪失しちまうん。
Guitarって独奏時以外はそんなにローエンドを必要としないのが多いけど、高いったってBass比で「たった1オクターヴ」だす。

この部分をもし気にしたらエンクロージャタイプや場所にも依るけど、最悪は「最も遠くなる位置」迄Micを離さなきゃ駄目な場合すらあるんだよ。
これが今でも一部のLiveや昔だと偶然救われてたのは、他楽器用Micへの回り込みで補われてただけなんだ。

と吠えつつ狭さもあって俺は普段は超Onばっかなのが毎度の微妙さだが、密閉型でダクトが無く容積が無駄!?に大きい癖に板厚が薄いエンクロージャを常用してるせいもあるんだ。
私的にはどっちかったらGuitarでもローエンドを欲しがる方なんで、もしもっと普通のタイプのを持ってたら多分超Onになんかして無いと思う。

処でここ迄の文面には実際には大きな影響を受ける残響の件が省かれてるが、それは無響室に迫る程響かないハコ以外じゃ超Onにしても混入排除が出来ないからなんだ。
ドライとウェット(実音と残響)の比率等なら距離でも加減出来るが、ハコのと全く違うEchoを後掛けするには一寸でも入られると明瞭度その他をかなり阻害してまう。

俺の環境ではこれの逆しか例示出来んが、最後に参考に付記しとこう。
ひょんな事情で録音に対応したGrand Pianoを置いた関係で、時々Classic系の録音をする事もある。

Classic時代には無響室なんて無かったから、どんなに狭くても部屋の響きはなるべく付加しときたい処。
だがどんなにMicを遠ざけても殆ど音が変わってくれず、かと言って同居してるDrumsetの共鳴もClassicじゃ利用したらおかしいから天然残響付加はお手上げだった。

因みにBeatlesのCome Togetherのみたいなのの真似はそれで少しは行けたが、広さ感は単にハコの寸法がゼロメートルじゃ無いって程度にしかなってくんない。
結局は響いても響かなくてもどっちかで制約が出るんで、ニーズ次第で場所を変えなきゃなんないのは同じだった。

のでアンビエント目的以外で安易にMic距離を選ぶのは愚ってもんで、利益より損失の方が多い場合だってあるのは知っといた方が良いと思うな。

<つづく>

2021年9月25日 (土)

音楽備忘録772 楽器の明瞭度の話し⓭

今日は「On Micに依る明瞭度の阻害」ってシュールなのに挑んでみるが、内容へ進まないと随分矛盾した感じをきっと受けるだろうさ。
確かに大枠としては近い程「拾い漏らし」は減るんだが、近いのにもそれなり
弊害ってのが実は色々あるんでやんす。

この件は先ず出す側と受ける側を分けて考えてく必要があり、しかもこの2つを絶妙にバランスさせないとベストに届かないんだ。
詳細は後日別項を設けてそっちでやるとして、狭い日本だとある程度以上「離れて聴く」機会はどうしたって乏しいよね。

Classicのオケにでも参加してたらそうでも無いが、今時のポピュラー系じゃ一寸遠ざかりゃすぐPA様がご登場しちまう。
それプラス個人的に痛感してるのは見栄え意識が過ぎるからか、例えば21世紀初頭にBass Ampで猫も杓子もAmpeg SVTなんてトンチキなブームがあったわね。

確かにサイズと金額が問題にならなきゃ、性能も音質もそりゃ「Ampだけを眺めてたら」間違い無く安心の最高峰だ。
けどあれってそもそもはStonesのLive用に設計した代物で、ホントに持っててマッチするのは最低でも既に武道館への出演予定が入ってる人位なんだよねぇ。

この際だから徹底的に追打ちを喰らわしといてやりゃ、それも「PAレス」(基本あるのはVocal Ampのみ)での想定だったんだ。
実際には若干開発に手間取ったかPA常用とほぼ同時期の登場になっちゃってたが、それだって現代みたいに全個別奏者用コロガシ(モニタ)なんてのはもっと後になってからだよ。

だから広さと設備の2つの面でミスマッチになってるのが大多数なんだけど、それだけじゃ無く「SVTの本当の音」を拝めるチャンスも得られて無いんじゃないかと思うんだ。
「何でもPA」の害とミスマッチAmpは今となっては鶏玉子話し化しててどっちが真犯人かもう分かんなくなってっけど、「上手に鳴らせたらこう云う音」ってのをそもそも知らないんじゃマトモな話しは始められんのですよ。

単に趣味で欲しくて買うなら否定しないけど、実用道具として縦横無尽に使いこなせるかったら全く別なのよ。
それでPVには映ってるが実際の録りはLineばっかになったかどうかはワシャ知らんが、同じAmpegのでもずっと旧式で非力なB-15Sの方が録音現場で長く重宝されてたってきっとこう云う事だったんだよ。

えっ何だって、欲しいのに何時までも手が届かないから愚痴ってるって!?。
それも皆無とは申せませんが、現所持のLive対応のAmpですら我が狭室じゃかなり苦闘させられてんのよ。

貧且つ狭隘なればこそ用途別に揃えるのも苦しいし、中古で性能・機能の割に安価なのったら日本だと「無駄に場所取る」のになっちゃう。
こう云うのは得てして遠距離用なんで、狭い所で拾うのは苦手なんですわ。

只ずっと大昔にはなるが不幸中の幸いか貧のお陰で、Vocal Ampしか用意出来ないケースが何度かあった。
その際最高で15m位離れたAmpだけの音を聴く機会があって、その時初めて思ってたよりずっと良い買い物が出来てたのを思い知ったんだ。

距離の他その時点迄はずっと騒音規制でフルアップも出来なかって、それ迄はやっぱ昔のだと寝ボケた音しか出てくんないわーなんて勝手に思ってたんだけどね。
たまたまそれが響き過ぎない会場なのもあったんだろうし、大昔のだから最近のみたいに対応力が上がってるのだとそこ迄極端にはならないかも知れないけどね。

けどある程度以上のパワーが持たされてるAmpなら、狭いのより広くても大丈夫な方へ設計が振ってあるのは間違い無いですから。
それがClick前提の各パート個別収録には又不向きで、宅でもBass Ampでは長年悩まされてるよ。

この件からすると1970年代に入ってBoogieのAmpが持て囃されたのって、歪みの自由度の他スピーカが単発で録り易かったのもあったのかな。
単なる偶然か分からんが、マルチトラックの多重録音が一般化した時期と見事に重なってたからねえ。

<つづく>

2021年9月23日 (木)

音楽備忘録770 Micの魔流用⑥

ここからは虚々実々ない交ぜになっちまうが、一旦の締め括りとして可能性の探求について触れとこう。
クリスタルイヤホンのアコギPUの魔流用も大昔のミニLiveで事足りただけではあったが、一応原理的には市販品と大差無い方法だったんだ。

と云うより俺の場合は原理から辿った挙句、振動→外力に依って発電する物を手持ちから煮繕った結果に過ぎなかったんだ。
その中で今ポピュラーなのったら所謂「圧電素子」ってのがあり、電子アラーム等の「ピピピ」を出してるのがその金色の薄いヤツだ。

他にもライターの火花を生み出す源に使われたりしてるが、こちらは出力用の電線を
どうやって取付けるかが難しい。
ので元から電子回路用のの中から探す方針に変更となったが、それを差引いても一般的な薄べったいのだと今度は振動を上手に拾わせるのに難があった。

出力線もだが一番の課題は固定方法で、完全に固定しては振動を拾い難くなるから駄目。
だからって全くフリーにしていては目的の振動を他所へ逃がしてしまうし、他の不要振動の方へより反応しちまうかも知れない。

これを避けるには平面形状が却って仇で、そこは出すのと入れるのでは条件が正反対に近かったんだ。
そこで俎上に上るったら古いのばかりなのは何だが、旧式イヤホン以外だと非カートリッジ式のレコードプレーヤのピックアップ等が適している。

そう云や過去に何かの書物でエレキ胎動期にレコードPUを魔用したなんてのも散見したが、弦楽器用コンタクトPUってそこから来てるんだよね。
今はホントに逆用してるのは多分無いとは思うが、ドームツィータとダイナミックMicのユニットって見た目は瓜2つのがあったりする。

尤も概述「高域になる程振幅が小さく」なってエネルギー量が減るから、ツィータじゃ極端な低能率になって駄目だろうけど。
でも耐音圧で途方に暮れる程だったら、場合に依っちゃ「ウーハでバスドラ」みたいなのは却って好都合だったりもしたんでしょう。

但しこれも概述の如く「ウーハの最低共振周波数」が問題で、これが高いとローエンドを拾えなくは無いけど後処理が面倒になるんだ。
例えば40Hzが欲しいのに最低共振が80Hzのだったとすると、80Hzに対しての方が敏感に反応しタップリ拾えてまう。

併せて中低域も増やしたいなら丁度良いが、俺みたいにローエンドだけしか要らないんだとEQやFilterでCutしなきゃなんない。
削るだけで済みゃ良いが低感度な部分だけ残すんだから、かなり小っちゃくなってSN比が俄然不利になる。

とやはり専用じゃ無い弱みは付いて回るんで、少なくとも単独使用で賄うのは厳しいケースが多い。
けれどもそれ位可能性の低いの迄視野を広げとかないと、独自のとか新しいのってな中々見つけられないもんなんだ。

概述の従兄宅の「階段バーブ」(地下への階段をエコーチャンバとして使う)は偶然何とかなっちゃっただけで、実験成功率は良くてせいぜい数%ってのが実情だ。
それが分かってて従兄へゴリ押ししたのは独自性からで、そこでしか得られないのと欠点があってもリアルの強みがあると考えたからだ。

Micやエコーみたいに対象が多岐に渡るのだと、リアルだろうとバーチャルだろうと全てに対して欠点無しにするのは不可能に近い。
ならば欠点より利点の方で判断・選択してみようってのと、後で改良するにもその功罪が分かり易い方が先の見込みあるんじゃないかと思うんだ。

<その内つづく>

2021年9月18日 (土)

音楽備忘録765 Micの魔流用➄

前回ヘッドホンの逆用!?を再出させて、今更思い出したのはスピーカだ。
魔用出身でもバスドラの低域拾いにウーハを逆用するのって、今ではもう魔からデフォルトの1つになってたっけね。

低音ヲタでスピーカユニットも複数持ってるのに、俺はまだ試して無いのはヘソ曲がりかって?。
将来的には気が向きゃ突如試すかもしれないけど、今迄選択しなかったのにはこっちの事情があったからなのだ。

その1はサヴウーハ用のユニットとか、ローエンドが広大なのを持って無いから。
振動板の面積がMicより何倍も拡張する点では「風圧をゲット」出来るが、上記の様な代物じゃそれをリニアに電気信号に変換し切れない恨みがある。

その2は振動板の面積拡張は結構だが重さも盛大に増えるんで、反応自体は相当鈍ってしまうから。
そして最後の3は1本で賄い切れなくなる処で、わざわざ買うんだと超低域性能の良いユニットって結構高価で専用Micと価格差が無くなるのが理由でし。

とは言え不充分でもそれなりに昔からMicを色々持ってたからこうなってるだけで、状況が違ったらどうなってたか全く分からんとです。
取敢えず各自がどうするかは別として、ウーハ魔用はMicとしてどんな性質かは触れときまひょ。

f特は下偏り・感度は低目・指向性は変態指向性で、3つ目のが変態なのから明かしてくだす。
大枠としては双指向性に近く、裏面はフレームでの妨げがあるから表よりは拾わなくなる。

それでいて殆どのはすり鉢状に凹んでるからこれの影響が出て、表面だけに限定すれば一応単一指向性になっとりゃあす。
なので近くに低音出すのが他に居なきゃ割と普通のMicと同様に使えるが、そんなのやハコの振動をもし拾いたくなかったら一寸不利な手段でありんす。

また中域でも「低い方の分だけ拾ってくれる」んで、複数パートのを録ると他パートの中低域だけ回り込みがあったりして望まぬ膨らみを生じる弱点が御座居ます。
尤も他の方法にだって弱点は皆無じゃ無いんでそんなに気に病む話しでも無いが、単体試験だけで普通っぽいからと油断するとやらかす危険性は高目かも。

処で私的ヘッドホンの魔用の源は、実は真逆のMicの方だったと今更だが爆弾宣言!?しときませう。
これは幼少時の悪戯に端を発してて、MicをイヤホンJackに繋いでみて構造的に近似なのを知ったんだ。

但し何れもがダイナミック型だからそうなってただけで、コンデンサタイプでは付属電子回路が一方通行なので不可能よ。
その上インピーダンスの関係でたまたま飛ばさんで済んでただけなんで、もし挑戦するなら事前の調査と計算は忘れないでね。

それはそうと当時の普通のイヤホンってクリスタル型ってのが主流で、ナローレンジだし何しろ純然たる低域なんて全く出せなかったんだ。
そこでもう少しマトモな音で鳴るのが何か無いかと試し出して、結局は不充分なままだったけど当時の家にある中ではMicが一番マシだったのよ。

壊れたラジオのスピーカ程度じゃ今以上に、オーディオ的には試す価値すら無いのが殆どだったしな。
現代ならそんなアホな真似する必要は無くなってるけど、ダイナミック型の基本構造は入れるのも出すのも本当に近似なのをそれで実体験したんだ。

これ等には「ダイナミック型音響トランスデューサ」って総称が実はあって、原理的にはこの手のなら一応「どっち向き」にも使える可能性を持ってるよ。
原理だけなら圧電素子にインピーダンス変換回路を付加すると、振動を拾う系のPickupはそうなってるのがある。

かなり脱線係数高目になるがこれも過去に実経験アリで、Liveでアコギに上述クリスタルイヤホンを貼り付けて代用した事もあった。
この時そうしたのはPAレス環境だったのもあって、先に余ってた電磁Pickup(普通のエレキのを正式にはこう呼ぶ)を試したんだけどね。

予想以上にGuitar Ampの性質と相まって限りなくエレキっぽいのしか出せなかったんで、そんな裏技を捻り出して切り抜けたんだ。
現代の録音音質ではこんなのはキワモノにしかならないけど、知ってるだけなら損する心配はご無用なのだ。

<つづく>

2021年8月29日 (日)

音楽備忘録745 楽器の明瞭度の話し❹

引き続き高域過多嫌悪!?になるが、そんなに高域を増やしたいんだったら一般的なPA手法に1つ疑問がありまんねん。
何故にLivehouseの多くで、Cymbal収音用のMicが無いのよ?。

と言っとき乍ら直ちに俺も大抵は立てないよって、二重人格とか狼少年とは違わい。
無くても足りる事が少なくないからそうなるんだが、だったら闇雲に何でも高域Boostするってのも妙な了見だ。

これって実は高域どうのじゃ無くて、元は低域が響き過ぎて邪魔な分を減らそって話しだったんだよ。
一定以上の音量になると低域過多だと低音程エネルギッシュ故、高域→中域の順に占拠されてマスクされちゃうんだ。

それが面倒な事に大抵は低音になる程余韻も長くなるもんだから、一度影になっちゃうと開放される頃にはもう中高域のは余韻すら終わっちゃってたりしてね。
1つの為に他全部を犠牲には出来ないから引込めるしか無いんだが、増え過ぎたのを戻そってだけで普段より小さくなるのを我慢しろって訳じゃないんだ。

概述だが母国でのMarshallの過去作品がキンキンじゃ無いのは、それだけ盛大に低域が響き捲る様な会場とかハコで録られてたからなのよ。
寧ろAmpをキンキンにしとかんとボーボーモーモーでもうどうしようも無くなってたから、後からわざわざそんな性質のを作ったんだから。

それより先発のVoxだってBright Inputが付いてたし、Treble Boosterを出したのだって随分余所より早かった筈だ。
これに対し我が国の演奏会場は狭さ+全面完全石製では無いのが多いんで、英国程低いのがバカ響きする事ぁ無いんよ。

故に当時の英では削るだけじゃ足りなかったのと、遠く迄高域が届く様にするには増やさなきゃなんなかったんだ。
もし畳の和室が会場だったら障子や襖の紙、表面に弾力のある壁材とかが高域だけ吸収しちゃうから多少は盛る必要もあろうが。

因みに再生機器のLoudnessは誰でも知ってると思うけど、純粋なオーディオAmpの中級以上のにかつてはPresenceってボタンも大抵付いてたの知ってまっか。
或はご年配だったら覚えてはりますで、これはLoudnessと真逆の性質を一辺で得られる様にした機能だ。

普段より音量を上げたらドンシャリになり過ぎて不都合な際、オーディオ的中域だけBoostする仕掛けで歌やメロの聴き取り悪化を補おうってヤツだった。
演奏会場だと帯域はオーディオのとはズレて来るが、本邦環境下で明瞭度を改善したいならこっちの方がマッチしてるんすよ。

それがどうも過去の忌々しい記憶のせいか、そうしたら「Vocal Amp」っぽくなるからって逃げ捲ってんだわ。
PAが常用され出した当初は歌用のしか無かったり、Cymbalっぽい高音とかシンセBassっぽい低音とかが全く出せないのが多かったからねぇ。

けど20世紀中にまあまあ何時でも何処でも可聴帯域に近い音が聴ける様になって、それから
もう20年も経ってんだよ。
技師も演者も世代交代が進んだんだし、このままお目覚めになれない様だったら業界丸毎死ぬでホンマ。

そやって何時までも音駄目なままにしとるから、マブい(死語:眩しい位美形)ネエチャン出て来んかったら誰も見に行かへんくなったんや。
っと少なくとも俺は正直そう云う処が無い、とはどうでも言い切れへんわ。

<つづく>

2021年5月16日 (日)

音楽備忘録640 残響考⑰

この際だから恥知らずを武器に私的勘違いを交えて、前回の続きを記しちまおう。
手っ取り早く言うとDeep PurpleのMachine Headが、ずっとフルサイズMarshallで録られてたと思い込んでたってヤツだ。

パフォーマンスのみならず録音の質も高評価な件のアルバム、Toneバランスが絶妙な為に英系のにしちゃ低域量が少な目なのも気付き難かった。
Stonesのモービルユニット(移動Mixingブース)を借りて録ったのが有名だからか、聴いた印象も当時のStonesのに近似なので見事にずっと騙されてたわ!?。

って先方にそんな作為は多分無いだろうけど、もしかしたら天然残響を活かすにはそうせざるを得なかったのかも知れない。(気が向きゃ・入り切りそうなら後述)
それは兎も角この誤解のお陰でかなり後年迄「Marshallは素晴らしい音色」って固定観念が根を張っちゃって、前回述みたいな失策の源になりやがったですねん。😢(いや素晴らしいには違いなかったんだが…)

この過ちに微かな疑念を持出したのはRainbowになってからのRitchie Blackmoreの見違える様なショボイ音色で(お好きな方失礼)、幾ら改造し過ぎて劣化したにしてもなぁなんて思ってた。
何が劣って感じられたかったら、上をそんなに削って良きゃ何を使ったって甘っぽくなるだろうって処だった。

個人的だが彼の音色の評価点がBrightしては喧しく無いってのだったから、それが無くなっちゃったら他の誰だって良いんだもの。
でもまだこの時点じゃそんなだから、無改造のオールドだったらきっととかも同時に勝手に推測してた。

それ以上に私的に謎だったのがBassサウンドで、高域の出方からするとMarshallである事には疑いの余地が無いんだが…。
その頃の彼の概知!?のSet UpはスピーカエンクロージャがBass用じゃ無くOrgan・Guitarの大ホール用のだったりと独創的で、しかしその割には少な目でもAlbumのはLow Endもちゃんと出てる。

だが当時の他のと比べたらLine録りに近い位鮮明だから、最低でもMicはかなり近かった筈だ。
これHighは出てて美味しい歪みが共存可能なのはスピーカからじゃないと困難なのと、しかし大型Marshallでそんな拾い方すりゃLow Endもだが低音が物凄く骨だけみたいに痩せっぽっちになる筈なのよね。

これ等が氷解し出したのはGuitar・鍵盤のAmpがVOX AC30かもから始まったが、当時の英ではどのAmpブランドでも使えた欧州管(球)とスピーカユニット(Celestion)が同系統って共通事項があった様だ。
それでか単に入手性や予算事情からか分からんが、Ⅱ期Purpleでも大ブレイク前に舞台が狭目が多かった内はLiveでもVOXを使ってたのが画像から判明。

これから俺が学んだのは「場所に合った規模の装置」が最善ってので、本体音色の他「残響処理」(特に天然の)に於いてもその方が手に負え易いんじゃって事だった。
因みに俺がAmp自体のOverdriveを常用する様になったのは、所属グループが一旦ゼロになってからで他が聴こえるかの遠慮から開放されてからだった。

グループがある内は迅速な音色切替もだが当初は非力なPA、その後は若干非力なメインVocalist等の関係で45Wでもフルアップがはばかられてたん。(但し高能率の2発だが)
パフォーマンス内容からしてそんななら思いっ切り演って平気なのの方が良いし、特にDrumsetみたいに生のだったらほぼ絶対だしょ。

響き方や音の拡がり方だってそうだけど、原音が変に遠慮しちゃってたら残響だって余計チープになるかんね。
凄い楽器使ってるから良い音って半分はそうなんだろうけど、奏者の力量で実際より巨大なの使ったみたいに勘違いさせられたって事なんですよ。

因みにⅡでググってもとても出て来難いがRoger Gloverの上記の正解は、私的には発見画像からだと「1962」だったと考えている。
こヤツClaptonがLes Paulとのコンビで有名になったせいか、そもそもはBass用のなのを失念してる人が多い。

昔って今より録り風景の写真とか少なかったり非公開が多かったから、Fenderの4×10inch Bassman共々結構設計通りの使われ方(つまりBassの録りに)だってもっとしてたのかも知れない。
尤も近年のだって実現場じゃ無く撮影用のの可能性もあるから、視覚より聴覚に頼って判断した方が安全なんだろうけどさ。

さて少し前に別項でキャビネットタイプの云々は概述なのに何故すぐに再登場させたかってば、残響に対する影響もかなり大きそうだからだ。
それについては次回を乞うご期待。

<続く>

2021年5月13日 (木)

音楽備忘録637 残響考⑯

前回の原形3段積みMarshllの録りでの扱い辺りから始めるが、金満プロ以外だと求めに即した楽器が必ず使えるとは限らないしね。
概念だけで1回終わったからって、具体内容がちゃんと後から出て来るのがここの売りか!?。

次善の策でも授けはしとくけど、基本的に適正度が低いと苦労は多いし限界点が低くなるのは覚悟しといてね。
良く響く環境向け設計(特に低音程)ってのは、響いてて丁度良い低音の量とかになるって事。

なのでそれ以外の環境下で鳴らせば高域ばかりのキンキンにしかならなくて当然で、それを抑制するのだけで何とかしようとすると今度は中域ヘヴィとなったりする。(例に依って意図的にコレ等を求めるなら別やが)
勿論低域を増やすEQだってしはするんだが、拾い切れて無いのを盛大に増やそうにも雑音の方が大きくなったりし易い。

単純思考でならどの段階で増やしても同じになりそうだが、原形の「遠鳴り設計」のお陰でそうは行ってくれない。
その様子を強いて言語化するなら、「遠くでアタックだけ低音が出てる」ってな感じだろうか。

飽く迄イメージだが低域の出てる時間が短いから、響いても終息も早まり他の帯域を侵食しないで済んでるんだ。
つまり低域と中高域ではReverbの長さが違ってるも同然で、しかし他楽器でそんな風になってるのは殆ど無い。

ので他パートと3段積みでは後掛け時違うプログラムを使わなきゃなんなくなったりするが、それで一体感(同一空間で合奏してる感じ)を出すのが大変なんだ。
これが又掛りの深さを一寸弄ったらそれ迄平気だったのが駄目になったりとか、俺知り限定も当初からこれを考慮したプリセットの入ってるデジリバなんてお目に掛った事が無いよ。

っとこんな案件にしても現代は俺新言い「無理くりEffector」ってのも氾濫してて、そんなのを使えば表面的には上記の厄からは一応開放される。
だが使用者側で警戒すべきが応用力の無さで、私的には近年のMetal系の音色的停滞を招いた主犯と思ってる。

無理を通せば道理が引っ込む式だから奏者の個性だの個別設定だのより、「兎に角それっぽく聴こえる」優先の1点張りなのだ。
では何でそんな不便を強いられるったら、それっぽく出来る範囲がピンポイントしか無いからだ。

近年はどんなブランドもより多くの人に買って欲しいからか、サイズや規模が違うと同じメーカのとは思えない程音が違ったりもしている。
が元々は「各環境向けウチの音」って作られ方がされていて、ブランドやそのシリーズが同系列なら各想定環境下でほぼ同じ音が出る様にしてあったのをどんどん知られなくなっちまってる。

っと残響の処でAmpがどうのと続いてるのも、掛けるのにかなり関係が深いからなのよ。
例えば後面開放型のだと狭目でデッド目の部屋でも、エンクロージャのお陰だけである程度の「膨らみ」が確保出来る。

黒体験からだとかつて2段止まりだが初Marshallにぬか喜びして、いざOn Micで録ったらキンキンの他にも想像を絶するほど硬くてチャチかったってのがあった。
今だと市区町村経営の練習Studioですら入ってるのをチラホラ見掛けるが、当時は本チャン前にテストする場所や予算が皆無だったのも不味かったか。

その時の録音でマトモな音だったのはGuitarは国産コピーモデルに、非国産のがあったら真っ先に何処でも出て来るFender Twinreverbの組合せの方。
録りも想定されたハコを借りたものの予算事情でブース迄は手が届かず、自前でカセットデッキなんかを持ち込んでだからマトモなEchoなんて当然無し。

その結果無くても平気なビルトインのFenderの方には掛けられたReverbが、Marshallには当然だが付いて無いから上記苦し紛れすら発動出来なかったよ。
こんなのも苦しい録り現場では旧態依然のでも内蔵されてると、いざって時には百人力と痛感させられた。

不要時は単にOffりゃ良いだけだし、トータルReverbと共存させても害の少ないのも結構ミソかも。
これからすると3段積みの過去称「ステージ用」は一寸不親切で、「Super Live用」(スーパーに大規模の意図を込めたつもり!?)とでもしといてくれたら分かり易かったかも。

もし全員がMarshallの3段積みで、ハコや太鼓の方がそれに合わせたSetだったりしたらもう少し活路があったか分からんがね。
用途不一致過ぎる楽器をReverbで補う作戦って無効と迄は行かないけど、苦しいしやっぱ適用範囲がとても限定的みたいね。

<つづく>

2021年3月14日 (日)

音楽備忘録577 魔改造悲喜こもごもⅢ-⑮

何とかトラブルの峠は越せた感じだが、本当の闘いは実はここからなのだ。
この程度の代物じゃ所詮本物のAmp収録に適いっこ無いのは分かっちゃいるが、Bassの場合はMic収音の条件がとても厳しいんでね。

「エレキBassのAmp録音は結構大変」については後で別項を設け改めて記すとして、次善策であっても確実性の高いのがLine録りだ。
一部には「それ用」のPreamp等も売られてはいるが、「Ampの代わり」を具体的に意識された物は少ない。

これには突詰めてくと技術・価格面でリアルとの差が縮まり過ぎるのもあるからだが、その結果表現面でのリアルさはかなり犠牲にされてると感じられる。
ではPreのみとフルリアルで何処が違っちまって困るかったら、パワー段の反応もあるが何たってスピーカの存在の有無だ。

楽器用スピーカのそれも原典的なヤツって「癖の塊り」みたいな処があり、その為に各種シミュレータが乱立している位だ。
尤も物理的反応に関しては電子回路のみではどうにもならんので、再生周波数特性へ特化させるのが常套手段で今俺が手掛けてるのだってそうだ。

その中で他所様と多分俺が違うのは、かつて強制弟子入りさせられた師匠が「スピーカ屋のオヤジ」だったからかも知れない。
「聴いた感じがワイドレンジ」でも実測してみると意外とナローだったり、その逆なんてのがスピーカでは日常茶飯事なのだ。

エレキBass用の場合オーディオ用比較だと、高域が途中から急激に出なくなってるのが主流派だ。
その具体値はBass用では大凡最低で1kHz、最高で5kHz程度が急減衰の境界となっている。

処で1kHzったら普通は中域でしか無いが音域の低いBassにとっては、楽器音的には高域側へ編入しといた方が音創り的に考えを纏め易い。
この思想には実際やってみて聴いた印象からが大きいんだが、電気的にスピーカと同等の急減衰回路をこしらえると何故かリアルより「籠って聴こえた」のに因んでいる。

その原因を分析してくと高域を高域だけでそう聴こえてたと思ってたのが敗因で、実際にはその「直下の周波数帯域の状況」に大きく印象操作をされてたからだ。
つまり境界域から上はバッサリ切り落とされちゃいるが、境界付近やそのすぐ下の帯域はかなり強調されていたのだ。

ここでそれが難しくて特異なのは実際突出してるのは中域なのに、聴こえた印象は高域となる様なのじゃないといけない処だ。
その結果巷に流通してる殆どのはAmpっぽいけど籠り気味のか、籠り感無くクリアな代わりリアルAmpじゃ無いのがバレバレのの2つに別れている。

現代環境からするとLine録りBassも多数出回ってて、リアルAmpのみの印象に疎くならざるを得ないのもそれを助長してる原因かも知れない。
この部分で俺はたまたま今となってはリアルAmp体験量が、他の追随を許さないかも知れないのを活用出来たらと目論んだのだ。

これの研究過程で更なる発見もあって、それは低域と中高域の音量バランスだった。
随時概述の如く音波は低域程大振幅となるから、低域バランスが一定値を越すと高域はマスクキングされてしまうのだ。

単純に不要部だけ忠実に削ったら籠り気味となるのは恐らくこのせいで、しかし球ので純粋に低域をブーストさせる回路方式のが巷で僅少だったのも敗因ではと思っている。
そこで過去希少例を参考に設計し、これは漸く狙った特性が得られる様になった。

増幅素子等の事情で純粋にブーストさせてたのは昔のFender Studiobass(200W)位で、他のはどれも中高域を減衰させて代用してたのばかりだ。
それでは非効率だしどう考えてもノイズ面で不利なんで、多分実使用体験者が減ってから俺も含めて皆忌避してたんだろう。

だが実際試してみるとそんなの全然気にならなくて、机上の杞憂だったのがハッキリ分かったでがんす。
近年本家(Ampeg)にも気付いた者が居たらしく、しかし半導体でそれをやっても原形のの深みが出せないのが惜しい。

<つづく>

2021年2月19日 (金)

音楽備忘録554 魔改造悲喜こもごもⅢ-④

今回は関連案件でエレキBass EQの、掛ける場所に依る違いをひとくさりふたくさりみくさ…。
単純に音色だけにフォーカスしたらそんなに大差が付くでも無いが、ニュアンスやアンサンブル内でのバランスには稀に驚く程の違いが出るんでさぁ。

先ず先に(って先先でのっけからクドイね)幸運にもオール球EQを持ってたな
ら、本件はかなり緩和されるのをお断りさせといて貰いやす。
しかも一見変態的だが「歪み率の良く無いヤツ」だと尚結構で、これは元から電気楽器の歪み率が電気的にはかなり悪いのとも密接な関係があるん。

但しそれは「聴いた感じで如何にも歪んでる」ってのとは全然別で、それ故「全く悪意は無いが電気的には一寸歪んじゃった」みたいな代物で御座居ます。
これを得易いのは理屈より実質に重きを置いてる様なヤツで、極論したら測定なんて一切無しで耳だけで作れたら良いんだけどね。

なのにそれへ少し難があるのは、耳の聴こえ方がかなり十人十色だからなんよ。
そんで畳掛ける屁理屈みたいでインチキ臭く感じられそうだけど、バカ正直な素子や回路やシステムの場合程その危険度が高くなるんす。

無歪み時と歪み時のあらゆる差がハッキリしちまうからで、それであれば最新機器を駆使して例え人工的でも(ぅおっと失礼😅)物理的にもクリーンで押し通した方が潔い。
けれど多少猥雑でも生身感をしっかり出したいなら、機械も人間臭さの強いのの方がお誂え向きになるですねん。

好みのお姉さんが目に入るとどうしてもニヤける俺みたいに…はこの辺で、「何処で掛けるか」との関係へ進めまひょ。
既比較的冒頭に記した中に既にヒントが漏れてんだが、歪んだかどうかが耳に分り難いったら1等賞はスピーカね。

特に低域用ユニットは歪んで生じた高次倍音は音に変換出来ないし、それでなくても耳との間の空気で薄められてしまうだよ。
この空気には残響や室内の物の共鳴なども含めての話しだから、遠目から制服姿の集合写真の中の初恋の人を探すみたいなって又病気が…。

まあ兎に角そんなだと目立ち難くなるのだけは間違い無しで、軽く聞き流す程度だと問題にする人は殆ど居ないと思うな。
では2等賞はったら真空管・3位がトランス、その後表彰台圏外に回路方式だの何だのと続いてる感じでしょうか。

新しい設計のだと球やトランスだってかなり歪まなくなってるが、信号伝達途中で「変換プロセス」がある分それが無いのよりは何かしらの変身を伴うのだ。
って事ぁLine録りに限定して考察してくと、球やトランスに頼れないと苦しいってのがご理解頂けるでしょうか!?。

もしかしたら人に依っちゃ単体で聴いてたら違いが感じられんかも知れんが、「人間臭いアンサンブル」へそれを放り込んで聴いたら誰にでも必ず分かるの請合いまっせ。
過去反例ではKraftwerkやYMOは理想が完全機械でも、それが許さなかった当時にこの件を大いに逆利用したとも看做せる。

さて今の万人(っても音楽屋限定だが)にとって球やトランスは、楽器用のとかミニAmpみたいなのだったら誰でも何とか入手出来るし手に負える。
が録音用Effectorとかになると高価な上、「石が入って無いの」を探すのはかなり大変だ。

不親切なのになると内部非公表で不明なのすらあるし、いきなりではどうぞと回路図を渡されたって専門知識に長けてないとちんぷんかんぷんでせう。
これに確実性も加えて行くとマルチエフェクタとか使わない際は、必ず使うPreampが大きなイニシアチブを握ってる事になるだすよ。

ここでキーワードは「削るなら後でもOK」で、増やしたい側が問題なんス。
増やすとそれだけ歪ませちゃい易くなるっしょ。

<つづく>