音楽備忘録2364 本物楽器の本当の音聴いた事ある?➑
近年では作業時短や利便性で有利な「予め音色を完成」させといて、Ampは殆ど大きな音にするだけが増えてるらしい。
これがLiveであれば随時の音量増減ニーズ等もあるから未だしも、録音で更にパート別録りで演るのはどうもねええ。
っと爺が嘆いた処で色々事情もあるだろうが、本物の音色を知るレジェンド達はそんな方法はオマケ的にしか用いてないんよ。
これと密接な関係にあるのがシンプルビンテージタイプの登用で、それを可能化させたのがEffector等の「後掛け」でごわす。
上記を選択しない例外ケースの筆頭として杜撰大王だとRoland Jazz Chorusが思い浮かぶが、そのAmp固有かそれに近いEffectorの音色が欲しい場合等だ。
BOSSから出てるChorusもアナログ初期世代のはほぼ同じ回路だったんだが、様々な変遷を経て今はデジタル化されたのが主流だ。
尚且つジャズコーは搭載Effectorを最大限活かす為、わざわざパワーAmpとスピーカを1箱の中に2セット持たせてある。
かつてこれを球歪みにアレンジしたくてSteve Lukatherは、アナログ初期世代のストンプからドライとウェットを個別にMarshall2台へ繋いで鳴らしていた。
杜撰君はこちらの方が断然良質で好みと思ってるが、同じAmpが2台無かったらそれは再現出来ない。
しかもLiveで非PA経由で聴けた時のみフルに堪能出来、ありのままを録れても再生聴取環境次第じゃそこそこ変容してしまう。
Lukather本人にしても常時可能化したのは、裏方で万全な定評を得て大々的に売り出されたTotoに入ってからだ。
けど殆ど遜色無い音色が得られる方法が他にもあり、それが録音時のEffector後掛けなんよ。
この事自体は過去に綴ったけど近年はスッカリ忘却されてる様で、今でも充分音創りの選択肢として有効なままなん。
新音色を創作すのるにもし本当に従来に無い物だったら、それ用のEffectorだってまだ何処を探したって見つからなくて当然だべ。
仮に自らアイデア出して機器も自作出来たとして、成功の保証も無きゃ何時完成させられるか分からない。
少なくともその間は既存ツールを捏ね繰り回し、かなり手間が掛かったってそれを実行しなきゃ新音色のお披露目が遅れてまう。
又今は各楽器種専用の小型ストンプも増えてそれに使うには便利この上ないだろうが、そんなのに慣れ過ぎると歌にギターEffectorを掛けたくなった等が心理的にイレギュラー扱いになっちまう。
実際テストしてみたら案外良い感じになるかも知れないのに、脳内の段階で選外にしていては真の新音色は中々作れんって。
例えば旧態依然で原始的なワウペダルはギターで管楽器ミュートに対抗すべく編み出されたが、他のどんなのにどんな使い方したってそれ自体は全く罪になんかならねんですよ。
勿論向き不向きが最初からあるから、そう簡単には転用出来んけどね。
けどPhaser登場前にどうしてもそんなのが欲しくて、Hammond用のLeslieスピーカに強引にエレキを突っ込んだのなんかが今ではギターEffectバリエーションの1つになってるでしょ。
それで残念なのが折角世間に浸透したら、原典の方法がLeslieの多くが非球化した事で再現困難化した処。
原典方法のを現代の録音レベルで取ったらもっと良い音だったり、昔だと拾い損ねてた要素があるかも知れないのに。
非専用機の想定外用法だからこそ、損ねた箇所に更なる発展性があっても庶民には知り様が無くなってもうた。
-つづく-


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