鍵盤

2024年6月15日 (土)

音楽備忘録1765 肉体的グルーヴ考➓

多少脈動感は残ってもなるべく滑らかにならなきゃ駄目…、なんてまたぞろ揺り戻しみたいな事吠える杜撰大王。
その心は電気モータとかじゃないけど、生身のグルーヴはロボットダンスとちゃうからだ。

最初の比喩SLで考えてみると良く分かり、牽引力にムラがあってもずっとガクガクし乍ら走ったりしてないでしょ。
寧ろ昔電車が抵抗制御だった頃の加速中に、制御段数が少な目だとクックックッと注意するとかなり僅かだがショックがあったんだ。

SLの速度調節メカは全てバルブとかレバーでアナクロで曖昧だが、調整に段階は無かった。(つまり無段変速)
のが昔電車は少なくとも低速の内はハッキリ○△段と決まってたから、その間の加減が欲しくなっても無理だったんよ。

因みに鉄ヲタ布教側面からは○は直列・並列・界磁等で、△は数字が入る。
要はモータと電気回路の接続方法を変えたり、抵抗器を何個挿入するかを選べるだけだったん。(界磁はコイルタップと同等)

そう云や宅で未だ常用中の60年物の扇風機が2速しか選べなくて、低速だと一寸弱っちいが高速だと喧しくてどっちにするかで何時も悩まされてる…のはどうでも良いか。
無段階調節がお得意な今全盛のインバータならいざ知らず、昔の電気を伴う機械は折角どアナログの癖に人間より微調整は苦手で。

機械にしても反応のタイムラグがあったから、よっぽどその性質に熟達しないと中々制御し切れなかった。
人体でだって訓練が要るのは一緒なんだが今よりゃ程度差があったのと、曖昧な代わり感性を反映するのも不可じゃないんすよ。

但しそれには条件もあって、前述の如く心臓の鼓動と極端に乖離した速度域では難しくなる。
のわ感覚の段階で分析し切れなくなってるからで、やたら高速だとカウントするだけで精一杯でタイミング調整の余裕なんて消滅する。

だけどそれで良いのだ、実速が限定されるのを補うべくしてグルーヴがあるんだから。
音楽を聴く≒体感であるから、体感が遅きゃ幾ら実速が速くったってスピード感はにゃー。

全球160㎞超が放れてもその内慣れられちゃうが、70㎞の次にいきなり140㎞と倍速になったら中々感覚が追い付けない。
打者だったらそれで打ち辛くなるがリスナーは別に打ち返せる必要はなく、速さだけ感じられれば良い。

そのテンポやリズムでの緩急技の1つにグルーヴはあり、タイミングをリニアから意図的微妙に早めたり遅めたりして得てるんだ。
但しⅡで小節単位のテンポが変わったのが分かる程とか、曲全体の長さが明らかに変わるのはグルーヴでは無く楽譜にそれ用の記号・固有単語とかあるよね。

これは主にClassic時代迄に用いられた手法で時に大袈裟に聴こえたり、気楽に耳で音を追えなくなったりする弱点があった。
わ兎も角野球の「打てそうで打てない」に価するのがグルーヴで、テンポの早さだけで勢いを感じる程のはグルーヴとは別物なんだ。

-続く=

2024年6月14日 (金)

音楽備忘録1764 楽器業界の行く末①

業界貢献度が限りなく低い杜撰大王だが作って売ると使うの両方を知ってる処から、将来展望を一寸想像してみたい。
私的には現況の停滞に危機感を
覚えてて、他分野で既に起きてしまった様にこの国から消失しやしないかと心配なのだ。

例に依って一般論では関係無さそうな安楽椅子を、敢えて例に挙げてみよう。
って何の事ぁない今普段最も座ってるのがイタリア製の安物で、こいつがどう考えても本国じゃ鉄パイプの耐荷重が足りなさそうな代物でね。

パッと見は国産や他国のと何も違わないし、設計アイデアとデザインはそこそこ良かったんだけどさ。
少し前迄人生で最も肥えた10年間に、何度も鉄パが曲がったり折損したりしてオシャカになったんだ。

折角ビニールレザーの摩耗や経年劣化を我慢してたのに、フレームに逝かれられちゃ万事休す。
で何時もの如く修理や再利用を狙って調べてみた処、どうやら「鉄の質」に難があったらしいん。

要するに劣化著しい今の日本でさえ信じられん位、外見・肉厚・重量からは想像を絶する位脆弱でさ。
最近で似たのってば中華製のに少しあって、きっと成分配合とか製鋼プロセスで劣ってるんだろう。

この件にはヲタ度全開も思い当たる節があり、鉄道用最新の80㎏レールっつうのは現在日本のたった2社だけで全世界のニーズに答えてるんだと。
因みに80㎏ってのは1mあたりの重量で、従来の標準は50㎏程度だ。

素人考えでは唯太く大きく重くすればと思われがちだが、カーブに合わせて曲げても折れない様にするのが難しいらしいん。
他でも宅の車は約15年落ちの中古だが、そう云や大昔と違って屋根無ガレージにも拘らず未だサビは殆ど出てなかったっけ。

その他木材の加工技術のみならずそもそもの質だとか、今迄は大して気にしてなかったけど外国とは何時の間にかかなりの差になってたらしいん。
にも拘らず新自由主義なんて幻想と今からすれば期間限定だった円高期に、中小企業を過剰に冷遇したりで材料製造業をかなり海外にくれてやりやがった。

その結果折角円安になってもレールみたいな特殊なの以外、普通の鉄鋼や普通の木材の輸出は大して増えてない。
っと随分又遠回りな話しだがそれと楽器の関係はったら、普及価格帯の海外製へ日本の得意があまり活かされないって事なのよ。

人件費の高騰でかつては盛んだった米等の下請け製造も中韓等へ移り、実質的な精度は低下したにも拘らず為替の事情で日本では昔みたいに捨て値にはならない。
流石にPiano世界シェア1,2のヤマハとカワイは余程経営をしくじらなきゃ何とか残るだろうが、他は特にRockやPops向けのメーカはねえ。

かつての隆盛を肌で知ってる身からしたら、もう何時無くなってもおかしくない位元気が無い。
そうなって最も被害を被るのが音楽をやってる人達で、更には子供達全てに損失が及ぶのだ。

我々年寄りは手持ち生残りに延命を施したり、いざって時は過去体験の記憶を辿る術がある。
が未体験の者との分断を促進するばかりか、本物はこんな感じってのの「知る権利」が強奪されちまうんだよ。

-続く-

2024年6月11日 (火)

音楽備忘録1761 肉体的グルーヴ考➒

人が醸し出すグルーヴでは往復動作が最初の鍵だが、それだけだと全タイプの網羅には一寸遠い。
第2の鍵があってそれは往復動作から回転への変換なんだが、元が往復由来なのがミソなんだ。

SLに乗ってて脈動を感じる事なんて先ず無いが、電車のモータみたいに牽引力が安定してはいないんだ。
幾ら回転に最高効率で変換してもムラが残り、視覚化するなら真円じゃなく楕円って感じでね。

けどその楕円が音楽では却って好都合で、前回述のOneの位置が容易に分かるんだ。
もしずっと真円だったら、どのタイミングが小節頭なのか見当も付けられへんやろ。

視覚を伴ってたら一番手前に来た時とかで判別出来っけど、純粋な音じゃそんなの見えんからねえ。
それはもし打込みのチャートに縦線が無かったらってな感じで、頭から一々数えなきゃなんなくなるからえらいこっちゃで。

しかも休符の処は空欄になったりもするから、数えるの自体がこんがらがって又大変。
それ故楽譜では音の無い処も休符で記譜しとく訳で、音で言えば空ピックとかがそれに価する。

が何時も空ピックを入れられるとは限らんから、脈動感とかOneが無いと困るんだ。
わざと意図した場合はこの限りじゃないけど、奏者の合奏都合の他に聴者の都合だってあるですよ。

やはり普通は区切り等が明解な方が、純粋に楽しむだけの聴き方をするには欠かせないでしょ。
グルーヴって一般聴者にとっちゃ原理は分からなくても心地良いものであって、どんなアホにでも理屈抜きで感じだけで察知出来るべきもの。

それには誰が見ても(聴いても)同じ様に認知されなくては駄目で、あの一等ノッポな奴が先頭ってな按配が要求されんねんな。
その目的の為なら多少臭かろうとダサかろうと厭わずってなもんで、なるべくスマートな方が良いかも知れんがハッキリしなかったら一巻の終りなんすよ。

その点Click同期や打込みの安定感に慣れ過ぎてると、当初は癖が強過ぎて閉口するやも知れないね。
けれど何某か普通の機械では得られないタイミングの癖を、先ず許容する処から始めないと永遠に近付けないのさ。

となれば完成前には当然ギクシャク感があったり、妙ちくりんな癖が出て皆に疎まれたりするかも知れない。
でもそんな欠点を隠蔽せず素直に認めて、それを少しでも良い方向へ持ってく様じゃないと獲得出来ないんだ。

それ故これは完全な個人の自説だが、恥じらいや体裁を気にする者程苦労するみたいだね。
幾ら厚顔無恥っぽい杜撰大王にだって恥じらいが無かった訳じゃねえんだが、どうにも隠し切れない程酷かったから次なる手段を徹底追及するしかなかったんよ。

だから未だにフィットしない癖が顔を出した時ゃ、それなりに結構凹むんだぜ。
けど上述の如く他に方法が無いから、ジャストにならない邪道を無視してフィットさせる様にしてるんだ。

それからしたら自称グルーヴマスターだなんてのも、実際は苦肉の産物でしかないのかも知れない。
けど自分だけカッコ良いを少し諦めりゃ、皆で楽しめるからそれで良いのだ。

-続く-

2024年6月10日 (月)

音楽備忘録1760 音楽に於けるテクニックの意味⑳

鍵盤を弄れろったって苦手な人はどうすりゃ…、いやそんなちゃんとなんか弾ける必要は無いんだ。
そりゃ少しでも上達するに越した事はないけど、この件での目的はハーモニーの確認だからね。

それよか鍵盤を使えても厳しいのが、近接音や重複音だ。
尚且つ実際には極端な音色違い迄含まれるんだから、厳密にはリアルの試し録りが最適なんだけどさ。

因みに試し録りってもあんまりいい加減で、雰囲気が違ったりしたら駄目でっせ。
って事ぁ試しでも本気でやんなきゃとなるが、それで悪結果ばっか続くと嫌んなっちゃうよね。

そんな心身両面でのロスを減らすには理論も助けにはなるが、あらゆる和音を全把握するのは至難だ。
そもそも音楽って心理効果なんで、人次第で○○和音はセーフ・アウトと判定の分かれるのもあるんだ。

尚且つⅡで前後の和声との繋がり等にも左右されるし、意図的に不協和音を利用する事だってあるし。
なので杜撰大王的にはどうしても使いたいなんて時ゃ徹底的に掘り下げるとして、普段は大きな過ちの炙り出し程度と思ってんだ。

けれどその場の感覚だけで安易に行っちゃうと、後で思わぬ事故に遭ったりするんすよ。
和音(ハーモニー)って各音のバランスとかで恐ろしく異なる聴こえ方をしてくれちゃうから、何時もの練習で平気と思っても他所でLiveしたらギャーなんてのがあるん。

更には感覚や自アンサンブルではセーフでも、外注のストリングスが加わったら無理が出るなんてケースも考えられる。
なのでもっと皆にも冒険はして欲しいけれど、植村直己曰くの如く本当の冒険には周到な準備があってこそなんだ。

寧ろ和声確認手段が持ててないから、奴等はあんな稚拙なのばっか演ってると舐められてるかも知れない。
知識面に於いてClassicやJazzに対し学校等の不備の点で、Rockはどうしたって不利な傾向にある。

それを覆すには感覚的に色んなハーモニーがあるのをある程度は知る必要もあるが、確認手段をゲットとしといて補うのが近道だと感じてるんだ。
杜撰大王なんで数回目にしてもコードネームは中々覚えなかったりしてっけど、聴いてこんな感じのがあるんだと記憶するのは簡単ってか勝手に残ってたりする。

知識が足りないからって感覚的に掴んでるのに、それを放棄するのは勿体無いし折角の感覚をフイにしちまう。
体験的には知識豊富な人程凝ったコードは使えても、個性溢れる使い方は出来難くなってる傾向がみられる。

どっちでもいい箇所ではオサレな方を使えてる癖に、肝心な箇所が案外凡庸なんてのがね。
Jazzならそれでも構わんかも知れんが、Rockでは普通の箇所に過剰装飾なんか要らない。

ここぞって時に意表を突けるのは、感覚頼りで確認だけ自前で出来る状態の人なんじゃないかな。
尤も真の大天才なら幾ら学んでも、感覚を温存出来るのかも知れないけどさ。

感覚は一旦失うと戻し切れぬ恐れはあるし戻せても一苦労、もし損ねずに行ける方法があるなら…。
うーんもしかしたら既存の音楽の学びの方に欠陥があったのかな、何れにせよ余計な処で回り道するより新たなものをこしらえる方にリソースを割いた方がお得なんじゃね。

-つづく-

2024年6月 9日 (日)

音楽備忘録1759 過小評価で忘れられつつある人々⑬

続いては他のパート特にRock系でGuitaristの提示がまだなのは変だろうが、極少数を除き伴奏メインじゃない人は意外と質・量共にグループ内外で大活躍したのが居ないんだ。
有名度や印象では色々あったと思うだろうけど、解散宣言前でも実質グループが停止期間中だった等ホントにこの件での2刀流だったのとなるとねえ。

ってのもそれが可能な位なら3刀流はおろか、全く楽器も立場も不問で参加してたのが多いんだ。
Jazz系であればほぼアルバム毎に新メンバーなんてのも普通だし、数グループ同時在籍なんてのもザラなんだけどね。

ポピュラー系の中でRockは最もグループの独自性が売りとなると、主役を過半担う立場の人はその間は外で演り難いって側面が元からあるのさ。
んっまそれより何より有名人の電撃コラボは鳴り物入りで紹介されるから、一般論で地味なリズム隊みたいに注意してなくても向うから情報が勝手にやって来んねん。

その他で考えられるとしたら録る「トラックの長さと本数」の影響で、リズム隊の瞬間招請は滅多に起り得ない処かなぁ。
例えば至高のタッピングがどうでも欲しかったとしてもし健在だったならVan Halenを無理にでも呼ぶが、難度が下がるそれ以外の箇所は自前で頑張るとかね。

実例としてMichael JacksonのBeat It、Van Halenはほぼソロだけに対しSteve Lukatherは確か頭から終り迄入ってるっしょ。
更にはグループが別グループ所属のゲストを迎えると、パート被りの生じる確率が上がるからねえ。

ソリスト若しくはグループでもフルBand構成じゃなくてDrum・Bass担当が居なけりゃ、外注量が多くなる訳さ。
手前味噌の過去体験からしても趣味が共通の点で同パートは友人こそ多かったが、共演となると当たり前っちゃ当たり前だが殆ど他パートの人ばっかだったよ。

この上記の自然現象が「各パートだけにしか通用しない」価値観を悪出させてる可能性が濃厚で、ある種の浦島太郎増産群団でんがな。
杜撰君がキャリア途中からそうなるのが自然と回避出来たのは、奏者兼編曲家としてのオファーが多くなったからだ。

尚且つ可能なら作家としても食込みたい意欲が満々だったから、良い意味で自担当パートのナルシスエゴを自然と封殺する事になっただよ。
要するに自身個人パートの成績より曲やアンサンブルとしての成績を上げなきゃならんし上げたいしで、曲に効果が低いのは容赦無く切捨てられたんだ。

Van Halenが名声を獲得したのもキッカケは彼のバカテクだが、それを継続させられたり他ジャンルからも支持されたのは曲と編曲が原因なんだよ。
長くなるからその証拠は次回に綴るが、その曲では普段のスタイルを捨ててるっつうかなんと全く拘ってねんだ。

-つづく-

2024年6月 7日 (金)

音楽備忘録1757 肉体的グルーヴ考➑

一説に依れば日本人は1拍子が得意とか拍子が無くても平気だそうだが、グルーヴを出したきゃそれでは苦しい。
グルーヴには「周期」が必要で、間に拍が入ってないと多様な表現はし辛くなるん。

頭拍については米黒人の間で有名な「One」ってのがあって、小節の頭拍がハッキリしてないと合奏するのが気楽じゃなくなっちゃうんだ。
気楽じゃないと乗るよりか、合わせる方に神経を取られるからねえ。

因みにこのOneは主に8Beatや16Beatでの事だから、他の表拍が3つとか7つあるんだ。
ので頭拍との差別化が可能で、2拍子以下だとこの技は使えない。

でそれをHi-Hatで演る時ロキュモーション(ダブルストローク)を使うと、一々意識しなくても勝手に強弱が付いてくれるんだ。
弦の場合はアップダウンとか使う指を指定して、例えば表は親指で裏は人差し指でなんて按配でさ。

前者は片手だが一種の往復動作・後者は二足歩行と近似で、人体には割と都合の良いやり方だ。
もしムカデみたいに足が沢山あったら数小節程度なら、次々に送り出す事も出来たんだけどね。

そしたら打込み並に安定して滑らかだろうけど、ある意味2つしかない弱点を長所に変換したのがグルーヴなんだよ。
でⅡで裏拍の存在しない1拍子やOneと表拍が被る2拍子では、こう云う芸当自体が不可になる。

因みにⅡで2拍子以下でもそれを仮想4以上と捉えれば可能になるが、それをすると今度は2拍子以下固有の特徴が薄まる。
わ兎も角これ等からグルーヴには往復動作が大きな鍵を握ってるんだが、かと言って必ずしもシングルストロークで演ったら駄目って訳でもない。

尤も
の多くにはそれこそ裏があって、16Beatなのに殆どは表しか鳴らさないなんてのなんだ。
杜撰君に印象的だった例がAl Jackson Jr.のHi-Hatで、ダブルの時とシングルの時があったん。

最初は単に曲調やテンポの都合かと思ってたんだけど、自分でも叩いてみようとしたら真の理由が分かったんだ。
表面上はどっちも唯の8分音符のなんだが、シングルで演ってた方が実は曲が16Beatだったのよ。

杜撰大王ですから間抜けな話しかも知れんけど、全部表拍になるから余計な強弱等は付かない方が良いって訳。
勿論わざと曲のBeatより細かくとか大きくするケースもあるが、↑曲ではそうしといた方が他の箇所が断然叩き易かったよ。(っつうかダブルにしちゃぅと上手く叩けなかった)

そう云うのを除けば往復動作させてるのが多く、単に楽に奏でる他に強弱やグルーブの事情があったんだよ。
この件で分かり易いのが片手16Hi-Hatで、先ずシングルじゃ厳しいから打込んでみると良い。

元のにあったアダルトな雰囲気が消し飛んで、唯うるさいだけになるし大きなうねりみたいなのも無くなっちゃう。
のでかつてドラムマシンに打ち込む際は、面倒だけど裏拍の箇所を一々弱めたり音色を変えたりしてただよ。

尤もⅡで俺はグルーヴがあっても美味しいノリが出なきゃ満足しないが、それもグルーヴを得るのに大して苦労してない前提があっての事。
グルーヴ無くして良好なノリは得られず、グルーヴ獲得には往復動作がほぼ必須らしい。

=続く=

2024年6月 6日 (木)

音楽備忘録1756 音楽に於けるテクニックの意味⑲

曲の真のコード把握コツを提示するにあたり、その注意点を先に綴っとこう。
小編成Guitar BandやChorusグループ(死語!?:常設の歌い手が3人以上)で、特に見逃し易いんだ。

又感性の打込みでそこそこ行けちゃった人なんかは、楽器や楽譜に詳しくないケースも少なくないから微妙なんすよ。
無論知らなくても音が合ってりゃ構わないんだが、リアル演奏を実行する苦労っつうか過程が無いだけに自ずと確認時間がかなり短くなるんでさ。

例えば30回聴いたらもしかしてヤバいかなとなるのが、そこに至り難くなってるからねえ。
では徐々に本題へ入ってくけど、鍵となるのは「独りでなるべく全部の音」を出せる事。

該当箇所で鳴ってる音の把握から始まるが、個別箇所の確認目的であっても通常は歌を含めとくのがコツ1ずら。
本来当然である筈なんだけど、コードの個別確認って歌い手はあまりやらないんだよなぁ。

特に作・編曲をしないとかそれはやっても楽器演奏力の低い奴だと、自信は無いし手間も億劫がったりしてさ。
因みにマトモな歌手って白玉程度にしろ、一応自身で鍵盤鳴らせるの知ってまっか。

歌唱音程の修正にこの程度は必要だし、歌メロを考案するのにも必要なんざます。
作曲者を標榜する者で初期段階にはコード策定は他人依存も許すべきだが、何時迄も人にお願いするのも一寸無理があるねん。

同じメロでも複数のコードパターンがあるんで、延々それじゃないヤツお願いなんて言ってると終いにゃ呆れられる。
自身のイメージがメロだけで、後をどう料理されても文句無いんなら別だけどさ。

過半数ではきっと不明な伴奏らしきものが何か付いてた筈で、閃きは大事だがイメージを具体的に音にするのこそが作曲って作業なんすよ。
編曲でも同様で結果の良し悪しは別として、作業プロセスに問題があっては才能があってさえ宝の持ち腐れなんだ。

わ兎も角楽器と歌が比較的別物に聴こえる事も少なくないんで、つい楽器隊だけで構成しちまって合わなきゃ歌手にメロ変えろなんて横暴も…。
Rock等一部ジャンルではスタイル的格好良さの為に、楽器群の流れだってかなり大事なんだけどさ。

その場合「伴奏があるとメロを思い付く」誰かを連れて来るべきで、メロが先に出来ちゃって良さげな場合は弄っちゃいけねえよ。
それもこれも全体音で「合ってれば」の話しになるんで、そこを確認しないと先に進めても無駄になったりするん。

でその「合ってるか」論理的な裏を取るのに、真のコードを知るのが先決且つ必須なんざます。
万一鍵盤白玉が駄目だったら手間でも打込でみると良いが、打込みの無かった時代だったらもっと大変だったんだよ。

その方面の才能が有り余ってない限り、想像の領域で全部の音を同時一括で鳴らすのって究極に近い位ハードル高いんだ。
実はそんな才能を杜撰大王は持ち合わせてて、曲が浮かぶ際はいきなり全体像で来る事が多い。

そんな自信満々の杜撰君ですら、分析(確認)は鍵盤等でと尽くづく思ってるよ。
だって幾ら分かったってそうしないと、良否判定の方に全集中出来ないもん。

=つづく=

2024年6月 3日 (月)

音楽備忘録1753 肉体的グルーヴ考➐

フォームチェック(姿勢)が整ったら、次に考えるべきはグルーヴの物理的成立条件だ。
ずうっとほぼ一定で続かせるとなると回転運動が思い浮かびそうだが、残念乍ら人体は殆どが往復動作で成り立ってる。

感覚的に往復より回転の方がフィットするのもあろうが、鉄道で言や動力がモータの電車よりピストンの蒸気機関車に近い。
弦楽器のピック弾き1つとっても誰かさんの風車奏法(本人はボウリングからアイデアを失敬したそうだが)以外、基本ダウン・アップの交互だ。

太鼓のバチでもcymbalをゆっくり連打する時等以外基本的には振り下ろし・振り上げしかなく、鍵盤に至っては言わずもがなだよね。
でも落胆する事ぁねえ俺が鉄ちゃんだからSL比喩したんじゃなく、往復を回転に変換する代表的メカニズムを持ってるからなんだ。

色んな乗り物ソングはあるけれど、ピストンのシュッポッポやレール継ぎ目のガタンゴトンをシミュレートしたのは鉄道ものだけ。
後は強いて言や船が波に揺すられるのかオール位で、そう云やあのバナナボートのリズムはゆったり漕いでる感じだったな。

グルーヴを無関係にしても速度や周期が急変するのだと、曲の頭から終り迄引用するのは困難だ。
その点ラリーやモトクロスを音楽化するのが最も至難で、目まぐるしく変化する感じは一定Beatではどうする事もでけん。

それに対しSLではそのものズバリLocomotionって名曲があるが如く、歌詞・リズム(Beat)はおろか踊りの振付けに至り出た当初からもう付いてやがった。
童謡にも日本でなら誰もが知ってる汽車ポッポがあり、昔の幼児は誰でも小さく前へ倣えに似た両腕を動かしてピストンの真似をしてたよな。

音(リズム)と人体動作の例としてはこれが典型で、万一それで上手く行かん人は一度SLを見に行って乗ってみとくれ。
それでももし駄目なら最強のリズム音痴だろうけど、だからって自転車の空気入れポンプが漕げないなんて事ぁないんじゃない?。(パワー不足を除く)

こんな時代にSL Beat自体はあまりお呼びじゃないんだろうが、グルーヴの登竜門としては具体的な絵面も明確なだけに外せない。
因みにこれが新幹線だと元祖に「はしれちょうとっきゅう」ってのがあったが、警笛のドップラー効果の模倣に留まってるよ。

それも断続的な登場で、SLの方が心臓の鼓動にマッチしてんだよね。
この件で最重要なのは鼓動は時代に拘らずほぼ普遍な処で、やれIT時代だの何だのと言った処で人間の内部構造はとってもクラシカルなままなんだよ。

=続く-

2024年6月 2日 (日)

音楽備忘録1752 音楽に於けるテクニックの意味⑱

これ迄綴って来た通り音楽に於けるテクニックの神髄は、作・編曲の中やそれに類する部分にあったのだ。
但し一般認識的には作・編曲とは大凡思えない様なマクロ部分にも含まれてて、それだからこそ才能の有無だけに縛られてないんすよ。

で上記と比べたら演奏技術は従で、フレーズの出来栄えが冴えない事にぁどんなに盛ってやってもたかが知れちゃうんだ。
だからって低く見てる訳じゃないが、どこから手を付けるべきかは明白なんだ。
例え人が驚く様な凄そうなのにならなくても、良いフレーズを思案するのはとっても大切。

その証拠の一旦として、過去に登場したジャンルで完全消滅してるのは少ない。(但しその時代固有の呼称は過去帳入りの場合あり)
又音楽や曲に役立つ演奏技術じゃないと、一過性のパフォーマンスになっちゃって多数の継続的フォロワーを得るのは難しくなるんじゃない。

と来た処で皆に問いたいのが、奏者オンリーでもどの程度編曲家の指示通りに奏でてるかだ。
ポピュラー系では小規模編成が多かったり、専業編曲家の居ないケースが多い。

実際私過去体験でも完全スコアを要求されたのは極稀だし、方向性や完成度を高めるアドバイスだけに留まったのが殆どだ。
それからすると各奏者に自パートの編曲はある程度任されてて、折角僅かでも与えられてる著作権についてどう思ってるのかな。(今劣化本邦の著作権ではガン無視と酷い状況にはあるが💦)

得意技で塗り固めて目立とうとする気持ちも分からなくないが、それが適用不可能な箇所はおざなりで平気なの?。
そんな箇所にこそ編曲視点はとっても重要だし、みすみす手放しては勿体無い事この上無いんすよ。

Classic・Jazz等のオケ団員でアドリブが無いなら兎も角、そんな時代の奏者習慣が一部に残っちまってるのかな。
極論吠えしちゃうならその意味で無才能を自覚してたなら、弾けても「弾くな」ってなもんだわさ。

だって試してみたら何か出来るかも知んないのに、編曲的フレーズの工夫を一切しないなんて。
正直この方面だって才能差は出てしまうが、随時頻吠えの如くそれは最終段階近くに到達してからなんざます。

然も無いプチフレーズ程度では基本条件の適合等が先ず先で、どんな天才だろうとバットが届かない様な悪球じゃマトモにぁ打てる訳ゃねえよってね。
或は誰も打てない程の威力があったって、全くストライクが取れないんじゃ仕方無いのと一緒でんがな。

こう云う粗相とか不注意の類の根絶が相当誰にでも大変なもんで、単純な演奏ミスよりなまじ分かり難い事が多いだけに問題なんざます。
不協和音は禁止とか厳しいルールがある時は未だしも、制約が少なかったり曲の該当箇所の「真のコード」に気づいてなかったりするとやらかし易いん。

処がGuitar Bandでは頻繁に省略系で奏でられてるから、案外これが紛らわしいんだ。
それには真のコードの把握が要点となるが、次回にそのコツを綴ろう。

=つづく-

2024年5月31日 (金)

音楽備忘録1750 杜撰流不景気対策➍

今の不景気はちっとも自然現象じゃないから、知ってても最適配分が不可能になった人も居るかも知れない。
そこで今回は究極の選択を迫られた、そんなケースについて考察してみよう。

杜撰大王ってずっと貧は続いてるけど最下層とは言えず、ここ30年位は主に家庭内格差のせいで苦境にあるだけだ。
真に瀕してたら拙ブログすら毎日なんて書けない筈で、しかし心理的には↑はなまじ比較が容易いが為に実際より厳しいんだけどねえ


わ兎も角流石にここ数年は機材価格の高騰で、従前以上に充実はおろか更新も停滞を余儀なくされている。
本職がBassの癖にメインBassすら借り物ってのはいい加減でもう何とかしたいけど、得意の中古すら高騰したお陰で手をこまねいている。

万一貸主から返還要求をされたら待った無しの覚悟は出来てるが、それ迄はとある理由から厚かましくも引っ張れるだけ引っ張るつもりでいる。
のは至極単純な理由で、借用品でも1本はあって0じゃないからだ。

恐ろしくも20年以上借用継続中なんで、明らかに各所の消耗は隠せない。
が後数年で大々的なリペアを要する様な状態では無いんで、今の状況が続けば更新は見送るつもりだ。

とは言え興味と有事勃発の不安は常にあるから中古市場の監視は続けてて、しかしこっちの条件を満たす出物に遭遇しないからアクションは起こしてねんだ。
ってのからすれば理想は一旦置いといても絶対的な不足があれば買うが、そうでなけりゃ我慢出来るだけ我慢を続けるって事なんすよ。

只「不足の定義」が問題で、贅沢を言い出しゃキリが無いってか人次第で随分判断は別れそうだ。
自分のメインパートの楽器は少しでも好みの良い音をあらゆる条件下で出す為に、一般的にはあまり所持本数はケチらないよね。

けど財政逼迫の最中に年に数度しか使わないの迄となると、果たして単なるコスパの他メンテ費用はどうなんかいなっとな。
又楽器もなるべく美しくありたいとは思うが、遠慮無に弾き捲るとお飾りみたいな外観は先ず保てんですよ。

離れて晴れ舞台のを写真に撮ればボロが出なくても、直に手に取ってみると新品もものの1年も使や細かい傷位は必ず入ってる。
これ等案件は持ち主の願望としては正統なものだけど、真の必然性としては厳しいがエゴでしかないんだ。

ましてや聴くだけしか興味の無い観客には知った事かで、音楽自体への貢献度としては従と言わざるを得ないっしょ。
ので失礼を承知で言わせて貰えば音楽を演ってる「フリ」とか趣味の人はご勝手に、音自体を何とかしたい人は心を鬼にして熟慮・再考してちょ。

但し趣味でもブランド志向で持ってる自慢をしたきゃそれだけは妥協出来んが、防音室は持てなくたって構わない。
或は見た目一択なら近年は安くても美しい色・形・仕上がりのがあるから、無名の音は全然大した事無いのでも構わない。

取敢えずは自身の目的を明確化して、自分なりの優先順位を決めるのが先決じゃないかな。
非常時になって初めてその人の本質が露呈するが如く、己を知るのに限っちゃ環境・状況は厳しい程却って良いのさ。

=つづく=

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