電気

2023年1月31日 (火)

音楽備忘録1264 過音圧ミュージックはもう沢山➒

だば前回の続きになるが、そもそも歪みの深さって一般的には「何処で感じてるか」が鍵なんよ。
もしかしたら全体とか最も歪んだ時って思うかも知れないが、一般聴者の多くは「一番歪まない処の浅さ」で判定を下す事が多いんだなぁ。

ってのは生音かそれに近いのの変化なら知ってるけど、「○○の深さだと□□音が△△に変化する」なんて専門じゃなきゃ知ったこっちゃないでしょ。
それで殆ど無意識の内に「歪まない方の度合い」で予測してて、歪み前コンプが掛ってると悪く云や騙されてた訳。

それを弱くなるのを嫌ってバカ正直に深歪みさせると、上記のとは時に違いが出るんだ。
端的に言や「和音が潰れ易くなる」で、併せて明瞭度も低目になるんす。

のを昔の達人達は人力で不要な処が弱まらない弾き方をするのから始まり、後に適宣「前コンプ」を利用して切り抜けて来たん。
そんじゃあ昔の人はシビアで大変…ってまあ事実ではあるんだが、Jazzとかで生音で演ってる人よりゃ大分楽。

今だって生太鼓や生ピの人は全然変わってないんだから、それに比べりゃ全くどうって事ぁねんだ。
んで何が言いたいかっつうと生楽器入りの音源では、エレキの強弱の粗なんか殆どあってもどうでも良いってね。

流石に「フルループ」にすると生楽器でもその強弱の種類が激減するけど、それって究極はマシンドラムと「地続き」だかんね。
現在のドラムマシンでも「生音」のは、1音単位に分解しただけだ。

アタックと余韻に迄分解したのは恐らくまだ無く、ってそれもヲタ性が強くて何だけどさ。
一般論で生身の人間が演ってそうな程度にすると、完全に同じ楽器が同じ音になっちゃ駄目なんだ。

それを敢えて逆手に取ってYMOなんかは「全部機械が演ってます…風」にしてたけど、今になってみれば「人が想像する機械の音」と実際は一寸違ってた。😃
機械でも他の音の状況次第でまるでムラがあるかの様に聴こえる時があって、初めて自分で打込んだ音を聴いた時ゃ何だこんなもんなのかいって思ったよ。

それを分析しみると物理的には確かに同じだったんだけど、他の音からの影響迄「考えて同じになる」様になんて全くなって無いからねえ。
音量差がある程度以上だったらあまり影響は無いが、拮抗したり大差無いと絶大な影響を受けてたんだ。

とどのつまりは生身の人が聴く以上は人耳感覚でフラットにするには、人間が調整しなきゃ駄目だとな。
要するに邪魔が入った時ゃ聴こえが同程度になる迄、「少し盛って」やらないと同じにゃ聴こえんのよ。

それが生身のアンサンブル内では殆ど意識せずに自然と調整してて、邪魔にはなりたくないが自分の存在も堅持したいって気持ちからそうなってんの。
差し詰めロクに打てない打者には少しセーブして投げる様なもんで、そうして強敵が現われた時負けない様に余力を残しとくみたいなさ。

人力では無いけど常にフルにしちゃうってなそういう対応力を剥奪するんで、音楽が自然に聴こえる余地を残そうとすると首尾一貫フルってのは滅多に使えないの。
だからか分かんないが忙しないテンポも含め、劣化近年本邦のJ-POPは多くが何だかみみっちく聴こえるんだ
よなぁ。

<つづく>

2023年1月30日 (月)

音楽備忘録1263 そんなに詳しくないけどマイナーブランドの話し➐

この項はこれで終いにするつもりだが、そこで今日は楽器に縁がある全員に役立つ情報をお届け。
ってもあんまり直接的な効能は無さそうなのが玉に傷かもだが、俺知り海外比だとこの程度の市場規模にしちゃ日本の楽器関係はやたらと下請けとかが多かったん。

今でこそFenderにもやれJapanだSquierとか分化があるが、本国系では販売系統の他は継続的なセカンドブランドってのは殆ど無かった。
のがこっちじゃ今は寧ろ少し整理統合された位で、ブランドだけなら雨後の筍様に雨あられだったん。

だがブランド名と社名が不一致なのが多数派で、その社名(主に販売)と製造者を辿ってくと1/20程度に数が減りやんの。
それだって実際に楽器にバリエーションとしてしっかり反映されてりゃ良かったが、設計者が更に限られてて外注も少なくなかったかどうも個性の徹底が全然だった。

例えば直近ではどうなってるか知らんがYAMAHAを大喜び!?で生贄にすると、太鼓のシェルはサカエがDXブーム終焉後のシンセ等はKORGにお願いしたりしてた。
もし個性とか癖が不要なのだったらその方が良いか分からんが、設計と製造位は最低でも直リンクじゃ無いと薄まったり曖昧化するのは自明の理。

この面では下請け製造業者が、かつての自らも少しは売ってましたブランドは侮れない。
尤も令和のあざといは正義みたいなのとは程遠い、昭和の遠慮みたいなのがあったから上位機種は不扱いだったのが惜しいけどさ。

それでもスピーカユニットに比べたら遥かにマシで、これはもう40年も昔になっちまうが(オーヤダヤダ)現場の片隅に拘束!?されてたんでね。
貸間賃貸契約だけの筈が強制弟子入りがセットになってて、更にその弟子入りには強制労働がセットとタコ部屋のオヤジ(師匠:本来は唯の大家さん)はのたまわりやがった。(昭和だとそんな理不尽が通用しちゃってたんだ😓)

「分かったしゃーない、で今晩は何をすりゃ良いのっ」たら、明日PIONEERに納入するウーハを…って。
最初は又そんな大ボラ吹いちゃってこんなチンケ(わきゃっと失礼)な処でそんなの作ってる訳ゃ無…、くもなくて本当で驚いだだよ。

PIONEER納入分は俺の居た時期はほぼEXCLUSIVEとかだけだったが、カーステのALPINEのはかなり全面的にやってたよ。
今振り返ると師匠は早大出だったんで、稲門会の伝手で得られてた仕事だったのかな。

まあそれでも2Way,3Wayとかだと他社ユニットとの組合せもあるし、箱やネットワークでもかなり違う音が出せるからねえ。
しかし楽器の木部となるとデタッチャブルのならネックとボディ別会社も可能だけど、セットネックやスルーネックじゃ絶対そんなの無理だもの。

恐らくこの辺で松下工房・ESP・Moonとかが、今でも生き残ってるんだろうさ。
製造に関しちゃ先頭の1社以外は今は微妙だが、それでも企画・設計・販売は自前だからねえ。

もしそう云う方針のブランドでリッケン的思想のが現われれば俺だって興味が湧くだろうが、茶番と迄は言わんが劣化本邦のそう云う裏がモロ見えになるとそっぽも向きたくなるんすよ。
又それが録ったりすると後になって影響が出たりして、従兄との共作で思った以上にウケなかった曲が偽物使ってたから不味かったのかなんて。

流石にんな事あるかいとは思いつつも、少なくとも偽物を嫌だと思ってる俺がここに居るがね。
今の俺等みたいに顧客が超貴重品状態だと、それでのたった1人の増減だって気にするなってのがどだい無理な相談なんでい。😢

<おしまい>

2023年1月28日 (土)

音楽備忘録1261 過音圧ミュージックはもう沢山➑

いい加減で「不毛なイタチごっこ」は卒業して頂きたいもんだが、最初始めたのには訳があった。
だが当初の効果が失せた今、何時迄も続けるのは「私バカです」と世間に知らしめてる様なもんなんだが…。

今回は珍しく切り口を変えて、音楽の内容から離れて営業等の方面から再考しよう。
仮に、仮にですよ、もし最高の作品が出来たとしても、どう聴かすかに依っちゃそれが中々伝わらない場合もあるわね。

他の作品に比べて極端に平均音量が小さかったりしたら、それこそ小音量でBGMに流してたら聴き逃すかも知れない。
だがそうやって争ってる内に限界に達しちゃって、誰が「猫の首に鈴を付けるか」で皆躊躇してるのが日本の現状だ。

こう迄頑なに誰も禁を破らないかの様な様子を見ると、或は闇談合でもしてるか知らんがね。
しかしそれに依って最早業界自体が破綻し掛ってて、経済の立て直しに見向きもせず当座の利権にしがみ付く愚政府と同じやんけ。

それでも政府の方はクーデターなる奇策がまだ残ってるが、音楽でそれやると最低向う10年間位は回復しないからそこは一緒じゃ無いんだぜ。
何せ政治は無興味でも一応成立するが、音楽ではそうは行かないからねえ。

仮にドス黒く行ったとして儲けに繋がれば投票するかもだが、「内容を気に入ったら買う」という相手ではバラマキしてもさしたる効果がおまへんやろ。
そこでおかしくなる寸前の状況を顧みると、その頃は音量も密度も両方がフルのは無かったんだ。

聴き易さの為に音量に厳しい画一化のある物は密度に結構疎密があり、一方で密度が比較的均一な物には音量の変動が許容されてた。
その様な手法で夫々音楽の強弱を表現してたのが、違いは今やせいぜい楽器数とか位になってしまった。

当然それでは到底楽曲を表現し切れず、今度は仕切れないからか単調な曲が増えて行き…の悪循環だ。
これで一寸想い出したのがGuitarのコンプレッサで、それも楽器とAmpの間に噛ましてAmpで歪みを作るって時のだ。

程々にしとけば例えばCrunch設定にしてたら、弱く弾いた時は生音になる。
のが深くしとくと全く同じAmpセッティングでも、弾いた「全て」がCrunchになる。

つまり前者では大まかに1つの設定で2つのサウンドが得られるが、後者は抜群の安定感はあるが得られるサウンドが1つだけになる。
因みに’70年代中頃にこの方法がブームになったのは、今みたいに上手に深く歪ませられないのを補填出来たからでね。

歪みのピーク深さは大した事無いんだけど伸びが良いもんだから、聴感上は実際よりも深歪みに感じられるってヤツだ。
しかし今振り返るとPopな作品には寧ろお誂え向きで、今みたいに深く歪ませられると失敗すれば「歪み過剰」になるからね。

要するにMetal系と音質に差別化が図れてた訳で、近年あまり耳にしなくなって久しいかも。
と云う様にアイドルポップもゴリゴリメタルも一緒くたになっちまって、そりゃあBABYMetalみたいに分けなくて良い存在も稀には居るけどさ。

<つづく>

2023年1月27日 (金)

音楽備忘録1260 そんなに詳しくないけどマイナーブランドの話し➏

今回はAmpのについて記してくが、楽器本体の方とは少し様相が異なっていた。
今だってGuitar・Bassは本数持ってても、Ampも同じ位複数所持してる人って滅多に居ないっしょ。

量が少ないってなあマイナーにとっては逆風そのもので、特に中型以上のを一般人が触れる機会を奪われるんだ。
ので俺みたいなベテランのその筋の者でも実物を知らないのが多く、評価自体がとても難しい。

それでも1つだけ断言出来るのは日本での開発時期で、世の電化製品が球から石へ移った後だからか正直英米のと比べるとハッキリ劣る面がある。
これには他にも楽器用スピーカメーカの関係も重く、こちらでCELESTIONやEMINENCEみたいなのが育たなかった・育てなかったのが敗因だ。

楽器用スピーカは紙を使わざるを得ないのが殆どなんで、気温・湿度等の環境差の影響を受け易い。
だからこそ太鼓でPearlがシェルにファイバーと木のハイブリッドで成功した様に、世界的汎用のを作り易い環境だったんだけどね。

その頃はなまじオーディオに凄いシェアがあったもんだから、そんな量の出ないのなんてって軽視されてたのかな。
それで野心的なオリジナルサウンドのが得られないとなると、新参者には厳しい。

もし長い年月中々売れなくても凌げりゃ別だが、音が少し珍しいとか良いだけじゃ指定席は獲得出来ない。
やはり従前に無い高能率であるとか高耐入力とか或はやたらと軽いのに丈夫とか、何か機能・性能面でもアピール出来ないとさ。

結果的にお子ちゃま用とか玩具としてならまあまあのはあったけど、それすらPignoseみたいに定着させるとか歴史を作るには至らずに終わった。(※ジャズコーラスこそ定番化したがコーラス抜きでの評価じゃない)
それと私感違和感としては今でもだけど、どういう具合かあまりにも日本では継承が無さ過ぎんのよ。

例えば師匠の倒産した会社にあったスピーカ製造用のマグネタイザー(着磁機)、あんなの要る処なんてとっても限られてるのに行方が全く不明。
企業なんて潰れるのがありゃ始めるのもと常に新陳代謝はあるんだから、こんな狭い業界だとそれっきりじゃ無かったら何は何処へ行ったって割と簡単に分かる筈なんだ。

多分そう云う部分も含め回り道が多いから、何時迄経っても追い付けもしないんじゃないかな。
それは鍵盤の方でも似た様なもんで、石ではあるがキーボードAmpではコスパの悪くないのがそこそこあったんだ。

もう30年位全く使ってないけど大昔俺のバンドに居た鍵盤奏者が置いてった、FIRSTMAN INTERNATIONAL FK-30ってののロータリーEffectが秀逸でね。
Leslieのシミュレート自体は今やデジタルで身近になってるが、速度切替した際の反応が込みになってるのは本家以外じゃとっても少ない。

それが過去名作の実状を聴いてみると、単にホワンホワン言う以上に切替時の変化が徐々にってのがかなり重要みたいでさ。
中を開けてみたらそれをアナログディスクリート回路だけで組んでたもんだから、モノラルの癖に規模はやたらとデカいしコストもかなりだったんじゃないかな。

それをステレオ化出来れば常用する確信はありつつも、例に依って面倒で棚上げしたままと杜撰道まっしぐらじゃしょーがないんだけどね。
ってのを逆手に取ると↑のせいか30Wで当時¥5万になったんだったら、せめて何処ぞのストンプとかみたいにステレオアウト位付けといたらプチ伝説程度にはなってたんじゃないかな。

今はそう云う処はとっても狡猾になった代わり、「素の音」がノイズとかは減ったけどより没個性になっちゃったな。
販売もする個人製作は少し増えてるか知らんが、そもそもマイナーブランド自体が悪政のお陰かスッカリ影を潜めちゃって淋しい限りだ。

<つづく>

2023年1月24日 (火)

音楽備忘録1257 そんなに詳しくないけどマイナーブランドの話し➎

ここからはほぼニーズレスではあろうが蔵出しと銘打って、過去の国産マイナーブランドで比較的良質だったのを幾つか記してこう。
中には断続的に現存してるのやメジャー化したのもあるが、より情報が枯渇してそうなのを中心に。

トップバッターは本物を長期借用する迄15年強使い続けた、リッケンベースコピーモデルの前出Fresher。
概述の通り最安だから買ったに違いはないが、妥協点にはメーカにもこっちにもかなり拘りがあった。

’70年代後半期はリッケンべが今より人気があったんで多数のブランドから模造が出てたが、その内容はかなり多岐に渡っていた。
その中でスルーネックは原材の長さが要るんで、価格がどうしても高くなってしまう。

のでネックの接続仕様は諦めるとして次に調べたのが材だったが、そこで意外!?な事情が発覚。
リッケンタイプではそれ程でも無かったがメイプルの代わりにパーチの合板が使われる等、随分と材の選択が野心的だったんだ。

低価格帯の中で音色配慮込みで最も攻めてたのがFresherで、他社のは代替材の場合音色より映え優先の方が多かった。
因みにその頃は元締めの影響がとても大きかった様で、ブランドのFresherは超マイナーだが元締めの共和商会はかなり有名な問屋だった。

一方見た目の忠実度ではHEERBYってのが突出してて、これは三日月型ボディで一世を風靡した春日楽器の別ブランドだった。
リッケンタイプのでだと本家で’60年代末~’70年代初めの一時期だけ使われてた、他所では見掛けないチューリップ型ツマミのペグが再現されててね。

同じく’70年代初め迄採用されてた一寸だけ豪華なチェッカーバインディング、両方が備わってるので現物を拝めたのはこれだけだった。
この手のマイナー系必ずしも地域限定では無かった筈だが、何処の店もが仕入れてくれはしなかったんだろう。

Joker的存在としてはPrinceの常用したマッド・キャットのH.S.ANDERSON(米ではHOHNERから販売)等があるが、完全なオリジナルでは無くテレキャスのバリエーションタイプだ。
中には好む人も居るだろうがどうも国産のオリジナルは個性不足で、タイミングも悪かったのかも知れない。

’60年代一杯迄は完全オリジナルの方が寧ろ多かったんだが、如何せん性能面での劣勢が隠し切れなかった。
それが’70年代にコピーから学べたかコツが分かって来たら、今度はFusionブームの煽りを受けたか優等生的に過ぎるのしか作らなくなっちまった。

ここでは随時吠えの如くエレキって不完全だからこその魅力も重要な楽器なんだが、同調圧力大国の日本で生き残ったブランドは駄目では無いにしてもどうしても○○じゃ無きゃ的価値が無い。
私的にはYAMAHAを筆頭にARIA PROⅡ,Guyatone、GRECOに至ってはグリコのオマケと卑下してたのは↑を重視してたからなんだ。

それが近年ではビザールヲタには’60年代物の方が評価される形で表れてて、けど音楽の道具としての質は’70年代のが一番マシだったから残念だ。
全体平均では’90年代一杯迄僅かづつ下降し乍らも維持されてたが、加工精度が飛躍的に上がっても材の低下した分現行品の特にエントリーモデルは色は随分綺麗なのもあるけど一寸厳しくなってる感じだねえ。

<つづく>

2023年1月23日 (月)

音楽備忘録1256 楽器Amp同士の組合せの話し㊷

さて前回はPAの「被害」!?に言及したが、極限状態では思いの外影響が大きいのだ。
バスドラしか出せない低音の有無について、先ずはその影響から続けよう。

普段はそんな低い処等録音されたものをLiveじゃヘッドホンで聴く訳じゃあるまいし、聴こえたって聴こえなくたって大して変わりゃしない。
処が極限状態になるとそんな僅かな要素の差が突然顔を出し、死活問題に迄至ったりするんですよ。

何しろBass等の低音とバスドラのそれが同じレンジから出る訳で、良く云や「纏まりのあるサウンド」になるけどさ。
単独の時は未だしも両方が鳴ってる時、低音の量だけしか変わらなくなるんだ。

いやいやPA通した方が録音の音に近くなるじゃんなアナタ、そりゃ「劣化した音」にスッカリ慣れちまったからなんすよ。
確かに量的にはその方が低音が多目になってるのが多いんだけど、実際は量は少な目でももっと下迄伸びてるもんなんだ。

Rock系のバスドラって何かで代用しようと思ったら、音じゃ無くても何かの振動でも良いじゃん。
それ位下迄出せりゃ良いんだがそうも行かないんで、その分「少し上の帯域」を増やして誤魔化してんの。

因みにメータとかで殆ど分からないのはその時間が凄く短いからで、生本物だと圧が来るのにスピーカを通すとそれが無くなったりするのはこのせいだ。
それを補う為少し上を増やすんだが、その領域は本来Bassパートのもの。

へ言わば「越境」するんだから分離度は悪くなって当然で、大抵は更にそれを補おうとしてレベルを上げる。
結果的に混雑してる処へ突入する様なもんで、地獄の一丁目じゃないが負のループへまっしぐらなのだ。

これだけ損失が色々と大きいんで、聴こえる限りは楽器のPAレスを強く主張してるんですよ。
只それにはバスドラへフロントヘッドを装着する等して、夫々の楽器が「本来の音」が出る様にしとかないとね。

Bass Ampにしても人次第じゃ10や12inchで足りるかも知れないが、ほぼ全ての人を網羅しようと思えばそれじゃあ足りない。
本当に不要な際はCutするとしてそうじゃ無い場合、15inch以上なら量を減らしてもGuitarより下の音が出てくれる。

バスドラの方でもBassより下が出てくれ、部分的だか低域の棲み分けが出来る。
勿論その上の中低域は輻輳があるが、だからこそ少しでも空いてるルートを辿れると渋滞せずにスムーズに流れるんだ。

そしてその状態が作れると今迄とはうって変わって、ダチョウ倶楽部の「どうぞ、どうぞ」宜しく今度は逆の競争が始まるからオモロいでぇ。
それを経てバンドのアンサンブルが落着く訳だが、北風と太陽の太陽の方を皆一度でも良いから実感して欲しいネ。

日本ではPAは何でも扱うんだからと予算に優先権を持たせたりして、中々肝心の楽器に充分回ってなかったりする。
ので楽器全部が良い処は見つけ難いかも知れないが、例えば○○のBass Ampは良かった□□のDrumsetはゴキゲンなんてのを集めてみると良いかもね。

<その内つづく…だろう>

2023年1月21日 (土)

音楽備忘録1254 そんなに詳しくないけどマイナーブランドの話し➍

今昔問わずマイナーブランドの最弱点は、やはり長期将来的なメーカーサポートが期待薄な処だろう。
処がメジャーでも国産のは高経年のだと面倒見の悪いのが多く、今度はメジャー側の当時の実態から眺めてみよう。

俺自身は大昔の音楽誌のメンバー募集にも記してたが、バンドニーズでは腕以外は年齢・性別・国籍その他一切不問ってスタンスだ。
がLM楽器に関してだと今以上に国産を一寸避け気味だったのは、姿勢や内容が外国のより劣ってるのが殆どだったからなんだ。

その発端はバイオリンベースのコピーモデルの出来栄えで、素人目にも明らかに形状が平然と違ったりしてたからでさ。
もしかしたら著作権の問題を当時から制作側では気付いててそうしてたか知らんが、そんな調子でい乍ら本家に引けを取りませんなんて言われたら信じられるかっての。

結局は趣味性の高い分野のにしては制作側の好きが足りなかったからなんだろうが、もしかしたら昭和時代の悪癖の1つ「子供にはそんなで充分」みたいな客を舐めてる処があったのかも。
そしてずっと後年になって’70年代後半製国産Guitar3大ブランドの1つのを貰ったヤツで、かなり色々驚きの不始末が発覚したんだ。

当該器は過去述初代宅練用にしてたStratoで、譲受当時はPUが2つ喪失してたんで手持ちのを載せようとした。
ら何故かピックガードの穴と本体もネジ穴もサイズや位置が微妙に合わず、そのモデルは特殊仕様のでも何でも無いのに一体どないなっとんねんって…。

それが何時頃修正・是正されたかは俺は分からんが、現行品ではそんな話しは見た事も訊いた事も無い。
ので専用部品なんてとっくに枯渇してるであろうそんなのだと、メーカへお願いしたって普通の方法じゃどうにも出来ないんだよね。

因みにその「誤差」は単に基準単位がインチとミリで違うからなんてのとは別物で、現物では無く原寸大程度に引伸ばした写真か何かから採寸でもした感じ。
そんなじゃ今となっては汎用タイプの利点が損われてるが、他にも驚くべきケチケチ戦法があった。

これも過去述重複になっちまうが、そのボディたるや最早○ピースってよりゃ寄木細工と称した方が相応しい有様で。
因みにⅡでエレキのボディは意図的ラミネイトの以外、価格次第で単板から徐々に貼り合わせ数が増えてくもんだ。

が木材ではエレキボディ程度のサイズだと
通常3ピース位迄しかコストダウンには繋がらず、あんまり接合部が増えるとその工賃の方が高く付く筈なんだ。
俺現物知り寄木或は集成材みたいなのが使われてたのってば、’90年代の韓国製廉価品にそんなのがあった。

但しこっちは材質非公表で杢目の見えない塗装で、前出の宅練初号機みたいに栓でナチュラル仕上げで堂々と!?では無かった。
尚且つ多分価格が宅練初号機の半値以下なんで、宅練君の方が今からしたらよくそんなので売れたもんだって感じ。

どうしてそんなになったかは不明だが、3大ブランドも当時は今より零細で黎明期故の迷走が色々あったらしい。
そんなのを今整理考察してくと3大君でも下位グレードだと、マイナーブランドのの方が明かに品質や素性は良好だった様だ。

考えられる原因としては宣伝料若しくは名義料の差で、必死に想い出してみると3大君は豪華なカタログが当時はそこら中で惜しみなく配布されてたっけ。
しかも最短2ヶ月位で刷新されたりしてて妙に勢いがあり、俺みたいなオッサンには今は只懐かしの高度成長期!?…

<つづく>

2023年1月20日 (金)

音楽備忘録1253 楽器Amp同士の組合せの話し㊶

前回を受けて改めて色んな場所に適したエンクロージャを述べてくが、小編成JazzのGuitarでは殆ど所謂コンボタイプしか使われない等を思い出して欲しい。
一方Metal系では壁Marshallが象徴ではあるが、あれには一寸経緯が…。

Marshallのグループ単位での使用っつうとCream辺りが最初で、定着させたってばZep辺りだろう。
それがその人達にとっては、プロとして最初のバンドでは無いのがミソなんだ。

どちらもRock系限定で言うとその前に、結構人気のあったThe Yadbidrdsがあったでしょ。
それ故当初から一定以上の集客が見込めて、狭い場所のLiveは殆ど考える必要が無かったんだ。

それより出自がマイナーだったPurpleは、Ⅱ期の途中迄Marshallを使ってたのはBassのみで3段積みでもない。
太鼓の口径もその後とは違い普通ので、しかし音はほぼ何時ものだったんだけどね。

その辺も含めてか後年に1つ例があるんだが、Van Halenが自ら監修したPeaveyの「5150Combo」Amp等の存在が典型だ。
それと売れ行きが悪いんで何時しか止めてしまったが、Marshallにもずっと2103とか2104ってビルトインタイプがあったんだ。

確かに見た目の威容は捨て難いんだが、それで遠慮して出力をやたら絞ってしまえば本来の迫力が得られないじゃないかいな。
これを筆頭に先ず狭小部では後面開放型が最適で、それは低域が大事なBassにすら本来は及ぶのだ。

残念乍ら現代の低音量ニーズに答えられる機種があるか疑問だが、バスレフですら「箱で仕切って」しまえば横や後ろでは籠るばかりか音量が低下しちまう。
奥行きの無い舞台ではこの差は大きく、場合に依ってはコロガシのお世話にならないと苦しい。

処がなまじ狭いのでコロガシすら増やしたくないし、どうしてもってんなら極力小型のになる。
ぅんがぁそんな小型のでは歌やGuitarは未だしも、Bassの低域はマトモに扱えず俺言い「うわずみサウンド」になっちまう。

するとBass固有の低域が出なくGuitarと近似な音になり、余計に音量を上げないと釈然としなくなる。
ぅんがぁするとⅡで今度は前よりか聴こえ難くなったGuitarを又上げて…、ハイ不毛競争の一丁上がりってな


映えの面からどうしても遠鳴りAmpを使いたいなら、せめて舞台巾が2人分に狭くなろうと縦長に空間を使えば良い。
非常に不便で見辛くキャパも減るかも知れないが、それ位しないとどうせ本来の音は聴けないですから。

演者の方も最前列以外はコロガシ必須になるし、最前列は最前列で全部聴こえるは良いがウルサくて自分の音は聴き辛いけどな。
って風に色々と面倒になるのと比べたら、後面開放のルックスがどうこうなんて取るに足らない問題なんじゃね?。

特に劣化近年本邦の広くはないLivehouseでのBass Ampは深刻で、Line録りメインにしても多弦もある今ではPAスピーカの低域も問題だ。
PAは当然の如く全帯域を優先するので、15inchウーハの載ってるヤツでも単発だとベーアンの低域に劣る。

15inchなら双発以上、単発なら18inchのでなくては大抵は負ける。
それ以下のスピーカでは目立たなくてもEQ等で誤魔化してるだけで、バスドラに至っては実はもっと被害を被ってるんだ。

<つづく>

2023年1月19日 (木)

音楽備忘録1252 過音圧ミュージックはもう沢山➎

今日は音楽から「弱い処」を全て無くしちゃったら、どうなるかについて綴って行こう。
特に電気的に画一化しても、音的には平準化しないのなんかを。

音楽ってぇのには元々強い音と弱い音ってぇのがあって…っつうと一寸分かり難いんで、全く異なる音で同じレベルにしてみた時を考えてみよう。
先ずピーキーなのとそうで無いのでは、ピーキーなの程大きくした割にそうは聴こえない。

これは平均音圧の相違が原因だが、ならば例えば鋭いSnareをコンプすりゃ良いか?。
すると太くはなるだろうが最早鋭さは影を潜め、最後は鈍い音!?になってしまう。

只Snareは通常バスドラなんかより音程が高いんで、そこまてしなくても何とか聴こえるだろう。
と云う事で鋭い低音程聴こえなくなる訳だが、特に同じ音域に別の音があると最悪だ。

それからすると最も聴こえ難いのはピチカート奏法のウッドベース辺りになるが、それ故昔の録音だと先ず全部聴こえた試しが無い。😵
恐らくパルシブな他に低域が削れるののせいもあったんだろうが、それでJazzをRockより軽いものと勘違いしてる人も居るかも知れないな。

その悪弊として最近「バスドラをRockみたいにハッキリ踏むJazz擬き」が蔓延してる様だが、Drumパターンがハッキリしちゃうと駄目なんだよねえ。
言うなればJazzではウッドベースがバスドラの仕事の多くを担ってるから、Rockとの明確な違いを生み出せてんだよ。

普段表拍で行っといて時々裏拍を鳴らすが、全体の流れは止めないってのにはその方が合ってんの。
こう云うの1つとっても今劣化本邦の録り方は最悪で、まるで雑魚はかり全員で主役を張ってる様なもんだ。😞

人数(≒音数)が極限られてりゃまだ良いが、誰が主役なのかサッパリ分からんですぜ。
この件目立つにもどんな風にしてが相応しいのかとも関係してて、それが今劣化本邦じゃ幼稚化・単純化したのとも大いに関係がありそうだ。

例えば歌物バックのBassが格好良いってのは、どんな状況だろうか?。
音量が大き目なら単純にフレーズが良いとそれでついOKと思ったりするが、LeadパートやVocalと同じ位前面に出てては「バックとして格好良い」を満たさない。

これは古今東西積年の悩みにもなり兼ねないが、「目立って当り前」時だけ良くたって駄目なんだ。
その点チームスポーツだと未だ正直なもんで、各自の責任の果せ具合で試合の勝敗が決まっちまう。

実は音楽でも一緒かより一層で、「バックとして格好良い」を満たせないと主役との共存が成立しないんだ。
そうしなけりゃ相乗効果は得られず、単なる主役が交代するソロの集合体になるんだ。

Jazzの一部にそんなのがあるが、主役は良くても脇役の一部につまらない箇所が残る。
「音楽として無効な箇所を無くす」方が当然「何処から聴いても良い」になるが、その為にもバッキングの成否は重要なのだ。

歌物のVocal等は主役を演じる時間が殆どだけれど、ソロの後ろに僅かに入る「掛け声」等でバッキングを担う事もある。
それ以外のパートでは実質的にバックを演る時間の方が長く、つまりそんな表立たない処でこそどれだけの物を提供出来るかが勝負なんだ。

<つづく>

2023年1月18日 (水)

音楽備忘録1251 そんなに詳しくないけどマイナーブランドの話し➌

ブランドの話しって言っといて早々の迂回路でスマソだが、非王道の思い切った挑戦をし易いのは非大手だ。
ってんで泣きのもう一回で行かせて貰うとして、Drumみたいに加工難度が高くないのだと今後の参考になりそうな部分もあったのは確か。

今となってはヲタ専用感の強いTokai Talboのアルミボディだって、厳密にはリッ君のがあったが一面では材料探し旅の成れの果てとも看做せる。
近年はエレキの材に関して過去比だと保守的に過ぎる感じもあり、太鼓や生ピアノと比べるとそんなに纏まった大きさを要さないからチト勿体無い。

っつっても余程気に入らない限りわざわざ加工精度の高くない、経年劣化もありそうなのへ触手を伸ばしてもだけどさ。
只ある程度以上の期間酷使するのが分かってて慣れの面から頻繁な買換えは嫌だったら、木材が土台になって成立してる楽器は材に拘った方がお得なんす。

何れにしても日本では弦やピックだけが消耗品と思われてるみたいだけど、スパンはそれ等より相当長くてもフレット・ナット・一部のブリッジ駒等はずっと持つもんじゃないんだ。
のから脱して全体俯瞰すればかつてのは材は良いが加工や設計が、今のはその逆が残念と中々こっちの都合の良い様に世の中は回ってくれないもんだ。

とは別に過去と近年では流通経路に大差があり、’75~’90年辺りだと道端の叩き売りで(そんなんあるかいな…)でも買わない限り国産には完全な正体不明のは存在し得なかった。
ネットが無いと通販は宣伝費とその手間が凄いから、今とは逆に大手量販店じゃないと採算が合わなかった。

となるとどんな片田舎のマイナーのだろうと、何処かの楽器店なりレコード屋のオヤジが認めてくれないと全く売り出せない。(※昔はレコード屋が一寸した楽器やオーディオも扱ってたのよ)
のと製造技術所持者がエレキでは歴は浅いし学校も無いしで、寧ろここをこう削るとは果ては○○の弟子だななんてすぐ身バレ。

にも拘らず随分と系列だの系統だのの情報の残存がやたら少ないのは、関係者数が圧倒的に少なかったからなんだ。
又今からしたら稚拙だったり不完全な部分は残ってたがマーケット自体がヲタ領域に近かったから、一部大手以外は知名度なんぞ全く無効で実力勝負をするしかなかったんだ。

概述だが縁あって実際そう云う人達とその現場に身を置いてたのの未出を行くが、万一ANSWER ACOUSTIC LABOって名前を知ってたら多分昔俺と何処かでスレ違う位はしてる人だよ。
Mic等ではOEMでNANYOなんてのからも出してたけど、上のグレードのには何とあのAKGからユニットを仕入れて搭載してたんだ。

それだってちっとも売れやしないから、卸値にしてくれた代わり俺等も買わされたりしてね。
レビュー的には外装の焼き付け塗装その他が大手より弱いが、音自体は本家のに全く遜色無いから俺みたいな見た目が2の次で良い奴にはお買い得だった。

ほいでそんな傾向は群雄割拠の他所様でも一部販量最優先の楽器店主導の以外は、それ位しか売る方法が無かったんだ。
今ならネットのサイトページが立派なだけでも騙されてくれたりもするが(過去に1度俺自身も危うく💦)、仮に良心皆無な業者でも当時だと↑のお約束からは逸脱不可だったのが大違い。

その意味でハイエンドはとても今のにゃ及びもしないが、ローエンドのボーダーラインは高かった。
最後に半恒例の毒を少々吐いとくと、寧ろ名のある大手程セコかったりケチ臭い部分があっただよ。(今もけ?)

<つづく>

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