録音

2024年6月14日 (金)

音楽備忘録1764 楽器業界の行く末①

業界貢献度が限りなく低い杜撰大王だが作って売ると使うの両方を知ってる処から、将来展望を一寸想像してみたい。
私的には現況の停滞に危機感を
覚えてて、他分野で既に起きてしまった様にこの国から消失しやしないかと心配なのだ。

例に依って一般論では関係無さそうな安楽椅子を、敢えて例に挙げてみよう。
って何の事ぁない今普段最も座ってるのがイタリア製の安物で、こいつがどう考えても本国じゃ鉄パイプの耐荷重が足りなさそうな代物でね。

パッと見は国産や他国のと何も違わないし、設計アイデアとデザインはそこそこ良かったんだけどさ。
少し前迄人生で最も肥えた10年間に、何度も鉄パが曲がったり折損したりしてオシャカになったんだ。

折角ビニールレザーの摩耗や経年劣化を我慢してたのに、フレームに逝かれられちゃ万事休す。
で何時もの如く修理や再利用を狙って調べてみた処、どうやら「鉄の質」に難があったらしいん。

要するに劣化著しい今の日本でさえ信じられん位、外見・肉厚・重量からは想像を絶する位脆弱でさ。
最近で似たのってば中華製のに少しあって、きっと成分配合とか製鋼プロセスで劣ってるんだろう。

この件にはヲタ度全開も思い当たる節があり、鉄道用最新の80㎏レールっつうのは現在日本のたった2社だけで全世界のニーズに答えてるんだと。
因みに80㎏ってのは1mあたりの重量で、従来の標準は50㎏程度だ。

素人考えでは唯太く大きく重くすればと思われがちだが、カーブに合わせて曲げても折れない様にするのが難しいらしいん。
他でも宅の車は約15年落ちの中古だが、そう云や大昔と違って屋根無ガレージにも拘らず未だサビは殆ど出てなかったっけ。

その他木材の加工技術のみならずそもそもの質だとか、今迄は大して気にしてなかったけど外国とは何時の間にかかなりの差になってたらしいん。
にも拘らず新自由主義なんて幻想と今からすれば期間限定だった円高期に、中小企業を過剰に冷遇したりで材料製造業をかなり海外にくれてやりやがった。

その結果折角円安になってもレールみたいな特殊なの以外、普通の鉄鋼や普通の木材の輸出は大して増えてない。
っと随分又遠回りな話しだがそれと楽器の関係はったら、普及価格帯の海外製へ日本の得意があまり活かされないって事なのよ。

人件費の高騰でかつては盛んだった米等の下請け製造も中韓等へ移り、実質的な精度は低下したにも拘らず為替の事情で日本では昔みたいに捨て値にはならない。
流石にPiano世界シェア1,2のヤマハとカワイは余程経営をしくじらなきゃ何とか残るだろうが、他は特にRockやPops向けのメーカはねえ。

かつての隆盛を肌で知ってる身からしたら、もう何時無くなってもおかしくない位元気が無い。
そうなって最も被害を被るのが音楽をやってる人達で、更には子供達全てに損失が及ぶのだ。

我々年寄りは手持ち生残りに延命を施したり、いざって時は過去体験の記憶を辿る術がある。
が未体験の者との分断を促進するばかりか、本物はこんな感じってのの「知る権利」が強奪されちまうんだよ。

-続く-

2024年6月13日 (木)

音楽備忘録1763 過小評価で忘れられつつある人々⑭

話しの流れで偶然Guitaristの提示になったのを、セコくも盗用する杜撰大王。
には違いないんだけど、それだけ量も含めるとこのテーマでは
Guitarはレジェンド認定が困難なんざます。

さて約束したVan Halenの証拠だが、アルバム5枚目Diver Down(’82)のBig Bad Billだ。
この曲はJazzの古いスタンダードのカバーで、ゲストにClarinetの実父を迎えて録ってる。

Bandのアルバムとしても例外的存在だろうし、彼のサウンドって実は元々巾は広い方だ。
とは言え敢えて彼独特な奏法は一切封印して、音色以上に当時の様式で弾いてるんだ。

カバー自体はDavid Lee Rothの強硬な意向で以前からずっと続いてるが、これ以外のは出だしは史実に忠実でも途中から独自ので盛り上げたりになってんだ。
実際本職のJoe Pass等と比べるとGuitarの出来栄えは凡庸で、パート単体では大して評価にも値しない。

が曲やアンサンブル全体に対しては的確な措置で、偶然か知らんが彼の真の伴奏力の凄さが暴露されてんだ。
俺個人の好みとしてはVan HalenやLukatherより前の時代の方が好みだが、前回述と併せ実は2人共下手すりゃ伴奏の方が達人なのを思い知ったんだ。

Clapton等だって良く聴くと中々だけど、その他大勢と比べて伴奏時でもかなり攻め込んでるのが異なるん。
Guitarでの私的伴奏神はJohnny WinterとCharだが、こちらはソロと伴奏での個性や使用テクがもっと近い。

のに対し↑の2人は結構落差のあるのが興味深く、ソロ時はほぼ使わない恐ろしく古典的な奏法も伴奏だとしれっとちゃっかり演ってやがるんだ。
それが何を齎すのってば曲調と伴奏の組合せがより豊富になり、それ迄聴かれなかった組合せなんかが実現してるのよ。

但し程度差はかなりあってLukatherには節度が感じられるが、Van Halenには限界が感じられない。
原因は恐らく所属グループでのカバーの有無にあると思われ、誰かさんのお陰で最初から想像を絶する守備範囲の広さが要求されたからなんじゃないかなぁ。

上記の如くRock黎明期はおろか、その前のJazzの初期の曲なんか演らなきゃなんないんだからねえ。
さて今回のは名前としては超有名人だが伴奏スキルについては、知ってる人の一体どれ位に認知されてるのかな。

私体験では世代・時代的にVan Halenを知らぬとか無評価の人は皆無だったけど、伴奏が凄い(≒曲が良い)からカバーしてみたいと言ってくる奴は今迄唯の1人も居らんかったがな。
等とこぼすのは俺個人では古くから伴奏だけでもコピーしたりしてて、結果的にソロの方が数曲しかマスター出来ねえでやんの。😓

尤もロクに弾けなかった最初の頃はまだ微かに残ってたRhythm Guitarとの自覚があったからで、そんな概念が見つからなかったら杜撰君だって気付けてないかも知れない。
呑み込みや成果が早い人だからって、必ずしもずっと続けたりプロになったりして行かないのはこんな処かもね。

-つづく-

2024年6月12日 (水)

音楽備忘録1762 杜撰流不景気対策➐

俺自身はずっと貧が続いてるから大きな変化はなく、勝負所が訪れた時だけ平時より交換基準を厳しくするタイプだ。
もう少し詳述するなら新品の音が必須の録音の際等で、それでも若い一時期は全力を注いで交換周期が短くなった事はあった。

但し↑の時期っつうのはオファーが連続的に輻輳してた時で、基準どうこうより実際に消耗量も多い時だったんだよね。
基本的に活動量・練習量共絶対値は体力に準じて低下してて、しかしかつてより要領が得られたのだってちったぁある…かなぁ。

それとは別で40過ぎ以降当初はメインGuitarのフレット摩耗を極小化・長寿命化する目的で、自衛隊の戦闘機じゃねえが練習器の制定が始まった。
これは余剰品を引き取った際その処遇を持て余した挙句なのと、標準的楽器から自分の奏力が遠のくのを防止する意図もあった。

から特にそれでは切れても継ぎ接ぎ可能なら何回かは継いで凌いで、本当に駄目にならん限りはやたらと交換を避けてんだ。
因みに杜撰流弦の継ぎ接ぎにも触れとくと宅ではエレキの場合、ブリッジ駒の頂点から切れるケースがとても多い。

個人的趣味で元々余剰弦長の切断は最低限としてて、理論上はあまり良くないがストリングポストに巻けるだけ巻いてたんだ。
その発端はってば巻き損ねた際や弦長を間違えた際、ギリギリにしといたら1回も使えずに廃棄になるのを恐れてだった。

わ兎も角上手く継げる様になれれば弦の「巻かれはしてたが弾いてない箇所」を使うだけだから、長く弾かれてた箇所より疲弊してないんだよね。
尤も巻弦(ワウンド)の元の巻加減や構造に依っちゃ、上手く行かない事もそこそこあるでよ。

但しⅡでケチはケチでも唯のケチに非ず、比較的両極端になったのは本番をより万全にする為でもあるん。
又楽器の正規の正常状態の把握が終ってれば、忘れない限りは却って悪条件な方が練習には良いんだ。

宅の現行練習器は偽Stratなんだがメイン器より少しスケールが長く、それに伴ってテンションも強めだ。
それ+ボロ弦でも大体弾けたとなりゃ、本チャン時の負荷は大抵軽くなる。

これが緊張対策とか本番時のマージンとなってくれ、実際確実性がそこそこ向上したんすよ。
一方太鼓では無遠慮に叩く口なんで皮もだが、今懸案化してるのがSpeedking(ペダル)のオリジナルビータだ。

概述の如くこヤツは音の良さも勿論だがそれは好みもあるから別として、皮の寿命が長くなる半面どんどん摩耗してっちまってね。
処がどっこい最大の犯人は為替相場だが、それを差し引いても年々高額化してんのよ。

多様化して数か出なくなった分、レジェンド化が進んだからって値上げしやがってけつからに。
貧としての対抗策として練習時は極限迄使い倒す決意を固めてて、なんと大凡フェルトの直径が半分程になる迄粘りに粘ってんだ。

そうでもせんと自身の演奏スタイルの都合上、3倍踏んで人並みより倍位消耗が早いんでさ。
常識や一般論に盲目に従ってたら、演りたいだけ演るなんて論外になっちゃうんだよ。😓

=つづく=

2024年6月 9日 (日)

音楽備忘録1759 過小評価で忘れられつつある人々⑬

続いては他のパート特にRock系でGuitaristの提示がまだなのは変だろうが、極少数を除き伴奏メインじゃない人は意外と質・量共にグループ内外で大活躍したのが居ないんだ。
有名度や印象では色々あったと思うだろうけど、解散宣言前でも実質グループが停止期間中だった等ホントにこの件での2刀流だったのとなるとねえ。

ってのもそれが可能な位なら3刀流はおろか、全く楽器も立場も不問で参加してたのが多いんだ。
Jazz系であればほぼアルバム毎に新メンバーなんてのも普通だし、数グループ同時在籍なんてのもザラなんだけどね。

ポピュラー系の中でRockは最もグループの独自性が売りとなると、主役を過半担う立場の人はその間は外で演り難いって側面が元からあるのさ。
んっまそれより何より有名人の電撃コラボは鳴り物入りで紹介されるから、一般論で地味なリズム隊みたいに注意してなくても向うから情報が勝手にやって来んねん。

その他で考えられるとしたら録る「トラックの長さと本数」の影響で、リズム隊の瞬間招請は滅多に起り得ない処かなぁ。
例えば至高のタッピングがどうでも欲しかったとしてもし健在だったならVan Halenを無理にでも呼ぶが、難度が下がるそれ以外の箇所は自前で頑張るとかね。

実例としてMichael JacksonのBeat It、Van Halenはほぼソロだけに対しSteve Lukatherは確か頭から終り迄入ってるっしょ。
更にはグループが別グループ所属のゲストを迎えると、パート被りの生じる確率が上がるからねえ。

ソリスト若しくはグループでもフルBand構成じゃなくてDrum・Bass担当が居なけりゃ、外注量が多くなる訳さ。
手前味噌の過去体験からしても趣味が共通の点で同パートは友人こそ多かったが、共演となると当たり前っちゃ当たり前だが殆ど他パートの人ばっかだったよ。

この上記の自然現象が「各パートだけにしか通用しない」価値観を悪出させてる可能性が濃厚で、ある種の浦島太郎増産群団でんがな。
杜撰君がキャリア途中からそうなるのが自然と回避出来たのは、奏者兼編曲家としてのオファーが多くなったからだ。

尚且つ可能なら作家としても食込みたい意欲が満々だったから、良い意味で自担当パートのナルシスエゴを自然と封殺する事になっただよ。
要するに自身個人パートの成績より曲やアンサンブルとしての成績を上げなきゃならんし上げたいしで、曲に効果が低いのは容赦無く切捨てられたんだ。

Van Halenが名声を獲得したのもキッカケは彼のバカテクだが、それを継続させられたり他ジャンルからも支持されたのは曲と編曲が原因なんだよ。
長くなるからその証拠は次回に綴るが、その曲では普段のスタイルを捨ててるっつうかなんと全く拘ってねんだ。

-つづく-

2024年6月 5日 (水)

音楽備忘録1755 過小評価で忘れられつつある人々⑫

万一何か想い出したら言及するとして、基本はDrummerの続きを行かせて頂きやす。
Bassistや他のパートでもつい失念・誤認が多いが、私感では今劣化本邦のDrum愛好者に特有の変な価値観が感じられる。

それは悪い意味での個別奏者だけで価値判定してる処で、それ故過去にはあんなに奉ったSteve Gaddすら今では過小評価になっとるがな。
その一因に「何処のSteve Gadd」なのかの欠落があると考えてて、この何処のっつうのは出生地とかじゃおまへんで。

確かにStuff(所属グループ)結成以前から活躍は始まってるが、奏法は別として例の独自音色を完成させ常用し出したのはStuff以降だ。
ってか他所様の処じゃ必ずしも自身の理想の音色に出来ない事も多いし、ビフォーS当時は音色に確固たるステータスもまだ無かったしね。

処でプチ知恵として過去達人の世間普及度合を知る一手に、模倣の多少ってのがあるで。
Gadd流行全盛時は猫も杓子も「タッタラコトン」、Porcaroの時は世界が一斉にDrumのオカズは「タタトン」になってたんだよ。

特に後者は技術的に低難度なんで、演歌や童謡とか常識では無縁な筈のジャンルでまで「今はこうだから」で前へ倣えだったずら。
又この方法には第2の効能があり、元祖の知名度は左程で無かっても音に証拠が残ってるんだ。

ので当時の日本のDrummerに支持があったのと判別し易く、これから外れてた人に
例えば世界的レジェンドには違い無いがVinnie Colaiuta等が居る。
尤も俺的にこの議題でそれを挙げる位ならRick Marottaが先ってなもんで、更にはグローバルで通用する鉄板ならEd Greenざます。

決してヲタの価値観にケチは付けないけど、そう云うのは個人奏者としての目標に留めとくのが相応しい。
千差万別個人の勝手とは言えニーズと違えば検討議題にならないし、今劣化本邦では真の貢献者・実力者に対する声があまりにも少ないから不公平だよ。

っつうか実世界でのバランスを見誤るのは確実で、人気だけ欲しかろうと実力だけ欲しかろうと基準が間違ってたらどっちでも損するよ。
さて余談から戻って上掲S氏P氏には他にも共通項があり、それは相棒の存在だ。

決して常時では無かったがP氏は前回述の通り、S氏ならGordon Edwards(Bassist)の存在は無視出来ない。
Gおじちゃんは一見無駄に強く弾いてるだけみたいで所謂バカテクにも縁が無いが、Fender系Bass指弾き最大の特徴をそれに依って極大化させてたんだ。

それはデフォルトセッティングで異例に弦とPUポールピースが近い為、タッチの再現性で他の追随を許さない事でごんす。
彼の活動全盛期の他人の作品で何だかやたらとBassが逞しいなと思ったら、真っ先に参加を調べるべきおじちゃんだ。

=つづく=

2024年6月 1日 (土)

音楽備忘録1751 過小評価で忘れられつつある人々⑪

グループのBassistは他にも居るが一般への説得力に自信が無いんで、ここからはDrummerを提示して行こう。
私感ではDrummerが両方で成果を上げた最大派閥で、原因は奏者絶対数が他パートより少な目だからなのかな。

この方面で現時点迄での杜撰大王的絶対王者はお馴染みJeff Porcaroで、理由は生涯を通じて並行して演ってたからだ。
歌唱や作・編曲等も含めればRingoとAl Jacksonを筆頭にPhil Collins等の功績は大きいが、彼等の場合Drum以外の加点の多いのが含まれちまう。

参加した事で音楽全体が向上してるならホントは何処で貢献してても不問なんだが、演れる事が少ない人にとってそれは参考にならないので。
さてPorcaroがそうなったのに何やら人間力みたいなのがあったらしく、彼が加わってるとアンサンブル全体が何時もよりどうも活性化してたみたいなんだ。

前回述の如く単純にレジェンドが参加しても絶大な効果を得られぬ場合があり、それが全く起らなかった処が稀有なのだ。
しかも本人は普通の米白人なのに初期には黒人、後には国も違う黄色と組んですら何時もの調子で全体が活気に満ちるんだからこりゃてえへんだ。

レジェンドが来たら誰だって張り切ったりするもんだが、反面で少し方肘張ったり力み気味になったりしても珍しくない。
のがPorcaroだと何故かそうならなかった様で、それは自身主催のTotoでも殆ど変わらなかった。

まあTotoは全員が外注も並行して受けてたし、あっ私的には最も大事な人の事書き洩らしてたのを想い出した。
冒頭宣言早くも撤回して杜撰君の恥を差し置いてで
も提示したかったのは、初代BassistのDavid Hungateでやんす。

彼最大の特徴は曲に応じて指・ピック・スラップ(併用含む)と使い分けが出来た処で、それ故外部の他人とも合わせられまるで杜撰大王みたい(ホントは順番逆!?)。
最重要事項にも拘わらずずっと書き洩らしてたのは自己主張が弱い感じだったからで(他人のせいにするな💦)、俺以上に世間では余計過小評価が続いている様だ。

それと彼はジャンル・スタイルは不問でも相手はかなり慎重に選んでたみたいで、有名度を全く無視してたのも大きいかも知れない。
何れにしても一般的有名度と音楽的な実質貢献度はズレてるケースが多く、良好なサンプル程自らゲットする姿勢が無いと逃し易いんだ。

俺は杜撰君なだけにそんなには影響を受けてなさそうだが、日本の悪癖の1つレコードクレジットの無表記・未表記が未だ多分禍してるね。
かつてなんか過剰な主役忖度で、伴奏メンバーから酷いのになるとプロデューサすら非表示だで。

流石に作詞・作曲者位はレコードメディア本体のレーベルには載せてたりするものの、その場凌ぎの仮名だったりするんだからその方面の知り合いでも居なきゃ中々正体が分からない。
制作側に覆面要望等あったら仕方無いが、こう云う時だけ隠蔽しといて著作権も何もあったもんじゃねえわ。

-つづく-

2024年5月31日 (金)

音楽備忘録1750 杜撰流不景気対策➍

今の不景気はちっとも自然現象じゃないから、知ってても最適配分が不可能になった人も居るかも知れない。
そこで今回は究極の選択を迫られた、そんなケースについて考察してみよう。

杜撰大王ってずっと貧は続いてるけど最下層とは言えず、ここ30年位は主に家庭内格差のせいで苦境にあるだけだ。
真に瀕してたら拙ブログすら毎日なんて書けない筈で、しかし心理的には↑はなまじ比較が容易いが為に実際より厳しいんだけどねえ


わ兎も角流石にここ数年は機材価格の高騰で、従前以上に充実はおろか更新も停滞を余儀なくされている。
本職がBassの癖にメインBassすら借り物ってのはいい加減でもう何とかしたいけど、得意の中古すら高騰したお陰で手をこまねいている。

万一貸主から返還要求をされたら待った無しの覚悟は出来てるが、それ迄はとある理由から厚かましくも引っ張れるだけ引っ張るつもりでいる。
のは至極単純な理由で、借用品でも1本はあって0じゃないからだ。

恐ろしくも20年以上借用継続中なんで、明らかに各所の消耗は隠せない。
が後数年で大々的なリペアを要する様な状態では無いんで、今の状況が続けば更新は見送るつもりだ。

とは言え興味と有事勃発の不安は常にあるから中古市場の監視は続けてて、しかしこっちの条件を満たす出物に遭遇しないからアクションは起こしてねんだ。
ってのからすれば理想は一旦置いといても絶対的な不足があれば買うが、そうでなけりゃ我慢出来るだけ我慢を続けるって事なんすよ。

只「不足の定義」が問題で、贅沢を言い出しゃキリが無いってか人次第で随分判断は別れそうだ。
自分のメインパートの楽器は少しでも好みの良い音をあらゆる条件下で出す為に、一般的にはあまり所持本数はケチらないよね。

けど財政逼迫の最中に年に数度しか使わないの迄となると、果たして単なるコスパの他メンテ費用はどうなんかいなっとな。
又楽器もなるべく美しくありたいとは思うが、遠慮無に弾き捲るとお飾りみたいな外観は先ず保てんですよ。

離れて晴れ舞台のを写真に撮ればボロが出なくても、直に手に取ってみると新品もものの1年も使や細かい傷位は必ず入ってる。
これ等案件は持ち主の願望としては正統なものだけど、真の必然性としては厳しいがエゴでしかないんだ。

ましてや聴くだけしか興味の無い観客には知った事かで、音楽自体への貢献度としては従と言わざるを得ないっしょ。
ので失礼を承知で言わせて貰えば音楽を演ってる「フリ」とか趣味の人はご勝手に、音自体を何とかしたい人は心を鬼にして熟慮・再考してちょ。

但し趣味でもブランド志向で持ってる自慢をしたきゃそれだけは妥協出来んが、防音室は持てなくたって構わない。
或は見た目一択なら近年は安くても美しい色・形・仕上がりのがあるから、無名の音は全然大した事無いのでも構わない。

取敢えずは自身の目的を明確化して、自分なりの優先順位を決めるのが先決じゃないかな。
非常時になって初めてその人の本質が露呈するが如く、己を知るのに限っちゃ環境・状況は厳しい程却って良いのさ。

=つづく=

2024年5月28日 (火)

音楽備忘録1747 過小評価で忘れられつつある人々⑩

グループのBassist第3弾は過去重複して来るが、主に活躍がグループ内外両方に及んでた人達おば。
その様な達人だと固有の現象が起こるもんで、過去にグループで有名だったのに後の独立後に惹かれて知るケースだ。

と言うとそらオッサンが齢だからで今まだ若けりゃ…、ってそうでもないんだなあ。
確かにリアルタイム世代の方が後追いにはなり難いが、全世界の全新作を個人でくまなくチェック出来るのかよってね。

たまたま運とタイミングが悪きゃ何等の洩らし逃しは、酷く簡単に起きてるもんなんだ。
その際今で云や複数のチャンネルを持ってたりすると引っ掛かる確率が上がり、ネットの無い時代のも含めれば活躍の場が複数以上だとって事になるんだ。

但しここでは失礼乍らガクトみたいに、グループより圧倒的に個人が有名なのは除くよ。
そういう分類だと今に至ってはDonald Duck Dunnは選外で、杜撰大王にとってはMG’sの名声も同等なんだけどさ。

あのグループは少なくとも日本では売れ線の王道ではなかったんで、Al Jackson Jr.の早すぎた逝去の影響は小さくない。
D氏は単独参加でだってノリへかなり貢献はしてるけど、やっぱり相棒のA君が居ないと本来のグルーヴは出し切れてない感じ。

私的にその典型と思しきがEric ClaptonのアルバムMoney And Cigarettes(’83)で、周囲がD氏に追従し切れてないが為に少々浮き気味に聴こえてねえ。
本来曲に対してはD氏のタイミングの方がより良く合ってるんだが、或はアンサンブル全員が顔を合わせて録ってなかったのかも知れないな。

そう云う余計な詮索をせずに聴けるのったら、Kate Bush初期作品のBassだ。
恥ずかし乍らBassistの正体を把握したのはかなり後年になってからで、当時ギリギリ少年だった身にはあの声と容姿と曲 に瞬殺されてた故勘弁でごわす。

尤も後でそれがDavid Patonと知ってみりゃ、名前はおぼろげでもPilot(一寸前迄在籍したBand)の曲はずっと前から知ってた体たらくで。(但し当時名前は曲もBandもノーチェック😵)
しかも趣味性全開でスマンが使用楽器もまだRickenbackerのまま、音色も録音の進化で向上した程度でグループ在籍時と違わぬプレイでさ。

因みに当時日本でのKate Bush人気はほぼ声と容姿だったから、音楽内容だけの評価だと日本じゃ今一マイナーなPilotとどっこいどっこいだと思うんだけどどうだろう。
↑と直接関係あるか分かんないが私的にはKBさんその後奇特路線に行き過ぎと感じてて、少なくともサウンド面での興味は後年の作品になる程どんどん薄れて行ってま。

色々挑戦してった勇気には敬服するが、全替えしちまったら作品内で何が新しいか比べる基準が無くなってもうた。
所詮持論に過ぎんが歌だけ良い人には独唱を願うってなもんで、入ってる音は大体全部聴こえてまう体質には全体がどうしても気になっちゃうのさ。

強いて屁理屈捏ねるなら、だって何処か1つだけ優れてりゃ構わないんなら全然もっと沢山あるやんか。
もしそれだけが正解なら何で今でもBassに魅せられるのか、楽器は全て趣味にでもして歌だけ頑張ればどうにかなる…とは限らないじゃない。

=つづく=

2024年5月27日 (月)

音楽備忘録1746 杜撰流不景気対策➌

必要な物を買うのは当たり前しかもなるべく早く手にしたい、誰だってそう思うだろうしそれだけなら間違ってない。
でも本当に「必要に足りてるか」が問題で、惜しいのを買っちまったら早期の買い直しがやって来ちゃうんだ。

っと言いつつ毎度の杜撰ぶりから失敗も少なくねえんだが、単用途だけの想定でミスると潰しが利かんくて困るん。
既に使用体験が一定を超えてれば大巾な想定外は起こり難いが、1〜数回程度の体験じゃ中々そいつの全貌が
把握し切れないのもあるんだ。

先ずは打者の選球眼の如く選択スキルに磨きを掛けるのが一番だが、打者よりゃ遥かにマシでも打率10割になんてこっち分野でだって到底望めねんだ。
その際役立つのが複数用途想定で、寧ろ3つ以上の用途に叶いそうじゃなきゃ買うのを保留にするって手もあるんだ。

例えばMicで汎用だったら何処かに適合する可能性が残るが、専用ので外したら売って買い替えるしかない。
そうなると資産自体が僅かでも目減りするのが必定で、そのせいで次の候補の選択肢に新たな制限が生じる。

んだけど人間心理の事情でついこれ位安いなら、万一ドブに捨てる事になってもなんて思っちゃって誘惑に負けたりすんのよね。
その際助力になる発想が↑で、例えコスパは少し劣っても何かの足しになるかざます。

要するに基本は一発ドデカイのを狙う迄は一緒だが、三振はせず最悪でも犠牲フライにしようってね。
面白いもんで少し謙虚になれると、判断の確率は上がるし思考が柔軟になるんすよ。

丁度この「気分は高揚させつつも何処かに冷静さを残す」のって、元々盛り上がる音楽を演るには必須なスキルなんだよね。
手前味噌の一例として球コンデンサMic購入の経緯を晒せば、幾ら球好きでもそのコストにはかなり逡巡したんだ。

何しろ同一ブランド比で、石なら半分以下の価格で同等品が出てたからさ。
けど候補1を石にして駄目で少し高額の候補2の石に買い替えて、それでもアカンかったら結局…ってなるやんか。

しかも耐音圧では石の最高のと球のでは10dB以上の差があって、過去述の如く専用電源から高圧供給を受けられる球に対してどうしたって石のは不利なんすよ。(現在耐圧50V以上で適したFETがディスコンになって久しい)
流石に自称爆音自慢でもそこ迄必要そうじゃないんだけど、万一ヘッドマージン不足が何処かで出たらそれには使えなくなる。

因みに現代での球コンデンサのニーズって非爆音の生楽器や歌唱が多いが、¥1万を割込むなら未だしもそれでデカい音には使えないとなるとコスパ・汎用性が悪過ぎるぜよ。
例えば¥2万で歌やアコギにしか使えないのだとRockのDrumは当然無理だとしても、最悪は剛腕が弾くGrand Pianoなんかも駄目かも知んない。

尤も宅みたいに録音Studioもやってたりすると絶対数が要るんで、そっちも考えなきゃなんないから理想通りには中々行かなかったけどな。
ので先ずは必要最低限の本数を揃えるしかなかったが、取敢えず耐音圧が理由で用途制限が掛かるのだけは回避したよ。

実際には音色や周波数帯域の都合で全部汎用でも無いんだけど、一応どんな想定外な楽器を持込まれても困る心配はそれで無くなせたよ。
こんなのは元来不景気対策では無いんだが、今迄は考慮してなくて苦境迎えたんだったら誰にでも必要となって来るんだ。

=つづく=

2024年5月24日 (金)

音楽備忘録1743 過小評価で忘れられつつある人々⑨

グループのBassist第2弾は、杜撰大王のセンサーに引っ掛かった人の網羅と行こう。
所詮私感なんで異論も出るだろうけど、少なくとも自身のBass演奏には多大な貢献があるんだ。

当初から誰と明確に分かってて参考にしたのはご存知Paul McCartneyだが、Bassを気に入ってグループ名や奏者名・担当パートを調べて知った人の方が俺は圧倒的多数なんざます。
ので曲だけお気に入りの方々は未だにその先は掘ってなくて、ライトな聴き専の人達と殆ど一緒のままなんだ。

と言いつつ名演が1曲だけだったりすると、放置プレイしてるのもあるんだけどね。
わさて置き取敢えず兼業の他の方が高名で、今劣化本邦の世間一般ではBassistとしての評価洩れしてるのから参るぞなもし。

自分史最古では調査や結果判明はかなり後年と遅れたが、Bee GeesのMaurice Gibbざんす。
時期的にはアイドルコーラス期より後で、Saturday Night Feverの頃迄のRickenbackerを使用した物だ。

ってオイオイいきなりニッチ趣味かよかも知れないが、R君以外の使用時は実際かなり演奏内容も違ったんだよ。
恐らく歌が裏声が多く曲も甘ちゃんな中で唯の甘味とは差別化したくて、音色都合でR君を使ってたからなんじゃないかな。

だからか最有名なSaturday Night FeverではFender系使用な上、曲には良く合ってるけど独自性は少し成り下がっちまってる。
私的に↑の対極と思しきはRun To Meって曲で、Flat弦でのアタック音が妙に目立ってる。

因みにAnita BakerのSweet Loveがそうである様に、歌物伴奏でのBassはフレーズより音色とアンサンブルバランスの影響が大きいんだ。
歌に注聴しててバックで明確に認識可能なのは異なる音域の、低音ならブーンな響きだけとかになるでしょ。

当該曲は本国ではBassも名演の評価があるが、今劣化本邦では特にテクを要する様なのじゃないからか無視され気味だね。
んが真のレジェンドは少し聴いただけで違いが分かるってもんで、音色や何気無い箇所の出来栄えにこそ最大差があるんだよ。

処が↑を重々承知しててもエゴや見栄がすぐに邪魔して来て、Bassしか演ってないのが多いとついつい余計な真似をしがちなんだ。
曲やアンサンブルに悪影響の無い範囲で演出したつもりでも、なまじ腕が有り余ってると最適解から逸脱してたりしててな。

それ故理論的には不利な筈の兼業の方が、歌物の比較的シンプルな伴奏では却って好結果をもたらすケースが案外多いんですわ。
ド下手でも不要でもMicが立ってなくても、口ずさみ乍ら奏でてる奴が居るのはこの対策でもあったりするん。

でその手の過半は編曲はおろか作曲にも関与してるのが多く、それだけBassパートって曲やアンサンブルから独立するのが困難って事った。
もしBee Geesに彼が不在だったら曲もBassも何も、Hard目なのが好きな人には到底聴けない代物になってたかもね。

-つづく-

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