電気

2021年10月21日 (木)

音楽備忘録798 他を出し抜く音創り④

個人の論法に過ぎないが、出し抜くには適切な差別化が最適と考えている。
好みが広大な分野では万人への理想を追求するには限界が低いんで、何等かの価値観で捉えた時の最高峰を目指すしか無いんじゃないかと。

何れにせよどっちを追及するにも創意工夫が必至になるが、楽器種次第でそれを出来る場所は大巾に違って来る。
中でも最も厳いのは打込み・それに続くのが個人で作ったり弄れる箇所の僅少な生楽器で、その場合奏で方と録り方主体で何とかするしか無い。

けど反面で聴者がそれを理解してくれてると、そうじゃ無いのよりゃ「僅かな違い」に敏感になって貰える部分はある。
それからすると自由し放題に見えるの程厳しい判定が下されるとも考えられ、電気・電子楽器担当者には辛い処だ。

門外漢が想像する程実際は電気の関わる物だって色々制約だらけで自由には程遠く、例えばエレキのPUとかデジアナ変換の半導体とかはそれ等の心臓部なのに一般個人では全く手に負えない。
とは言えそんなの「内部事情」でお客の知った事っちゃ無いんで、苦し紛れになろうとこっちで対処してくしかない。

具体的には個別機器と組合せの選択に集約されると思うが、突詰めて行くと自動車の変速機のマニュアルとオートマの差等と近似だ。
あらゆる状況にマクロフィットさせるにはマニュアルの一択で、ファミリーカーではほぼ死滅してもスポーツカーには残ってるのがその証だ。

只ここで考慮すべきが使用者のスキルで、最初から全てを意のままに加減しようってんじゃ課題が多過ぎる。
それが音楽ではお便利ストンプの方が好結果と見えたりする原因で、苦手な音創りだけに腐心してパフォーマンスへ悪影響だらけにしたって仕方無いってパターンだ。

しかし厳しい判決言い渡しみたいになっちまうが、もし10年以上もその方が好結果になる様ではアウトだで。
それがGuitarだったら止めちまえ…っとは言わず、もしかしたらエレキよりアコギの方が向いてんでねってね。

だどもそんなハッキリしてるのならまだ幸せで、罪深いのはそこ迄適性レスじゃ無いのに何時までも旧来のやり方を引きずってる連中や。
客観視したら移行タイミングを逃したとかその方法を知らんかったとかなんだろうが、大変な思いをして迄贅沢しようとは思わなかったなんて言われると何となく無罪な感じが漂うからねぇ。

今時はプリセットだけでも取敢えずは行けちゃうオールインワンタイプなんかが一杯あると、昔よりそれに惑わされるのもやむを得ないとは感じるよ。
でもそんなのってハッキリ言や機材を「売る為の方法論」なだけで、流行りの機材を使えば曲も売れるなんて事は全く無いんすよ。

確かにポピュラー系では時代との親和性とか「それっぽさ」は必要なんだけど、ホントにバカ正直に後追いしちゃったら何しろ作品寿命が酷く短くなるんですわ。
加えて余りにもその時代のっぽ過ぎるとその時点ではセンター取れても、少し時代が下ると新しい割にゃ随分古臭さが強く臭っちまうんだ。

それを長持ちしてるヒット作品の実例で見て行くと、印象は流行そのものの様でいて良く聴くと手法丸パクリのは皆無だったんだ。
機材の方で取り入れたのでは使い方や録り方はその人達何時もの・その逆も又然りで、流行取入れが最大でも49%って感じになってたんだ。

私的例では当時はギリギリセーフだからって安易に入れちゃったチープなシンセの音のせいで、今では恥ずかしくて他人に聴かせられなくなった自作曲とかが…。
尤も俺の場合はサウンドより雑過ぎたパフォーマンスの方がもっと問題化しちまってるが、何れにしても本人としては頑張ったのが無効化したのは淋しい限りで御座居ます。

<つづく>

2021年10月18日 (月)

音楽備忘録795 他を出し抜く音創り③

近年の俺言い盛り過ぎ君達を辛辣にディスっちゃいるが、俺自身実は加工は積極的なのも厭わない口だったりする。
にも拘らず何故目の敵にするかったら盛りの基本を理解不足か軽視してるのが、私は無罪判決でしたからなんて顔して闊歩してるからだ。

って事って早速具体的なメソッドみたいなのを羅列してくが、音源が実在の物の場合例外時以外は完全に別物になっては無意味ってのから始まっている。
先に↑の例外に触れとくが端的に云や効果音等で正体が不明でも構わない時等や、わざと幻惑させようなんて時だ。

1.どんな楽器か判別するのに要る部分を損ねては駄目
2.その楽器固有の個性を消しては駄目
3.演奏内容が分り難くなっては駄目

とダメダメのオンパレードで禁則事項でが
んじがらめなムードだが、実際には「元を忘れて無理し過ぎるな」ってだけだからちっとも大変じゃ無いんでっせ。
寧ろ変な処にだけ固執して実際にはエラク無理してる方が、その時熱くなってるせいで余計な苦労をしてるのに気付けないで居るだけなんですよ。

ケース1:ひ弱なのをどうにかして逞しくする
現代のデジタルバーチャルを魔用すりゃ表面的にはかなり行けちゃうが、元からもっと逞しいのに同じ加工をされたら必敗だ。
もしそうなっても生き残れるとしたら少し別の価値観の提示等が有効で、逞しいと一言で言っても細部には色んなパターンが内包されてる。

全体として逞しいアンサンブルも、その内部で比較すると程度差のあるのの方が圧倒的に多い。
仮にLed Zeppelinを逞しいと仮定するとBONZOは最強だが、少なくとも内部比較ではJimmy Pageは最弱になる(おっと失礼)。

これが不思議なのは彼等が別人と組んだ際どうなるかで、BONZOは何処に行ったって剛力なままだがPage氏は
他所でだと強くはなくとも決してひ弱ではなくなるっしょ。
これを野球のポジションに置換すりゃBONZOは投手・Page氏は捕手みたいなもんで、後者は自らは剛球は投げられないって感じだ。

けれどそのBONZOが全く遠慮無しに投げ込めるのはキャッチャーPage君の時だけで、チームとしても他よりZep球団の時の方が思いっ切り行けるってね。
つまりアンサンブルになると「個人的に全員が逞しい」ってより、組み合わさった時にどうなるかが全てでね。

足し算思考だけに捉われず引き算や果ては掛算割算したらどうなるか、なんて発想の転換が先ず重要になって来るん。
もし全員がジャイアンだったら一寸上手く行かなかったらすぐ揉め出し自滅みたく、「噛み合わない逞しさ」だったら寧ろあった方が「チームの時」(アンサンブル)だとマイナスにしか作用せんのよ。

野球の試合って投手が凄きゃ点取れない→負けないから、より剛球が欲しくはなる。
でもそれを捕れる捕手が居なかったら宝の持ち腐れで、試合で実用になるのは名捕手も帯同してたらでしょ。

更にその先唯捕れるだけと配球や刺殺スキルの有無次第で試合結果が大巾に変わるんで、主役より目立たないってだけで内容的にはアシストだって同列な価値があるんだす。

そこでもしその時のアンサンブル内で「たまたま」弱者サイドに回ってたら、スーパーアシスタントを目指せば良いんですよ。
ここでは随時頻吠え「音楽は比較芸術」ですんで逞しいも繊細も、何かそれをスポイルしない程度の「そうじゃないの」と共存させとくのが最も有効な手段なんで御座居ます。

なので全体が逞しさを維持出来るなら、1つ位普通な感じのが却ってあった方が助かるんだ。
足を引っ張るのさえ気を付けりゃそれで良く、わざわざそれ以上に弄るなんて勿体無いのよ。

<つづく>

2021年10月15日 (金)

音楽備忘録792 他を出し抜く音創り②

前回少々クドくやったのの具体例へ進めてくが、スタンダード曲に関しては別項でやってるからこっちではパスして楽器のへ
これに限ってはClassic系生楽器の人は断然有利で、ポピュラー系の人より大きく道を踏み外す心配が少ない。

筈だったんだけど最近はそうでも無くて、他ジャンルの録音音色に下手に対抗しようとして身を持ち崩し掛けてるのが少なくない。
過去作との差別化を図るには何処かがハッキリ違ってた方が良いし、世間一般の耳慣れてる音色に近付けて親和性を持たせたいってな分かりますよ。

只悲しいかな本邦では習い事で習慣化させられただけで、ホントに他のより明らかに好きだからClassicってのが多くないからなのかな。
自分が弾く時ゃChopinでも普段聴きは鬼滅の刃なぁんて調子だからなのかな、或いはポピュラーにもClassicの楽器が出て来るからなのか…。

これもし逆だったら誰でも一瞬できっと笑い転げる筈で、例えばギンギンFuzzのエレキでクールにナルシソ・イエペスなんてどうよ。
そりゃ上手い事アレンジでもすりゃ案外行けるかも知んないが、完全に譜面通りにだと多分流石にねぇ。

生Pianoだとあらゆるジャンルで使われてるし、中には全然違うジャンル同士ので結構似てるのがあったりはするよ。
でも「やり過ぎ・寄せ過ぎ」ちゃったら↑のと内容的には同じで、意表突かれた程じゃなかったからって無事で済む訳ゃないっての。

この際だから特定ジャンルを攻撃する意図は無いのを断った上で煽っとくと、万に1つも音色のせいでChopinをBilly Joelだと思って聴かれたりしてなwww流石にんな事ぁねえか。
またこのオヤジ突拍子も無いのをってお思いのアナタ、Billy Joelって限定的ではあるれけどClassicからの引用もあるから絶対無いとは限らんのよ。

楽器が完全ベーシックですらこんななんだから、ポピュラー系楽器だったら気を付けてたって元々危なかったんだ。
過去の実例としてLine録りブーム初期のBassの音程感や太さの喪失とか、On Micブーム初期のDrum Setブランド個性の望まぬ逸失とかね。

どちらも単体の新味に傾注し過ぎてたせいで、特にアンサンブル内でのらしさを殺し過ぎちゃってたな。
そう云や丁度その時期の1980年頃に音楽業界関係者の口からはやたらと「新しい」ってフレーズが乱発されてて、個人的にはとっても違和感があったのを思い出した。

提供側の意識は前のと全然違って初めてのだから新しくて良いでしょも、こっちからすりゃ新しくたって面白く無きゃしょーがないんだけどな。
近年本邦の乗物のデザインが一般用途対象のでも妙に挑戦的なのばっかになったのと似た様なもんで、全否定こそしなくもユーザー全員が奇抜さを求めてるとは到底思えんのだが。

冷徹に断罪しちゃうと「流行と云うプレッシャーに完敗した」+「デザイナーのエゴ」で、結果的に模倣だけでオリジナリティが欠落とね。
それでも生活必需品だったら使って貰えるかも知んないけど、ある意味プラスα部分だけが売りの音楽ではそうは行きませんよ。

その代りシートベルトの付いて無いクラシックカーじゃ危なくて高速道路に入れて貰えんのと違って、音楽だったらベルト無しの車やノーヘルのバイクが制限速度を無視して高速を爆走してる様なのを今でも何時でも演れちゃうんだ。
その代りⅡでクラカーはどうせ高速入れねっから100km出なくても困らんが、音楽の方ではそれじゃ表現し切れなくなるからOut。

で 楽器音色ならワイルドなのに細密過ぎたら、爆速は確かに出てるけど万全の安全対策施してるみたいになって↑は遂に達成されずってね。
Popsで音圧高過ぎるのって、街歩いてたら暴走車が歩道に突っ込んで来たみたいに感じるのは俺だけかい!?。

<つづく>

2021年10月12日 (火)

音楽備忘録789 他を出し抜く音創り①

従兄がTwitterで過加工録音の事をドーピングだなんて、絶妙な表現してたのから着想!?を得た。
余の辞書にはそもそもがほぼ原始人であるからドーピングなんて概念すら皆無だが、積極的に攻めるのと何時から何処でどう取り違えちまったんだろう。

なんて考えたのは罪の意識があれば無いよりゃ少しは加減しそうだからで、あんなに誰もが平然と盛れるのは意識が全く無いからなんじゃないかってさ。
私的にはそれを更に後押ししてるのが楽器音色の劣化で、現行の多数派のは俺にすれば「やり過ぎて失敗」としか思えないんだ。

近年みたいにサプリメントなんて一面で微妙なのが蔓延して来ると、薬をお菓子か何かと無意識下で混同し易くなってそうだ。
音楽界でも音加工が操作上は簡易化したのを、加工自体が簡単になったと是又無意識下で勘違いしてる人が増えたのかな。

プロ野球界(特に米)でもイチローの登場寸前迄はルールの遅れもあったがドーピング全盛で、罪の意識が希薄化したのはアル中・ヤク中同様精神神経面にも何らかの中毒症状をもたらしてたのではと疑っている。
結局これ等は全て「旨過ぎる話しにゃ気を付けろ」の典型だっただけなんだが、スポーツや音楽で道具も使うものだとそちらの悪進化もあって主犯の特定が困難だったのもありそうだ。

さてここからRock界を中心に掘ってくが、例えばGuitaristだったら過去よりアコギに触れる機会が減り過ぎてるのが1つの危機を招いたと考えている。
Drummerだったら音色を創り過ぎてくれるバチやセット、Keyboarderなら生のより動作不良の出ない電子楽器の頻度が高過ぎたとかさ。

電子機器にだってエラーはあるんだけど、機械部分でたまたま運悪く引っ掛かっちゃったみたいなのは殆ど起きない。
かつて野球界では圧縮バットや飛ぶボールなんかで打ち損じてもホームランなんてのがあったが、それを普通にしちまうとアスリートの技は低下するんだよね。

極端例で比較すりゃ一目瞭然なんだが、もしバットが空を切りゃ全く効果は無いっしょ。
つまりアシスト量が多いだけで多い程助かるし楽にはなるけど、俺だとどんな凄いの使ったって三振の山にしかなんないって。😢

なのでその手の明確なルールが無い音楽界でも、本番にならスーパーアシスト君を使っても練習時だって何時もじゃ腕が退化して当り前でんがな。
それプラス人間の感覚って習慣の部分も少なくないから、聴くものに偏りがあるとそっちへ知らん間に引きずられてるん。

これを好きなのに没頭して特化するのと勘違いしてる奴が多くて、特に近年本邦では世間一般人にもこの傾向が強く伺えるから事態は深刻じゃい。
働かない某与党に洗脳されてコロナで死にそうになっても盲信してるのと似た様なもんで、興味が無いから余計に騙されてるのに気付けないってロジックね。

結婚したい人だったら浮気性じゃないか確かめたいが、無興味の赤の他人だったらどっちだろうと知るかってさ。
そりゃ確かにこんなの取っ掛かりは自然現象なんだけど、その時点では無事でも絶対に未来永劫無縁で済むって保証迄は無いんじゃね?。

故に大したリソースは割く必要は無いが、折角知った最低限の情報迄スルーしてわざわざ消去せんでもええやんか。
拙ブログではこの方面過去にも知らんで最新のが出来たと思ってて、後でもっと色々聴いてみたら最古のにクリソツだった悲劇とか話したしっと。

だから何でも一通りは…ってのを大袈裟に考え過ぎるから尻込みしたくなるだけで、取敢えずは大ヒットしたのだけでも新旧に捉われず一通りを流して聴こえときゃ良いんです。
楽器に関しても同様に色々制約や限度はあるが、最もベーシックな奴に適宣で随時触れといて「そもそもはこんなの」ってのを完全失念しない様にさえしときゃOKよ。

<つづく>

2021年10月 9日 (土)

音楽備忘録786 風変りなMic位置+魔流用 続・番外編

しかし正直な処それ迄の使用状況から、個人的にはもう少し見込みがあるかと思ってたんだけどねえ。
決してOn Micじゃ無かっても3人でガンガラ演ったのを録ったので、歪みそうな兆候は全く見られなかったんで…。

けど改めて良く思い返してみると長時間記録の為にレートを落してたにしても、何だかあんまりデジタルで録った感じじゃ無かったんだよね。
ヒスノイズ(テープ特有の「シ~」)こそ皆無も、並の動画のとかよりゃ遥かに昔のカセットで練習録ったのに近かったかも知んない。

それがもしかしたらエレコンユニットで軽く歪み始めてたせいかもで、現代水準のポータブル録音機を俺が持って無いから気付けなかったのかな。
因みに従兄所持のってかなり昔の初期のモデルで、プチ調査に依ればその後数回改良されてる様だった。

現行品のには最大140dB対応と端っから宣伝文句に並んでて、それであれば今時のJ-POP Drummerだったら余裕がある筈だ。
折角だから具体的な程度を例示するとして、管球式NEUMANNでもBONZOだとOnにするとちょっち歪んでた。

今度のは概知な上キチンと調べたデータだがNEUMANNは管球仕様のだと耐音圧はどれも135dB前後で(非モディファイ)、「耳に簡単に感知出来る歪み」は大凡10dB以上位のオーバーになる。
それからするとBONZOの至近ピーク音圧は145~155dB程度と考えられ、現行の最爆音対応のMicが155~160dB程度に設計されてるのが実に適切で納得出来るってもんだ。

なのでこのオッサンみたいに無駄な爆音出す様な奴じゃ無きゃ、現行品のZOOM(アプリのじゃないよ、念の為)の4以上のなら今回方式でも何とか収まるんじゃないかな。
因みにⅡで過去の非力Setでの元気な若い頃の従兄は最大瞬間135dB程度で、俺は現用ダイナミックMic(公表値最大140dB)で一応セーフなので恐らく145dB程度だと推定される。

ここで例に依って誤認回避をさせて貰っとくが一般的に使われてる「出てる方の最大音圧」はRMS=実効値なんで、瞬間最大はピーキーな音源ではそれより大きい事が多い。
↑従兄のは宅の防音室完成検査の試験で業者が測定(音源からの距離2m位)した約125dBに基づいた値で、電子機器等の絶対定格以外では大抵はピーク値で考える必要が無い。

それともう1つだけ前回試験「バラMic」のと違いがあったのが、バスドラとSnareの音像定位だ。
前回のは2つのBD打面側上角に夫々に1本づつ設置してたんで、Snareは見事にセンター定位だが他と比べてBDが左右に別れ過ぎな感じだった。

条件的には今回の方が厳しいにも拘らず、想像してた程Snareが偏らなかったんだ。
確かにタッチとスナッピーは右(従兄は左利きセッティング)だが、胴鳴りはほぼセンター。

って一寸変態的ではあるが全部が寄って無いだけでも、分析耳で聴かなけりゃ結構ご利益があるもんだわねぇ。
尤も従兄は頑ななBD・SDセンター定位は望んでおらず、古い作品に耳が慣れてるとそんなに気にならないのも確かだ。

厳密にはバスドラの真正面にSnareがあるなんてほぼ無いのに、Drumsetのかなり近くで聴いてても前後方向なら兎も角左右のズレなんてほぼ感知出来てないでしょ。
それと限られたMic数で近くに構えると必ず生じる案件なんで、その奏者が両センター定位を基本スタイルにでもして無い限りは大した問題にはならないんじゃないかな。

最後にこの件での従兄のリポートメールで、印象的だった一言を参考に添えとこう。
少なくとも彼にとっちゃ「一番邪魔にならない位置だから常設しとこうかな」だってさ、あっ勿論歪まなかった方のMicでよ。

<終>

2021年10月 7日 (木)

音楽備忘録784 風変りなMic位置➏

前回は愚痴だけ宜しく傾向と対策が分離しちまったが、Mic位置での補填について記してこう。
低音以外の拾い方は基本的にノーマルで、注意点があるとしたらスピーカユニットの指向性位だ。

いきなりの処でだが近年はダクトの他ユニットが2Wayのも少なく無く、それへ素直に対応させるなら机上理論からは更にツィータ専用のMicを追加すりゃ良い。
尤も現況俺自身はそんなの試す気すら起らず、将来他に手段が枯渇でもしたら考えるかもって感じだ。

その訳はたかが3つでもそこ迄細分化すると、後で正確に混ぜるのに耳依存では困難になるからだ。
前回述の如く楽器Ampスピーカはリスニングポイントの設定が遠目のが多く、狭いハコではそれだけ離れて聴くのが厳しい。

その上分割数の多いのに限ってより遠距離用のが殆どなんで、本来の音が把握し切れないんじゃ正確もへったくれも無くなると。
体験的には所謂ステージ用のだと最低でも4〜5mは離れたいが、定在波回避の為に長方形のハコの短辺側へ向けて設置されてる事が多いので中々苦しいのだ。

尤も最近のはエンクロージャをより小型化出来るバスレフタイプの方が増えた分この件は緩和してるが、ツィータが高能率の為に指向性が鋭い分でそれが付いてると大分キャンセルされてしまっている。
とは言えそれでも何とかしたいのも少なくないんで具体内容へ進めると、ダクトへ構えるMic特有の注意点は先ず「吹かれ」だ。

ホーンでもポートでも断面積が狭くなる程、そこからの風は勢い良くなっている。
それに対し低域用Micでは例え爆音対応のダイナミックタイプでも、Vocal用みたいなLowCutは出来ないから元々吹かれには弱ってるんだ。

なので一般的なOn Micは比較的振動面に対し垂直にするのが普通だが、横迄は行かずともせめて斜めにして中心点が直接重なったりしない様にしとく必要がある。
これの安全確認の方法としては「ダクトの共振周波数」でテストするのが相応しく、共振帯域を外れると途端に音量が低下するんで普通のスピーカユニットと違って低音ならなんでも平気って訳には行かない。

一方大断面のホーンとなるとOnでも吹かれの心配はほぼ無くなる代わり、点収音では必要量の確保が困難化する。
こっちは過去に宅で体験があるからそれ例に進めてくが、「出てはいるが小さ目」ってのに色々と煩わされた。

宅のはバックロード式としは最小のだが、そうでなくてもユニットとホーンの距離って大して離れて無い。
これがバスレフだったら背面ポートのもあるが、ホーンだと裏で拾っても前から出すのしか殆ど無いからね。

そうすっとホーン開口部でもユニットからの音の方が大抵大きいんで、不要な中低域が盛大に混入しちゃうんだ。
どうせ混入するならそれを逆手にとって1本で賄おうとしたっけ、中域迄は良くても今度は指向性の鋭い高域が全然拾えなくなって駄目だった。

この時点で後は2本でホーン用のの混入を減らす策を講じるしか無くなったが、その時はホーンのかなり「奥深く」へMicを突っ込む事で何とか切り抜けたんだ。
尤もダクトが「折り曲げ型」なんで外部スタンドでそれをするのはほぼ不可能で、一旦スピーカユニットを外してエンクロージャ内部にクリップ式のホルダでMicをマウントするって大掛かりなのになっちゃったよ。

どうだいここ迄来りゃタイトルに全く偽り無しだろ、ってそんなに手間が掛るんじゃ実用性に乏しいよね。
その点ホーンでもフロントロードだったら出所は一致してくれるが、ローエンドと限界高域では指向性が極端に異なるからもしかしたらもっと大変になるかも知れない。

指向性って点収音だとそれ次第で音量差が表れるんだが、それは密度の分散度合いが違うからだ。
揺すられた空気を全部集めて拾えりゃそうならないが、バウンダリタイプのMicだって振動板面積の広さなんてタカが知れてるっしょ。

昔みたいにBassに高域が無くても良きゃ、後面開放型の裏から拾うなんて文字通りの裏技も使えたんだけどね。
今だと裏を使うにしても表にも1本無きゃ駄目で、それをやるには裏Micの位相を意図的に反転させなきゃなんなくなるから結局昔より面倒になっちゃうか。😅

<更に何か思い出したらその時つづく>

2021年10月 5日 (火)

音楽備忘録782 風変りなMic位置+魔流用 番外編

我々懸案の残りの試験が漸く実施されたんで、それにまつわる話しを少々。
んでその懸案とは従兄所持のポータブル録音機で、Drumset中心位置で録るってヤツだ。

位置についてヨーイじゃ無くて…は高耐音圧エレクトレットコンデンサでのは既に公開した通りだったが、その様な用途の合ったのを持ってる位だったら普通のセッティングでも録れるからね。
ので私的には魔用Micでこそどうかと期待してたんだが、先に結果をバラせば残念でした~ぁだった。

搭載されてるエレコンユニットが爆音で歪んじゃったったんだが、唯で転んじゃ悔しいから変なヲタ情報でお茶を濁したるわい。💦
↑で「ユニットで歪んだ」ってのがプチミソで、電子回路部でのとは歪んだにしても少し毛色ならぬ音色が違ったんだ。

大昔爆音対応Micの無いStudioで録られた名作のそれとクリソツで、電子回路での歪みよりゃ聴くに耐える感じ。
無論普通の正規録音には使えないがギミックとしてなら、デジタル領域でサチュレーションとか使うより遥かにマシだったと語っとこう。

具体的な内容差は歪みの質・分離度・明瞭阻害度で、質については物質と空気のコンビに依っているんで生楽器の過演奏時のそれに近い。
管や打楽器ではこれを出すのは一苦労だが、弦系のでは寧ろそうなって汚くならない様に気を付ける方が大変な位だ。

敢えて2つ目を飛ばして3つ目を先に行くが、言うなれば物理ヘッポコリミッタを掛けた様なもんだから歪む手前以下の音量時は至って普通なのだ。
これだけでも程良く歪んでくれられたらご利益があるが、最大のメリットが2つ目の原音と歪みの分離度だ。

他の多くの場合と違ってこんなのではなるべく別れてない方が良く、特定周波数帯域にだけ歪みが出ると如何にも後付けしました感が満々になるべ。
昔みたいに録音音質がチープだったらまだ平気かもだが、歪んで無い部分が完全に「今の普通に録った音」だと後から弄ったのを大々的に宣伝してる様なもんだからね。

とは言えそもそもは失敗に終わったのと、そんな音質になったのもとある偶然があったからだと思うんだ。
さっき調べた処では従兄所持のZOOM H-4のMicの最大入力音圧は120dBで、小編成JazzだったらOnでもギリギリセーフかも知れない程度だった。

って先に調べときゃそんなに従兄を急かさなかったかもも、ユニットと回路のどっちが弱いか迄は当然非記載だったんでね。
万に一つもエレコンユニットとMicプリ部のマージン次第じゃ、「本体で録らなきゃもう少し歪まない」可能性もあったんだ。

一般的な設計の仕方としては入口に近い方から余裕を大きくするもんで、限界迄歪めばもうそれ以上絶対に大きくならないからだ。
差し詰め粗野な原始人が教育を受けてく内に段々紳士なってくってなもんで、後ろへ行く程無茶なのは来なくなるからマージン管理!?が楽になるって寸法ね。

尤もエレコンユニット君と増幅初段の関係は必ずしもそうとは限らず、回路の方が先に歪めばそんな音は得られなかった。
件のポタレコは単3×2の仕様だが恐らくMic部のインピーダンスは限界迄下げられてるのと、内部に昇圧回路が入ってるんだろう。

前者は雑音対策で後者はヘッドホン出力をある程度以上にするのに必須で、たまたまユニットの方が低耐圧になったんだろうな。
しかもユニットが過大入力に対して紳士対応!?してくれるタイプのだったかもで、どれでも同じ様にとは行かなさそうだが他にも応用可能なのがありそうだ。

<もう1回だけ続く>

2021年10月 3日 (日)

音楽備忘録780 風変りなMic位置➎

今回はパート別では3番目となるエレキBass Ampへ駒を進めるが、こいつぁ大専門の癖に正直筆が重い。
その最大理由はスピーカエンクロージャの方式の問題で、Line録りが常態化したからか年々Mic収録へ無配慮なのばっかになってるからだ。

バスドラと同じ様に考えて貰えれば複数ポイントからのMixだって大いにアリだが、どうも特に本邦ではBassに与えられるch若しくはトラック数がケチられ気味でアカン。
Mic以前にたまたま昔から俺はRickenbacker(若しくは擬き…)常用者なんで、折角付いてるStereo Outをしょっちゅう使おうとはしてんだけどね。

公開作では大昔カセットデッキtoカセットデッキ時代に1つあるだけで、中々日の目を見られずに今日に至ってる有様だ。
これは近い内に声を大にして意識改革運動でもしたるかって調子だが、どんだけ受容れられるかは未知数だ。

では重複も少なくないがこの件何故年々困難化したかったら、ダクト有エンクロージャの台頭も大きい。
これは少しでも小さい箱でローエンド迄出すには最適ではあるが、音域次第で「出て来る場所」が見事に分割されてまうのだ。

更に加えれば近年はユニットからしてウーハとツィータに分割されてるのも大増殖中で、しかし個人的には「エレキらしい音」にはあまり望ましく無い方法だと思ってんだ。
太鼓や鍵盤みたく「鳴らす場所が別」のがありゃ色んな処から出ても構わんが、混変調作用に相違が現われたり減り過ぎるのが不味いんですわ。

「混変調」ってオーディオでは歪みの1種として敬遠されてて、確かに単純なHi-Fiを追及すりゃ無いに越した事ぁない。
だが器楽音となると意図的歪ませ以外にもある意味必要悪的なのが色々あって、それらのお陰で例えば同じ音程でもポジション次第で違う表情を出せたりしてんのよ。

ここでは随時吠えしてると思うけどLine録りに寄せたオーディオライクなのがそんなに良いんなら、もう今更楽器Ampなんて止めちまってPAから出した方が圧倒的に有利なんすよ。
それはさて置き仮に2本構えるのの覚悟は出来たとして、それでもまだバスドラとは異なる面があるから困るんす。

バスドラで2本にするのって「違う場所のを拾う」ってよりゃ、「違う部分を拾う」(周波数帯域)のが主ですわね。
それがBassエンクロージャだと逆になってて、上記の音の科学変化が起こる「手前」に大抵はなっちゃうのよ。

この項の以前の記事で「必要なだけ遠ざけりゃOK」って書いたのは間違いじゃ無いんだが、低くて大きくなる程その距離が膨大になるですよ。
1つのユニットと近似な状況を得るには、ユニットからのとダクトからのが「完全に混ざって」無いと駄目なのはお分かり頂けますですか。

それがケース1のバスレフタイプの場合ローエンドは指向性が緩いから良いとして、ユニットの指向性が結構鋭いんだす。
すると単純にエリアが完全に重なる位置迄離した際、今度はダクトからの音圧が減り過ぎちゃってんの。

響くハコで収録場所残響が混じり込んで良きゃ、床を中心としたダクトの反響にまだ救われるんだけどさ。
片やケース2のホーンダクトタイプ(主にバックロード)では、今度はホーンのターゲットエリアが遠距離になってるからこりゃもっと厳しいとな。

そんなだから是又概述だがMic録りデフォ時代にFenderなら4発中心向き密閉型エンクロージャのBassmanが、Ampegなら単発でダクトが最短距離でスリット状のB-15Sが業界内じゃ持て囃されてた訳。
因みに後者の当時に於ける特徴の1つとして、「バッフル面積」(ユニットが付けられてる板)が他に比して最小限だったってのがある。

かつてエレキのエンクロージャってローディが支えて無いと倒れそうな位平べったいのが主流だったが、あれって「回り込み」の悪影響を減らす為だったんだ。
なので仮に音量が足りても少し広い所だとB-15Sのエンクロージャじゃ、きっと他よりかなりボケボケな音になっただろうさ。

Fenderのは上手に兼用化したもんだが、それだけAmpegのは思い切った専用設計をしてたんだね。
もしかしたら最近になって再販されたのは、上手く録れるのが無くなったのに起因してんのかな。

<つづく>

2021年10月 2日 (土)

音楽備忘録779 楽器の明瞭度の話し⓮

前回は出す側案件だけで紙面が尽きたんで、今日は受ける側専で行ってみよう。
近年最も気にされるのは所謂ディテールが多数派を占めてる様だが、全体より細部に拘るのって厳しい表現にするとその実「供給側のエゴ」でしかないんだよね。

この件何を隠そう俺自身も日々苦闘中の身で、Liveだと諦めなきゃなんない事も少なくないからなるべくなら全部拾っときたいとつい思っちまう。
只最近になってこの誤った呪縛から解かれつつあるのは、もう昔みたいに「劣音」じゃ無くなってるんだからってのだ。

今だってMicは超Onの方が細部の拾いは抜群に良いが、細部が実音を著しく凌駕してるのにだけ気を取られ過ぎてた嫌いがある。
楽器もAmpも近年のになる程その音色が細密化してる感じがあるが、一般聴者が最初に捉えるのは全体像の方が圧倒的に多い。

それからすればこっちが「ディテールヲタ」化してると看做せ、それも文化だと言っちまえばそれ迄だろうけどさ。
けどフュージョン系だとか元々顧客にヲタが多いジャンルなら未だしも、Popsなんかでこれを全開でやるのはお門違いなんじゃないかってね。

今こっちの業界側で明瞭度っつうと相変らず高域やアタック音ばっかで、それが貢献してくれるのはリズム面だけだ。
チューニングメータの普及で肉声以外は大きく音程が外れる事は少なくなってっけど、ズレてるって程じゃ無いのとバッチリハモってるではそれに依る明瞭度の差ってかなりあるんですよ。

複数音が共鳴するとそれ独自の倍音も生成されるんだが、それが平均律では無く純正律になってると原音に対する明瞭度貢献度が最大になるん。
これを活用しようと思っても打込みだととても困難で、人力生時より手加減なんてのがし難いからだ。

その代わり打込みは安定度では勝ってるのからすると、機械でも賄える様になったのを今更人力で演るならもっと重視すべきファクタだと思うんだ。
さてこれも倍音なんだから高域が充実してりゃ良いと思うだろうがさに非ずで、元の構成音の中域が不足してるとちゃんとは生成出来ねんだわこれが。

出て来るのは高域でもその「材料」はハモった中域だからで、各楽器が出してる倍音の内容を今一度精査して見ると良い。
その楽器らしさを司る倍音って音程に無関係なのも少なくなく、だからこそどの音程を鳴らしてもGuitarならGuitarのに聴こえたりする訳ですよ。

それが楽器毎に全部違ってるし差の大きい程違うのが鳴ってるのが分かり易くなるんで、余計に皆バラバラになってんの。
それを下手に強調し過ぎとくと「ハモらない倍音」が増大しちゃって、折角上手くハモって生成された倍音があっても駆逐しちまうんだ。

複数音なのに単音より却って目立つのもハモりのご利益で、単体時では絶対に得られない共通倍音で実際に明瞭度が上がってるんよ。
凡人である以上エゴを皆無にするのも難しいなら、せめて個人じゃ無くてもっとアンサンブル単位のエゴを敢えて持ってみるのも一興かと思うんだ。

何れにしてもセコイ機材にアホな俺みたいなのは過去の話しで、何時までも上下ばっか気にするなんてもう古いっての。
そう思ったって実際古い俺みたいなのは習慣を改めるのに四苦八苦、だからこそ呪縛が無くなってからの若い人がそんなんしてたらもっとカッコ悪くていけねえよっと。

<つづく>

2021年9月30日 (木)

音楽備忘録777 風変りなMic位置➍

お次はエレキGuitar Ampの実例へ進めてくが、毎度の今更パターンだが何を基準に「風変り」と感じたり感じなかったりしてるかにも触れとこう。
これは狭隘過ぎて誤認の多い認識との闘いでもあり、ぶっちゃけ超専門的観点に立てば風変りなんてそもそも存在しないもんなんだけどね。

取敢えず本題から始めるが、先ずはエレキ(電気楽器)のMic位置だ。
近年はLiveじゃ無くても指向性の鋭いMicでも、最も異音混入確率の低い超Onがデフォになってるね。

加減するとしたらスピーカユニットの中心からのズラし加減程度で、これは低・中・高各帯域のバランスを取る為に行われている。
だがスピーカエンクロージャの設計からしたら超Onの方が本来はアブノーマルで、「設計通りの音」を得るにはもっとMicは遠ざけないと駄目なのよ。

Drum程では無いにしても完全なパーソナル向けの以外、楽器Ampは至近距離での聴取なんて前提にされてない。
ってこんなのそもそもスピーカ多数派の共通事項で、手が届く位の距離をデフォとしたのの一般化はかなり近年になってからなんだ。

但し生聴取時にGuitar以上の音域のだとその低域部分は、リズム隊等に負けてホントは出てたのが分からなくなってる事も少なく無い。
これがアコギなんかパターンは逆だがもっと顕著なもんだから、On収録時にそのMicに近接効果があったらLow Cut Filterを噛ます方が多い位だ。

なので半分は嘘の音でも適度に削れてくれた方が助かる様な際なら、スピーカ形式に不一致な超Onも裏技としてはアリってだけなのよ。
Bassと比べりゃそんなに深刻じゃ無いし、そもそも最近BassはLine録りデフォで体験機会が激減してるから気付け難いのも仕方無いんやが。

で Guitarの場合中域にも結構この「位置や指向性」の影響は及んでるんで、Mic位置に「近く」の選択肢しか無い状態でスタートすると「その先」を全て喪失しちまうん。
Guitarって独奏時以外はそんなにローエンドを必要としないのが多いけど、高いったってBass比で「たった1オクターヴ」だす。

この部分をもし気にしたらエンクロージャタイプや場所にも依るけど、最悪は「最も遠くなる位置」迄Micを離さなきゃ駄目な場合すらあるんだよ。
これが今でも一部のLiveや昔だと偶然救われてたのは、他楽器用Micへの回り込みで補われてただけなんだ。

と吠えつつ狭さもあって俺は普段は超Onばっかなのが毎度の微妙さだが、密閉型でダクトが無く容積が無駄!?に大きい癖に板厚が薄いエンクロージャを常用してるせいもあるんだ。
私的にはどっちかったらGuitarでもローエンドを欲しがる方なんで、もしもっと普通のタイプのを持ってたら多分超Onになんかして無いと思う。

処でここ迄の文面には実際には大きな影響を受ける残響の件が省かれてるが、それは無響室に迫る程響かないハコ以外じゃ超Onにしても混入排除が出来ないからなんだ。
ドライとウェット(実音と残響)の比率等なら距離でも加減出来るが、ハコのと全く違うEchoを後掛けするには一寸でも入られると明瞭度その他をかなり阻害してまう。

俺の環境ではこれの逆しか例示出来んが、最後に参考に付記しとこう。
ひょんな事情で録音に対応したGrand Pianoを置いた関係で、時々Classic系の録音をする事もある。

Classic時代には無響室なんて無かったから、どんなに狭くても部屋の響きはなるべく付加しときたい処。
だがどんなにMicを遠ざけても殆ど音が変わってくれず、かと言って同居してるDrumsetの共鳴もClassicじゃ利用したらおかしいから天然残響付加はお手上げだった。

因みにBeatlesのCome Togetherのみたいなのの真似はそれで少しは行けたが、広さ感は単にハコの寸法がゼロメートルじゃ無いって程度にしかなってくんない。
結局は響いても響かなくてもどっちかで制約が出るんで、ニーズ次第で場所を変えなきゃなんないのは同じだった。

のでアンビエント目的以外で安易にMic距離を選ぶのは愚ってもんで、利益より損失の方が多い場合だってあるのは知っといた方が良いと思うな。

<つづく>

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