奏法

2024年2月23日 (金)

音楽備忘録1652 従兄記事に勝手に便乗➍

このまま終ると不親切かと気を取り直して、フットボードガムテ貼り概知のメリットを付記しとこう。
私的には良い人と思われたい魂胆もあるが、もしあなが求めるのが含まれてなかったら無駄な寄り道をしないで済むかも知れない。

明言はしてなくても一部は既に記事中に漏らしてて、杜撰大王の最初の目論見は足指の引っ掛かり防止策だった。
ドラムペダルって洋楽のツールとして生まれ、近年迄はずっと西洋の生活様式を基準に作られてた処があるわな。

ので裸足で踏まれるなんて想定はされてなかって、古いのになればなる程今で言うローファみたいな革製の靴が基本となってるらしい。
これが日本発祥だったら草履や下駄に合わせてたかも知れんが、靴底の材質が当時のあっちじゃ革か木位しか無かった。

故にそれ等は割と硬くてツルツルなんで、車のタイヤならスタッドレスとかスノータイヤを作る感じだったんじゃないかな。
ちょっち又脱線するけど俺世代が子供の頃って、少し裏に入るとまだ未舗装の道路が結構多かったんだ。

ので所謂最低地上高ってのが全高の低いのでも結構高く取られてて、今のと比べると3〜5cmはどれも高かった。
のわ雨でぬかるんだり土が轍で掘れたりしてると、そうしとかないと亀の子状態になっちゃって走破出来なくなるん。

ってな感じで昔のフットボードの場合は、表面が細かろうと粗かろうと兎に角不要に滑るのを避けるの一択だったん。
古典器の中でSpeedkingのデザインは少し異質に凹凸が細かく、軽量化が至上命題だったからきっと深く出来なかったんだろう。

と言いつつ稀には今でも足指を時々は引っ掛けてたりするが、SWIV-O-MATICのは丁度良く使う使いたいポジションでそれが起き易かったんだ。
又FPの場合は露骨に横溝だけなんでSWIV-O程じゃないけど、やはり状況次第では縦方向の摩擦係数が過剰だ。

尤も俺の過去のは全く違う理由での対策だったが、スライド奏法かこれを使わなくても前後方向に抵抗があると困る向きには1つの救いではあるだろう。
但し気になるのは俺言い純スライドや複合スライドを不使用なのに違和感を覚える様なら、椅子の高さや位置関係の方を先に疑った方が良いんじゃないかな。

今従兄宅訪問時に持参スピキンを使う際、必要性がなかったり面倒だと廉価品ゴム底スニーカを履いたままで踏んでんだ。
足首ダブルを大体習得し終わってると、足とフットボードの位置は殆ど固定されてても無問題なんよ。

強いて言や長連続させる時だけフッボーの最奥へ移動するとか、力を使わずパワーが欲しい時は限り無く手前を踏むとかね。
この場合元からギリギリの位置を踏んでるんで、寧ろ僅かでもズレると途端に踏めなくなるんだわ。

量販品で意図的に滑りを意識したのってぇとAXSI辺り以降ので、高価で買えんからちっとも試奏すらしてないから良く分かんないけどさ。
恐らく現代ペダルの中ではスライド奏法へも配慮しての事だろうから、フットボード以外の色んな部分でハードグリップする様なのよりは演り易い可能性が高い。

現時点迄の体験に依れば古典タイプは一応奏法を選ぶ事は無く、’90年代から15年位の国産系が最も奏法をペダルから指定して来る様な感じだったな。
でとても微妙な力加減(方向や場所も含む)が可能になると、Buddy Richみたいに何時でも何処でも何でも行けそうな予感が微かにしてるよ。

-終り-

2024年2月22日 (木)

音楽備忘録1651 ドラム「手足一緒私論」②

この私論従兄との奏法技術交流に必要になって始まったが、自分内でも苦手の手の改善に少しはヒントになってんだ。
誰にでも即効性があるもんじゃなさそうな発想だけど、パニックに陥って困窮しない限り思考の視野を広げるには有効手段の1つなんじゃないかな。

そこで範囲を一気に広げて考察してみると、異なる楽器同士の間にある程度相対応したのがあるですよ。
Guitar系のハンドミュートなら古いJazzでは本当にHi-Hatを手で抑えるのなんかもあったけど、そこ迄しなくても大略3種類あるよね。

所謂Closed・Half Open・Openに対し、強ミュート・弱ミュート・ハンドミュート無しって按配にさ。
因みにここで強としてるのは例えば音程感や余韻を最小にした様なので、弱は音色だけ少しマイルドにさせた様なヤツ。

これが生ピになるとGrandでは弱める方が減るが、打弦される本数を減らすシフトペダルとかアップライトならマフラーペダルがある。
後者は人間の手こそ使わんが、代わりにハンマーフェルトと弦の間に追加フェルトが入ってアタックを弱める仕組みになっている。

楽器種次第じゃそんなの採用不可のもあるが、「同じフレーズを違う楽器で奏でる」際などに重宝するんだ。
インプロビゼーションで最も素人に分かり易いのがこれで、誰かが提示したプチメロをアンサンブルで共有してるのが楽しめる。

わ遊びの範疇かも知れんが、曲全体で強弱を表現するのに音量でしか出来ないと何かと不便でね。
ポピュラー音楽みたいにあまり音量が大胆に上下しては不都合なのだってあって、その際は音色変化に強弱を担わせるのにトーンバリエーションが最低3つ位は欲しいべさ。

この件電気楽器奏者には結構重要で、生楽器程音量大小の範囲が広くないかんね。
初期の電子楽器みたいにタッチレスポンス無し(つまり鍵盤では音量を全く変えられない)程じゃないが、Fuzzを充分掛けてて楽器ボリウムを弄る暇が無い際は他の手段しか選べない。

と来てドラムへ戻ると近年は今劣化本邦の例えばHi-HatのClose・Openが、ほぼ極端な2択化してるのなんかがオッサンはとっても障るぞ。
確かに活字表示では大凡どっちかに分類してるが、実際にはCloseでもガチガチに踏んだのからゆるゆるの迄無限のバリエーションがあるし比較的簡単に誰でも出来るんだけどなぁ。

それも打込みじゃないからその場その時の、気分・雰囲気次第で相当自由が与えられてるんだけどねえ。
Hi-Hatの「閉じ具合」1つでフォーマル版とお祭り版の演出も可能で、20世紀中はジャンル不問で誰もが当たり前の様に活用してたんだがね。(段々不機嫌になって来た?)

いや別にポリシーとかスタイル都合で固定してるんなら注文は付けないけど、エレキGuitarだったらハンドミュートが出来ない奴に果たして誰も文句は言わないで居られるのかな。
普段滅多に要求されない・使わないだったら上手くは無いにしても、こんなのが障害になってドラムが叩けるのに擬きですら非専門ジャンルのは一切演れないとかなったらそりゃおかしいって。

-続々-

2024年2月20日 (火)

音楽備忘録1649 何はともあれ本物に触れる必然性Ⅱ➓

パートⅡの最後を飾るのは、培って来た個人感性の上手な処遇の仕方ざます。
人間は容易に勘違いもするけれど、だからって独自の感性を自らゆがめるのはお止しなせー。

誰かと見解の相違が発生した際、その過半数は認定と表現違いが原因なんだ。
これは食べ物の味が一番分かり易そうだが、絶妙に美味しいのって大抵は各要素が複雑に絡んでるよね。

甘さが際立つ印象が客観視したら塩味の方が強いだとか、そのどっちを先に取り上げて語るか次第で言葉は正反対に近くさえなる。
身内で共通認識を持ちたい時は条件設定を明確にして、時間を掛けて整合性を見出さねばならない。

が特にそんなニーズの無い殆どの場合は、○君のは○語・□さんのは□語なんて風に捉えた方が手っ取り早いん。
或はもっと範囲を拡大して、○国文化・□地域文化ではそう云う解釈になるなんて仮定をしてみたり。(自論の正当化に悪用しちゃあきまへんで)

その真相可能性として前々回リッケンベースがデカいと言った人、もしかしたらその人だと体の何処かが支障してたのかも知れないんだ。
それか既体験のは軽目のばかりで、リッ君の割と角ばってて少し重いのが堪えたのかも知れない。

俺は筋肉マンの方だからあまり食い込みは気にならないが、もっと体表が柔らかかったら角が当たると痛そうだ。
この面で万能プロデューサを目指すなら、俺言い「感性の翻訳力」が必要だしモノを言うんすわ。

↑例の様に100人中99人が不細工っつうのを、ある誰かが見たら最高の美形って事は水面下では案外頻繁に起きてる筈だ。
のがちっとも表に出て来ないのは同調圧力大国だからで、独自性を最高と考えるフランス等なんかじゃ寧ろ必死に探して語ろうとしてんじゃないかな。

但しどちらの両極でも求められて無いのに発揮したら、唯の迷惑か我儘なのは一緒。
この点寧ろ今劣化本邦の泥酔者等、特に白昼だったらEU圏なら即逮捕・連行される。

つまり自説を他人に強要しないのなら、心でどう感じてどう思ってても何も問題は無いのだよ。
寧ろ自分は常識的だから大きな問題は無い等と浅はかに考えるのこそ害で、酔っぱらえば無礼講が大抵は許されると思ってるのなんか酷い勘違いだ。

しかし同じ勘違いでも個人で勝手に思い込んでて、他人に一切害を及ぼさないなら後は羞恥心だけの問題だ。
実は勘違いにも少しは効能があって、創作の分野ではそれで盗作疑惑から逃れられる事だってあるのだ。

馬鹿と鋏は使いようの一種で、手前味噌ではSnareのゴーストノートを間違えてバスドラの3連打と思い込んでたのなんかがさ。
スピキンに慣れる迄そんなイカレたのは実現こそしなかったが、結果的に3連打の使い方の源になってるんだよ。

してこんな柔か頭に一役買ってくれるのが、本物に触れた経験なんだ。
ほら「想像の斜め上を行ってた」なんて語句があるじゃん、その「上」次第じゃ程度差っつうより次元が違ったって方がマッチしたりするっしょ。

一口に良い・凄いと言ってもその内容は様々だし、本物は大抵何処か予測不能箇所に余力を持ってたりもするんだ。
世界観が広がる・刷新される等、実利以上に思考の範囲拡大が最も重要なんすよ。

-続-

2024年2月19日 (月)

音楽備忘録1648 従兄記事に勝手に便乗➌

この短編の最終回は実演の感想と、実施する際の留意点をお届けしませう。
もしあなたにフィットするなら、当初はガムテ貼りはそこそこ良好な感触だす。

けれどどんなテープを選ぼうと素の状態より必ず感触変化量が大きく、それがかなり随時で起こるんだ。
奇特な話し金輪際貼られてるのしか踏んだ事が無い奏者が居たらどうか分かんないが、ほぼ皆の基準は「貼って無い」方だよねえ。

ので裸足から超ゴツイ靴迄日替わりで踏む様な人ならいざ知らず、状態安定度が低いのは誰にでも損失にはなるんじゃないかな。
手とバチの関係でも感触変容はあるんだけど、手に比べりゃバチの方はまあまあ安定してるよね。

人に依っちゃ足の方が気にならんとしても、足裏(履物等含む)とフットボードの両方が常に変化するんじゃ少なくともきっと楽じゃないよ。
ってな過半数の失敗体験から実施するとすれば、かなり色々注意しないと後で泣きを見るかもよっと。

①ガムテ自体を厳選
かなりテープの状態と質で寿命に差があって、普通に段ボール箱等に使うのとは別世界でんねん。
尤もミュート等で多用してるとそこそこ概知だろうが、皮みたいに交換出来ないし普通はそ
の習慣が無いのが異なる。

 先ずなるべく製造から日が浅いのが望ましく、糊の軟化時期を遅らせられる。
 表面感触はお好み次第だが、あまり薄いのは耐摩耗性に乏しいんで不向き。
 新品時で糊は固目の方が良く、軟らか目だとすぐにズレて来る。

②貼り替え頻度
恐らくこれが最も厳密さが要求され、だからこそ大雑把な杜撰大王は挫折ったんだ。

 膨大な私体験に依りますと多少の汚損は厭わない条件で、俺みたいなゴリ足で2~3日・普通の人で1週間・繊細足でも1ヶ月程度が確実に無事で済む限界やね。
 しかもこれは①の要件を満たしてた場合で、糊の劣化が酷いガムテだと1曲演ってる途中でズレて来た事も。

極力汚損を避けたいとなったら随分神経質な話しだが、もう演る都度貼って剥しといた方が良か。
今晩はこれで終りの又明日の朝から叩くから…って普通はほっといたりするが、夜間温度・湿度の変動が多いだけでももう状態が結構変わるケースもおま。

踏み心地変化だけで済みゃ良いが、それより接着状態とか硬度の方が変わっちまうん。
んな事情なんで個人的にはあまり勧められなく、俺の場合は自身の足裏コンディションの安定化に主軸を置いてるよ。

足裏皮膚って個人差は相当あろうが、適度に乾燥してれば結構丈夫なもんでね。
履物は床等次第ですぐ濡れたりするけど、足裏だと普通はプールや風呂以外では露骨に濡らしたりしないでしょ。

現況在宅時は敢えて靴下を履かない事で、大凡所望の乾燥度が得られてましてん。
尤も足裏以外の皮膚は弱い方と自認してるんで、体の外に解決策を求めるのも分からなくない。

人夫々で最適解は千差万別で参考にこそすれ自ら探索してくしかないが、何か適切なのが掴めたらそれこそが独自スタイルの一部なんだ。
ドラムの足元って近付いてまじまじ眺める機会も少な目になり易いんで、その分リスクを知っとかないとこんな筈じゃになり易いかも。

-終り!?-

2024年2月18日 (日)

音楽備忘録1647 ドラム「手足一緒私論」①

何時もの様に従兄宅訪でドラム奏法談義をし、帰宅後暫くして又変なのに突然気付いた。
のがRingo Starrの象徴の1つ、Hi-Hatのダブルが普通の縦動作しゃなく横動作が混ざるのに纏わる話しよ。

「手足一緒私論」って従兄は手技・俺は足技にヲタってるが、その従兄に足脚変態奏法を説明するのに「手で言えば」比喩をし出したのが発端。
実際演奏するには適性・修練が必須だけど、頭で理解困難・具体的イメージが湧かなきゃ試す以前の難問になる。

杜撰大王って従兄と比べるとより理系な癖に、演奏や創作では案外勘とノリが先行しちまっててね。
だから既に似た様な野心を持ってる相手なら伝わるんだが、そうじゃない人に説明するのが下手なんだ。

結果未だ事後検証・分析の方が圧倒的多数だが、そこから適した置換・比喩をすればって少し知恵が付いたのよ。
それがどんどん発展してってみると、ダブルストロークの方法等に共通事項の多いのが炙り出されて来たんすよ。

そこで大胆に手に相当する足脚技をあたってたら、Ringoのアレって足脚でのスイベル奏法なのではってね。
手ヲタの従兄に依ればRingo Hi-Hatの超速シャッフルやPaul HumphreyやJeff Porcaroの片手超速16って、普通のダブルだけじゃ絶対追っつかないって言うんだよ。

確かに足脚だって凄く速くしたきゃスライドしなきゃ間に合わないのと同様、手の方では俗称プッシュプル動作を最低でも交えないと不可能だって。
外見上2人とも如何にもな動作はさせて無いが、どんなに速い競歩の選手だって普通は本人が走るよりゃやっぱ遅い。

でそんなのがマスターしてて実用してるとなると、大抵はその前段階をクリアしてなきゃ到達出来ないと。
それが足脚では足首ダブル(トゥヒール)→スイベルか複合スライド→純スライドって高速化手段になってるが、手でも2番目のに相当する奏法があるのでは…。(↑の複合とはトゥーヒールが混ざってるの意)

と来てあーそーかぁあの8の字みたいな動きって、正式名称は知らんが要は「手のスイベル」って事なんじゃね?っとね。
因みに昔にスイベル奏法なんて呼称は無かったんだが、フットハットの速いのを演る時に何となくスイベル成分の混ざってる人は結構居たんだ。(踵が左右に交互に振れてる)

だからスイベル率は今とは違うにしても、多分最近になって突如見つかった技じゃ無いんだ。
そもそも足首ダブルって手技からの輸入で、ってのはペダルの登場がバチより後だったからよ。

でその手技ならバズ(球技で言えばドリブル)みたいな一寸狡っぽいのでも行けちゃうが、ペダルだと体験からはSpeedking等極一部の以外リバウンドは殆ど利用不可な程弱まっちまう。
以前述要らん時にゴルフのダフるみたいなアタックゴースト現象ならそこそこ起きるけど、如何せんバスドラを通常もっと大きく強く鳴らすのには不向きだ。

この点でHi-Hatは近似状況で、強さや継続時間の長さが加わると非リバウンド依存の方策も必要になって来る。
現に俺言い「Ringoの8の字」はHatがハーフやオープン状態の時も使われてて、少なくとも発想の原点は完全に足のスイベルと同じだよ。(バチのショルダーでヒット)

-続-

2024年2月15日 (木)

音楽備忘録1644 従兄記事に勝手に便乗➋

ほんだらお待ちかねドラムぺガムテ貼りの具体実態と参るが、杜撰大王の発端はもしか大昔述「異形フットボード」対策だった。
その次が「変形したフットボードの補填策」で、どっちもその根底には日本住宅の慣習があったのだった。

もし昔から専業Drummerだったら何らかの室内専用履物を用意したかもだが、こちとらマルチだった&貧だから出来ればそのままで行きたい。
ほんで最初期ドラムぺは従兄から譲受のRogers SWIV-O-MATICだけで、後に開花した俺様の才能には相応しいかもも初心者には何とも不釣り合いだったけどさ。

こいつのフットボードデザインだと足指が時々穴に嵌りやがって、靴下ですらスイっと滑る時と少し引っ掛かり感がある時とがあって困ったんだ。
俺の場合極初期から速いスライド奏法だけが売りだったのもあって、滑るだけならあまり困らなかったんだけどね。

そんでボード表面ガムテ貼りで凌いでた処今度はYAMAHA FP-702を又頂戴して、その当時の自分の志向にはこっちの方が合ってたんだ。
但し幾ら気前の良い従兄でもミントコンディションだったら手放す訳も無く、こヤツの場合はフットボードが横から見たら直線の筈がそこそこ盛大に真ん中下がりに湾曲(変形)してたんだ。

俺も知ってる巨漢のド素人に従兄が踏ませたっけ、昭和の田舎の中坊だから一発で凹ませちゃってね。
以来どうにも踏み辛いってんでウチに来て、大凡20年位はガムテ&プラ板の積層小細工で何とか平板状態を得てたんだ。

こっちの最初期はガムテオンリーだったんだが、如何せんそれだと表面が柔軟過ぎたり平にしといてもすぐ凹んで来ちゃったりで。
僅かな中下がり湾曲なら何とかなるが、露骨に凹んでてはスライド奏法に向かない。

それでも何とか20年は我慢してたんだが、経年劣化・摩耗も酷くなって来てレストアを考える時期が来ちった。
ここから又過去重複になるが工事失敗or工事中の代用が必要となったが、ずっと使ってなかったスイボの存在を完全に忘れててね。

それでその当時お買い得だったLudwig Speedkingを買ったんだが、そうして3つを比べてみるとガムテ貼りは超臨時以外は邪道な感じだったんよ。
湾曲が運良く直せたFPでも昔は横溝に抵抗感があったけど、平らになってくれりゃガムテ貼りよりそれだけで好感触でね。

そんな経緯があって2つともガムテ残骸の撤去となったんだが、これが新旧の糊の残骸がランダムにこびり付いてたからもう悪戦苦闘ですわ。
軟化してる分は根性で他の新品テープにくっ付けてまあまあ対処出来たが、硬化してるヤツはその程度じゃビクしもしない。

で最初は一切傷付けたくねえから廃ピックを流用して丹念にこそぎ落したものの、アルミダイキャスト表面の僅かな目地に入り込んでる分がどうしようもない。
最終的にはカッターナイフでより丹念にとなったが、俺比で気になる程は傷付けずにやっとの事で剥離作業を終えれたよ。

因みに1つにつき断続的作業ではあったが、大体1週間位は掛かったで。
ずっと連続でやればもう少し早くに終えれたかも知れんが、その場合肉体的にも精神的にもより疲労耐性が必要ざます。

-続く-

2024年2月14日 (水)

音楽備忘録1643 Paul HumphreyというDrummer③

では余談から戻ってPaul Humphreyの続きと参るが、ノリは絶品もBernard Purdieみたいな目立つものではない。
この点でもJeff Porcaroの始祖に値し、特に今劣化本邦では見落され易い。

アンサンブルのリズム(ノリ)を牽引してのはどっちも一緒だが、他者に与えられる自由度に大きな差があるんだ。
Humphrey達のは自己主張が強くないから、酷くズレない限りどんなのでも許される。
のがPurdie達のだと半ば強引に参加させられる感じがあり、ビッグマウスとは無関係に少し相手を選ぶんすよ。

なんて言うとディスってるかの様だが、杜撰大王自身はPurdieタイプの強烈なのの方が好きだ。
尤もそんな我儘こいてられるのは従兄の存在があるからで、んな事ある訳ゃねえがもしこの世でDrummerが俺独りしか居なかったらもっと真剣にHumphrey氏を参考にするだろうね。

そのノリと併せて特に稀有なのがフレージングで、常に何処かしらで聴者の裏をかいてる処。
その特徴は聴いてるだけだと完全に溶け込んでるのに、いざ真似して叩こうとすると音が普通ある場所に無くて無い場所にあったりするのよ。

と言ってもこれはある程度Drummerになれてる人にはで、Drumって楽器を無視して鼻歌でフレーズを作ったりすると多分Humphrey先生みたいな方のが多く思い浮かぶんじゃないかな。
これこそが「歌えるフレーズ」ってなもんで、叩けない叩かない内だったら誰しもが少しは持ってたものなのだ。

Drumの性質に慣れるにつれ、段々と演り難いのより演り易いのの方を無意識下で選ぶ様になるもんでさ。
それを好意的に捉えれば専業らしさ等となるが、そんなのは曲に対して何時もベストとは限らないよね。

確かに人力演奏には打込みより不可能なのが多いけど、出せない音程を強要されるのとかとは違う。
簡単な処では右利きの奏者が必ず右手始動に束縛されると、Ringoの一部は不可能化する。

逆にRingoが左手始動に固執してたなら、右用セットじゃロクに何も出来やしない。
俺はまだ従兄みたいにほぼ左右を自由には選べてないが、そんなのPianistだったら全く許されないよね。

だからもう少しDrum演奏はPianoとかの親戚と思うべきなんだが、実際Drummerの副業に鍵盤の入ってない人は少ないんじゃない?。
只Humphrey氏の場合はそれより頭の段階での柔軟性が凄く、既成概念・固定観念に全く捉われていねんですわ。

左右手足どれで鳴らそうと普通ここはバスドラと習慣で思ってしまう箇所でSnareを鳴らしたり、Snareの箇所で安易にバスドラを省略するってのが無い。
どうやら全体のフレーズを考える前に、個別楽器を鳴らす最適箇所を洗い出してるみたいなんだ。

つまり例えば曲とバスドラだけを聴いても、それで曲として既に完全に成立してるんすよ。
その結果かどうかワシャ知らんが、小節の頭以外バスドラが全部裏拍なんてのも多い。

それ処かSnareのBackbeatが入ってるのに、裏拍でしかバスドラを鳴らさないのなんかが…。(つまり重なる箇所は同時併鳴)
単純Drummer頭では勿体無いからそんなのしないが、曲の要求に依っちゃ実はその方が良いのもあったんだよねえ。

と斯様に所謂Drummer視点では少々変態的なんで、世間の一般Drummerからの支持が少なくなってしまうんだろう。
けど実際の楽曲中での名演を目指すなら、もっと彼やPorcaroみたいな視点にしないと曲を劣化させちまうんだよなぁ。

=終り=

2024年2月11日 (日)

音楽備忘録1640 従兄記事に勝手に便乗➊

今回からこの際露骨に乗っちゃうとして、初回はドラムペダルのフットボードのガムテ貼りの件おば。
図々しさとちゃっかりは杜撰大王のお家芸と勝手に思ってるが、それよりこれには豊富な過去体験があるからなんだ。

恐らく長所短所ともほぼ既に実体験済みなのと、裸足+ガムテ貼りの実情迄と他に類を見ない充実ぶりってね。
では先に短所から進めるが目的は、リスクを知った上でトライする為だ。

それがかなり面倒なんで俺は20年程続けてたのを止めていて、ガムテ最大の欠点の糊と布地の摩耗がねえ。
さていきなり余談になるが俺はそもそもテープでの補修は色々やってて、現在継続中なのは割れたプラ製便座の簡易対策だ。

現用のは2代目で初代時には瞬間接着剤を使ってみたんだが、耐衝撃性に劣るのが便座に向かなかったんだ。
わざとバァンと降したりゃしねえが、手が滑ったりすると陶磁器の便器へガタンと落しちゃったりしてさ。

ほいで部品買いして交換したんだけどそれから10何年も経ったのと、一時期デブって体重が重くなったのも災いしてるのかな。
体重超過状態から今は戻ってるんだが経年劣化も加わってそれ迄持たなく、最初に入ったヒビがじわじわ拡大してって最後は泣き別れに。😢

こいつはプラで表面ツルツルなんで敢えてガムテを使わず、宅配段ボール箱なんかに良く使われる透明テープを使ったら何とか凌げてるん。
残念乍らこのテープにも糊の劣化があるんで、随時で時々張り替えは必要だけどね。

けどフットボードのガムテみたいに摩耗で変質する事が無いから、起きても2次災害が軽微なのが良いんだ。
って何時の間にか本題に入っちゃってるが、この摩耗劣化が中々に厄介なんだ。

奏者次第で相当差は出そうも表の布が擦り切れる前に貼り替えしないと、裏の糊の影響が出るねん。
しかもある程度ズレただけでも近似の害が出て、生足ならまだ良いが靴下とかに付着しちゃうと根本的な解決策が無いんすよ。

セロテープや養生テープ等の糊と違ってガムテのはまるで誰かさんみたくしつこくって、当初から徐々に軟化してくのに最後には乾燥してパリパリカチカチになる。(もっと長期間になればどのテープも最後は乾燥するけど)
意図的に剥したい時ゃわざと乾燥を待つ場合もあるが、中々全体が同じ状態になる事は少ない。

貼った相手に吸湿性がありゃまだ良かったが、フットボードは殆どがアルミの塊だかんね。
具体的な苦労話しは長くなるから次回へ譲るとして、癖糊問題の他に状態安定度が低いのも難点なんざます。

ガムテは布でも紙その他のでも大抵表層はビニールコーティングか何かが施されてるが、それでも温度・湿度次第でかなり滑り具合その他が変わる。
生地の厚みに依ろうが必ず何時かは擦り切れて来るもんで、そうなると一番摩耗した箇所から裏の糊の影響が出て来んだ。

それが起きる前でも足や靴下の湿度で摩擦係数が変化して、まあ裸足だとガムテの有無に無関係に足裏皮膚の状況はダイレクトに響いちゃうんだけどね。
これは素手とバチの関係でも同じだが主に影響するのは手の方だけで、両方から影響があるとそれだけ感触は変わるし加減は余計し難くなるんじゃないかな。

-続く-

2024年2月10日 (土)

音楽備忘録1639 知られざる?Billy GriffinってDrummer

只今Paul Humphreyの記事を執筆中だが、②の文末で触れた人の事を忘れぬ内に記述させとくれ。
概述では有名になり出した時にと書いたが、正確には所属グループはとっくに有名だったが本人の名は殆ど残ってなかったんだ。

さてバスドラヲタが高じて探し当てたのが、私感全盛期のThe ImpressionsのDrummerだ。
彼はどうやら’66年からと2代目Drummerらしく、オマケに実働2年弱でこの世を去ってるから中々分からなかった。

今でも日本語に拘ればググっても出て来ず、米での雑誌の事故記事の切り抜きか何かにやっとの思いで行き付き真相の一端に届いた。
グループの存在自体はかなり昔から一寸面白い曲がFENで掛ってたから知ってたが、レコードヲタの親友からWe’re A Winnerってのを借りる迄はバスドラヲタの虫は寝てたんだ。

そのアルバム同名曲のドラムを聴いたらあら大変、典型的なコーラスグループの「歌の後ろ」なのに何やらバスドラが大変な事になってねえかって。
それもアフターBonzoだったらまだ理解も出来なくないが、こっちのが1年位早いでぇ。

もしかしたらBonzoの方がこんなのからインスパイアされたのか、皆とっくに死んじゃってるから今となっては確かめられないけどね。
俺はあからさまなの以外はワンバスで演ってると考える癖があるが、これを綴ろうとして再確認してる内にあまりにも音数が多いから心配になって来た。

らYoutubeに叩いてみました動画が1つだけあって、動画で足元は見えないが足首Doubleで熟してる様だった。
仮にツーバスだろうと約10後年のCozy Powellじゃあるまいし、よくもまあ歌の兄さん達がそんなのを許可したもんだ。

ユニークだからもしかしたらと考えたのは慧眼で、しかしそれもあんなの踏める奴がそこに居たからなんだよね。
Ringoが有名化する以前はあんなにドカドカ強く踏んで歌の邪魔になりゃせんかと心配してたのが、歌バックで太鼓で弄れるとしたら実はバスドラってのに徐々に皆が気付き始めた頃なんでしょう。

処が大丈夫なんだそれしか無いんだと分かった処で、いきなり実践出来るとしたらBuddy Richが足脚の制限解除でもする位が関の山だ。
沢山鳴らすっても昔のHard系の脳筋ツーバサーみたいに、唯左右交互に連打したんじゃあまりに芸が無い。

しそんなのは普通の歌のバックでは到底フィットしないから、技術的ハードルをクリアしてもフレージングが大問題ですわ。
それをこの御仁は弱冠23歳で一遍に纏めて片付けちゃったんだから、もっと誰もが知って尊敬しなきゃアカンがな。

所詮は裏方職人なんで本国ですら注視する人は一握りに過ぎないけど、音だけで判定してけば誰にだって少しは気になる存在である筈なんだ。
確かに探索初心者にとっては名前や情報量は多い程楽だが、音より名前で参考にしてくと本当はもうその時点で自身の本来の好みから少しづつ逸脱する可能性があるんすわ。

仮にどんなのでも丸1日で完コピ可能なら流行りを追っかけても間に合うが、普通はもっと時間が掛るもんだからね。
半ば時系列なんか無視して自らの感性にフィットするのをピックアップしてった方が、掘り出し物に出逢える確率が上がるんじゃないかな。

-了-

2024年2月 6日 (火)

音楽備忘録1635 Paul HumphreyというDrummer②

昔の人な上既に亡くなってるんで、普通に語っても若い世代には分かり難いかも知れない。
たまたま今還暦の杜撰大王だって、聴き始め時期が早かったから実感が持てるだけだ。

’60年代末からがギリギリリアルタイムで、Rock全盛の’70年代前半に間に合った。
そこで育まれた感性からすると’80頃からもう下り坂で、前みたいに次から次へとはオモロイのが来なくなったから遡ってみる事にしたんだ。

もしそうなってなくて世代平均で推移してたら、前回後部に登場させたJeff Porcaroの「1つ前の人」と思えないと感覚的に実感が掴めなかっただろうな。
更にそれより新しい人となると杜撰情報網も怪しいが、無理に挙げるとしたらドラムマシンか打込みってぇのが俺の答えだ。

ハッキリ言って達人職人より大部落ちるが、プログラミングを誤らない限り曲に対して大きなミスマッチは起こらないからね。
彼等みたいな稀有な存在を除き巾広く手掛けてると、どんな偉人でもたまにはミスマッチや黒歴史作が少しは残るもんだ。(身内認識具体例:Vinnie Colaiuta、俺個人は嫌いじゃないが…)

何でも演って曲に対し少なくとも減点が無い人ったら、一般的な評価よりかなり絞られて来る。
更に面倒なのは絶大な加点をしててもそれが目立たなかったり、素人では中々その秘密を見抜けない場合だって多々ある。

だからJeff PorcaroだってTotoに参加してヒットしてなきゃ、一般大衆には知れずその筋の人にしか評価されなかった可能性大なんだ。
確固たるパーマネントメンバーになってなくて名が残ってるのは、せいぜい色々と話題豊富なBernard Purdie位じゃね?。(未だ健在なのも大きい)

だけどさぁ昔の名作時代劇なら名うての殺陣師とか、結局腕利きのスタッフが足りるだけ揃ってないとああはならなかったからな。
つまり一般への有名度は運次第で、業界に残れるかはやっぱ実力次第の部分があったんすよ。

大口を叩くならPaul Humphreyの価値が正統評価出来ないってんなら、Drummerとしての才能があなたには無かったと言っても良い位。
わアレとしても彼の何処かには「オッ!」程度になる筈で、それだからこそこんなに杜撰で鈍い俺がやるなぁと思ったんだわさ。

って流れから想像される様に、俺の場合早期からバスドラの16のダブルを頻発してたのが耳に残ってたんだ。
私感比喩をすれば1980年以降に登場したエレキGuitar達人踏み絵がタッピングとして、’70年代前半のDrummerでは足の数と速さだったんだ。

手の方に関してはJazzの時点でかなりの人が出てたし、まだJazz
からの転向者がそこそこ居たんでね。
厳密には足脚だって手も含めBuddy Richみたいなのが既に居たけど、全体はシンプルで足脚だけ増え出したのはこの時期だったんだ。

これもRingoに触発された極一部では、’60年代後半には出だしてたんだけどさ。
当初はGinger Bakerみたくツーバスでそこそこマニアックなのだったり、黒人で全国的な知名度を得掛った時に交通事故死しちまったとかね。

=つづく=

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