Mic

2024年3月24日 (日)

音楽備忘録1682 今時真空管の得失➏

今度はMic関連での球にスポットを当てるが、私体感的にはMic自体が球(つまりコンデンサタイプ)の方が効果が大きい。
現代ダイナミックタイプ+球Micプリだってそんなに劣りゃしないが、それで足りるなら後でどっかで1回球を通してやりゃ済む筈だ。

しかし不要ピークや固過ぎ案件に目を向けると、上記2つにはかなり差があるのがきっと分かるよ。
少し細かい話しになるがエレキGuitarの歪みを作る際、どの辺で一番歪ませるかでかなり異なる音色が得られるんだ。

文字で表現すると各自の感覚に左右されるから敢えて歪み率10%と条件を仮定固定したとして、合算歪みが同一でも回路初段で2%最終段で8%のもその逆のもある。
この時役割が全ての段で一緒なら殆ど差は生じないが、大抵はどの段も担わされた役割がかなり異なる。

又初段以外での歪みには歪んだのを更に歪ませたのも含んでるから、積極的に如何にも歪んだ音色にしたい際は有利だが逆の場合は歪み成分が悪目立ちし易くなるんだ。
んで球歪みをサチュレーションとして利用したいとなれば歪みは目立たん方が良いんで、なるべく早い段階でピークを潰せる程有利なんすよ。

故に大昔みたいにアウトボードを不使用で録るとなると、極力楽器(Amp含む)とMicで大体ピークが抑えられると歪みの少ないのが録れてたんだ。
杜撰大王はその時代のハイエンドダイナミックタイプを体験してないから断言は出来ないが、’70年代半ば頃迄は録るとコンデンサよりダイナミックの方が悪化した印象がある。

っても真犯人は恐らくダイナミックタイプより、録音機器のダイナミックレンジが狭かったせいなんだろうけどね。
今と昔じゃ目的は少し違ってんだが往年の過去作がCD化されてみたら、1965年~1975年頃のより1955年〜1965年頃の方が歪みに限っちゃ全体平均は良好だから聴いてみそ。

この辺で音の棘を減らしたいとか柔らかく聴き易くしたい場合の、物凄く基礎的で大雑把な球利用の優先順位を提示しときま。
必ずじゃないけど①足りるだけ全部球②入口に球、③何処かで1回は球を通すで御座居。

因みに現代はどんなチープな再生機器でも昔より相当ダイナミックレンジは拡大してるけど、殆どのケースで録音機器より再生機器が劣る状況になるからね。(本来はそれが好ましいが)
その意味で後から歪みが増えるのを嫌えば、初期段階で敵勢力を削いどかないとさ。

しかもそうしとかんと平均音圧を稼ぐのにも不利で、なまじピークがそのまま記録出来る様になったもんだから昔より膨大なマージンを要求されちゃうん。
幾ら事後に超高級コンプリミッタを上手に潤沢に使えても、何もせんよりゃそれ等のノイズが追加される。

し0.何%であろうと何かに通せば音の純度は必ず低下するから、躍動感や臨場感が打撃を受けるん。
球コンデンサMicってかなり値が張るんで購入意欲が湧き難いけど、後の手間と機材費を込みにすると案外安上がりになったりするんだ。

-つづけ-

2024年3月16日 (土)

音楽備忘録1674 今時真空管の得失➍

今時皆が何でも寿命の長さを気にする訳じゃないが、その人にとってどんな存在かに依っちゃ誰にも大影響があるんだ。
杜撰大王の場合資金状況から高額なのはロングライフ・廉価なのは使い捨ての傾向になってるが、その他に代用レベルの問題も忘れてはならないんだ。

その中で音楽ツールの特殊性ったら、○楽器を☐弾きすりゃ△な感じの音になるっつうのなんかだ。
上記の△に微妙なのが入る際、ニュアンスや雰囲気は少しでも違ってしまったらもう役に立たない。

に対し100均で買うウェットティッシュ等は、機能面が大体同じだったら普通に使うのには全然困らない。
音楽なんて短期間しかやらないと決まってたなら別だが、大抵は特に趣味の場合先の見通しは不明な事の方が多いもんだ。

それと以前述の如く止めた際の資産価値は考えとくべきで、急に飽きて次へ行きたくなったらその資金はすぐに入り用になる。
使い捨てで構わないの以外は、買って持つなら長寿命な方が何かと有利になるですよ。

とは言え球の欠点が容認出来ぬとなりゃ二の足を踏むのも当然で、それには過剰な期待を寄せるのがお邪魔虫になるんだ。
ここでの過剰とは主に緻密さ繊細さ等で、腹黒く言や石はその外面的魅力を全面に出して広告してる。

外面ってもホントの外装等ではなく、耳に入った瞬間の音の印象の事。
お馴染みヘンテコ比喩れば球は史実の通り昔の石は現代人ってなもんで、時代が下る程画像じゃなくても髪型や化粧は上手になってるよね。

すると見た瞬間のタイミング次第じゃ、昔のスッピンの人は実際より劣って見えたりするケースがあるやん。
口が悪くてスマンが化粧のお陰で良く見えてる人って、最悪スッピンになったら家族でさえ分からなかったりするべ。

それでも敢えて石を擁護すれば通常は常に一定以上のルックスをキープ出来てるが、既に盛れるだけ盛ってるんで第一印象を上回る事が皆無なんだ。
初対面時に最悪状態を想定・再現して試せりゃ良いが、それって素敵な女性に出逢って直ちに「悪いけどスッピン全裸になってくれる?」と乞うに近いんじゃね。

と云う様な第一印象差を球と石では差し引いて評価すべきで、半導体デジタル全盛の今は恐らく正しい評価を出来てない人が多いんじないかな。
実は今は老いぼれた杜撰大王でも幼少時は原子力なんかに大きな魅力を抱いてて、しかし蓋を開けてみたらガッカリなんて経緯があって今に至ってんだ。

その証拠ってんでもねえが大昔悪ガキの頃は路傍に捨てられたTVから真空管を抜き取って、乱暴に投げ付け爆弾爆発だなんて悪ノリしてた事もあったんだわさ。
世代的に球が身近な最後の方の世代ではあるんだろうが、今程重視はしてなかったん。

オーディオと音楽に長く携わってみたら、球の方が深刻なトラブルに遭い難かっただけなんだ。
当然音質や音色は一番大事だが、新作が思い浮かぶのを自然に任せてると全く何時になるかは分からない。

前のが5分前の時もありゃ、長いブランクの方になると何年後になるか分かりゃしない。
だからこそ思い付いたら早速試したいのが人情ってもんで、その時に稼働してくれないのが最も辛いさね。

-つづく-

2024年2月27日 (火)

音楽備忘録1656 杜撰大王が過去モノに拘る訳③

久々出だがこの件も勝手好きずき趣味習慣なんで強要はしないし、真意を理解されなきゃ骨董趣味のそしりを甘んじて受け入れなきゃなんない。
だがしかし何も内心迄世間に変に同調すべきではなく、そんな真似すりゃ個性にマイナスにしかならないのだ。

ずっとカテゴリに加えてるLudwig Speedkingは別稿で色々長所を語って来たが、どうでも気に入らんのに使えなんて言いまへん。
人次第で相性が悪いとか、生理的に受け付けないなんてケースもあるかも知れないからさ。

けど万一合理的な理由無く避けてるとしたら、そのせいで何等かの損失が生じるのだけは伝えときたいんだ。
それと同様録音作品に限っては、音楽でも新旧を一々問題にするのは全くアホらしいん。

過去述の如く生演奏の生聴取以外のは、どれも制作時期と聴取時期に必ずインターバルがあるからなんだ。
極端な話しプロデューサの確認も取らず録れた瞬間に公開するのが最速で、普通は録れたと思っても色んな人から合格認定を貰わんと公開に至らない。

つまり例え出来たてホヤホヤの最新作と言えど、公開の時点では厳密にはもうミクロ過去作になってるん。
それを逆手に上手く利用したのが、最新アルバムに過去録のを入れたりするヤツだ。

それ等の多くは決して駄作だから出さなかったんじゃ無く、たまたま雰囲気か尺か何かがフィットしなくて入れられなかったものだ。
具体的にはStonesのTattoo Youが顕著で内部関係者にとっちゃ立派な過去ネタだが、我々一般聴者には初耳だから新作でしかなかったぞ。

他のケースではSteely Danみたいに平然と録るのに年跨ぎしたのとなると、最初に録り終えた曲なんて公開時点じゃ「数年前」の作品だ。
更に自分でも作る人に至っては最新のから何か参考を得たとして、どんなに急いでもその成果が表れるのに時間が掛かる。

親和性以外の目的で流行の後追い一択にすると本人意識では最速最新でも、実際他人から見ればそれなりに遅れてるんだ。
ではどうするなら最新の可能性があるのかってば、皆が忘れ掛けた位古いのから「新解釈」で引用をするとかだ。

元ネタにカビが生えてたってそのまま出す訳じゃないから、新解釈の部分がクローズアップされるんだよ。
先ずネタ選びが珍しくないと誰かと被り、引用方法も独自じゃないとやはり何処かの誰かと被る危険がある。

後者の方は世界規模では必ず似た人物が居そうだからほぼ制御不能だが、前者の方は個人の真の好みに頼れば何処かが誰にも似ていない。
マクロ視点では似てても組合せ迄完全に同じになるのはレアケースで、大抵はジャンルかメイン担当楽器か何か位は異なるもんだ。

仕事に注文が付けば時勢は無視出来ないけれど、即興以外それは刺身とは違うからネタの時期は不問。
それ処か個人趣味の範疇なら、世間のアホ流行後追い君に付き合ってやる必要等ないんだよ。

そして後追い君が正直だったら未だしも、裏では内緒で古いの聴いてるかも知んないぜ。
流行は話題としての共通事項なだけで、それで誰かと仲良くなれてもあなたの個人趣味はその時点で行詰まるのさ。

-つづく-

2024年2月25日 (日)

音楽備忘録1654 楽器の異常急激高騰は誰のせい➊

いよいよ本格的な不景気が末端迄行き渡ったか、とうとう中古の値段迄法外に高騰しやがった。
これでもまだあんたは政治は無関係、どうせ選挙で投票に行っても無駄と言い張れまっか?。

現政権にお世話になってる少数の方以外は、どんなジャンル・業務に携わってようとプロテストソングの1つ位は演らなかったら仕舞いやで。
だば現況高騰のからくりから簡単に説明するが、一言で言や売り手の余裕が底触したからだ。

実は杜撰大王ボロアパートの大家でもあるんだが、現時点では全く家賃を値上げ出来なくて困窮しとん。
借り手の給与が上がってないのに値上げすりゃ、退室されるだけだかんね。

正直これだけ世の中全てが値上げしてんだからこっちもあやかって罪にはならん筈だが、1月でもブランクが生じりゃ全体の収入減になるしねえ。
これはどんな業種でも既得権益や中抜きと無縁だったらご同様で、強いて批判覚悟でやれるとしたら独占的大手企業だけだろう。

つまり殆ど誰でも本業給与が足りるだけ増えたりしないんで、趣味系の中古なんかを売る時は強気価格設定を試みざるを得ないのよ。
今時珍しく儲かってる奴とか一刻も待てない奴が、何とか引っ掛かってくれないかってな。

ほんでそう云う事情があると次の様な捻じれ現象が起こり、例えば1995年に買った当時は¥15万だったのが一般中古の癖に¥30万なんて具合にね。
普通に考えたら一般中古って新品買値の半額位が基本なんだが、新品が特に輸入品は2~4倍にもなってるもんだからさ。

買値の半額じゃなくて新品の半額なんて事になってて、本来だったら間違い無くボッタくり認定だ。
だが実際売り手の厳しい懐事情からしたら、何処か可能な処で増収策を取らないとやってけないからねえ。

となれば納期不定でノルマの無い中古販売は、言葉は悪いが最も吹っ掛け易い案件なんだよ。
仕事でどうしても必要なんて人は恐らく1%に満たない場合が殆どだろうから、言い値が嫌なら買わない自由が一応相手にはある訳で。

その結果一見政治とは縁の無さそうな弱小程、実際にはモロに煽りを食わされてんだ。
こう迄されてて俺が信じられないのは、過激なジャンルを演ってる連中でも大人しくしてる処。

そりゃ何処ぞの大手所属アイドルとかだったら怪しい素振りが見えたら一発退場の危惧があるが、元々反体制側で普段世の中に文句付けるのに黙し続けるだなんて…。
そんなアンタは悪いフリして実はイエス・キリストかよ、ってさしものキリストも教会の参道で無許可屋台営業してたのには怒って蹴散らしてるで。

本当に心配なのは怒る怒らないのその先であらゆる感覚(感性)が、無自覚・無関心にしてる内いびつに歪んでっちまう事だ。
最近匿名投稿の暴言・暴論がもう滅茶苦茶な様相と化してるが、無理に我慢を強いられたストレスをぶつけてる人が相当数居るんじゃね?。

=つづく=

2024年2月20日 (火)

音楽備忘録1649 何はともあれ本物に触れる必然性Ⅱ➓

パートⅡの最後を飾るのは、培って来た個人感性の上手な処遇の仕方ざます。
人間は容易に勘違いもするけれど、だからって独自の感性を自らゆがめるのはお止しなせー。

誰かと見解の相違が発生した際、その過半数は認定と表現違いが原因なんだ。
これは食べ物の味が一番分かり易そうだが、絶妙に美味しいのって大抵は各要素が複雑に絡んでるよね。

甘さが際立つ印象が客観視したら塩味の方が強いだとか、そのどっちを先に取り上げて語るか次第で言葉は正反対に近くさえなる。
身内で共通認識を持ちたい時は条件設定を明確にして、時間を掛けて整合性を見出さねばならない。

が特にそんなニーズの無い殆どの場合は、○君のは○語・□さんのは□語なんて風に捉えた方が手っ取り早いん。
或はもっと範囲を拡大して、○国文化・□地域文化ではそう云う解釈になるなんて仮定をしてみたり。(自論の正当化に悪用しちゃあきまへんで)

その真相可能性として前々回リッケンベースがデカいと言った人、もしかしたらその人だと体の何処かが支障してたのかも知れないんだ。
それか既体験のは軽目のばかりで、リッ君の割と角ばってて少し重いのが堪えたのかも知れない。

俺は筋肉マンの方だからあまり食い込みは気にならないが、もっと体表が柔らかかったら角が当たると痛そうだ。
この面で万能プロデューサを目指すなら、俺言い「感性の翻訳力」が必要だしモノを言うんすわ。

↑例の様に100人中99人が不細工っつうのを、ある誰かが見たら最高の美形って事は水面下では案外頻繁に起きてる筈だ。
のがちっとも表に出て来ないのは同調圧力大国だからで、独自性を最高と考えるフランス等なんかじゃ寧ろ必死に探して語ろうとしてんじゃないかな。

但しどちらの両極でも求められて無いのに発揮したら、唯の迷惑か我儘なのは一緒。
この点寧ろ今劣化本邦の泥酔者等、特に白昼だったらEU圏なら即逮捕・連行される。

つまり自説を他人に強要しないのなら、心でどう感じてどう思ってても何も問題は無いのだよ。
寧ろ自分は常識的だから大きな問題は無い等と浅はかに考えるのこそ害で、酔っぱらえば無礼講が大抵は許されると思ってるのなんか酷い勘違いだ。

しかし同じ勘違いでも個人で勝手に思い込んでて、他人に一切害を及ぼさないなら後は羞恥心だけの問題だ。
実は勘違いにも少しは効能があって、創作の分野ではそれで盗作疑惑から逃れられる事だってあるのだ。

馬鹿と鋏は使いようの一種で、手前味噌ではSnareのゴーストノートを間違えてバスドラの3連打と思い込んでたのなんかがさ。
スピキンに慣れる迄そんなイカレたのは実現こそしなかったが、結果的に3連打の使い方の源になってるんだよ。

してこんな柔か頭に一役買ってくれるのが、本物に触れた経験なんだ。
ほら「想像の斜め上を行ってた」なんて語句があるじゃん、その「上」次第じゃ程度差っつうより次元が違ったって方がマッチしたりするっしょ。

一口に良い・凄いと言ってもその内容は様々だし、本物は大抵何処か予測不能箇所に余力を持ってたりもするんだ。
世界観が広がる・刷新される等、実利以上に思考の範囲拡大が最も重要なんすよ。

-続-

2024年2月16日 (金)

音楽備忘録1645 何はともあれ本物に触れる必然性Ⅱ➒

百聞は一見に如かずって言葉は今も死んじゃいないが、杜撰大王自身段々と自分から見分しに行く足は遠のいている。
学生時代迄と違って年々どんどんニッチな仕事になってってんで、ついでに寄るってのが困難になっちゃったんだ。

しかし探索の門は依然として全開のままで、そんな意識を持ってると感覚の鈍化を多少なりとも防げるんだ。
従兄宅での100年Snareの一件では見事に計られてしまったが、それもこっちの行動予測が明確だったからだろう。

俺が叩く方のDrumsetに無造作にセットされてて、最初は又何か変なのが置いてあるなとしか思わなかった。
どれどれと叩いた瞬間に何だか楽で具合が良いだけは即座に分かったが、名前は2の次で普段から感性重視になってるからだろう。

本当の真価を知ったのはその日後で正体を明かされてから、2回目の訪問時だった。
もしかしたら初回の反応が従兄に物足りなかったのか、深胴じゃないのに大胆にピッチを下げてあったんだ。

そして出て来た音が、杜撰大王が人生で初めて深胴じゃなくても良いやと思う程のものだったん。
具体的には中低域が、今迄体験したどんなSnareより芳醇だったのよ。

で俄然興味が沸騰した処で値段を訊いて他人事となるオチが付いたが、知識としてはあの世迄持って行く事にしましたわ。
実は今迄に入手出来た本物も、貧には当然乍らすぐにゲット出来たのは殆ど無いんだよ。

何気ない日常ですれ違った絶世の美女と、忘れた頃になって何かの縁で同席した際に猛アタックしたみたいなのに近いんだ。
今Ludwig 3ply ReinforcementとSpeedking常用の伏線として、杜撰大王版ドラム三つ子の魂百迄となる体験が遠い遠い昔にあったんだ。

正に中二病の真っただ中の頃に、友人宅で弄らせて貰った最初のDrumsetがそれだったんよ。
自分で叩くのは全くのお初だから、その時点では予習ゼロにつき感性だけの想い出だ。

だからそんなに詳細には分からなきゃ覚えても居なく、写真等で見てて好きそうな音なのが当りだったのと稀に上手くぶてるとRingoみたいな音が出るんだな程度だったよ。
その後ずっと経って他のどれもであまり似た様な音が出ないなってのと、今一痛快じゃないなっつうのが十数年続いた。

が獲得チャンスが巡って来た際先ず安かったからが主因にしても、そんな古くて大丈夫かの自問に↑体験から何とかなるだろうと答えを出したんだ。
でⅡで真価を理解したのはセットで常用15年後、ペダルでは5年後だったんだ。

要はそこ迄を理解出来る奏力がまだ無かったらしく、ほぼ同じ物なんだから人の方さえ頑張ってスキルアップすりゃ似た様な音が出る筈と思ってずうっと暗中模索を続けてたんだ。
これを他人目線では所謂「勘が良いね」と思って貰えると嬉しいが、その根底には恐らく感覚体験を風化させなかったからだと思うんだ。

でも特段注意をしてたでもなく、唯理屈で駆逐せず存置しといただけなんだ。
確定する迄途中経過では数多の俺言い「屁理屈攻撃」を内外共に喰らったが、そうかなぁ何か違うんじゃないかなぁそんな音じゃなかったけどなあってのをね。

-続-

2024年2月 7日 (水)

音楽備忘録1636 杜撰大王が過去モノに拘る訳②

どうせ杜撰大王の事だからこの件でも心臓強く図々しく…も少しはあるが、決して歴女とかじゃないが今に始まったんじゃないんだ。
自分内では音楽みたいに人生途中から興味が出たのと、最初からヲタだった鉄道では追及の仕方に違いがあったん。

鉄道は文字通り当時最新のに惹かれて、過去モノはそれ等の網羅がひと段落した後と至って普通の進捗を遂げた。
鉄道に限らずメカや乗り物全般に対してそんなだったのに、ある条件の差が音楽にはあったんだ。

鉄道→殆どのは公共交通だと昔は博物館等極限られてたから、過去モノは国鉄の有名なのの一部を除いて現物を拝むのすら不可能だった。
写真にしてもネットが無かったから、今みたいに個人が趣味で撮っといたのの公開なんて極めて少なかった。

乗り物で最大の実感が得られるのは試乗だが、そんなの更に限られてたしさ。
ので風貌と伝説だけで途端に興味が湧くの以外、そもそも興味の対象となり難かったんだ。

処が音楽作品だと当時は昔のも平然と普通にラジオで流れてたんで、その面ではずっと現役継続同然だったのよ。
中には聴いただけで古そうなのもあったが、当初はこっちも詳しくないから良く分からない。

尚且つなまじ英語がロクに分からないのに洋楽に惹かれたんで、当時日本が欧米より遅れてたのと相まって時系列が半ば無効化してたん。
なので自分内では不明な新旧は他所に、単純に興味が湧くか好みかだけでマイリストが形成されてったんだ。

その結果まだ最新ジャンルではあったがRockが自分向きなのと、Rockの勃興期のが興味の対象として定着。
例えばChuck Berryに関し俺の世代は普通はBeatlesやStonesのカバーから入るが、俺はラジオから直で始まってるんだ。

当時ガキの確実にありつける良い洋楽ったら家族にヲタでも居ない限り、FEN(AFN)ほぼ一択でさ。
あとはせいぜいTVの輸入番組程度で、これも時系列を無効化させるのに一役買ってたさね。

これ等の環境が自分では得したと考えてて、お陰で新旧不問で純粋に面白さで選別可能になったと自負してんの。
そして俺の場合自分に最もインパクトを覚えたのが、たまたま1955年頃のから1980年位のだったって。

故に今でこそ「古い」って意識もあるけど、昔のだから評価してるって訳じゃ全然ねえんだ。
流石に近年は新規への興味が少しは衰えてるだろうが、本質的には女性と一緒で!?何でも若いのが大好物なままでっせ。😖

ついでだから女性に対する興味の本音を曝露しとくと、かつて若い時分には齢と共に変化すると思ってたんだけどね。
少なくとも俺の場合齢を重ねる程若さの価値が高まって、昔なら圏外だったコでも若いだけで興味を持つ様に変化してるよ。(でも小児性愛とかでは御座んせん、念の為)

但し理性も分別も弁えてるつもりなんで、余程金満に恵まれでもしない限りパパ活すらする気にはならないがね。
だが音楽作品だったらメディアのデジタル化以降、それ自体の劣化や老化とは無縁だ。

生身の人間だと加齢でしわやたるみが避けられんが、元から「聴くだけしか出来ない」相手で一切老けないんだからさ。
結果個人にとっての真の新旧って、本当は聴いた事の有無とか順番とか
なんじゃないのかな。

-つづく-

2024年2月 3日 (土)

音楽備忘録1632 杜撰大王が過去モノに拘る訳①

齢食ったから遠い過去のになっただけで、出逢った当初は最新のだったんだ。(これだけなら完全な過去の栄光!?)
っても今は大昔何時迄も執着してたら、他人はきっと唯の老害認定するだろう。

ってのは重々承知なんだが、内心は単純に凄いと思えるのが古いだけなのだ。
流石に還暦ともなればノスタルジー0%では無いんだろうが、無理に若ぶったり新しぶる気にはなれないんすよ。

それは大袈裟に云や近年の殆どのは、「感動量」が足りないからなんだ。
例えばこないだ家族の都合で紅白歌合戦の最初の方だけ見させられたが、非ベテランは唯の1つを除いて歌詞の聴き取りに聞き耳を強要
された。

そんなに良くは知らないが、彼彼女等の録音物ではそこ迄聴き取りが悪くなかった。
根底には歌唱力(発声や声量)不足が原因だろうが、私的には取敢えずMic選択ミスと感じられたんだ。

大定番のShure SM58系って原設計がそれこそ大昔なんで、歌唱法も含め今劣化本邦の若者にベストフィットなんかする訳ゃねーっての。
これが又妙なもんで20世紀末頃迄の歌謡番組では、もっと歌手次第で色んなMicを夫々が使ってたんだよ。

PAのショボかった昔は歌唱力の水準が必然的に高かったのに、Micの相性にも皆が注意してたのかな。
実際現況は58のLiveでの定番度合はより高くなってっけど、録音物より数段歌詞聴き取りが悪くなってるのに…。

そんな箇所だけを注視しても、実は新しい人程目立たない処にカビ臭いのが多いんだわ。
そりゃ商業的観点からしたらコスパは問題だが、良い部分の良さのピークが↑等で昔より落ちちゃってんじゃないかな?。

例えばそのⅡで電気楽器での真空管の使用・不使用、エレピやHammondのリアル・バーチャルの差。
普段曲全体を気楽に聴いてれば、大差が無さげに聴こえる。

リアルを用いた処で特別上手く行かなけりゃ、手間暇掛かるだけ面倒だ。
んが幸運に良い感じになった際、リアルでなければ得られない特別固有な雰囲気ってのがあるんだよ。

確かに昔の機材って大失敗した時は目も当てられぬ状況に陥るから、大事故だけは避けたいならド素人にも親切な感じの今のの方が良いかも知れない。
けれど音楽なんて一般にとって非生活必需品には、失点が○点迄なら合格って事ぁねえんだわ。

昔でもスポーツに興味の無い人でも大体皆知ってたのって、野球なら王・長嶋とか相撲なら大鵬とか。
今なら大谷翔平の様にバカみたいに突出してると、無興味でも無視出来ないじゃん。

つまり失点より得点が毎回2桁越えとか、そっちの方が遥かに必要なんだよ。
特別音楽好きでも無い一般人ってシビアなもんで、悪くないじゃなく飛び抜けて良いじゃないと興味なんか持って貰えないんだ。

だから伝説の超人でも今がパットしなきゃ興味喪失だし、機材環境が劣化したと感じられたら以前通りの評価なんて俺には無理なのさ。
っと多小理屈武装はしてみたが、内実は年寄りだから古いのが好きと思われるのを気にしてないだけ。

-つづく-

2024年1月30日 (火)

音楽備忘録1628 適切な帯域制限の苦悩⑫

さて数多くの記事で杜撰大王が「生耳聴き」に拘るのは、何処迄行けるかの指標として重要だからだ。
帯域制限についても関係性がとっても深く、硬さを許さなきゃ明瞭度が確保出来ない等と云う重大な誤解を招くのと同じなのだ。

是迄再三吠えて来た如くオーディオ的にだけ高音質なのは、アンサンブル内で同じ振舞いをするのが僅少なんだ。
けれどパート別で録る最初のは、その時点でアンサンブル内で鳴らす事が出来ない。

結果単体聴き評価をすると、高音質な感じがしたの程どうしたって良さそうに思えちまう。
この意識を圧倒的に覆せるとしたら、名人が眼前で奏でる「生耳聴き」が最有力なんだ。

理想は既にメディア等で沢山聴いた事のある人のだが、そうでなくても何処かで録音に使ってたっぽい音色なら構わない。
最初は唯々おースゲエと来て、次に過半は帯域制限が掛ってるなんて感じられない音だろう。

特殊音色以外では達人はバランスにも充分配慮してるから、殆どのに実際は掛っててもそれが気に留まらないんだ。
のわそうしとかんとアンサンブル内での明瞭度や立ち位置がフラフラ変動したりして、不都合が生じちまうからだ。

でそんなのが記憶にしっかり刻み込まれてると、高域過多になってたら「あの時のと違う」と即座に判断が付くんすよ。
ってもその段階じゃ何が異質にした犯人かはまだ釈然としないかも知れんが、何かを変えなきゃ近付けないのだけはもう分かるって寸法さ。

ド下手な人の生音でも音色に偏りがあんま無きゃ生耳と録ったのの比較は可能だが、どうすれば好みの音色がなるべく色んなアンサンブル内で通用するのかはあまり知らないケースが多い。
その一方で確実な指標が自分内でたった1度でも得られてたら、仮にその後は全く機会に恵まれなくてもそこそこ行けちゃうんだ。

これが俺言い「音色に於ける三つ子の魂百まで」で、親だと双子の区別が何時でも付けられる様なもんだわさ。
基準の原典になる訳だからなるべく至高なの程向いてるが、それより重要なのは最低限の機材で出されてたかどうかだ。

真の一流ならある程度の楽器と球Ampさえあれば、業務の実用に堪え得る音色が出せるんだ。
又老害臭が漂っちまうが古老程アテになるのは、今みたいな高性能なマルチEffector・Preamp・ストンプが無かった時代を生き抜いて来たからだ。

昭和の内プロも扱う録音スタジオなら、1台はFender Twin Reverbかそれに相当するAmpが必ず用意されていた。
だが令和の今では多種・多様な機材がある代わり、立地条件等のせいで球Ampの無い所もある。

そんな所でばかり仕事をしてる人では、なかりの売れっ子でも楽器本体とAmpのみの音創りに精通してない可能性があるんよ。
この先は新項を設けてそっちで続けるが、ツールやアイテムだけで音色の全てが作られてる訳じゃないんだ。

=Fin=

2024年1月27日 (土)

音楽備忘録1625 何はともあれ本物に触れる必然性Ⅱ➍

最早時代遅れな感じもする古典主流機を、何故執拗に杜撰大王は基準とするのかご説明。
Mic・スピーカ・真空管等では、様々な不利を承知で音色ニーズから使われたりするよね。

でも普通のRock系の人にMetal登場前のを勧めるなんて、何も考えなかったらミスマッチだ。
だが一般論でジャンル特化させた楽器には、埋もれた欠点が凄く沢山あるんだよん。

実例としてウチの休養君のGuitarをリペアした時の話しで、過去には弦高をどれもウルトラローアクションにしてた様だ。
これは激歪ませで超HiGainだと、触れただけでもうドカァンと鳴るからねえ。

わざわざ普通の弦高にしといて強く弾く意義が希薄になるんで、速度と高難度フレーズに忖度して弦高ウルローにする習慣みたいなのがかつてあったん。
しかし休養君出自がFolkだからかそんなのでも思いっ切り強く弾いちまってて、したっけナット近傍のフレットの弦の下だけが摩耗して掘れちゃってたんだ。

そうなってれば王道は全フレット交換で、元のフレットがハッキリ分かってて手に入るなら掘れてるのだけ交換だ。
がこんな貧民と平気で組んでくれる人は向うも貧で、一番掘れが酷かった1本はリペア保留になったんだ。

さてこの件持ち主が全く気付かなかった訳でもないらしく、しかし少しでもハードボイルドにしたくてそうなってしまったらしいんだ。
Metal系ってばスピードもだが、本来なら何より劇的なパワーが求められるよね。

それで太鼓なんか大規模セットになってったが、超高速を可能化する為にトリガーなんて邪道に走りやがった。
そうなって来っとパワーはダイレクトに反映されなくなるが、些細なミスで非力化する心配は無くせる。

んで結局は固有の醍醐味が減ったんで衰退してったが、ほぼ男だけがやってたから大変な事態にはならなかったんだ。
ってのはもし女が一気に乗り込んで来たら、細かいスピードや正確さじゃ野郎なんてとても敵わないじゃん。

と考えてみると力やストロークの要らない楽器は女性には大きな武器になるが、屈強が売りの男性程不利になってくんだよ。
因みに拙ブログでは断りなき際は性別不問としてるんで、男女共用とすればかなり昔に初めて一旦定まった標準値位のが妥当な線なんすよ。

基準楽器は各方面に対して中立なのが良いのと併せて、こんな事情も裏にあるだよ。
Stanley Clarke位の長身になると、初めてウッドBassをGuitarみたいに自在に掻き鳴らせる。

俺みたいなチビにとっちゃ羨ましいを通り越して憎らしくもあるが、そんな楽器が現存してたから皆が堪能出来たんだよな。
BONZOやEric Mooreの太鼓にしてもそうで、常人が鳴らし切れる楽器しか無かったらそんな楽しみは無かったさ。

「楽過ぎる楽器」にはこんな負の側面もあるんで、少なくともそんなのを基準にしちゃうのは考えものなんだ。
本番を想定した練習にはMetal系なら弦高ウルローの方が相応しいが、普段の練習までそのままでしていてはウルローのご利益は薄れるし普通のが弾き難くなる。

ので標準型の他に特化型を持つなら良いが、特化型は「臨時措置」留めとくのがお勧めなのだ。
偏りや悪癖は長く続けてると、最悪は戻し切れないか戻すのが物凄く大変でっせ。

-続-

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