ドラム

2020年7月24日 (金)

音楽備忘録352 魔改造悲喜こもごも➄

今回のはほぼ全てに共通な懸案だが、買換えと修理の選択判断についてだ。
取敢えず混迷化を避けるのも兼ねてドラムスローンので進めてくが、世間の時流(特に本邦等)では政治や業界の主導もあって買換えばかりが主流だ。

旧来の経済理論だけに従えば全てのが同じ箇所で故障したりなんてしないから、その辺等で修理にはどんなに頑張ってもオーダーメイドの部分が残ってしまう。
新品なら全く同一で良いので量産効果からのコストダウンが大きく、時間効率的にも経済理論としては買換えに合理性があるのは確かだ。

だが実用内容の情報が不足してるこの手の論理には大きな欠陥があり、道具が急変する等から来る習熟その他に要すマイナス面が無視されてるのだ。
そこでまだ内容面に踏み込んで無いスローン案件から行くが、従兄の場合「フィット性」が原因でこねくり回す事となったのだ。

教室を主宰してる等で常に割とスローンも
数だけは余裕があるが、暫く本気で録音する機会から遠ざかってる内に本人に最適なのの供給が疎かになってしまっていたのだ。
先生としちゃなるべく色んなイスを知ってた方が良いし、自身が演奏姿勢に少し迷ってたのもあったから余計に拍車が掛っちゃってたらしい。

その挙句いざその気になってみたら、新しいのならコレってのには浦島太郎化していた。
尤も散々試した処で既に見つかってるのを凌駕する保証は全く無いが、現状で分る範囲でだと彼にとっては「グラつき修理」が最善策と出たのだ。

それで問題となったのは補填策の寿命の短さと手間で、今回コロナ禍も含め諸事情から初めて従兄は自前に挑戦中となっている。
従前は今年が終る前には新調すると言ってたが、これが軌道に乗る様だと考えが変る可能性も否定出来ない。

要はその人にとって必然で平時のルーティーンに含められるかどうかってなもんで、それが弦や皮の交換だったら億劫がり過ぎりゃ酷い怠け者のレッテルを貼られる。
俺としては従兄の「座面回転不要」「無動揺堅持」って条件なら、脚の方を別物(それは筒です)に挿げ替えるのが最善と考えている。

しかし少なくとも従兄手持ちのお気に入り座面に買って来ただけで使えそうな「筒」なんて見当たらず、最低でも他分野から見つけ出す位はしないとどうにもならんだろう。
こうしてみれば買うったって捜索や選択の手間はある訳で、自らで手に負える方法が確立出来たらその方が確実で手っ取り早い。

他でも弦楽器のブリッジ等がもっと丈夫だったらなんて感じさせられてるが、いざそうなったら体験的には音の方で不都合が出るのが殆どだ。
幾ら丈夫で長持ちが良いったって例えばそれがネックだったら、全く握れない程太くなられても困る。

なのでイスでもDrumsetのを楽器の一部と看做すなら、多少メンテナンスに手間取ろうと相性最優先でも大いにアリだと俺は思ってる。
勿論面倒を減らしたいのは山々だが、どうせイスだけメンテナンスフリーになった処でそこかしこで放置プレイは無理なのだ。

不器用な人に無理に薦める気は毛頭無いが、特殊性(個人性)が高い分野だけにどう頑張ってもお金だけじゃ解決し切れないのも又事実だ。
買うと弄るの割合は人夫々で違ってるだろうがどっちかを完全に無くすのは、クウォリティを犠牲にしないなら不可能。

これ迄従兄も「独自の組合せを編み出す」等はやっていたが、新しい次のステップへ踏み出しつつあるって処か。
成功保証の無いお試しは気が重くなったりはするけど、試さないと知れない知識だけは誰にでも必要なんじゃないかと思うんだよな。

<つづく>

2020年7月18日 (土)

音楽備忘録346 魔改造悲喜こもごも②

今回は前々回のの内ヘッドホン(KOSS QZ99)の件の詳細を披露するが、過去発表の概念図自体から描き直してみた。
当時はユニット背面遮断だけのニーズに従ったが、もっと多く表現しなきゃなんなくなったので大盤振る舞いだ。

って内実は以前ののOpenOfficeファイルを、もう完成したからいいやって安易に捨てちゃったからってか?。
いえいえそれだってWin xpの付属ソフトで画像自体の改造の道が残ってて、でも結局描画の仕方自体が今より稚拙だったから勇気を出してみたってのが実状か。

Photo_20200715051501
っと張り切ったつもりでも面倒がって不完全な概念図だが、一番実際と違っちゃってるのは山手線のみたいな緑で描いたスポンジだ。
実際には殆ど隙間無く埋め尽くされた様な状態で、そうなってないのは赤で示した追加背面ダクトで押し潰された内側部分だけだ。

言い訳と分り易さ目的の半分半分だが、灰色で示したイヤーカップ・イヤークッションの内部を塗り潰せばそれらしくはなる。
でもそうしちゃうと2つに分かれてるのが分り難くなるのでの措置だが、兎に「角満たされてるから響かなくなってる」のが実状だ。

コストより性能を優先させればSONY CD-900STのみたいにグラスウールになってるのもあるが、内部の細かい造作に対応するにはスポンジの方が適してるのも確か。
処でこの代用吸音材!?で注目して欲しいのは②の黄緑になってる部分で、圧縮度が高過ぎになった為に送電線を圧迫して悪さしやがった。(電線書いて無くてm(__)m)

これには使われてた線の材質も加担しちまってたが、普通なら大抵被膜はビニールなのがゴム系のだったのだ。
そのせいで余計に芯線に掛る圧が高まってた様で、どうも断線寿命を縮めていたみたいだ。

残りの識別色の説明をしとくと黒線で示してるのがプラ製ユニット支持部品で、これに青(オリジナル)のユニットが嵌め込まれた上でネジ止めされている。
③のだけユニットがオレンジになってるのは交換したのを示したつもりで、微妙にサイズが小さかったので大変見辛いが水色で示した薄いプラ製リングを追設して固定と位置決めを補っている。

丸数字の番号は変遷に従ってて現況は④の状態で落着いてるが、①がオリジナルで②が概発表済みの魔改造タイプⅠだ。
③と④では赤のダクトの細まった部分が無くなってるが、これが今回アップデートした点だ。

処でⅡでダクトの縦断面が妙な形をしてるのは、駄目になった電球型蛍光ランプのカバーを改造転用したからだ。
そのまま捨てずに廃電球の内部に生き残ってる電子部品を、抽出すべく分解した時何かに使えそうと長年の勘が働いた!?のであった。

それが偶然広い方の口径がジャストフィットしたからの措置だが、只のパイプでもミリ単位の太さ違いは中々見つからないからね。
9割は毎度の結果オーライなだけの話しだけど、「街の模型屋さん」が壊滅状態となった今ではこんなのでも意外と貴重な資源になったりもするのだ。

念の為兼新参読者への配慮としてこれの目的も付記しとくが、要はユニットの表裏を隔離しとかないと例の音波の逆相減少で「出せてる低音」が聴こえなくなっちまうからよ。
ユニットが出せないならしゃーないが「出せてるのに聴こえなくなってる」のを俺が許せんのは、概再三吠えだが何かを聴いてDrumを叩くにはBassが基本中の基本と考えてるからだ。

それには低音が出ないのはご法度でKOSSのは当初想定がDrum専用じゃないから仕方無いにしても、VIC FIRTH SIH1 (既に廃版)がそうなってたのは紛い物Drummerからの意見でも鵜呑みにしちまったんだろうか。
耐入力も小さいからゴリAmp+無理くりEQで補うのも無理で、使用者側が極限まで努力してもそれじゃあどうにも聴けないんだからさ。

でも遮音性には秀でてたので古い方しか持って無くても、手が利く人だったら慌てて捨てちゃ勿体無いかも。
俺はこれの分解機会がまだ訪れて無いので明言し兼ねるが、運が良ければ同様の改良で多少なりとも欠陥解消が可能かも知れないからね。

<つづく>

2020年7月16日 (木)

音楽備忘録344 魔改造悲喜こもごも①

休み休みのZoomネタに突如割って入れてとなったが、キッカケは従兄ドラムイスと宅の遮音ヘッドホンのマイナートラブル発生だ。
こう云うのは何時起きるか決まって無いから、自然体の俺だと記事の方もこうなるのは許しておくれ。

先ずイスの方は過去記事のその後な訳だが、摩耗してのグラつき再発は想定内だったが他でひと顛末あった。
そもそもはメンバー1人が休養中もBandであるから自粛解除後は、必要性が生じたら従兄宅へ出向く腹でずっと居た。

それがオンラインレッスン開始騒動等と録音無進展が重なって、今迄は数回のZoomに変身していたのだ。
今週漸くリアルを再開しようとしたら同居家族からクレームは付くは、新魔改造用の材料は発見出来ずでZoomへ又逆戻りしっちまった。

んでその新材とはってば、ステンレスの薄板だ。
従前はお試しだったのと軸や軸受部の摩耗を嫌って、手持ちの中から薄板でも亜鉛メッキ鋼板を使っていた。

前から俺の脳内には候補にあったけど、実際何処がどれだけ摩耗するか不明だったからの選択だ。
これの結果が時間経過で判明し従兄との相談も済んだのでではと思ったら、寸前の前日になってこの始末である。

提案してすぐに捜索開始してればこうはならなかった筈だが、それに水を差したのが冒頭のマイナートラブルだ。
その箇所はってば以前から徐々に怪しくなって来てたが、左イヤーカップから右chへ送るのの断線だ。

当然分解が必要になるがそれだったらついでに改良と、以前から暖めてた!?魔改造も一緒にと思ったのが今回は裏目に出た格好だ。
先ずは改良の件から行くが、手抜きの結果追加ダクトが少々長目のままだった。

これが「暖め案」を試すのには修正必須で、それはヘッドホンユニットの変更・交換だ。
何れにしても確実に元に戻せる様に配慮したから、いやホントは面倒臭かっただけかは敢えて訊かんどいて。

詳細は次回以降気が向いたら概念図を作ってからにするが、結果として従前のままでは右Ch送込み電線を圧迫してる箇所があった。
勿論使用されてたケーブルの性質や経年の影響もと複合原因なのは確かだが、ユニット挿げ替えと合わせ故障頻度を下げる狙いで覚悟を決めて取り掛かった。

して結果は挿げ替えはユニットの音響設計仕様の不一致で没、修理自体は無事完了と1勝1敗に終始した。
今時ユニット挿げ替えニーズは決して多か無いだろうが、人耳の形は恐ろしく千差万別だ。

それと用途も千差万別だが、これ等両方の組合せとなるとほぼ無限になる。
その為インナーイヤーモニタだったらハイエンドなのにはオーダーメイドが存在してるが、本来ならヘッドホンの方にこそ必要な措置なのだ。

耳自体も形や向き等パラメータは多いが、頭の形や大きさからも大きな影響を受けている。
殊にあらゆる形への対処がなされてるのは多くなく、対応型のはヘッドバンドが2重になってるのが一応該当する。

現況は「そんな古株の大頭野郎はとっとと死ね」と突きつけられてるかの様で嫌な気分だが、俺以外の大頭族の皆はどうして凌いでるんだろうか。
幸い俺の場合用途と趣味から偶然割と自分にフィットし易いKOSSってのが見つかったが、それだって新型のコンパクトなのだとヘッドバンドの長さの足りないのが出始めている。

作る方の立場として量の多さと軽さが大事なのは分かるけど、大頭ったって俺のは松井秀喜や清原和博よりゃ多分小さいんだぜ。
只でさえその人の耳にマッチした音質のを探すだけでも大変なのに、もしかしたらこれもあってインナーイヤータイプの方が流行ってるんなら残念だなもし。

<つづく>

2020年6月27日 (土)

音楽備忘録325 今更の初Zoom④

従兄へ配信は地下からにして欲しいと思ったのは背景環境も原因で、それは見栄えとかじゃ無く主に音だが単純表現すれば「雰囲気」が気になったからだった。
まだ予約の入ってないオンラインレッスンに対してもだが、他所ん家の事へ余計なお節介なだけでは無いのだ。

当然の如く彼が何か新規にやろうとすると手伝わされるのも常だし、こっちもその覚悟は出来ちゃいるが…。
彼の居宅は風呂・トイレ以外は襖仕切りでご家族の生活音もだが、こっちの都合で旦那がバタバタやってるのがうるさいんじゃないかとどうしても心配になったのだ。

それと本題たるレッスンの方もスティックワーク限定とするつもりだったらしいが、確かな腕があっても失礼乍ら知名度が高いとは云えぬ者にとって内容限定はどうかと思った。
これには2つ要素があってその1は上級者にならないと重要性の理解が浅いのと、2つ目は従兄のスティックワークのレベルがどの程度なのかがこれも上級者じゃないと分かり難い処だ。

従兄はデモ演奏動画を沢山出してはいるが、皆が知ってる曲を演ってるのが現況では殆ど無い。
そうすると他の達人との直接比較が不可能で、この点は従兄自身が高みに行き切ってしまってるせいであまり気付いて無い様だ。

それでも防音室が無いのなら仕方無いが、折角あるのに何時迄も使えないんじゃ勿体無いし彼の強みが減ってしまう。
それ処か是迄録音したのを送って貰う場合一々下でUSBメモリへ入れて、上へ上ったらネットに繋がってるPCへそれを移してからと段取り的に非効率だった。

これが又送って貰う分にはまだ良かったがこっちが送るのに難が出て、しっかり事前計算してアップしといても俺の到着の方が早かったなんてのすらあった。
俺の方だって防音室にLANが行って無いのに何でそうはならないかってば、ネット接続PCと防音室が隣り合わせだから。

こんなのに限っては狭小住宅の少ない強みで、ドアを密閉しなくて構わないならLANケーブルが簡単に届いてしまう。
ついでに人手の無さ(俺独りぽっち)から防音室内外での同時進行は、手放し可能なのに限ると来た。

又分り難い表現になったので直しとくと、要するに叩いたり弾いたり叫んでたらその最中はPCは弄れない。
PCに張付いて無きゃイケナイ時は今度は爆音なんて出せないから、防音室のドアが開いてて何も困らんとね。

LANケーブルの敷設と云えば俺は自宅2Fへのを自前でやった事があるが、幾つかの好条件が揃ってたからだった。
持ち家で木造でってのが根底にあったのと、丁度線を通したい中間部に1Fユニットバスの天井裏点検口!?があったとある意味至れり尽くせりか。

とは云え普通の一軒家よりゃ不利もあって1Fと2F間には外階段しか無く、建物内を通っての行き来は出来ない。
これ変人だからそんな間取りにしたんじゃ無くて、建築費を完済する迄2Fを賃貸にしてたからだ。

普通なら賃貸のニーズが失せた時点でリフォームして内階段を付ける処だが、そこは何分狭小な処へ無理して防音室を設けたのでもうスペースが取れなかっただよ。
それでも木造だし図面もあれば施工中の様子も伺って色々知ってたから、大体脳内イメージ通りに実施出来た。

従兄の所は間にワンフロア挟んでるし鉄筋コンクリートのビルなので、後から何処かに穴を開けるには専門家でなくては厳しいし危険と大変だ。
今2人で対策を考えてる最中だが、かなり大変でもLANはもう何とか実現すべしと俺は思っている。

敢えて算盤勘定するとして先生側にはレッスン代しか入らんが、生徒側の出費は実はそれだけでは無い。
偶然徒歩か自転車圏内に在住して無い限り足代も掛ってる訳で、コロナ禍の影響で殆どの人の収入が減ってるんだからこの程度の差だって無視出来ない。

それ以外の理由でもリアルよりレッスン代を安くしろと文句を付けてるが、それは生ドラムを思いっ切りひっ叩ける分がオンラインでは大抵消失するからだ。
俺にとってもこう云うのは決して他人事じゃ無いから気を付けなきゃいけないが、下手に長年プロで来ると一般的環境(この場合はアマチュア)を忘れたり見逃したりしがちだ。

教える側にとって彼のケースではオンライン化しても経費節減には全くならないので厳しい処だが、それでも彼の処がまだLivehouseのままだったらもっと致命的だっただろうからね。
しかし冷静に今の社会全体を考察すれば、ホントはコロナ禍が起きなくてもとっくに対策しとくべき案件だったとも考えられる。

<つづく>

2020年6月 8日 (月)

音楽備忘録306 エレキのPU選択とToneのセッティング⑪

延々とRickenbacker BassリアPUコンデンサの件が続いてるが、俺がそうした今度は演奏面の事情を披露しとこう。
それは今頃になって聴いた「タッチ感」に俄然興味が深まったからで、これがエレキBassの場合PUが並列接続だと苦手だからだ。

昔からタッチ感をちっとも軽視しちゃいなかったのに何で今更ってば、どうやら完成作品にはそのまま使わなくても打込みをする頻度が上がったかららしい。
打込みでも音源のAttack Timeを弄ったりとそれなりに加減してみたりもしたが、やはり自分の指でダイレクトに演るのとでは大違いだった。

特に問題視したのは無意識で加減しちゃってた分の再現性で、考えなくて弾けてたのを熟考しなきゃ打込めなくなった処だ。
それだけ手間暇掛けたって中々想定通りになってくれず、だいいち加減巾がリアルより狭く種類も出せない。

音符の長さにしてもRock系等タイミング命のだと、元から譜面で表示可能な範囲じゃ全く足りていない。
物にも依るだろうけど主流は元が「手から出まかせ」的に、理屈に捉われず感性に従って演られてるんだから無理も無いちゃそうなるがね。

変な話しかもだが語りや文面はこんなに理屈っぽい癖に、音楽に関しては何しろニュアンスが何時もとても気になってしまう。
人には傍迷惑でしか無いだろうが、もしかしたらこんな形で俺自身はバランスを取っちゃってるのかも知んない。

それはさて置きGuitarやPianoだってタッチ感は大切だが、俺にはBassやDrumの方がこれが気になる。
自前分析からすると音を鳴らすのに動かす相手が大きいのと、動かし方の方法・種類が多いのが原因の様だ。

それと通常演奏時の音数も関係してるみたいで、数が少ない程1音の影響が大きくなるからだろう。
中でもBassはそれにも色んな音色があるとは言え、音域が低いのでその差は他のよりかなり分り難い。

極論すると4弦Bassの下2本位の音域になると音の質の違いは辛うじて分かっても、基音には音色差なんてのは殆ど存在しないと看做しても良い位だ。
これは理論武装しとくとそもそも音色は倍音構成に依存してるからとなるが、アンサンブル内へ必要な低音の量を供給するにはどうしたって基音の方をメインにしなきゃなんない。

極論Ⅱを語っちゃうとDrumも鳴ってる時間が短いのでリズム隊の楽器は、その音色印象が一瞬のアタック音のニュアンスに多くが支配されてるとなる。
これを踏まえて俺がR君にずっと恋してる訳を探ると音色・スタイルを始め色々あるが、どうも最大要因はこの部分にあったらしいのだ。

R君の存在を知ってそれを認識したのは当然過去の達人からだが、それ等で焼き付いてる音は皆アタック音のニュアンスに最大の特徴があったのばかりだ。
上述の如くBassは音色差の分り難い方なんで設定や録音に依っちゃ、単なる音色だけだったら他ので代用も利くしかなり紛らわしいのも沢山あった。

俺の記憶ではBeatlesのHöfnerとR君とか他ではJazzタイプとR君のリアPUだけ、PrecisionタイプとR君のフロントPUだけなんかは過去のチープな録音ではヲタでも判定に妙に時間が掛ったのも少なくない。

それで最終的に判定基準として残ったのがアタック音のニュアンスで、その手の味が欲しい際に旧式回路も使えるニーズが出て来た訳だ。
尤もこれは趣味性も高過ぎるから一例の域を出ないと思うが、音色調整・選択にも単なる音質変更以外の要素がかなり内包されてるのを喚起しようって魂胆でした。

<つづく>

2020年6月 3日 (水)

音楽備忘録301 エレキのPU選択とToneのセッティング⑥

んだば録音時(時流最適化表現させるなら「取込み時!?」)のToneセッティング、具体状況へ進めて行こう。
今回のキーワードは後加工のし易さ、及びその範囲の広さを確保でありまする。

少し前にGuitar・Bass・Drumの3ピースの場合、ドラムは高域なら支配して良いなんて書いた。
その補填とBassにも共通してる部分を示してくが、どっちも音程自体はGuitarより低いのが多いのからしたら変な話しだ。

それがどうしてってば低音楽器程、その音色個性を形成してるのが基音じゃ無く倍音となっているからだ。
DrumでもCymbalみたいに暫く鳴っててくれりゃ、その間に音程を拾えるかも知れない。

なんて実際は高域倍音のオンパレードだから聴こえたって判定困難だが、それは基音が殆ど聴こえないのが原因だ。
対して太鼓の方は聴こえてても短過ぎるから分り難くなってて、しかも概述低音程は一定時間以上鳴らせないとその音程を再現出来ない性質がある。

Drummer若しくは太鼓のチューニングが出来る人ならすぐ思い当たるだろうが、特に太鼓のボルト毎の調整をする時なんかはわざとなるべく倍音が出る様につっ突いてやるよね。
こんな風にDrumは金物も皮物も結局は倍音の方が良く聴こえて、ってか基音は聴こえてても瞬時分析が困難な音質だ。

リズム隊は普通はどっちも低域成分はしっかり聴こえなきゃ駄目だけど、暴論すれば太鼓の低域は出てるのさえ認識出来りゃ良いとも言えなく無い。
その典型例として同サイズ・同音程のツーバスが、もしモノラルMixされてたら音に依る左右の判別は不可能だよね。

せやさかい俺みたいに片足でそれに近いのが踏める身としちゃ、折角ツーバスなんだったらしっかり左右に振っといて頂きたいが…。
聴く時その位置がもしステレオスピーカの片方の外側だったりすると、こうしとくと最悪は片方だけしか聴こえなくてリズムパターンが変に聴こえちまったりもする。

それを嫌がれば完全分離は考えもので、でもそーっすとバスドラは2コあるのが分り難くなって…。
そんならツインペダルでも大差無いから良いじゃん、ってなったかどうかなんて知らねぇなぁ。

大部寄り道したから戻るとしてBassの場合は低くても音程は出せてないといけないけど、使用楽器の個性迄そこへ求めるのは酷だし殆ど解れない。
これからすると任務としての低域堅持と好み等の為の中高域は、ある意味分離して考える必要があるとなる。

毎度の半分私的だが上記に則ると先ず考えるべきは、記録される帯域の広さとなる。
楽器としてのエレキBassはシンセBassにはどうせ敵わんからと、近年本邦の一部のではローエンドが削れてるのも散聴されるがこれは頂けない!。

確かにAmpスピーカから出てる音を周波数スペクトラム分析すると、基音であっても4弦の低い方なんかは結構減衰してるのが分る。
ぅんがぁそれが大衆の耳に届いてた音と勘違いしたおバカが多いらしく、欧米系由来の楽器は電気・電子利用のでも少なくとも20世紀中に登場した物はスピーカ出力が最終段階とはされて無いのを失念しちまってる。

あちらでは演奏現場が低い音程程良く響くのが殆どで、特に欧州では寒いから圧倒的に「ハコの中」で使われる事が多い。
日本の狭くて響かない所でMarshallを鳴らせば高音だけのキンキンに聴こえるが、それを使ったあちらの過去の名作では低音もタップリと聴かれる。

それを特注品だから違うんだなんて決込むのは自分体験の「尊重し過ぎ」で、一寸脳内視野が狭過ぎーのガラパゴス化が進んじゃってるよーだ。
下が響き過ぎて「普通に作っといた」らボーボーモーモーでもう訳分んなくしかならんので、わざわざ逆算してあんな特性を導き出してあったのよ。

それを理解されなくて文句が来るのが嫌だったからか、大昔の日本版のカタログには一々ステージ専用とか大ホール専用なんて必ず書かれてたっけか。
ありゃっとこれって以前に既に書いてた気がするけど、録音にも変な影響してる事がこっちではあったのかも知れないや。

<つづく>

2020年5月14日 (木)

音楽備忘録281 バスドラペダルとフレージング26

大分長く続いたんでそろそろ本項は一旦閉めようと思うけど、原典体験が有益且つ重要なのはドラムに限らない。
尤も現代ではPAその他の「補助機器」の発展・普及で知らなくたって音楽出来なくはならないが、それならそれでやり方を再考するのがお勧めだ。

打込みや電子楽器を利用すれば人力・天然だけでは不可能なのが色々演れるので、例えばバスドラにトリガーを常用する位ならわざわざ生のセットに固執するのは最早時代遅れだ。
ってのも生+トリガーで「出来る事」は既にかなり出尽くしてるから、もし今から始めて追付く頃には「懐かしいもの」になってるだろうからね。

単純にそれが好きなだけで周囲の評価を無視出来るならご自由にだけど、例えどんなに上達出来ても貴方が初めて触れた時の様なインパクトを他人は決して感じてくれない。
特別に興味を持ち続けてる人以外には、時間の経過やオリジナルじゃ無い事の影響は大きいもんだ。

俺が古典ペダルで新技開発に繋がったのは千載一遇の偶然でしか無かったが、僅かな色気はあったもののそれが目的でなった訳じゃありませぬ。
単に自分の求めるスタイルを追及しようとしただけで、ある意味ホントは残念だけど「自分の齢」を受け入れたからだ。

本邦では未だにベテラン達人の一部に所謂「齢甲斐の無い」真似をするみっともないのが居るが、それを見てああにだけはなりたくないと思ったのが本音だ。
その何が駄目って道具や新風貌が演ってる音楽とミスマッチだったからで、採り入れ方の勘違いの典型なのだ。

ブームはとうの昔に過ぎてジリ貧の辛苦を舐めた挙句なんだろうが、「不人気でも残ってた良さ」をスポイルしては本末転倒じゃないですか。
Rock系も歴史が積み重なって新しくは無くなった以上、以前よりどれだけ「それらしく」出来るかが鍵を握ってると思っている。

それへ「三つ子の魂百まで」を加味して考察すると、世代や時期を否定するのは決して利口じゃ無いのは気付けるだろうか。
例えば今聴いても素晴らしい過去作は幾らでもあるが、出た当時の衝撃はその時に既に生まれてた人にしか体感は持てない。

とすればそれは世代特有の武器でもあり、例え新規開発するにしてもその「感覚」を活用しない手は無いのだ。
ベテラン或は新鮮味は失せた者・物が何らかの新規を企てられるとしたらその源はコレしか無く、換言すれば「世間視点の新旧を下手に気にし過ぎない」のがコツであろう。

僭越だが一応体験者として提言させて貰っとくと、ネタとなり得るのは音楽でもその道具でもシンプルなのが決め手だ。
既に色々加えられてる物だとそれに依る制約が大きくなってて、それの除去作業をする位ならそれ自体の「元ネタ」へアクセスした方が手っ取り早い。

今回はその中でお題に従ってペダルのみに絞っとくが、付加機能等の多い物程この目的には合致しない。
これには物理的に以下の様な問題が考えられ、多機能を搭載する為の土台に不要部分が発生する可能性があるからだ。

中にはEdward Van Halenなんかみたいに自分で思い切ってボディを削っちゃう様な勇者も居そうだが、本人談に依れば自加工前より音色が劣化したんだそうな。
完成品になってる物から削るより足りないのを足したり強化する方が技術的にも楽だし、当初は仮設としとけば駄目だったら元に戻せば良いだけだからね。

それからすると現代的な高機能なヤツはこの手のネタには不適格で、知恵無しでの追設は不可能でも古典的でシンプルなの程発展性は高い。
そんなん語っといて実際俺は殆どは調整しかして無いけど、手持ちYAMAHA FPとか従兄所持のTAMAので「擬似ロングボード」実験ってのはやったことがある。

それはフットボードヒール部を固定させる為に本体と連結してる嵌め込み式の鉄棒を、本体側から敢えて不安定になるが一時的に外すってのだ。
これは従兄がご執心のヤヤンクちゃんの擬似体験を狙ったもので、もし好結果ならその連結棒部分だけを新規に捏造!?してやろうって魂胆だった。

結局現時点では作製要望は出て無いが無償のプチ体験としては一応アリで、もし立派なアンダープレート付きのだったら邪道だがこんな芸当は即座に簡単にとは行かなかっただろう。
素手で分解可能な構造のだったら取敢えず一寸だけ試したい時、簡単だし楽だしで例え不完全でも様子見位はもう思い立ったその場で試せるんですよね。

<つづく>

2020年5月13日 (水)

音楽備忘録280 バスドラペダルとフレージング25

Drummerは副業でも昔からバスドラは猛ヲタで、その中でもかつては専門!?だったパワー案件を今日のお題にしよう。
当然の如くペダルの古典系・現代系とも絡めて行くが、ペダルの風貌のせいでどうしても古典系が非力に見えてる人も多いだろう。

既に正規の踏み方を会得済みじゃ無けりゃ少し試した程度では分からないが、体験からすると例えばSpeedkingは全く底知れぬ感じなのだ。
他の現代系ペダルだったら大体これが最大だなってのは直に掴めたんだが、もしかしたらSpeedkingでは未だに出せる最大迄到達出来てないかも知れない。

俺自身も知ってる分野以外では凡人そのものなので、見た目から購入当初はパワーは全く期待して無かった。
尤も元々足は強いが手は弱かったのもあって、モアパワーの要望が無かったのもあっただろう。

実際使用開始から1年間程はピークは未だしもアベレージ音量は低下してたが、力では言う事を訊いてくれないペダルなのが分り出してからは情勢が逆転した。
それでも暫くの間は「何か今無造作にしてたら一寸大きかったかな」と思っても、音色のせいもあって録音してみる迄は半信半疑だった。

ペダルだけじゃ無くドラムセット自体も古典的薄胴タイプのは、印象だけだと良く言やけたたましく無い悪く言や非力に感じられる。
特に叩いてる本人にはそう感じられるが、いざ録ってみたり遠くから聴いてみると正反対な事が多い。

これはSpeedkingがある程度手に負え出してから従兄の処へ自慢しにお邪魔してハッキリしたが、この件にはおあつらえ向きな事に彼の処のセットは厚胴及び一部深胴のでペダル共々現代系のだったのだ。
そこで普段自宅で演ってるままに叩いた処、無駄な爆音になって驚くやら草臥れるやら。

当初は部屋の残響が正反対なせいと思ってたが、その後毎週通い出して1年位経過する迄俺の耳は慣れられなかった。
ってより必要性が無い限りセーブする様に自然となってったみたいだが、どうやら自宅での練習の仕方がこんなのを引き起こしてたらしい。

ペダルがSpeedkingになるよりかなり前から、ドラムセットはレインフォースメント仕様のLudwigとなっていた。
このセットで良い音色が出る様にしようとすると、少なくともRock系では手抜きせず「ちゃんと叩かないと」駄目だった。

これはどんなセットでだって本来は共通事項なんだが、現代系厚深胴のになる程「ボロが出難くなる」のは確かだ。
手抜きで音量は落ちても音色はそんなに変わらなくて、単独演奏時だと殆ど気にならない。

これは後に今も休業中の別の仲間と3人で合奏する様になったらひっくり返っちまったが、従兄が単独演奏してる音は当時病み上がりなのにこんな音が出せるとは流石は先生だなんて思ってたもんだ。
実際叩き方の上手下手でかなり音色にも差は付くもんだが、それだって最低限音量が足りてて初めて有効化するのだ。

ペダルでもセット新旧の違いと同傾向で、誤魔化しが許されない点で古典系は厳しいとは言える。
が、どうせ本番が無忖度爆音楽隊なんだったら正直な方が却って親切なのである。

特にこれが真面目で練習熱心な人には影響大で、散々個人で温めといたのが無駄になる心配を排除出来るのだ。
敢えて音響の専門家として偉そうに!?指摘させといて頂くが聴力が健常であれば、Rock系等のドラムセットの至近音量はマトモな音量判定は人には不可能な領域だ。

でも達人達は現場で音を出し乍らバランスを取れるのはどうしてかってば、近い大きさのと「比べる」事は出来るからだ。
もっと原点的に言えば例えばDrummerとBassistが人も楽器も隣合わせに並んでて、バスドラとBassを同時に鳴らした時どっちかが小さいとか聴こえないとか…。

これがコロナ禍が無くったって日本じゃ環境等的に体験頻度を多くは持てないのと、過剰PA依存のお陰で極めて不利な条件下に置かれている。
今時生より練習環境を得易い電子ドラムがあるってのにわざわざ生で行くのなら、独りで演ったら凄い音・皆と演ったら聴こえなかったなんてんじゃ悲しいよね。

<つづく>

2020年5月12日 (火)

音楽備忘録279 バスドラペダルとフレージング24

今回は「ペダルが足に追付かない」なんてエキセントリックなのを掲げてスタートするが、普通は手だって足だって奏者の方が追付かなくなってるが…。
俺自身にしても手は基本的に全部😓・足だって殆どは何時も人の方が後れを取ってるが、Speedkingだと割と普通に出来るのが現代系ペダルだとそう行ってくれないのが1つ見つかったんだ。

それは俺言い「1足3連」(詳細は過去記事参照願)ってのとか、足首→脚の連続Doubleを演ろうとした際だ。
その主因を探るとビータ戻りの速さも少しはありそうだが、兎に角フットボードに爪先がヒットしてから音の出るのが遅過ぎだったからの様だ。

極端表現すると3連続だし速さも出そうとしてるんで、爪先が当たったらそれで音が鳴るより先にもう次を鳴らす準備態勢へ向かう様な足・脚動作をさせてる感じ。
でこれがSpeedkingなら爪先の接触感がOKなら想定通りに音が出てくれるのに、現代系では最悪時は足は3つつっ突いてるのに何と音はたったの1つしかなんて悲劇に見舞われるのである。

これの連打間隔を提示しとくと俺現状では、テンポは160位迄で4拍子系の6連符の半分分と云った処。
勿論バネ強もバネ凶だろうがこんな短時間になって来ると、どうも可動部全体の質量過大が不味いみたいなのだ。

重いとその分力が要るのもご苦労さんだが、これはまだ馬鹿力でも発揮させりゃちったあ補えるだろう。
どんな怪力でも通用しないのは「動き始める迄」の時間と、所謂「初速」の遅さと加速度の小ささだ。

例の如く交通系ので比喩してくが状況設定は、ヨーイドンでバスと人間で競争するとする。
スタート直後はどんな鈍足でも恐らく大抵何歩目か迄は人の方が先行して、その後はバスの圧勝となるだろう。

これで言えばこの奏法は「初めの一歩」で鳴らす仕組みなので、そこが速められなければ救いは無いのである。
しかも困るのはこっちがペダル君に最大忖度して速度を落そうもんなら、勢いに依るパワーが低下して足りるだけ鳴らせなくなっちまうからたちが悪い。

とは言えこんなフレーズは俺知りでは世界でもせいぜい10人位しか使ってないみたいだから何だが、鳴らせはしたとしてもこれより遅くて間に合うフレーズでも労力に差があるのは間違い無いと考えられる。
では足首→脚の連続Doubleの方ではってぇと、こっちはバネ凶の影響の方が大きい。

がそれ以上に響くのが「どれだけフットボードの奥で踏めるか」で、半分位はイメージだけにせよ「カカトで踏もうとする」からだ。
非連続であれば爪先がフットボードの後ろヒンジより前で踏めればOKなんで、フットボードの長さや使える範囲は大した問題とならない。

のが長く継続させたけりゃカカトもヒンジ前に入れられないと困難で、概述の俺言い「お邪魔プーリー仕様」なんかだとロングボードでも使える範囲が限定されてて無理だったりする。
これが平気だったとしてもロングボードでは踏み位置に依る負荷差が大きくなるので、バネが余程弱められないとやはり継続困難に至ってしまう。

これ等からすると現代系ペダルは古典必要最低限系のより、少なくともDoubleは演り難い物との答えになる。
ここで皆さんに問いたいのは「Single Stroke専用バチ」ってあるのかよで、あたかもペダルではそれが現代は許されてる様なもんじゃないかと。

俺は現代ペダルの方が悪癖を持ってるんだと吠え続けてるのは、こう云うのが原因なのだ。
今時はそんなに誰もがあらゆる奏法を駆使しようとはしてないみたいだから、大変気付き難いだろうがこれが真実だ。

「なるべく早期に皆さんSpeedking体験を」と連呼してるのはこれもあるからで、理想としては最初に踏むのがSpeedkingであると好ましい。
概述かも分からなくなっちゃってるけど実は筆者、生まれて初めてマトモにドラムセットを弄らせて貰った時のペダルが全くの偶然だがSpeedkingだった。

その後40年以上もずっとご無沙汰続きで意識としての記憶は無くなってたが、もしかしたらこの体験が三つ子の魂百迄となって何処かに残ってたのかも知れない。
この体験は従兄と共通の友人宅での事で当然従兄も同伴してたが、当時従兄はVocalistでまだ太鼓への興味は芽生えて無かったので殆ど触れていなかった。

もしタイムマシンが使えたらこの時へ戻って、無理矢理にでも従兄にSpeedkingを踏ませてみたい。
従兄とは従兄って位だから体の¼は「同じ部品」で出来てる訳で、得手不得手等の個人差があるにしても達人級でそこ迄Speedkingに違和感を覚えたって方が俺にはよっぽど違和感があるからだ。

最近は益々偏向報道も酷くなってるが、後で困るのは騙された方なのだ。
偏向現代ペダルでは足技育成に不具合が出ると思われるが、それをペダルメーカは一切補償なんてしてくないんだよ。

<つづく>

2020年5月11日 (月)

音楽備忘録278 バスドラペダルとフレージング23

前回提示した「古典ペダルに挑戦せよ」には他意もあって、これは今迄はどうも駄目だったからの前提も含めてみている。
何の事は無い現代一般環境から、一歩だけ踏み込ませてみただけの事だ。

俺はグズグズしてるのは好きじゃ無いからか単細胞だからか、従前はずっと効果の片鱗がすぐに見えない物には興味が無かった。
しかし従兄に依れば特にドラムでパワーやスピードを求める場合、急がず気長に構えないと他のより上手く行かないんだそうだ。

それがこんな俺でも実感出来る様になったのは極最近だが😓、出来ない内は全く想像が付かない様な処から出来る様になるからなのかも知れない。
体質次第で変わる可能性も大だが私体験では、速度を意識してたら何故か何時の間にかパワフルになってた等逆が結構多かった。

Speedking使用開始当初は実例があるにも拘らずパワーには期待してなくて、やはり現代比だと華奢なのがその理由だ。
何しろ体格も腕も本家達人には相当劣ってるんだから半ば当然の覚悟でもあるが、買ってすぐに壊したくないなんてのも正直あった。

それでいて色々捏ね繰り回した結果かから見えたのは、今更下らん話しだが楽器演奏と土木工事は別物でしたってな按配だ。
土木の方だって達人は最小の労力で最大の仕事を達成してるが、それ以上にこっちはホントに「コントロール命の世界」なんだなあと感じさせられた。

体験的に古典ペダルでパワーもスピードも一番上手く行ってしまったのは完全無意識の時で、全く予定も
無かったのに何となくサッと踏んじまった様な時だった。
ペダルで気付いてそれを手の方でも注意してみたらやはり一緒で、達人になる程何処の世界でも基礎練を重視するのはコレかぁなんて勝手に納得している。

尤もよくよく色々観察してみればよよかちゃんみたいな子供でもドラムでなら並み居る屈強な大人より爆音が出せてて、それからすると鍵を握ってるのはある意味すばしっこさらしい。
ここで速さと表現しなかったのはその質に条件があるみたいだからで、どんなに速くても速度の為以外の力が入ってたら駄目なのである。

それからすれば勢いだけ凄くて大人よりは大抵非力な子供の方が向いていて、体の軽さを補って余りあると考えられる。
重い程動かすのに力が要るし、どんな怪力でもどうしたって動き始めは軽いのよりは遅めになる。

但し一度動き出すと慣性モーメントが大きいので、どんどん加速して行き易い。
何れにしても簡単に動かせればそもそも力は少なくて済むし、そうじゃ無い方だとその代り今度は止めるのも大変な位となっている。

これらを総合するとどんな体の持ち主だろうと、必要最低限の力しか込めないのが瞬速には相応しい様だ。
これに対して道具側で重要となるのが動かす為のパワーの程度で、極力「自分の体を動かすだけ」以上の力が要求されぬ事であろう。

この条件を満たすにはバネ強さ・可動部の重量等が小さいのが先ず向いてるが、その他にも与えた力と勢いをそのままの形で皮をぶつ所迄伝えてくれるかどうかだ。
手の方ならバチは手で直に持ってるからその反応は手応えとして伝わって来るが、バスドラペダルの場合はビータと足の間にメカが介在している。

ここで余計なお世話を焼いてくれると、例えば初めの内は踏んだのよりパワフルで快適なんて思うかも知れない。
しかしそれでは反応がリニアじゃ無いから、何時まで経ったって「正しい足加減」ってのを知る事すら出来ないのだ。

せめて手の方も同じタイプのペダルでも使って叩いてるんなら良いが、手は分かり易過ぎで足は分かり難過ぎじゃシュール過ぎやしませんかねえ。
古典ペダルを体との一体感がみたいに語られてるのは多分この事で、素手でだったら自分で動かせる限りはそのフレーズって全部出来るんだからさ。

<つづく>

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