ペダル

2025年11月18日 (火)

音楽備忘録2284 Drum椅子と座り方⓯

この項終幕につき自らの過去への自戒も込めつつ、椅子と座り方での要点を整理して綴っとこう。
今回は範囲を広げて、奏法以外への影響もね。

①パワーと高さの関係
以前はある程度関係があると思ってたが、現実は関係薄だった。
強いて言うなら寧ろ高目の方が可能性があり、それは打面との距離を多く取れる場合が増えるから。

バスドラについてもペダル選択さえ最適化出来てたら、体の重さを乗せ易くなるんで同様だった。
もし上記にあまり問題が無さそうなのにパワーに不安が出るとしたら座り方に難アリで、必要なだけの安定性が得られて無いからだ。

②体力と高さの関係
打面との高低距離が不要に遠くならない限りは、高目の方がやはり不要な体力の消耗が無い。
のを体感する一例として和室で床に座ったまま、著しくは上体を傾けないでなるべく脚を高く上げてみるがいい。

体の柔軟性如何に関らずやはり窮屈な姿勢になる程、普通は床面からの足上昇距離は短目になる。
勿論意識的に力を入れれば上げられたりもするだろうけど、タイミング命のDrum演奏で頻繁に意識しなきゃ上がらないのは相応しく無い。

③奏法と高さの関係
限られた奏法しか絶対使わないならそれに最適な高さ座り方でも通用するが、将来他の奏法の習得の障害になるのが大問題だ。
又奏法限定はフレージングにも大きな枷となり、通常は欲しい音に合わせて使い分けるのがベストなんだ。

ある奏法に対し高さや座り方を奇特なのに特化したいと感じた際、90%以上はペダルやバチのミスマッチだ。
コレ何も脚足だけと限らず例えばSnareバックビートを絶対マッチドグリップでしか叩けない位置にしてたりすると、折角好機到来してもレギュラーグリップへのキッカケを自ら逃すから勿体無い事この上ない。

④Drumスローンの仕様と高さの関係
比較的万能な高さと座り方をするのに上記以外で違和感が拭えないとしたら、主に座面やその直径があなたの体に合ってない可能性が濃厚。
現在はクッション良過ぎや直径過大の場合が多いが、逆の極端を滅多に体験出来ないが為に適切領域が把握し辛い。

仮に座面直径が2㎝しか無いのがあってそれを試すとしたら、ゲスいが強制浣腸器か大人の玩具様と化してまう。😵
拙ブログではもっと小径とばかり吠えてるがそれは現況を鑑みての話しで、大径過ぎるのは勿論駄目だが幾らでも小径で構わんとは言ってまへんで。

ざっとこんな感じだが数多の失敗体験からすると、真っ先に椅子と座り方に気を配らなかったのが遠回りになった元凶と感じられる。
杜撰大王の場合同じロクに叩けないならせめて脚だけでも先に何とかしたいと考え、殆ど無い予算乍らそれなりにペダルには神経が向いていた。

それで令和になろうが齢50にもなってからLudwig Speedkingに初挑戦って暴挙に近い英断が下せたが、椅子と座り方をもう少し最初から気にしてたら多分こんなに遠大な時間を浪費せずに済んだだろう。
その副作用が手指利用のダブルストロークの成長遅れに出てると感じてて、窮屈に座ってればその分余計に習得は難しくなってたらしい。

これからすると奇特な体格所持者以外先ず大体標準的な座り方に慣れて、末は個性的な座り方になるにしても基礎技術を習得してからにするのが合理的なんじゃないかな。
それと過去レジェンドの変態座り画像に杜撰君みたく惑わされるのが又愚で、彼・彼女等とて普段何時もそんな座り方であんな風に叩け踏めてた訳じゃねえんですよ。

特に昔のになる程技術的制約で動画の画と音を別録にしなきゃなんなかったから、それならいっその事面白くしてやろうなんて機運があったんだ。
それ故新作リリースPV時に制作されたPVと、後年になって公開されたLive映像では全然違うのなんかが結構多量に出てまつた。

惜しむらくも杜撰大王世代の若き日に上記は間に合わなかったが、年配者でもこれから挑戦するならPVの印象に固執しては損ってもんだ。
因みにそんな流れがまだ今でも生きてるからか、若い世代でも真の実演動画以外のに惑わされると是又大損しますぜ。

-了-

2025年11月14日 (金)

音楽備忘録2280 Drum椅子と座り方⓮

杜撰大王激奨ペダルのLudwig Speedkingは値上げと入手性悪化で苦しいが、なるべくなら一般論と実態が真逆の癖が無く基本となる様なペダルを先ず使って欲しいもんだ。
是又一般論では奏法との関係がクローズアップされてるが、体験からスローンの位置と座り方にも大影響があるのをここ数年で痛感したん。

かつてみたいにシングルペダルで馬鹿みたいに音数多く踏むのがレアになった今だが、壊れないペダルって見方を変えりゃ脚足や太鼓が先に壊れる可能性があるってこった。
数を大して鳴らさんから分からないんだろうし、ペダルはバチより高額だから実際簡単に壊れちゃ困るんだけどさ。

しかし本当は非屈強ペダルだったら肉体も含む何処かどれかを壊す様な踏み方・座り方をしてても、それが分かり難いのは決して健全とは言えねんですよ。
等と言いつつかつては杜撰君それが最も分かって無かった口で、その一端にパートタイムDrummerで数時間連続演奏する機会が殆ど無かったからかも知れない。

確かにここぞの一発で他を圧倒出来たら素晴らしいが、それが幾らも続けられないのだったら非実用的なんだ。
アマチュアで思っただけ叩けない環境に置かれてると実感し辛いが、そうして体力・筋力を無駄に使う悪癖が定着しちまえばプロへの道は益々遠のく。

新規で雇うプロ側として緊張で大汗をかく人なら未だしも、大した労力じゃ無く叩ける筈のでそうなってたらねえ。
ウチに入れても途中でバテそうと思って、そんな奴には誘いを掛けないですから。

この事は平均的Live時間にも表れてて真のワンマンLiveが開催出来ない内は、既に出来てる奴等よりやっぱり公演時間が短い。
そこで代案としては例えば休日にずっとDrumに座って過ごしてみるとか、更には今迄のSnare位の高さの机の前に普段の高さのスローンに座ってみる等だ。

個人練を半日以上継続してみるのも悪かないが、リアルアンサンブルでしばしば起こるハプニングとか予想外の大盛り上がりが殆ど期待出来ない。
杜撰君Drumではやった事が無いがBassでは類似体験があり、かつてピーク時には何をするにも一日中エレキBassをストラップでブラ下げていた。

それも食事をする時ですらで、とは言え流石に風呂やトイレタイムではしてなかったがね。
知人でプロになれた人にこの話題を振ると、過半数が似た様な体験を持っていた。

そんなのから学べるのは自身に無理の無い姿勢が知れる事で、その端的例としてGeorge Harrison初期のギターの構え方が思い起こされる。
Rockの一般慣例からしたら彼のは変に高目だったが、あれ位にしとくと座った時も高さが変わらない。

すると自室で座して練習してる時と本番で殆ど同じ位置がキープ出来、練習で出来る様になったプレイの本番での再現度が恐らく最高潮になったんだろう。
まあこれはレアケースにしてももし高さや位置に無理があれば一日中続けるのは厳しく、
少なくとも現状が自身に最適では無いらしきがしっかり知れる。

今の時代何でも時短で合理的に進めるのが最善と思われてるが、こんなのみたいに一部には未来永劫時短と相性の悪いのが残ってんだ。
但し案ずる事なかれ長時間可能って事ぁそれをする労力は、ある程度正しい範囲に収まってれば飛躍的に軽くなるんだ。

-つづく-

2025年11月10日 (月)

音楽備忘録2276 Drum椅子と座り方⓭

汎用・応用の利く座り方は俺言い「旧標準」たる膝中心が座面と同等か、それより少し下になる程度なのは未来永劫不変だと思う
では特定の奏法しか使わないならどうかったら、確かにそんなら踵が下りてる時太腿が殆ど傾斜しない程度の高さに座っても取敢えずは行けちまう。

その一例として今回は自身を生贄に顛末を記してみるが、杜撰大王の場合事の発端はSlide奏法の天才!?だった事だ。
って自分で言うなんて厚かましいにも程があるが、何の事は無いその裏には足首ダブルには全く才能に恵まれて無かっただけなのだ。

体験的にSlideかダブルのどっちも不向きに生まれついた例は無く、無訓練状態でもゆっくりなら大抵どっちかは早期に出来ちゃう様なんだ。
ってのもDrumペダル上では中々上手く行かなくても、日常生活でもし本当にどっちかの動作しか出来なかったら障碍者認定を貰えてるだろうかんね。

例えばショボいEffectorのフットSWみたいなヤツは、迂闊に体重が乗っかったら壊れたりする。
その逆に幼児にとっちゃ激重のフルコンGrandのダンパペダルなんかだと、到底足首だけじゃ充分踏み込めない。

ので子供ピアノ教室では悪い癖が付くのも嫌って、一定の体格に達する迄敢えてペダル不使用の曲しか演らせないのも少なくない。
わ兎も角当分の間杜撰君は短間隔で2つ鳴らそうとしたら、奏法選択の余地が無かったんだ。

当然遅い目のダブルには本来は足首ダブルの方が向いてたんだが、そんな事を考える知恵も余裕も無く過ごしてただよ。
2連打に対し地球上で超高速足首ダブルと超遅速Slideは夫々原理的に不可能に近く、もし月面で演ったとしても引力が減少であまり状況は変わらない気がするがどうなんだろう。

元はパートタイムDrummerだったからにしても、結局改善の兆しが訪れたのは50過ぎにLudwig Speedkingを偶然入手してからとえらい遅くなってもうた。
その原因は足首ダブル苦手思い込みもあったにせよ、今思えば目一杯低く座るのに拘ってたからって気がする。

更にその理由がペダルフットボードの傾斜具合と純Slide奏法のやり易さの関係で、爪先の蹴りだけで1打目を鳴らすには傾きが一定以上強い方が相応しい。
因みに自身では無自覚ももう一寸足首ダブルとの混合技になってたなら、そんなに傾斜角が強く無くても無問題なんだけどね。

それが飽く迄私感に過ぎないが時代が下る程フットボード平均傾斜角が緩くなった様で、過去に感覚だけで演ってた時期にはそれを勘案してより低く座る方向へずっと進んでたん。
それもこれも本職Drummerだったら未だしもこっちは他も色々沢山やんなきゃなんないから、時間無制限で色んな椅子の高さや座り方を試す気にはなれなかったん。

結果的に今思えばスローン高さと座り方を殆ど固定させてた事で、当初から折角得意な脚足奏法の上達や展開をかなり自らスポイルしてたんだよ。
こんなのも一種の硬直化と言え、ベストを追求するにはお邪魔だったんだ。

-つづく-

2025年11月 6日 (木)

音楽備忘録2272 Drum椅子と座り方⓬

ほんだら少なくとも特定(Speed king等俺称"速度反応型")ペダルでは高目に座った方が、足首踏みがし易いし意外とパワーが出せたの内容詳細だ。
加えて過去述と部分重複するが見た感じと実際との違いも、念の為にそれこそ念押ししとこう。

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さてさていきなりのヘンテコ上図は人の膝から下の脚足の最略概念図で、平均的な足首の可動角度を描いたつもりのものだ。
爪先をそれぞれ左は限界迄上げた・中は同じく限界迄下げた状況で、右が最大可動域の凡そ中間だ。

この中で真ん中の状態の時が最も全脚重を乗せ易くなるが、この時だけ脛とほぼ直線になっている。
真下へベクトル全てを向かわせたい時、この状態なら足首が余計なクッションになる事をほぼ避けられる。

一方左でも真の限界に達してればもうそれ以上は動かんから、同じくクッション作用はしなくなる。
が大抵はそんな角度でペダルは踏めないとなると、人次第で程度差こそあれなまじ柔軟性が残存してる為に幾らかパワーをロスしてんすよ。

そんな関係からか純Slide奏法以外では想像以上に上図真ん中のバレリーナみたいなフォームに、演ってる内に段々となってった奏者が少なくない様だ。(パワーやタイトさを追求してた場合)
が残された画像や見た記憶の足元が見え難いのが多いから、膝・太腿の位置が最高に踵を上げた状態の時のってのが中々把握し辛い。

のを踵が地面に付いてる或は少し上げた程度でそんな膝高さと誤認し易く、踵を最高迄持ち上げるとそれだけで5~10㎝とかなり高くなるん。
過去述の如く杜撰君も見事に上記に騙された口で、ってホントは勝手に目測を誤ってただけなんだけどね。

印象って時に恐ろしい程事実を歪めるもんで
、ついRockでそんな高く座ったら大昔じゃあるまいしカッコ悪いとの思い込みが強かってん。
又スマホが普及する迄自分が叩いてる姿の動画を横から録れるケースが、アマチュアレベルでは殆ど無かったのも災いしてるかも知れない。

録画≒最低でもテープ代位は必ず掛かったってのもあったし、舞台袖にカメラを設置するのも狭くて厳しきゃ感度が足りるか分からなかった。
勢いド下手な自身の叩く醜いであろう姿なんかより、憧れのあのお方の画像ばっか頻繁に見ちゃってんたん。

そのレジェンドが国内在住でDrum専門誌等にフォーム画像があったなら未だしも、こっちがその気になった頃にはもうBONZO等は居なかったから後でそんなのが見られる可能性は無きに等しい。
わ兎も角何とかして慣れられればどんな奏法も使用可能で、そのどれもでメカニクス的にパワーが出せる高さにしといた方がお得なんじゃないだろうか。

=つづく=

2025年11月 2日 (日)

音楽備忘録2268 Drum椅子と座り方⓫

さてさて皆さんお待ちかね…かどうかは定かじゃないが、ペダルやその常用奏法如何でも相応しいスローン高さが異なってる。
杜撰君大した腕とは言えないも一応スイベル以外の奏法は実用体験豊富なんで、この件に限っちゃ一家言を吐露しときたい。

何せ今日日はツインペダルの普及で、悪い意味でそれを使ってその場を凌いでる奴が多いかんね。
と妙に拘るのはまるで手テクと脚テクを差別してるみたいな、偏りがあっても殆ど誰も意に介してねえからだ。

毎度の遠回り比喩になるが諸君は自動車でパワーアシストレスの、ハンドルやブレーキペダルを踏んだ体験はおありだろうか?。
上記前者の場合少しでも車が動いてたら何とか手に負えるが、据え切り(停止状態で前輪の向きだけ変える)をしようとしたら剛腕じゃない限りフルパワーを要求され忽ち汗だくになるんだ。

のを和太鼓等とすりゃ西洋太鼓は差し詰めパワーアシスト付きってなもんで、それが手でも脚でもダブルストロークを容易且つ常用可能にしてる特権があるんすよ。
尤も近代ペダルではゴツくデカくしたフットボードを速く戻したくて、戻しバネを弱く出来ず足首踏みにかなり不利なのが多いがね。

これってバチの重さ長さとほぼ同じで、テクレスでもパワーを出したきゃそりゃヘヴィーな方が向いてっけどな。
でもそうした処でごっつい和太鼓程単打でのパワーは出せず、何たって胴も皮も断然和太鼓の方がヘヴィーなのがあるかんね。

だが一般的に両者を実演比較出来る機会は少なく、録音作品だけで比べるから中々気付けねんですよ。
わさて置き足首踏みで技術や練度のみでパワーが出せるのはある程度高く座った場合に限られ、その方が体重を乗せ易いからだ。

他方純Slideだけに忖度した過去杜撰君等の場合、蹴りの速さと強さが命脈を握るから低い程向いてたんだろうね。
のを過去自動車に当て嵌めると大型車と小型車の条件差と近似で、大型はトランスミッション等も大柄だからペダルは重くストロークもより長くなってた。

ので理想は速さもだが何より先ず踏み込み切れん事にゃ、クラッチ板を完全に離せなくて変速時ギアを傷めちまう。
基本性質はDrumペダルでも一緒なんだが、どデカいクラッチ板と比べるとビータなんて遥かに小さく軽量だ。

それ故足首踏みでの原理的遅さはかなりキャンセルされるし、それ以上の高速を望むならSlideだのスイベルだので演りゃ良い。
その方面では自称権威たる杜撰君は非常識レベル迄の実体験結果から、最適ペダルでの純Slideは最高速に関し他の追随を許さないのをとっくに確認済みざます。

では純スラ最適ペダルはってば大昔記述の如く、遠い昔に体験した人生初Drum Setが鍵になっとりま。
Drum奏法に関し殆ど無知・完全無練度の状態なのに、何故か初めて踏んだ時からいきなりSlide擬きが出来ちゃったんだ。

その時のペダルがたまたまLudwig Speedkingだったが、正直な処印象が良さげなだけで以降長い間実用面では大して意に介して無かったん。
のをⅡで偶然約35年振りに再会した際こんなに踏力が軽いなら、もしか苦手な足首踏みが出来る様になれるかもと思ったのがこの件でも始まりなん。

そこで我流研究に勤しむと新たな気付きがあり、想像してたより高目に座った方が足首踏みがし易いのが判明。
詳細は例によって次回に譲るが、パワーの点でも意外にも低過ぎない方が好結果だったん。

-つづく-

2025年10月29日 (水)

音楽備忘録2264 Drum椅子と座り方➓

前回とは逆に、今度は一部制約から解放又は緩和されるケースを綴ってみよう。
体格等に恵まれて上記に該当してる人は、その分だけでも天賦の才があったと言ったら大袈裟か。

①一定以上背骨長さがある方
単なる胴長だと多少それでの不便もあろうが、基本的にほぼ座ってしか演奏出来ないとなるとこれは大事だ。
この件に限っちゃ吹鳴系以外多くの楽器を扱った体験を有す杜撰大王の実感で、手の大きさだってあるがBassに腕が短かったり極端に肩幅が狭いと不利っつうか無理がある。

半分以上は偶然か分からんが、中3でBassを始めた当初はショートスケールしか腕が届かなかった。
のをまだ成長期だったのを利して、根性で届かそうとしてたら数年後どうにか足りる長さになった。

それで無くてもエレキギターを凄く低く構えたいのに腕短かだと、楽器の傾けを強めたり等色々策を講じてもやっぱり苦しい。
そんな面からは弾けなくて構えるだけでも良いから、他楽器だとどうなるかも一寸体験してみると良いかも知んない。

因みに身長の高低は①が一定を越してたら第一ハードルクリアで、例えば腕短かはバチを長くするのでも一応は補える。
では極端な短足だとどうなんだってばSnareが近くなるのは半分諦めねばならんが、それ以外のは遠ざけるのがそんなに難しく無いからセーフなんじゃないかな。(第一義的にはバスドラを近くする副作用でそうなる)

②偶然一寸珍しい叩き方がマッチしてる人
こっちは半分かそれ以上は創意工夫で後天的に獲得可能だが、故Cozy Powell氏のMetalなのにレギュラーグリップにちょっち思う処が近年出て来た。

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って局面で怒涛の連続描画上拙図の登場、先ず彼の全盛期に今みたいな真のツーバス専用Hi-Hatスタンドは未登場だったのも関係ありそうなんだ。
ツーバスじゃ無くツインペダルだったりケーブルHatが使えたら、上図濃い色の方の位置にHatを持って来れる。

従兄宅で一寸ノーマルHat Standでツーバスを試すと、普段の慣れもあろうがやっぱHatは近い方が断然楽だと痛感した。
現行デフォセッティングの場合バチ位置は緑みたいな感じになり、グリップがレギュラーだろうとマッチドだろうとバチ交差は深目になってまう。

のが赤で描いた昔の遠い位置(薄い色の方のHat)で更にレギュラーグリップだと、Snareを叩くバチの交差はかなり根元の方且つ浅く出来るのよね。
マッチドでもそれなりの効果はあるが、赤の状況を作れるとSnareバチの振り上げ範囲を常時高く取れるのがミソなのだ。

飽く迄現況推論の域を出ないけど、ハンデを利点に変えたとしたらコロンブスの卵並じゃないすか。
まあそこ迄しなくてもHatの方の腕を変態的に曲げたり、叩く位置が普通じゃ無くても平気にすれば近い事を実践してる人は今も散見されるがね。

只それだって非常識な奏法選択しても無問題だとか、手首が並より柔らかい等何かしらの適性が無ければ厳しい。
因みにⅡで従兄談「達人級になれたら実はレギュラーの方がパワーを出せる」そうだが、誰と比べてもパワフルな音が出せてないと見栄え観点から拒絶される可能性が拭えない。

純粋なRock系Drummerでレギュラーグリップが容認されたのってぇとCozy以外にCharlie Wattsが思い浮かぶが、グリップ如何に関らずその時点でパワフルさで名を成した御仁だ。
何れにしてもそんな強みが持てない限り、スローン位置・高さはこんなのからも影響を受けるであるよ。

-つづく-

2025年10月21日 (火)

音楽備忘録2256 Drum椅子と座り方➑

続いてはDrum Setとスローンの距離案件だが、個人の好みや体格差以外にもお約束ってか物理理論上の問題が絡んで来んねん。
私的にその筆頭は手脚の重さを上手に加える等体の重さも付加したい時で、単に腕脚が届いて叩ける踏めるのとは条件が異なってるからだ。

現況杜撰君周辺で肉体各部にセンサを取り付けて測定した訳じゃ無いから、正確な荷重の掛かり具合や比率は分からない。
が球技で言う処の手打ちと体全体を使えた時の出音の差は確実にあり、この件ではかなり似てる箇所が少なくない。

但しSet Drummerは一般球技選手とは異なり平時座したままなんで、座り位置が不適切だと各奏法への最適化が困難なんだ。
して悪い例として又々杜撰大王自身を生贄にすると、昔はSetから低く遠目に座りたくてそうしてたん。

理由は重心の安定と腕周り干渉の撲滅だったが、感覚に任せ理論立てて考えなかった為に当時は数多の誤りに気付けなかった。
先ず低くはゴリ脚を乱暴に動かしても大丈夫にしようとした結果で、力任せで速度とパワーを求めちまってたからだ。

脚に常時ある程度力が入ったままで瞬速で動かそうとすると、膝は90°より伸び気味な方がやり易かった。
だが実際には腰は未だしも片足全体の重さすら乗せられなくなってて、それを無理矢理速度とぱわー筋力で補おうとしてた様だ。
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上図が過去の完全流用じゃひでぇから頭部追加の最略概念図で、本人意思の加圧ベクトルが青矢印で意に反して働いてたであろうベクトルが赤矢印だ。
で脚の青がそこそこ傾いてるのはSlide奏法1打目の爪先蹴りの為で、Slide不使用時は真下に加圧してるつもりで居た。

のがどうも実際には脛に傾斜があるが為に、脚の重さが若干赤の方向に引っ張られてロスしていた様だ。
のわ意識的に動かしたい方向に力を入れてるから把握し辛かったが、ペダルフットボードに触れる迄脛の重さは膝で釣り上げてるかんね。

ホントは膝から下を脱力すれば赤が働いてるのはすぐ分かるのと、最大に踏み込んだ際も脛の傾斜が残るから脚重が直線的にフッボ君には伝わってない。(つまり幾らか脚重をロスしてる可能性が濃厚)
同様に太鼓から遠目に座した結果2の腕が傾斜してると赤方向のベクトルが生じてるから、やはり腕重全部をバチ先には乗せられてねんですよ。

Slide奏法の他見栄えだって意識したけど、腕長でSnareで色々演るのに窮屈感もかなりだったから離れて座れば楽だと感じてたんだよ無知な当時はさ。
因みにバスドラ・Snare以外は配置的に2の腕傾斜を無くせないけど、だからって可能な分迄やらない方が良い程の理由が杜撰君には見つかってない。

余程変わったフレージングばかりを演らない限り、最高頻度で鳴らすのはバスドラ・Snareでしょ。
そもそもSnareをかなり古くから今に至る迄正面に配置してるのもそれが理由で、Snareでもサヴのはそんな位置に置いて無いよね。

もしアナタが超変態でSnareの箇所で常時Tomを叩くなら、座る方より思い切ってSnareとTomの位置を入れ替えた方が合理的。
体格差も小さくないし様々だから固定した最適解は望めないけど、脛・2の腕が傾斜し過ぎない座り方・位置は誰にでも確実に役立つんじゃないかな。

-つづく-

2025年10月17日 (金)

音楽備忘録2252 Drum椅子と座り方➐

さて自分で1度も試してないのに何故筒筒と吠えるのかったら、現行スローンの方式に捉われ過ぎて欲しくないからだ。
その筒にしたってロクにバリエーションが未だ出て無く、練習スタジオなら誰が座るか分からんから確かに高さ調節は必要だ。

が個人所有の場合ベストな高さが見つかったら、殆ど高さを変えられる必要は無いんだ。
成長期又は老化で大胆に身長が縮む者以外、基本的な体のサイズは変わらないんだからさ。

奏法若しくは映え事情等でたまに高低させるニーズは残るだろうけど、それ以外の場合安定性を犠牲にして迄高さ調節可能なのに一体どれ位意味があるんだろうか。
それと座面形状はレアなのを除くと現況昔の自転車のサドルみたいなのか丸しか出てないが、脚を開くからって座面前縁が曲線であるべき理由が杜撰君には分からない。

とは言え固定観念も弱く無さそうだから、攻めた形のを作っても当分は売れそうに無いけどね。
けれどメーカ側も奏者側もあらゆる椅子を試した経験があまりあるとは思えず、これが本当の理由かどうかは分からないが極稀に折り畳み式パイプ椅子等非専用のを常用してる者も皆無じゃ無い。

又ドラミングのフォームにある程度の自由はあるものの、例えば汎用性に考慮したセッティングだとSnareでRimに掛けられないとかだと問題がある。
実は杜撰君上記の件で過去に少し悩んだ事があって、それは腕長・背骨短と云う体格事情も絡んでるんだ。

背中(背骨)を前屈みに丸めると、それだけで肘が腰骨端に届いちまうんだよ。
オマケに太腿もぶっといもんだから、特に脚が上がってると手の行き場が凄く限られちゃう。

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上図がそんな状況を例に依っての極限略式概念図で、①は頭部省略の低く座った際の肘・腰骨干渉の様子。
②は太腿と手が干渉の真上から眺めた様子で、つっかえるのは言語道断にしても触れたり触れなかったりすればショットがその分不安定になるのが避けらんない。

①に関しては脇を開いて逃げる手もあるが、何れにしても腕周りが窮屈な感じになるのは変えられない。
②についてはSnareの高さを上げりゃ干渉を避けられるが、そうすっと今度は手首に水直方向の変な角度を付けなきゃマトモにヒット出来ない。

結局この様な体形の場合脚を下方向に遠ざけるしか無く、幸い常用ペダル(Speedking)の都合で椅子を高目にしても大丈夫になったから良かった様なもののだ。
因みにもっと背伸びすりゃ良いと思うかも知れないが、腰が立ってしまうと重心がベストより前方へ移動するから駄目なんだ。

それが分からず大昔低く座ってた頃は、今になってみると随分体全体の姿勢保持に余計な力を使ってたよ。
要するに脚を動かす度に重心がふらついて、微妙に手とタイミングがズレ様とするもんだからさ。

ほんでこんなの演奏上の制約の極一部で他にも一杯色々あるから、太鼓のサイズの方でも変更しない限り体格にも依るがそんなにどんな座り方しても無理無く叩けるもんじゃねんですよ。
いや叩けるには叩けても上記の如く奏法に制限が掛かるとか、何処かに体勢維持の力が働いちゃって究極の脱力は望めんて。

=つづく=

2025年9月27日 (土)

音楽備忘録2232 Drum椅子と座り方➋

椅子が回っちゃう≒腰重心位置が不安定の続きで、もう少しそのメカニックを解き明かしとこう。
に際しお手数ですが必要に応じて、前回の拙図を首っ引きで眺めとくれやす。

要するに力学的ベクトルの問題で図中青○(椅子支柱)に直接掛かる力なら抵抗出来るが、回転方向に働く力だと支柱自体原理的には何の対抗力も持ってねんですよ。
回転止めネジを堅く締めれば一応は抑止出来るが、Drummerならハードウェア類の頻繁な確認や増し締めを無精すると急に動いたりした経験があるっしょ。

股関節等(図中赤○2つ)と支柱(同青○)の前後方向が横一直線に並んでれば、前者片方だけに一定以上偏った加重等掛からねば原理上は微動だにしない。
のは赤と青の3点が同一仮想線上にあるからで
、赤に同一方向なら力が加わっても両者は相殺されて殆ど回らない。

してこれを実感して貰うには論より証拠で、寧ろ座面回転止めネジを緩めてだうぞ。
ってのは人次第で時に意図的に腰部を捩じったりのニーズがあるからで、決して理想的じゃ無いけど上半身の回転方向の柔軟性不足だったりしたら已むを得まい。

只問題なのは座面直径が過大だと、太腿にあまり干渉せずに深くは腰掛けらんない処。
ここで一旦本題から中座して、最良の座り心地についても再確認しとこう。

太腿全体迄座面がフォローしてくれそのクッションは安定性を損ねん限りで柔らかく、可能なら上体もハイバックの背もたれに寄り掛かれるのが良いんじゃないかな。
但しそれは何等の作業の支点として用いない場合で、それ故ソファ(旧称死語:安楽椅子)に低目のテーブルでは勉強や食事等の際だと却って疲れるわな。

先ず椅子とテーブルの高さとコンビネーションが相応しくないが、そんで仕方無く高負荷な姿勢を許容してもクッションのせいで不安定になり余計に疲れる。
かと言って全木製のダイニングセットでは、2時間ドラマや長編映画を見るには一寸厳し。

ではDrumスローンはどっちにニーズが近いかと考えると、2時間以上絶え間ない連続演奏を要求されるケースは殆ど無い。
のからすれば演奏用の椅子は機能性と安定度に全振りした上で、その横か斜め後方等に座り心地満点の椅子をもう1つ用意しときゃどんだろねっと。

一般の主目的が練習用のスタジオではDrumスローンしか無いのが普通だが、善意に解釈すれば時間枠内をフルに練習に費やしたいと思う人の方が多いから。
のが今劣化本邦では「用途次第で椅子を使い分ける」意識が足りないのと、狭隘空間から複数置いとくのが躊躇われてんすよ。(真の理由は経費削減か?)

そんな現況を真に受けて椅子なら先ず座り心地と考えるのが大誤算で、そりゃ少しでも座り心地が良いに越した事ぁねえけどさ。
肝心の「演奏時の座り心地」に何等の不具合が出る様なら、静止時に幾ら快適だって主目的からしたら何にもならんのどす。

その表れ一例にピアノ演奏時の椅子があり、最も有名なのは背もたれこそ付いてるが座面クッションがお情けみたいに極薄なヤツだ。
その次にポピュラーなのが座面クッションこそ分厚く横幅に余裕があるものの背もたれレスタイプので、静止時座り心地観点ではどちらも残念な代物だ。

-続く-

2025年9月23日 (火)

音楽備忘録2228 Drum椅子と座り方➊

杜撰大王この件で最近は大して考えなくても困らなくなったし、現代一般解釈では特殊なペダルLudwig Speedking常用の都合もあって座り方・椅子の諸々は5年前程から大体固定になっている。
んがそこに至れる迄は何時も何処かに違和感があって、本職では無かったとは言え30年以上彷徨い続けてたので御座る。

そこで椅子・ペダル・座りの諸々の関係を体験から申せば、中々複雑に絡み合った相関関係にあるのを知ったん。
杜撰君的には現代標準のペダルは実は癖強で、奏法や求める音色次第で一々セッティングもポジションも椅子高さや距離も最適解が異なってたんすよ。

Drum自体には非本職でもバスドラには昔から強い拘りがあったもんだから、平均的奏者よりなるべく多種多様な音を出したくてねえ。
処が現時点俺知りでスピキン以外だと何時もどれかを諦めるか、その都度座り方・位置からセッティング迄変えてやらんとどうにもなんなかってん。

でスピキン常用ビフォーアフターで様子を比べると、以前の他のペダルがどうやら俺にはベストフィットじゃ無かったらしいんだ。
又椅子自体に関しちゃ最近は座面直径の過大なのばっかで、超久々で概念図説をしてくれよう。

っとその前に杜撰君はチビだが幅広体系で尻は大き目、それからしたら現代標準の日本人より座面のデカさはホントは気にならない筈なんだけどね。
それに体重は重めだからクッションも分厚い方が、単純な座り心地の点では好ましいんだが…。

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上図はクッション厚みだけ無視して座面直径を誇張した大小ので、上段は横から下段は真上からの人体も椅子も極限迄略して描いた物。
作業の支点以外の用途であれば、椅子も座り方も多分①の状況が最も楽チンだ。
がDrumsetでは両足とも上下させるんで、②みたいに椅子を低くするなら未だしも③の状態は脚に力を入れてないと踵が浮いてまう。

そこで対策として腿裏が干渉しない様浅く腰掛ける手があるが④や④-Ⅱの様に、
青○で描画した椅子支柱と同じく赤○2つで描画した腰重心部(股関節等)が前後方向に泣き別れとなる。
すると必要最低限座面の⑤の様に座れるのより安定度が落ちてしまい、殆どのがなまじ座面が回転可能な構造の為腰重心位置があっちこっちへズレ易くなってアカンのどす。

因みに毎度乍ら座面合成皮革劣化の為営業用に不向きになったのを1つ従兄から貰って来てるが、大昔のと比べたら回転し難くは出来たよ。
けどエキサイトして叩いてると想像以上の力が掛かるらしく、静止状態では微動だにしなかった座面が見事に回っちまったい。

更に用途外だから邪道だが、踏み台代用で座面上に立ったら突如回って肝を冷やした。
が低体重の人が微動だにしないか確認するには有効で、回らないと思ったのが無自覚で僅かに回転する可能性が残存してる場合はそれを洗い出せる。

支柱が3本以上の椅子だったら原理的には回転が起きないが、高さを自由に調節するのには単支柱が圧倒的に有利。
その他諸般の事情からも全く回転しない方が不利益が多いんで、回っても座り直し不要で座面を元の位置・角度へ楽に戻せた方が色んな現実には即してるんだろうね。

=続く=

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