録音

2021年10月 9日 (土)

音楽備忘録786 風変りなMic位置+魔流用 続・番外編

しかし正直な処それ迄の使用状況から、個人的にはもう少し見込みがあるかと思ってたんだけどねえ。
決してOn Micじゃ無かっても3人でガンガラ演ったのを録ったので、歪みそうな兆候は全く見られなかったんで…。

けど改めて良く思い返してみると長時間記録の為にレートを落してたにしても、何だかあんまりデジタルで録った感じじゃ無かったんだよね。
ヒスノイズ(テープ特有の「シ~」)こそ皆無も、並の動画のとかよりゃ遥かに昔のカセットで練習録ったのに近かったかも知んない。

それがもしかしたらエレコンユニットで軽く歪み始めてたせいかもで、現代水準のポータブル録音機を俺が持って無いから気付けなかったのかな。
因みに従兄所持のってかなり昔の初期のモデルで、プチ調査に依ればその後数回改良されてる様だった。

現行品のには最大140dB対応と端っから宣伝文句に並んでて、それであれば今時のJ-POP Drummerだったら余裕がある筈だ。
折角だから具体的な程度を例示するとして、管球式NEUMANNでもBONZOだとOnにするとちょっち歪んでた。

今度のは概知な上キチンと調べたデータだがNEUMANNは管球仕様のだと耐音圧はどれも135dB前後で(非モディファイ)、「耳に簡単に感知出来る歪み」は大凡10dB以上位のオーバーになる。
それからするとBONZOの至近ピーク音圧は145~155dB程度と考えられ、現行の最爆音対応のMicが155~160dB程度に設計されてるのが実に適切で納得出来るってもんだ。

なのでこのオッサンみたいに無駄な爆音出す様な奴じゃ無きゃ、現行品のZOOM(アプリのじゃないよ、念の為)の4以上のなら今回方式でも何とか収まるんじゃないかな。
因みにⅡで過去の非力Setでの元気な若い頃の従兄は最大瞬間135dB程度で、俺は現用ダイナミックMic(公表値最大140dB)で一応セーフなので恐らく145dB程度だと推定される。

ここで例に依って誤認回避をさせて貰っとくが一般的に使われてる「出てる方の最大音圧」はRMS=実効値なんで、瞬間最大はピーキーな音源ではそれより大きい事が多い。
↑従兄のは宅の防音室完成検査の試験で業者が測定(音源からの距離2m位)した約125dBに基づいた値で、電子機器等の絶対定格以外では大抵はピーク値で考える必要が無い。

それともう1つだけ前回試験「バラMic」のと違いがあったのが、バスドラとSnareの音像定位だ。
前回のは2つのBD打面側上角に夫々に1本づつ設置してたんで、Snareは見事にセンター定位だが他と比べてBDが左右に別れ過ぎな感じだった。

条件的には今回の方が厳しいにも拘らず、想像してた程Snareが偏らなかったんだ。
確かにタッチとスナッピーは右(従兄は左利きセッティング)だが、胴鳴りはほぼセンター。

って一寸変態的ではあるが全部が寄って無いだけでも、分析耳で聴かなけりゃ結構ご利益があるもんだわねぇ。
尤も従兄は頑ななBD・SDセンター定位は望んでおらず、古い作品に耳が慣れてるとそんなに気にならないのも確かだ。

厳密にはバスドラの真正面にSnareがあるなんてほぼ無いのに、Drumsetのかなり近くで聴いてても前後方向なら兎も角左右のズレなんてほぼ感知出来てないでしょ。
それと限られたMic数で近くに構えると必ず生じる案件なんで、その奏者が両センター定位を基本スタイルにでもして無い限りは大した問題にはならないんじゃないかな。

最後にこの件での従兄のリポートメールで、印象的だった一言を参考に添えとこう。
少なくとも彼にとっちゃ「一番邪魔にならない位置だから常設しとこうかな」だってさ、あっ勿論歪まなかった方のMicでよ。

<終>

2021年10月 7日 (木)

音楽備忘録784 風変りなMic位置➏

前回は愚痴だけ宜しく傾向と対策が分離しちまったが、Mic位置での補填について記してこう。
低音以外の拾い方は基本的にノーマルで、注意点があるとしたらスピーカユニットの指向性位だ。

いきなりの処でだが近年はダクトの他ユニットが2Wayのも少なく無く、それへ素直に対応させるなら机上理論からは更にツィータ専用のMicを追加すりゃ良い。
尤も現況俺自身はそんなの試す気すら起らず、将来他に手段が枯渇でもしたら考えるかもって感じだ。

その訳はたかが3つでもそこ迄細分化すると、後で正確に混ぜるのに耳依存では困難になるからだ。
前回述の如く楽器Ampスピーカはリスニングポイントの設定が遠目のが多く、狭いハコではそれだけ離れて聴くのが厳しい。

その上分割数の多いのに限ってより遠距離用のが殆どなんで、本来の音が把握し切れないんじゃ正確もへったくれも無くなると。
体験的には所謂ステージ用のだと最低でも4〜5mは離れたいが、定在波回避の為に長方形のハコの短辺側へ向けて設置されてる事が多いので中々苦しいのだ。

尤も最近のはエンクロージャをより小型化出来るバスレフタイプの方が増えた分この件は緩和してるが、ツィータが高能率の為に指向性が鋭い分でそれが付いてると大分キャンセルされてしまっている。
とは言えそれでも何とかしたいのも少なくないんで具体内容へ進めると、ダクトへ構えるMic特有の注意点は先ず「吹かれ」だ。

ホーンでもポートでも断面積が狭くなる程、そこからの風は勢い良くなっている。
それに対し低域用Micでは例え爆音対応のダイナミックタイプでも、Vocal用みたいなLowCutは出来ないから元々吹かれには弱ってるんだ。

なので一般的なOn Micは比較的振動面に対し垂直にするのが普通だが、横迄は行かずともせめて斜めにして中心点が直接重なったりしない様にしとく必要がある。
これの安全確認の方法としては「ダクトの共振周波数」でテストするのが相応しく、共振帯域を外れると途端に音量が低下するんで普通のスピーカユニットと違って低音ならなんでも平気って訳には行かない。

一方大断面のホーンとなるとOnでも吹かれの心配はほぼ無くなる代わり、点収音では必要量の確保が困難化する。
こっちは過去に宅で体験があるからそれ例に進めてくが、「出てはいるが小さ目」ってのに色々と煩わされた。

宅のはバックロード式としは最小のだが、そうでなくてもユニットとホーンの距離って大して離れて無い。
これがバスレフだったら背面ポートのもあるが、ホーンだと裏で拾っても前から出すのしか殆ど無いからね。

そうすっとホーン開口部でもユニットからの音の方が大抵大きいんで、不要な中低域が盛大に混入しちゃうんだ。
どうせ混入するならそれを逆手にとって1本で賄おうとしたっけ、中域迄は良くても今度は指向性の鋭い高域が全然拾えなくなって駄目だった。

この時点で後は2本でホーン用のの混入を減らす策を講じるしか無くなったが、その時はホーンのかなり「奥深く」へMicを突っ込む事で何とか切り抜けたんだ。
尤もダクトが「折り曲げ型」なんで外部スタンドでそれをするのはほぼ不可能で、一旦スピーカユニットを外してエンクロージャ内部にクリップ式のホルダでMicをマウントするって大掛かりなのになっちゃったよ。

どうだいここ迄来りゃタイトルに全く偽り無しだろ、ってそんなに手間が掛るんじゃ実用性に乏しいよね。
その点ホーンでもフロントロードだったら出所は一致してくれるが、ローエンドと限界高域では指向性が極端に異なるからもしかしたらもっと大変になるかも知れない。

指向性って点収音だとそれ次第で音量差が表れるんだが、それは密度の分散度合いが違うからだ。
揺すられた空気を全部集めて拾えりゃそうならないが、バウンダリタイプのMicだって振動板面積の広さなんてタカが知れてるっしょ。

昔みたいにBassに高域が無くても良きゃ、後面開放型の裏から拾うなんて文字通りの裏技も使えたんだけどね。
今だと裏を使うにしても表にも1本無きゃ駄目で、それをやるには裏Micの位相を意図的に反転させなきゃなんなくなるから結局昔より面倒になっちゃうか。😅

<更に何か思い出したらその時つづく>

2021年10月 5日 (火)

音楽備忘録782 風変りなMic位置+魔流用 番外編

我々懸案の残りの試験が漸く実施されたんで、それにまつわる話しを少々。
んでその懸案とは従兄所持のポータブル録音機で、Drumset中心位置で録るってヤツだ。

位置についてヨーイじゃ無くて…は高耐音圧エレクトレットコンデンサでのは既に公開した通りだったが、その様な用途の合ったのを持ってる位だったら普通のセッティングでも録れるからね。
ので私的には魔用Micでこそどうかと期待してたんだが、先に結果をバラせば残念でした~ぁだった。

搭載されてるエレコンユニットが爆音で歪んじゃったったんだが、唯で転んじゃ悔しいから変なヲタ情報でお茶を濁したるわい。💦
↑で「ユニットで歪んだ」ってのがプチミソで、電子回路部でのとは歪んだにしても少し毛色ならぬ音色が違ったんだ。

大昔爆音対応Micの無いStudioで録られた名作のそれとクリソツで、電子回路での歪みよりゃ聴くに耐える感じ。
無論普通の正規録音には使えないがギミックとしてなら、デジタル領域でサチュレーションとか使うより遥かにマシだったと語っとこう。

具体的な内容差は歪みの質・分離度・明瞭阻害度で、質については物質と空気のコンビに依っているんで生楽器の過演奏時のそれに近い。
管や打楽器ではこれを出すのは一苦労だが、弦系のでは寧ろそうなって汚くならない様に気を付ける方が大変な位だ。

敢えて2つ目を飛ばして3つ目を先に行くが、言うなれば物理ヘッポコリミッタを掛けた様なもんだから歪む手前以下の音量時は至って普通なのだ。
これだけでも程良く歪んでくれられたらご利益があるが、最大のメリットが2つ目の原音と歪みの分離度だ。

他の多くの場合と違ってこんなのではなるべく別れてない方が良く、特定周波数帯域にだけ歪みが出ると如何にも後付けしました感が満々になるべ。
昔みたいに録音音質がチープだったらまだ平気かもだが、歪んで無い部分が完全に「今の普通に録った音」だと後から弄ったのを大々的に宣伝してる様なもんだからね。

とは言えそもそもは失敗に終わったのと、そんな音質になったのもとある偶然があったからだと思うんだ。
さっき調べた処では従兄所持のZOOM H-4のMicの最大入力音圧は120dBで、小編成JazzだったらOnでもギリギリセーフかも知れない程度だった。

って先に調べときゃそんなに従兄を急かさなかったかもも、ユニットと回路のどっちが弱いか迄は当然非記載だったんでね。
万に一つもエレコンユニットとMicプリ部のマージン次第じゃ、「本体で録らなきゃもう少し歪まない」可能性もあったんだ。

一般的な設計の仕方としては入口に近い方から余裕を大きくするもんで、限界迄歪めばもうそれ以上絶対に大きくならないからだ。
差し詰め粗野な原始人が教育を受けてく内に段々紳士なってくってなもんで、後ろへ行く程無茶なのは来なくなるからマージン管理!?が楽になるって寸法ね。

尤もエレコンユニット君と増幅初段の関係は必ずしもそうとは限らず、回路の方が先に歪めばそんな音は得られなかった。
件のポタレコは単3×2の仕様だが恐らくMic部のインピーダンスは限界迄下げられてるのと、内部に昇圧回路が入ってるんだろう。

前者は雑音対策で後者はヘッドホン出力をある程度以上にするのに必須で、たまたまユニットの方が低耐圧になったんだろうな。
しかもユニットが過大入力に対して紳士対応!?してくれるタイプのだったかもで、どれでも同じ様にとは行かなさそうだが他にも応用可能なのがありそうだ。

<もう1回だけ続く>

2021年10月 3日 (日)

音楽備忘録780 風変りなMic位置➎

今回はパート別では3番目となるエレキBass Ampへ駒を進めるが、こいつぁ大専門の癖に正直筆が重い。
その最大理由はスピーカエンクロージャの方式の問題で、Line録りが常態化したからか年々Mic収録へ無配慮なのばっかになってるからだ。

バスドラと同じ様に考えて貰えれば複数ポイントからのMixだって大いにアリだが、どうも特に本邦ではBassに与えられるch若しくはトラック数がケチられ気味でアカン。
Mic以前にたまたま昔から俺はRickenbacker(若しくは擬き…)常用者なんで、折角付いてるStereo Outをしょっちゅう使おうとはしてんだけどね。

公開作では大昔カセットデッキtoカセットデッキ時代に1つあるだけで、中々日の目を見られずに今日に至ってる有様だ。
これは近い内に声を大にして意識改革運動でもしたるかって調子だが、どんだけ受容れられるかは未知数だ。

では重複も少なくないがこの件何故年々困難化したかったら、ダクト有エンクロージャの台頭も大きい。
これは少しでも小さい箱でローエンド迄出すには最適ではあるが、音域次第で「出て来る場所」が見事に分割されてまうのだ。

更に加えれば近年はユニットからしてウーハとツィータに分割されてるのも大増殖中で、しかし個人的には「エレキらしい音」にはあまり望ましく無い方法だと思ってんだ。
太鼓や鍵盤みたく「鳴らす場所が別」のがありゃ色んな処から出ても構わんが、混変調作用に相違が現われたり減り過ぎるのが不味いんですわ。

「混変調」ってオーディオでは歪みの1種として敬遠されてて、確かに単純なHi-Fiを追及すりゃ無いに越した事ぁない。
だが器楽音となると意図的歪ませ以外にもある意味必要悪的なのが色々あって、それらのお陰で例えば同じ音程でもポジション次第で違う表情を出せたりしてんのよ。

ここでは随時吠えしてると思うけどLine録りに寄せたオーディオライクなのがそんなに良いんなら、もう今更楽器Ampなんて止めちまってPAから出した方が圧倒的に有利なんすよ。
それはさて置き仮に2本構えるのの覚悟は出来たとして、それでもまだバスドラとは異なる面があるから困るんす。

バスドラで2本にするのって「違う場所のを拾う」ってよりゃ、「違う部分を拾う」(周波数帯域)のが主ですわね。
それがBassエンクロージャだと逆になってて、上記の音の科学変化が起こる「手前」に大抵はなっちゃうのよ。

この項の以前の記事で「必要なだけ遠ざけりゃOK」って書いたのは間違いじゃ無いんだが、低くて大きくなる程その距離が膨大になるですよ。
1つのユニットと近似な状況を得るには、ユニットからのとダクトからのが「完全に混ざって」無いと駄目なのはお分かり頂けますですか。

それがケース1のバスレフタイプの場合ローエンドは指向性が緩いから良いとして、ユニットの指向性が結構鋭いんだす。
すると単純にエリアが完全に重なる位置迄離した際、今度はダクトからの音圧が減り過ぎちゃってんの。

響くハコで収録場所残響が混じり込んで良きゃ、床を中心としたダクトの反響にまだ救われるんだけどさ。
片やケース2のホーンダクトタイプ(主にバックロード)では、今度はホーンのターゲットエリアが遠距離になってるからこりゃもっと厳しいとな。

そんなだから是又概述だがMic録りデフォ時代にFenderなら4発中心向き密閉型エンクロージャのBassmanが、Ampegなら単発でダクトが最短距離でスリット状のB-15Sが業界内じゃ持て囃されてた訳。
因みに後者の当時に於ける特徴の1つとして、「バッフル面積」(ユニットが付けられてる板)が他に比して最小限だったってのがある。

かつてエレキのエンクロージャってローディが支えて無いと倒れそうな位平べったいのが主流だったが、あれって「回り込み」の悪影響を減らす為だったんだ。
なので仮に音量が足りても少し広い所だとB-15Sのエンクロージャじゃ、きっと他よりかなりボケボケな音になっただろうさ。

Fenderのは上手に兼用化したもんだが、それだけAmpegのは思い切った専用設計をしてたんだね。
もしかしたら最近になって再販されたのは、上手く録れるのが無くなったのに起因してんのかな。

<つづく>

2021年10月 2日 (土)

音楽備忘録779 楽器の明瞭度の話し⓮

前回は出す側案件だけで紙面が尽きたんで、今日は受ける側専で行ってみよう。
近年最も気にされるのは所謂ディテールが多数派を占めてる様だが、全体より細部に拘るのって厳しい表現にするとその実「供給側のエゴ」でしかないんだよね。

この件何を隠そう俺自身も日々苦闘中の身で、Liveだと諦めなきゃなんない事も少なくないからなるべくなら全部拾っときたいとつい思っちまう。
只最近になってこの誤った呪縛から解かれつつあるのは、もう昔みたいに「劣音」じゃ無くなってるんだからってのだ。

今だってMicは超Onの方が細部の拾いは抜群に良いが、細部が実音を著しく凌駕してるのにだけ気を取られ過ぎてた嫌いがある。
楽器もAmpも近年のになる程その音色が細密化してる感じがあるが、一般聴者が最初に捉えるのは全体像の方が圧倒的に多い。

それからすればこっちが「ディテールヲタ」化してると看做せ、それも文化だと言っちまえばそれ迄だろうけどさ。
けどフュージョン系だとか元々顧客にヲタが多いジャンルなら未だしも、Popsなんかでこれを全開でやるのはお門違いなんじゃないかってね。

今こっちの業界側で明瞭度っつうと相変らず高域やアタック音ばっかで、それが貢献してくれるのはリズム面だけだ。
チューニングメータの普及で肉声以外は大きく音程が外れる事は少なくなってっけど、ズレてるって程じゃ無いのとバッチリハモってるではそれに依る明瞭度の差ってかなりあるんですよ。

複数音が共鳴するとそれ独自の倍音も生成されるんだが、それが平均律では無く純正律になってると原音に対する明瞭度貢献度が最大になるん。
これを活用しようと思っても打込みだととても困難で、人力生時より手加減なんてのがし難いからだ。

その代わり打込みは安定度では勝ってるのからすると、機械でも賄える様になったのを今更人力で演るならもっと重視すべきファクタだと思うんだ。
さてこれも倍音なんだから高域が充実してりゃ良いと思うだろうがさに非ずで、元の構成音の中域が不足してるとちゃんとは生成出来ねんだわこれが。

出て来るのは高域でもその「材料」はハモった中域だからで、各楽器が出してる倍音の内容を今一度精査して見ると良い。
その楽器らしさを司る倍音って音程に無関係なのも少なくなく、だからこそどの音程を鳴らしてもGuitarならGuitarのに聴こえたりする訳ですよ。

それが楽器毎に全部違ってるし差の大きい程違うのが鳴ってるのが分かり易くなるんで、余計に皆バラバラになってんの。
それを下手に強調し過ぎとくと「ハモらない倍音」が増大しちゃって、折角上手くハモって生成された倍音があっても駆逐しちまうんだ。

複数音なのに単音より却って目立つのもハモりのご利益で、単体時では絶対に得られない共通倍音で実際に明瞭度が上がってるんよ。
凡人である以上エゴを皆無にするのも難しいなら、せめて個人じゃ無くてもっとアンサンブル単位のエゴを敢えて持ってみるのも一興かと思うんだ。

何れにしてもセコイ機材にアホな俺みたいなのは過去の話しで、何時までも上下ばっか気にするなんてもう古いっての。
そう思ったって実際古い俺みたいなのは習慣を改めるのに四苦八苦、だからこそ呪縛が無くなってからの若い人がそんなんしてたらもっとカッコ悪くていけねえよっと。

<つづく>

2021年9月27日 (月)

音楽備忘録774 風変りなMic位置➌

ここ迄はDrumsetの外部のアブノーマル位置のだったが、それと併せて今回から「内蔵」のにも触れてこう。
生系楽器ではナチュラルさへ拘ると外部が有利だが、斬新さを追及するなら内部設置の方が有力なのだ。

何しろ普段は聴けない音なんだから当然ではあるが、その一部には一般化して久しいのだって含まれている。
それはフロントヘッドを外した若しくは大穴を開けたBD(バスドラ)ので、回り込みを減らそうとすれば必然的に選択されているものだ。

因みにフロントヘッドへほぼMic程度の穴を開けたのへ突っ込むのもあるが、Micの頭だけから全部中へ入るの迄多彩なのでここでは含めない事にする。
俺が既に実践したのはMicだとBDとPiano位だが、圧電PUも含めればアコギのそれは内蔵サイドへ分類される。

尤も後者は見栄えや音より、流用品の形状や強度等の都合が主だったけどね。
けど一応「絶対手で触れられない場所」の方が、余計なタッチノイズを減らせるかもって腹もあったんだ。

これは残念乍ら正規録音の機会に至る前に壊れてしまったので、ブラッシュアップしたとしてどの程度対応出来たかは不明のままだ。
けどかつて1980年頃にOvation(エレアコ)が大流行したのみたいなのにするんなら、オマケでPUが付けられてるエレアコよりゃ使えた可能性が高い。

俺はどっちかったら弾くのが楽目なの以外Ovationは好かない方だが、生よりエレアコとしての性能を優先した設計だった部分はちゃんと評価してるんだ。
近年のの方が却って形だけPUが付いてる様なのが多く、それが一流ブランドのに迄あるから全く油断ならない。

Guitarのエレアコって唯のアコギとして使うと到底生には勝てないが、エレアコ同士でも弾いた強弱等の再現とか音質以外でも結構優劣の差はあるのよ。
これがStudio録音では大問題になるんで設計思想が重要なんだが、現況俺知りではどちらかだけ秀でてればいいだろう式が蔓延してる模様。

続いて概述だがBD両面張りへの内蔵の思想としては、打面の直接音も少し欲しくなったのが発端だった。
趣味的には表皮前で充分なんだが現状他が近年型ダイナミックのOnなので、アタック音の傾向的バランスを取るにはそれでは少し具合が悪かった。

俺はゴリ脚なので困る程では無かったが、音量の割に目立たないってな裏を返すと他パート妨害率が高いんでね。
あと現用セットで実施してるのがメロタムで、状況としてはシングルヘッドBDの中へ突っ込んでるのと近似状態だ。

但し目的はBDでするのとは正反対で細かいタッチ感等は普通に表からの方が良いが、余りにも他の両面張りのより音程感が乏しかったからだ。
生耳にだって方式が違うんだから差はあるんだけど、その何倍もアタック音ばかりになっちゃってたんでさ。

この辺が一面でOn Micの泣き所で、太鼓ではこれ位が極例だがCymbal等だともっと極端な差になるのも珍しくない。
例えばPaisteって水平方向の指向性がとっても強く、本来の音色へ固執すると「横から録らなきゃ」全然駄目なのだ。

とは言え大きく上下動するからかなりOffらんと変なワウみたいなのが掛るし、他楽器の回り込みがドえらい事になる。
ので現況は横からを諦めて妥協してるが、せめてなるべく斜めから程度の努力はしている。

今回例示の後ろの2つって全く奇をてらったりゃしてねんだが、音で判断すると「視覚的には異常な位置」になるのも珍しく無いんですよ。
勿論理論的裏付けが足りなさ過ぎると1回こっきりの偶発ベストポイントになったりする危険はあるが、俺言い「景色的常識」に捉われそれを優先させる方がもっと危ないのであるぞよ。

もしたまたまべスポジが想定範囲の僅か外だったとして、そこを全く探らなかったら永遠に出逢えなくなる訳だから。
この件もしかしたら全個別立てばかりに走る原因の一部とも考えられ、身近でそれに抵抗してるのったら最近の従兄位だわ。

<つづく>

2021年9月25日 (土)

音楽備忘録772 楽器の明瞭度の話し⓭

今日は「On Micに依る明瞭度の阻害」ってシュールなのに挑んでみるが、内容へ進まないと随分矛盾した感じをきっと受けるだろうさ。
確かに大枠としては近い程「拾い漏らし」は減るんだが、近いのにもそれなり
弊害ってのが実は色々あるんでやんす。

この件は先ず出す側と受ける側を分けて考えてく必要があり、しかもこの2つを絶妙にバランスさせないとベストに届かないんだ。
詳細は後日別項を設けてそっちでやるとして、狭い日本だとある程度以上「離れて聴く」機会はどうしたって乏しいよね。

Classicのオケにでも参加してたらそうでも無いが、今時のポピュラー系じゃ一寸遠ざかりゃすぐPA様がご登場しちまう。
それプラス個人的に痛感してるのは見栄え意識が過ぎるからか、例えば21世紀初頭にBass Ampで猫も杓子もAmpeg SVTなんてトンチキなブームがあったわね。

確かにサイズと金額が問題にならなきゃ、性能も音質もそりゃ「Ampだけを眺めてたら」間違い無く安心の最高峰だ。
けどあれってそもそもはStonesのLive用に設計した代物で、ホントに持っててマッチするのは最低でも既に武道館への出演予定が入ってる人位なんだよねぇ。

この際だから徹底的に追打ちを喰らわしといてやりゃ、それも「PAレス」(基本あるのはVocal Ampのみ)での想定だったんだ。
実際には若干開発に手間取ったかPA常用とほぼ同時期の登場になっちゃってたが、それだって現代みたいに全個別奏者用コロガシ(モニタ)なんてのはもっと後になってからだよ。

だから広さと設備の2つの面でミスマッチになってるのが大多数なんだけど、それだけじゃ無く「SVTの本当の音」を拝めるチャンスも得られて無いんじゃないかと思うんだ。
「何でもPA」の害とミスマッチAmpは今となっては鶏玉子話し化しててどっちが真犯人かもう分かんなくなってっけど、「上手に鳴らせたらこう云う音」ってのをそもそも知らないんじゃマトモな話しは始められんのですよ。

単に趣味で欲しくて買うなら否定しないけど、実用道具として縦横無尽に使いこなせるかったら全く別なのよ。
それでPVには映ってるが実際の録りはLineばっかになったかどうかはワシャ知らんが、同じAmpegのでもずっと旧式で非力なB-15Sの方が録音現場で長く重宝されてたってきっとこう云う事だったんだよ。

えっ何だって、欲しいのに何時までも手が届かないから愚痴ってるって!?。
それも皆無とは申せませんが、現所持のLive対応のAmpですら我が狭室じゃかなり苦闘させられてんのよ。

貧且つ狭隘なればこそ用途別に揃えるのも苦しいし、中古で性能・機能の割に安価なのったら日本だと「無駄に場所取る」のになっちゃう。
こう云うのは得てして遠距離用なんで、狭い所で拾うのは苦手なんですわ。

只ずっと大昔にはなるが不幸中の幸いか貧のお陰で、Vocal Ampしか用意出来ないケースが何度かあった。
その際最高で15m位離れたAmpだけの音を聴く機会があって、その時初めて思ってたよりずっと良い買い物が出来てたのを思い知ったんだ。

距離の他その時点迄はずっと騒音規制でフルアップも出来なかって、それ迄はやっぱ昔のだと寝ボケた音しか出てくんないわーなんて勝手に思ってたんだけどね。
たまたまそれが響き過ぎない会場なのもあったんだろうし、大昔のだから最近のみたいに対応力が上がってるのだとそこ迄極端にはならないかも知れないけどね。

けどある程度以上のパワーが持たされてるAmpなら、狭いのより広くても大丈夫な方へ設計が振ってあるのは間違い無いですから。
それがClick前提の各パート個別収録には又不向きで、宅でもBass Ampでは長年悩まされてるよ。

この件からすると1970年代に入ってBoogieのAmpが持て囃されたのって、歪みの自由度の他スピーカが単発で録り易かったのもあったのかな。
単なる偶然か分からんが、マルチトラックの多重録音が一般化した時期と見事に重なってたからねえ。

<つづく>

2021年9月24日 (金)

音楽備忘録771 風変りなMic位置➋

早速の続きだが弱点の前に補遺で、弱点の正しい理解には先に必要になるんでね。
今回試験では従兄の現セッティングがツーバスのままなんで、原典のみたいなワンポイントでは無くなってたんだ。

これは設置の事情もあって代用Micのはまだなので、ワンポイントセッティングが困難なのもあった。
こっから噛み砕いてくと元の思想ではバスドラの奏者側手前を中心位置としてて、ワンバスなら実際そこが寸法的にもほぼ中心になってるね。

だがツーバスだとその2つの間に横にズレるんで(具体的には大抵Snareの奥になる)、ワンポイントのならそこになる。
のを小型軽量とは言え普通の形状のエレコン君2本で賄うのに、狭いし太鼓位置を不変としたいと厳しい。

ので従兄が創意工夫してワンバス時の位置へ夫々を1本づつ配してみた訳だが、距離の遠近差をワンバス時と同等にしたいならこの方が良さげだ。
結果条件としてはワンバス・ワンポイントのとほぼ同等になったんで、全体に対する原典との違いは少ないと考えられる。

では弱点へ進めてくが、1つを除けばどれも楽器よりMicが少ない他のと一緒のばかりなのを先に指摘しとくよ。
1.BD・SDのどちらかが左右の何れかに寄ってしまう
2.音像位置を自由に設定出来ない
3.Mic高さとTomの高さ次第ではTomが小さ目になる

上記中今回方式特有のは2のみで、他は2本収音時の殆どのにあるものだ。
これ等からするとある「奏者との相性」が浮上して来て、Jeff Porcaroみたいに常にTomをしっかり鳴らすタイプの人には合ってそう。

従兄みたいにSnare・俺みたいにBD忖度至上主義?だと、工夫するか過忖を止めないとそれが大きくなり過ぎになるかも知れない。
この楽器間音量バランスについては主義の影響も少なくないが、私的にはポピュラー系だと永世中立が最適と考えている。

曲次第で必要に応じてバランスを変えても悪か無いが、それだと即興には非対応になる。
Micの位置やバランスも演る場所・司る者次第で千差万別なんで、最大公約数的ではあるが極端な不一致の出ないのをデフォにしといた方がと思うからだ。

この件は一面でマルチMicの弊害とも看做せ、僅少本数或はMic無しだったら余計な偏りは必ず仇にしかならないかんね。
演奏スタイルとしてどれか中心で行くのとそうじゃ無いのが元々両方あったのに、Porcaroがあんな風になったのはきっとスタイルすら楽曲に応じて変えられる様にしたからだったんじゃないかな?。

又この問題は生Pianoでも近似で極端に左が弱かったりすると、ポピュラー系ではコード感に重大な支障をしばしば起こしてるね。
具体的には左手の小指・薬指が要注意で、大抵はかなり意識しとかないと他楽器が入ると足りなくなるもんだ。

ClassicやJazzでなら普通に弾いたのを基に編曲されてるのが多いから良いが、それ以外のポピュラー系では弾く苦労よりアンサンブルバランスが優先されてるのが多い。
前述Porcaroの「通常時はフル鳴らしTom」って、差し詰めこれの太鼓版とも思えるんだ。

とは言え色々好き好きも御座居ますんで何時もとは申さぬが、練習のメモ録りにスマホをそんな位置に置いて録るのは誰にでもお薦めですが
な。
まだ全部は試せてないけど現時点での従兄の感想は、「今迄で最もBDとSDが生々しい」だそうです。

奏者感覚での究極はダミーヘッドならぬリアルヘッドだと思ってて、これは奏者の耳若しくは同位置へMicを構えるってのだ。
けど観客にも共通となるとそれではきっとベストじゃ無いんで、両者に最も差の少ないのが今回の位置辺りかなと感じている。

<つづく>

2021年9月23日 (木)

音楽備忘録770 Micの魔流用⑥

ここからは虚々実々ない交ぜになっちまうが、一旦の締め括りとして可能性の探求について触れとこう。
クリスタルイヤホンのアコギPUの魔流用も大昔のミニLiveで事足りただけではあったが、一応原理的には市販品と大差無い方法だったんだ。

と云うより俺の場合は原理から辿った挙句、振動→外力に依って発電する物を手持ちから煮繕った結果に過ぎなかったんだ。
その中で今ポピュラーなのったら所謂「圧電素子」ってのがあり、電子アラーム等の「ピピピ」を出してるのがその金色の薄いヤツだ。

他にもライターの火花を生み出す源に使われたりしてるが、こちらは出力用の電線を
どうやって取付けるかが難しい。
ので元から電子回路用のの中から探す方針に変更となったが、それを差引いても一般的な薄べったいのだと今度は振動を上手に拾わせるのに難があった。

出力線もだが一番の課題は固定方法で、完全に固定しては振動を拾い難くなるから駄目。
だからって全くフリーにしていては目的の振動を他所へ逃がしてしまうし、他の不要振動の方へより反応しちまうかも知れない。

これを避けるには平面形状が却って仇で、そこは出すのと入れるのでは条件が正反対に近かったんだ。
そこで俎上に上るったら古いのばかりなのは何だが、旧式イヤホン以外だと非カートリッジ式のレコードプレーヤのピックアップ等が適している。

そう云や過去に何かの書物でエレキ胎動期にレコードPUを魔用したなんてのも散見したが、弦楽器用コンタクトPUってそこから来てるんだよね。
今はホントに逆用してるのは多分無いとは思うが、ドームツィータとダイナミックMicのユニットって見た目は瓜2つのがあったりする。

尤も概述「高域になる程振幅が小さく」なってエネルギー量が減るから、ツィータじゃ極端な低能率になって駄目だろうけど。
でも耐音圧で途方に暮れる程だったら、場合に依っちゃ「ウーハでバスドラ」みたいなのは却って好都合だったりもしたんでしょう。

但しこれも概述の如く「ウーハの最低共振周波数」が問題で、これが高いとローエンドを拾えなくは無いけど後処理が面倒になるんだ。
例えば40Hzが欲しいのに最低共振が80Hzのだったとすると、80Hzに対しての方が敏感に反応しタップリ拾えてまう。

併せて中低域も増やしたいなら丁度良いが、俺みたいにローエンドだけしか要らないんだとEQやFilterでCutしなきゃなんない。
削るだけで済みゃ良いが低感度な部分だけ残すんだから、かなり小っちゃくなってSN比が俄然不利になる。

とやはり専用じゃ無い弱みは付いて回るんで、少なくとも単独使用で賄うのは厳しいケースが多い。
けれどもそれ位可能性の低いの迄視野を広げとかないと、独自のとか新しいのってな中々見つけられないもんなんだ。

概述の従兄宅の「階段バーブ」(地下への階段をエコーチャンバとして使う)は偶然何とかなっちゃっただけで、実験成功率は良くてせいぜい数%ってのが実情だ。
それが分かってて従兄へゴリ押ししたのは独自性からで、そこでしか得られないのと欠点があってもリアルの強みがあると考えたからだ。

Micやエコーみたいに対象が多岐に渡るのだと、リアルだろうとバーチャルだろうと全てに対して欠点無しにするのは不可能に近い。
ならば欠点より利点の方で判断・選択してみようってのと、後で改良するにもその功罪が分かり易い方が先の見込みあるんじゃないかと思うんだ。

<その内つづく>

2021年9月22日 (水)

音楽備忘録769 楽器の明瞭度の話し⓬

前2回述の如く音響的高音質と音楽的高音質(若しくは好音質!?)って、とても残念だが結構対立しちゃうのが多いんだ。
そんな際に最も被害を受け易いのが中域で、近年の一部でのEQの乱用が気になって来た。

かつては日本の録音だけ何だか地味でしみったれた感じがして虚しかったが、配布ソースと再生装置の影響が思いの外大きかったらしい。
音色バリエーションの少なさはやはり狭さ由来で案の定だったが、それ以外の部分では弄られて無いのだと昔のもYouTube程度のレベルで聴いても結構良く出来てたのが分かったよ。

さて俺自身はかなり強硬な洋楽派なんだが、それは録音より音楽の作られ方のせいなんだ。
んでこれは昔の日本製業務用機器の世界での評価とも大いに関係してて、今より’70年代迄の業務用のは遥かに評価が高かったんだすよ。

同じ機材を使ったって演出を積極的にするかどうかで差は出るが、欧米での方が古くても良い物は使い続けててその中に昔の日本製のも入ってんねん。
バブル時に為替の関係で輸入品の低価格で儲けが減って止め出したのが発端っぽいが、何も蓄積されたノウハウ迄全部放棄しなきゃ良かったんだけどね。

同業他社との不毛競争にばっか明け暮れて、本業を疎かにし過ぎた挙句の不況だからねぇ。
それで最も被害を被るのは国内の弱小ユーザーで、比較対象が減り過ぎたが為に俺言い「2流定番に依存」するってのはどうにも頂けませんですぜ。

その内容はったら拾い切れて無いヤツでHi-Fi感を無理に出そうとすっから、オーバーEQになり勝ちなのだ。
その一端として最も明解なのが旧国産名車の中古価格で、グズグズしてる内に海外ディーラーに持ってかれて酷い高価格になっちまってんだ。

TOYOYA 2000GTや日産GTRがFerrari並みかそれ以上だなんて、在庫量が適正だったら幾ら何でもな話しだすよ。
もっと昔の史跡みたいなのはそれなりに大事にされてるが、近代のとなると現状の雲泥の扱いは行き過ぎだ。

国内より海外で自国の財産が大事にされてるなんざ恥の極みで、昔と違って今のこの国にはもう馬鹿しか残ってませんって大々的に宣伝してる様なもんなんだぜ。
困った事にホントに支配層にはそんなのしか居なくなっちまった様だが、名車よりゃ廉価なMicですら散逸が著しいってんだから頭痛いわ。

と暴発する前に本題へ戻すとして「2流定番」と称した真意は、最適機種じゃ無いからなのよ。
ぶっちゃけ「拘った録音」の世界では、録る相手を制限しないならコンデンサタイプじゃないと今だって無理なのさ。

ダイナミックで録るのってそもそもはLive収録の環境面の都合だけで、Studioで使うのは「特定の意図や目的」ある場合限定だったんだ。
等と吠えつつ俺自身もまだ全部コンデンサで賄える状況に至って無いのは何だけど、「お金が足りないから我慢してるだけ」ってコレ本音。

本来なら先ずNEUMANN…は無理でもせめてSONY C-37とかそんなので色々構えを変えてみて、どうしても足りなかったり駄目だったりしたら機種変を試みるってのが王道なんすよ。
なしてってばMicに少しでも音楽的に余計な癖があると、位置が悪いのか機種が合って無いのかの正確な判断が出来ないやん。

とは言え俺もこんなに長く奮闘して来ても、比較的近年になって漸くRODE K2×3程度が関の山なのにどないすんねんっとねぇ。
これに対する秘策!?が「なるべく相手を選ばないMic」って選択肢で、入手性がマシなのったらエレクトレットコンデンサタイプが該当するんだ。

只新品だとダイナミックの安いのより高いんで、状態不安はあるが中古の業務用のが狙い目になるんですよ。
しかも究極的には「Micの姿をして無い」のも含めてね。

<つづく>

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