音楽

2022年1月20日 (木)

音楽備忘録889 ケーブルの話し③

ケーブル接触に依る雑音混入の続きになるが、インピーダンス次第で影響度が変るのへフォーカスして行こう。
オーディオ系由来の高級ケーブルの俺的には失態、又しても「分断化」がその根底にあると考えられるのだ。

現代では電気楽器以外でハイインピーダンスのなんてほぼ絶滅してて、故にこれの実体験が無い≒ハイインピーダンスの使用実情を知れないにほぼ直結している。
その中でも特に「ハイインピーダンスのままじゃ無いと困る」理由が最大の焦点で、具体的にこの苦難に一定以上直面しないと脳内で理論を凌駕するのが困難な様だ。

何せあらゆる所で低雑音化と伝送の質を上げる為に、長年苦労してインピーダンスを下げて来た膨大な歴史があるんでね。
電気屋的にはわざわざ不利な旧式のを非推奨とするのは当然で、俺言い「電気楽器音響学」とか「電気楽器音響理論」ってカテゴリの概念すら日本じゃほぼ未普及だしさ。

だが本来なら汎用電気理論の他にどの分野でもそれ用のスキルがもっと要る筈なんだが、中身じゃ無く学歴だけで履歴書すら読み飛ばしてる有様だからな。
結果的に近年本邦ではどちらさんでも相応しい者が担当してなくなっちゃって、業績が振るわなくなるのも至極当然なんですがね。

だからってこちとら時には死活問題になるんで迎合なんてしてらんないが、音色が変わってもローインピーダンスにして構わんなら一気に解決しちまうだす。
管球式以外のオーディオ用のケーブルだったら、接触に依る雑音混入は末端順位の要件になってくれる。

但し例外が皆無な訳では無く、Micやヘッドホン・イヤホンでは例の俺言い「糸電話効果」が残存している。
つまり電気的に無関係になってても物理的な方が残ってて、これもハイインピの件と近い位そこそこ大事なのにアナウンスが僅少だ。

これも含めここからはパート別の必要条件へ進めてくが、楽器では系統次第で混在してる処が他と違っている。
先ずは条件の変動がほぼ無い方から行くが、歌・Drum・打込み等では殆どオーディオ用のと同じに考えて構わないから現代では楽ちんグループだ。

Drumには大枠で生のと電子式のがあるが、大昔の極一部の電子パーカッションを除けば方式が違ってもインピはローのばかりだ。
インピはほぼハイ側固定にはなるがGuitar・Bass類も、特殊なのを除けば楽器用Ampへ繋げられる都合でそう思っときゃ良い。

厄介なのは鍵盤系で、特に所謂マルチキーボーダーの方はロー・ハイ両方のの常備が必須だ。
奏者的には鍵盤のタッチとか機能の違い程度に感じられるが、機械的には異常に巾が広いんですよ。

中でも電気楽器系のがややこしく、設計時期等で「繋ぐ相手」の想定が違ってたりするからね。
例えばもう全く作られなくなって久しいけど、YAMAHAのCPシリーズ(エレアコ方式の)みたいなのはそんなにローインピにはなって無い癖に繋ぐ相手はハイのの想定になってない。

Fender Rhodes等の所謂エレピは真空管Guitar Ampに繋いだって何とかなるが、CPでそれをしちまうと本来の音色は殆ど得られなくなる。
要はエレアコタイプだからなんだろうが、エレアコでもGuitarのだったらGuitar Ampへ繋がれる想定が殆どので一応はされてるんだけどね。

音域の広大さや登場時期のPAの様式(鍵盤系はPA出し)もあって、そうしといた方が便利だったんだろう。
かなりカビ臭い余談になるがそんな中Nena(Band)のヒット曲のシンセが、Ampに繋いだ様な音にしてあったのがその当時は一寸斬新だった。

尤もかなりLo-Fiになっても珍しゃOKと考えての事かどうかは知らんが、鍵盤奏者の一存で選択出来る様な代物じゃ無かったよ。
今時先ずそんなお間抜けさんは居ないとは思うが、知らず考えずに不一致ケーブルを使ってるせいで「アイツはロクな音がしない」なんて思われてたら不幸ですわよ。

<つづく>

2022年1月19日 (水)

音楽備忘録888 録音でのプロとアマの違い⑨

既に色々記した後でとは正に杜撰だが、プロとアマの最大差は手早さなのを思い出したので○×△□…。
世間的印象では「このアルバムには3年も掛りました」なんて方が印象深いが、単に弾く・録る・混ぜる等にそんなに時間を掛けたりゃ先ずしてねんだ。

って今一承服し兼ねるとしたら少なくとも必要とあらば、幾らの準備も無く何時でも手早く水準に達したのを提供出来るって言うべきかな。
以前にごく普通の生活をし乍ら全く普通じゃない音を継続的に出せるとも記したと思うんだけど、↑が会得出来てないと安定した活動なんて続けられないんだす。

その最大要因はやはり期限でして、ビジネスとして自分達以外の人のお世話にもなる以上は決め事はどうしたって必要なので御座居ます。
ベテランの大御所ともなりゃ傍目には全く自由に振舞える様に見えたりするが、会社の稼ぎ頭になると社員の給料を確実に捻り出さなきゃなんないす。

すると新作を出せないならその分Liveを演るとか、各種イベントその他へその分沢山参加するとかしなきゃなんないす。
そりゃ契約内容次第では「出来たら持ってくだけ」なんてのも皆無じゃ無いが、それが可能なのは他に充分な資金源なり別事業をやれてたらの話し。

それ以前に既に大御所になられてるなら兎も角歴だけ長くたって俺みたいな末端君では、仕事単価がひもじいんでそんな呑気にやるのは全くの無理ゲーでごわす。
或は歴が浅いとやはり実績の蓄積量に乏しいんで、発注側は万一駄目だった際のマージンを多目に確保しときたい。

これ等事情から理想はクウォリティの高さ一点なんだけど、現実的には期限尊守とか急に頼んでも待たされずにこなしてくれるって方が優先になってんだわ。
若い頃は「大きな間違いさえ無きゃどうでもいいからサッサと終わらせて」なんてのには、強烈な抵抗感と尊厳の侵害を覚えたもんだがね。

今 時を経て冷静に分析するとそんな言い草は不適切だが、1つ演るのに時間が掛かればその分演り直す時間が減ったり出来なくなったりするんだよね。
どんなにポテンシャルがあったって完成に漕ぎ付けられんと、その一端を世間に知って貰うのすら出来ない。

なので上手く行けばベストってより、下手してもベターが先に必要になっちゃうんだ。
だからってベターだけで満足しちゃったら伸びしろがあってもそれを刈っちゃうから不味いけど、プロになれるのと上手なプロになるのは一寸別って事なんすよ。

又人間が日常的にやってくとなると体調やバイオリズムに波があるのが普通なんで、言うなれば「氷山の一角だけで飯が食える」状態の構築が必要と。
この件で私的には注意すべきと思うのは、ミスっても平気なLive時と正規録音で差があり過ぎたら美味しくないって処かな。

俺知りでこれを正攻法で最も上手くやってのけたのがBeatlesで、性悪政府に騙され切って修正しまくる何処ぞの国の今とは正反対でごわす。
曲を聴かせるのに無問題だったら敢えて直せるのをそのままにしといた体で、仕事をよりやり易くする為に余計なハードルを上げない為の作戦だったとも言えるんじゃないかな。

一方で当時対極にあったのがThe Monkees、ファンのキッズ達にはバレない程度にアテ振り(但し楽器のみ)。
だが今の口パクラーとは別物で元はTV番組の役者としてだけの登用にも拘らず、半分は歌手等のタレント残り半分はミュージシャンとして既にプロデビュー済みの人達だった。

今みたいなバーチャル加工が不可な当時としてはそれだって立派な紛い物!?ではあったが、歌は丸々本物だし一寸だけ弾いて見せる位は朝飯前だった訳だ。
素人に対してはハイパー加工があるとどんな偽物でも構わんかもだが、業界内→舞台裏の時点では今だって「加工前」しか無いんだからやっぱりマージンが要るのはホントは変わって無い筈なんだけど…。

<つづく>

2022年1月18日 (火)

音楽備忘録887 RockのスタンダードⅡ➐

今日は一応「歌物Rock」に絞っとくが、Snare音色とバスドラのフレーズについてだ。
元は個人の趣味性から気になり出した本件だが、近年本邦でその利点迄軽視され過ぎてるのに抗いたくなっての投稿だす。

俺言い「無為なドンパン節」(つまり意図してそれが成立してるのは除く)だと音色アピール位しか余地が無くなるから、Snareを中心により目立たせたいって心理が働いても仕方無かろう。
単に流行りだとかそんな程度の事かも知んないがそんなんするより前に、RockとJazzやClassicとの違いを気にして欲しいんだ。

それは奏でられる音量とか強さの割合で、Snareって弱く鳴らせば響線(スナッピー)主体の音になるのは今昔やジャンルの影響と無関係だ。
なのでフルストローク頻度が低ければどんなに派手な音色設定をしといたって、実際に悪目立ちする部分は限定的になるだす。

ってのの裏を返しゃ歌物でバンバン沢山フルで叩くなら、目立たせ過ぎはお邪魔虫となり兼ねないのをもっと考えなきゃね。
一方でこれが第2のポイントになるが、ほぼどんな歌とでも音域の全く違うバスドラならもっと沢山鳴らしたって↑の心配は僅少だ。

これに着目した最初が個人的にはRingo氏辺りと感じられ、それ迄の「小細工するなら手が中心」から脱却したのもRock固有の特徴じゃないかと思ってんだ。
Beatlesはシンプルとずっと思ってて間違いでは無かったけど、後になってメジャーデビュー寸前の音源が聴けた時かなり違和感を覚えた。

少なくとも当時のポピュラー系としては音数は多くアンサンブルも複雑で、それを直後のLove Me Doでは極限迄単純化させてたんだね。
どうやら「盛り過ぎて失敗」かと自己反省でもしたらしく、若造の想い付きによる安直な盛りへ一遍リセット掛けたんだな。

誰だって何かやっと出来る様になったら早速使いたくなるもんで、成長期にはどんな分野でも起こりがちな現象ですわ。
処でバスドラだって音量的にはアンサンブル内で最大になってんのが多いんだから、下手に乱打すりゃ邪魔になるんじゃって疑問にお答えしときますね。

確かに曲やフレーズと合致させてなかったらその懸念はビンゴだが、他ジャンル比だとRockだったら最もそうなり難い背景ってのがあるんすよ。
それは伴奏の音域が低い方へ偏寄してる処で、低音域だからこそ少々乱暴にガンガン鳴らしてても何とか人が堪えられるんだす。

音のエネルギー量は音程の低いの程大きいんで「運動会の次の日の筋肉痛」みたいな疲労感は拭えんが、黒板やガラスを擦った「キ~」みたいに一瞬たりとも我慢してらんないのとは質が違うでしょ。
より聴者への低負荷が求められるPops等よりゃこの許容値が高く取れるのからすると、差し詰めハロウィンの日は普段より変態扱いされずに済むコスプレイヤみたいなもんなのよ。

まあだからって素質的に足より手が得意なのを無理に曲げたりゃせんでええけど、それならせめて手が悪目立ちしない様な配慮位はしといて欲しいんよ。
それと内容は次回へ譲るけど録音の仕方とも密接な関係があって、On Mic収録って現場人耳平均より余韻が長く大きく録れちゃうもんだかんね。

バスドラだってノーミュートでオープン踏みがデフォのジャンルだったら、やたらドカドカしたら訳分んなくなるけどさ。
とどのつまりは単にバランスの問題ってだけなんだがね。

<つづく>

2022年1月17日 (月)

音楽備忘録886 纏めて録るかバラして録るか?⑩

何時迄続くか分からんコロナ禍では一発録り(纏めて録る)のはより困難化してるが、分割するにも色々と条件ってのがあるんで一部概述だが今回からこれに特化してこう。
比較的簡単に気付けるのは休み部分の多いのとか、途中から登場するパートを後回しにするのだが…。

私的にには丁度今直面してるのもあって、それ以外で気になるのがバランスの問題なんだ。
技術面だけなら後加工でも補えはするが、表現やらニュアンスやらも含めると演奏以外の他力本願にはかなりリスクがあるのよ。

それ何ってアンサンブルバランスのハーモニーや、曲のコード感の維持についてなんす。
その中で複数入ってて構わん物ならどうって事ぁ無いんだが、基本的には継続して同じのを入れとかないと変になるBassの扱いがさ。

過去’70年代の米作品のMixでは堂々とFaderでバランス変えちゃってるのがあって、例えば歌バックでは控えといたのを楽器Solo部ではガクンと大きくしちゃってたとかだ。
そうして録られた作品をLiveる際にもFader弄ってたかは様々だった様だが、BassだってSolo部とかLeadを取ってる部分でだけならまだ良かったんだけどね。

家で聴く分には兎も角、それをカーステで掛けると結構困らされたりするんだわ。
燃焼機関(エンジン)やロードノイズ(主にタイヤと道路の接触音)って低域が主体なんで、正規のオーディオ理念には反するが「聴こえる処迄音楽側の低域を増し盛り」しとかないと淋しくなるじゃない?。

これの面倒なのが大抵はずっと一定速で同一路面状況が続いてなんかくれんので、辛うじて聴き取れる⇔うるささや過多に耐えられるのの間を取る事となるす。
それには途中で急変されては迷惑ってもんで、録りや混ぜに関わらず再生装置・環境差に対しての究極の課題ではあるんだけども。

って随分お客さん忖度かったらそれも無か無いが、提供する側として↑の小さいサイドは最悪聴こえなくなっても構わんって覚悟をしとかなきゃなんないでしょ。
それもBassがお留守になっても和声に悪影響が無きゃの話しなんで、Rock系みたいにお留守厳禁の編曲のだとそれじゃあ不味いやね。

勿論編曲から予測して加減して弾いてはいるんだが、特にバスドラが大きく鳴る箇所で埋没するケースが後を絶たない。
って太鼓から先に録りゃ良いんだが、現況では従兄の意向でそう出来なくて。

尤もDrumファーストでも太鼓の広大なダイナミックレンジに、電楽器如きでは対応し切れない事もままあるがね。
Baasistとして努力の報われに欠損が出るのも惜しいが、それより問題になるのが和声の崩壊なのよ。

これに対する安全策はBassを大き目のMixにするのが一番だが、太鼓大き目バランスにしたいとなるとこの効力は弱体化しちまう。
故に不完全であろうと録るに際し予測精度を深めようとするんだが、リアル合奏体験抜きだとより厳しくなる。

とは言え無対策で只弾き易さにかまけててはもっと酷い事になるんで、無駄骨になるかもを覚悟してでも「曲としてのダイナミクス」は大いに意識しとかんとね。
これ確かに後加工で細工出来る様にはなったけど、「強い大きい箇所の方がヤワな音色」なんてなっちまうとやっぱ変だもん。

更に駄目押し付記しときゃ音色次第で認知度に差も出るんで、弱く弾いたのを基本的にレベルだけでバーチャルフォルテ化するには大巾な増し盛りが必要になる。
んでそんな真似すると今度は他パートを隠蔽する可能性が出て来たりするから、最低でも「弱くは弾いて無い音色」になってないとこの手は困難だ。

リアルアンサンブルで演り慣れてる曲だったら無意識でも自然とバランスさせられたりもすっけど、ホントの新曲だと非コロナ禍で頻繁に合奏出来ててもそこ迄には到達出来て無いケースも少なくないんでね。
この面からBassistは、最低でも「Band内のプチ編曲家」であるべきなのが要求されてるって寸法あるよ。

<つづく>

2022年1月16日 (日)

音楽備忘録885 Drumハードウェアへの私的妄想&現実的解決策➒

予算と根性不足から今はアイデアしかほぼ提供出来ない超低責任状態だが、ラックでのCymbal鳴り対策が色々浮かんで来たんでそれを。
その前に最近はバスドラにもラックにも「乗って無いTom」を散見するんで、それについてから。

共振の面ではCymbalと関連があると思えばこそなんだが、Drumset足回りの交通整理が一番の理由なのかな。
シンプルなセットだとラックも足の形状に依っちゃ案外無駄な場所塞ぎにもなるし、Tomの邪魔にならないCrash位置を保持するにはCymbalとの抱合せは良いアイデアっぽい。(もしズレる時ゃ必ず一緒になるんで
)

これだってもし見た目や音が嫌いだったら没だが、やるやらんは別として少しでも知識は多い方が良いと思うんだ。
その他の利点としてはゴツめのStandにし易い点で、2本だとつっかえても1本ならほぼ心配無くなるもんね。

けどこう云うのってラック使用のCymbal Standにも幾らでも余地はあるもんで、改造や魔用ほぼ不要のから記して行こう。
処で書き漏らしてたが俺が主に想定してるラックは元祖タイプので、足が縦にしかないタイプだ。

横向きがあったら駄目って程じゃ無いが、縦足オンリーで自立させられるには真上から見たらコの字型とかにしとかんと無理だからね。
逆T字型足のは囲われ感が無いのは良いが、捉え方次第ではラックじゃ無くて「大胆に横幅の広いStand」とも看做せるじゃん。(大分無理筋かも知れんが💧)

では先ず独立Standに近付ける手段としてパイプ長さに着目すると、①わざと遠くからにして長さをより稼ぐ。
ゴツ過ぎるのだとチャラになっちまいそうだが、短いよりゃ少しでも長い方が弾力が増すのは確かだ。

一般論からしたら安定性を低めるだけだが、現況で最長になってなきゃ即座に少しは試せるぞ。
恐らくわざわざ最非効率にしようってんだからとってもヘンテコなルックスにゃなるだろうけど、取敢えずは長さで違うかそれがどれ位かが知れりゃ良いんじゃねっと。

②は俺言い仮称「Trombone式」でかなりアホっぽかなるが、ラックからの縦軸を一旦地面近く迄行かせてから折り返すとか。
これを試すにはパイプとパイプ連結部品の追加購入等を要すが、まだ改造や魔用(ここでは想定用途外の使用法)の必要が無い。(単に非効率にするだけだから…)

奥の手!?の③は影響が多岐に渡っちまうが、ラックの横軸位置を地を這わんばかりに下げてしまうってのだ。
発想としては地面がラックの横軸になっただけってイメージで、万一これの音に文句がある奴ぁ金属パイプ等で組まれた舞台は絶対拒否れよ…なんちゃってね。

屋外イベントの仮設舞台には現にそんな構造のが多いんで、ラックを使わなくったって「引き籠り専門Drummer」じゃ無い限り近似条件が何時か何処かでその内強要されますぜ。
続いては長さ不問でパイプの重量と硬度へ焦点を当ててくと、実は独立Standよりラック利用の方が選択肢は増えるんざんす。

宅でも経費圧縮も兼ねてMic吊下げ用の縦軸は、突っ張り棒式カーテンレールだとか本棚に付いてたヤワなパイプとかを魔用してるんだ。
これの発想元はラックとパイプを締結させる部品に軽量フリーサイズ(軸径)のがラインナップされてたので、Drum規格用のより廉価だったのが駄目押しになっただす。

現況ではパイプ強度がチープ過ぎなんでMicが無駄にプルプル揺れちゃったりしてるけど、録ってみたら俺程度の腕前では何の不具合もなかったんでそのまんまになってるよ。
まあこれは超高域を濁らす可能性が高いんでわざわざする価値は無いけど、専用のだけで買い揃える呪縛から放たれればかなり発展性を秘めてる一例としてね。

<つづく>

2022年1月15日 (土)

音楽備忘録884 録音でのプロとアマの違い⑧

オッサンしつこく球球言いはるけど明瞭度一択にそんなの要らへんなアナタ、結構そうでも無いから執拗に吠えてるのに気付いとくんなはれ。
これ確かにパート別単独で聴けばそう感じても仕方無いんだけど、アンサンブル全体で聴くと俺言い「忖度戦法」には絶大な副作用があるんでおま。

俺忌避「現代本邦劣化J-POP」で不毛の音圧競争に陥ったのにも大いに絡んでて、↑の忖度戦法は他の犠牲の上にしか成り立たない明瞭度だからなんス。
古い録音の程コピーとかの為に聴き取りするのには難儀させられがちだが、実は近年本邦のでも案外よく分からない箇所ってあったりするぞ。

ではこの件の分析を進めてくがそうなるのが昔のは主に記録洩れで、例えば非BrightなBassのローエンドがあまりにも生より拾えなかった等に起因してるのが多い。
コレ明瞭度の基準が現代と異なるのも要注意で、かつてはどのパートにも所謂「エッジ」が求められたりなんてして無かったんだ。(そもそも充分に記録・再生するのが不可能だった)

音響関係全般が未発達だとなりゃどの段階どの方法でも、先ず瞬間的な音はそのままは扱えない。
それが録音に限らず生演奏ではもっと顕著になってた訳だから、もしかしたら60年以上前の世界へタイムスリップしたら皆から「音のエッジって何?」って不思議がられるかも知れんよ。

特に生楽器では無響室で至近で耳にする以外、現代的な録音物でのエッジ音に近いのを聴くのすら不可能だから。
つまり極論しちまうと「現代的エッジ音」ってな一種の捏造物とも看做せ、今だってそれ用の少し特殊な手段を使わなければ実在しない存在なんすよ。

そりゃ「浮気は文化だ」みたいな観点に立ちゃ盛り文化の1つではあるんだが、デジタル合成等抜きだとアニメ化は可能でも実写化は無理な映像世界みたいなもんなんよ。
さてではこの時点で敢えて盛り文化発祥の謎!?へ迫ってみると、結局はリアルにだけあってバーチャルでは得られない弱点の補填なんだわ。

んわ兎も角ではエッジ以外に分別要素が無いのかったら全然で、寧ろエッジが提供出来る要素って殆ど発音タイミングだけなんだよねぇ。
共通最大の分別要素ったら何たって音域に敵う物は無く、しかし近接してたり被ってると効果が薄れたりするけどね。

キリが無くなるから本題へ戻すが、そんなだからBassだったら必然的に先ず低域の状態をコントロールしようと思う人が主流になんねん。
これへ人間味溢れるエゴ!?も追加してやりゃ、何しろBassでは低域に最も敵が少ないしね。

現実的には周囲音質の変化からも高域は無視出来難いが、優先順位は不変のままと感じている。
私感としては顔立ちみたいなのはエッジ音の方が貢献してくれるが、「居るか居ないか」では低域に支配されている。

「エレキBassはどれだ?」と探せばエッジ音が無いと見付けにくいが、「ルート音は何?」って聴き方をすると少なくとも「低域の予想が付く」音が入って無いと分からなくなる。
差し詰め個人の特定とアンサンブルとしての配役のどっちを優先するかみたいなもんで、最近のは誰が何を奏でてるかに拘り過ぎてるのかも知れない。

Cymbal等の元から高域主体系のと比べると、所詮Bassなんて音色的には目立ち難い存在なんだ。
だから個性も単体音色より先に内容に求めるのが相応しいし、その方が効果的なんすよ。

強いて他の解決策を挙げとくとすれば、他パートの低音過多を駆逐する事かな。
単体聴きするとローもハイも忌憚なくワイドレンジな方が美麗だが、実際にアンサンブルになるとその全部なんて聴こえなくなってんだ。

流石に私的には’70~’80年代のLAサウンドみたいに低域を必要最低限迄絞る気にはなれないけど、高域だってそうだが楽器が一定数を超えると全員常時主役ってのは無理がある。
こんなの他力本願みたいで情けなっぽいが、アンサンブル全体のバランスの為には元々必要且つ重要な視点なんすよ。

<つづく>

2022年1月14日 (金)

音楽備忘録883 RockのスタンダードⅡ➏

では前回の続きだが最後部のボヤキを、より分かり易く変換するのから行ってみよう。
私感ではあるがDrummerって内容がキャッチーな人が、
他パートの人と比べると 割合が少ないなとずっと感じてたんだ。

特に小編成だとDrumのみが殆ど音程を扱わない特殊性からかもだが、確かに安易にキャッチーさへ振ると他のよりチープで浅はかな雰囲気に陥り易い。
俺自身Drummer耳の成長するにつれ、昔評価してたのの中に今だと稚拙さを感じる様になったのが出て来たりもしている。

しかしこう云うのってその世界固有の価値観に過ぎず、アンサンブル全体の観点からすると一種のナルシズムとなり兼ねないんだ。
お前兼業だからそこだけの評価が低目でも耐えられるんだろう、こっちはコレしか無いんだからそれじゃ困るんだって?。

確かに特に日本じゃそんな側面は無視出来ないが、表面上深みには優っててもそっちへ振った時の副作用への認識不足は大問題でもっと深刻なんすよ。
独自性とか個性の生成にはベーシックが複雑なの程不利で、どうしたって柔軟に弄れる箇所が減るからなんだ。

にも拘わらす何故技術至上主義みたいになってるかったら、一時期わが国は世界一の工業国だったからなのかな。
世間の関心事で新しくて高度な技術で儲かったみたいなのが主流になってると、音楽だってそんな部分の目立つのの方がウケが良かっただろうからね。

けどポピュラーミュージックってな系統的には「アイデア商品」方面の代物で、本質的にはこんなのとは逆の面に優れててそこがウケないと仕方ないもんなのよ。
極論しちゃえば「幾らでも平気でバカのフリが出来る人」にしか、Rockをやれる資格が無いとでも言っちまおうか。

この件の象徴としてもCharlie Watts氏の本邦での誤評価は致命傷で、彼はプロのJazz Drummerとして最低でも平均以上の技術を持っていた処だ。
Ringo Starr,Al Jackson Jr.,Mel Taylor他も完全にこの口で、実は技に余裕があったから思い切って切り捨てる事が出来た人達だったんよ。

コレ単純でテクレベルは低目のフレーズでもその精度を突詰めようとすると氷解して来るんだが、16分音符が叩けん奴だと正確な8分音符は叩け辛いとかに表れてんだ。
単なる練度とかより分解能が高かったら、ズレた際にそれがいとも簡単に分かっちゃうでしょ。

人間シーケンサの分解能が8だと今のと次ののどっちに近いかで判定が下されるんで、16分音符1個分にギリギリ満たなかったらセーフになっちまう。
だがもし脳内カウントが無意識下で32分音符だったりしたら、どんなにいい加減に取り組んでたって32分音符未満のズレじゃないと認可が自然と降りなくなるやん。

コレⅡで例えば16Beatの曲で正確な4分音符を叩こうとすると分かる筈なんだが、叩くのは4分でも脳内カウントは最低で16分にしとかないと合せるのエライ大変やでぇ。
つまり肉体的には細かく多く鳴らす方が負担が多いが、どのタイミングで鳴らせば良いかに関しては真逆になってんだよね。

↑で挙げた中でRingoは特にガードが堅くて!?未だに尻尾を全く出してくれんが、その正確さからすれば少なくとも頭は超ハイレベルできっと前か後ろかどの位どっちにズレたか常に認知出来てるんだと思うんだ。
又この件は誰かがとても細かい音符を弾いてるのとどれ位余裕でシンクロさせられてるかに表れるから、オーディション時等にはそれで判断を付けられるよ。

斯様に素人考えだと耳に単純な程演り易そうに感じられるが、実際にはシンプルにする方が大変な事も少なくないんだ。
他パートでも限られた音数で魅力を出すのに腐心する事があるが、Drumの場合はそれ処じゃ無かったんっすよ。

<つづく>

2022年1月13日 (木)

音楽備忘録882 ケーブルの話し②

さて前回の流れから今日は使用中に動く電気楽器に相応しい、ケーブルの要件を整理してみよう。
普通先ず気になるのは音質や耐久性だが、併せてワイヤレスにも少々触れとこう。

俺自身は表向きは望まぬインピーダンスの変化・内実は貧が為、幾らも大人しくしてられない癖にワイヤレス機器は未だ未所持が続いている。
一般的なストンプで歪ませてるならインピ案件はほぼ無関係になるが、録音で使えない(若しくは使わない)のより両方に使うのに予算を回さざるを得ないしね


それでいてある理由から自分からは所謂高級シールドを全く買わないんだが、これこそが今回の話しの核心なんだ。
前から薄々気付いてはいたが仲間の大盤振る舞いから、その類のを貰ってより確信が持ててしまった。(大変有難かったですが…💦)

頂いたのはどれも超高性能な優れ物で、誰にでも直にハッキリ分かる程音質の良い物だった。
だがフトしたキッカケが元である不都合が判明し、折角の優れ物も使用時を著しく限定する様になってんだ。

勿体付けずにそろそろそれを晒すと、接触時にそれが雑音として入ってしまうからなのだ。
当初は以前述「糸電話効果」でPUに伝わったのかと思ったが、試しにケーブルだけを繋いでそれを指先で弾いてみたらしっかり音が出ちまうじゃありませんか。

万一劣化が原因でそうなった可能性もあるんでネットを漁って調べてみると、この手のケーブルの開発経緯にある共通性があるのに気付いたんだす。
それは源泉がオーディオ系だった処で、あちらでは伝送特性に特化して磨きを掛けるだけでさして問題にならないんですがね。

人がぶら下げて使う楽器とかだと完全静止状態になんて滅多に無いんで、動いて音が出る可能性のあるのの方がもっと困るんすよ。
電気的に伝わりが良い材(ほぼ金属)って高純度高密度になるんで、そうすっとCymbalや音叉等それ自体からして「良く鳴る物」になっちまうだよ。

実際に曲げ強度も強めになりがちで、その面でも不自由を来す事もあるしね。
これって良く思い出してみればMic用のケーブルでも同傾向があって、置いとかないヤツにはケーブルの柔かさの方がもっと必須なんざんす。

ここで重要なのがケーブルの外装と芯材の両方が一定以上に柔軟である事で、主に外は俺言い「糸電話効果」への芯材(電線)は俺言い「接触鳴き」の耐性に寄与してる。
エレキみたいなハイインピーダンスだと接触音の根絶は原理的にどうせほぼ不可能ではあるが、どの程度伝えきれてるかよりコン・ポン・ボソみたいなのは誰にでも一発で分っちまうやん。

なので常時最良の環境下で演れる人なら兎も角、狭隘でゴチャ付いた所での方が多い俺みたいなのには伝送性能特化品はマッチしてくれへんのどす。
この件海外でだって一寸そんなだが、私的には日本で楽器音響界が不当に低く扱われてるのも大いに災いしてると感じられるよ。

かつて若い一時期にはカタログスペックの絶対値を盲信したりしちゃって、米のより日独ののほうがどれも優れてるじゃんなんて悦に入ったりもしてたがね。
想定範囲の広さみたいな点で多民族国家の強みが自然と出たのか、何故ずっと米が世界を席巻してるのかの一端が垣間見えた様な気もすんだ。

趣味性とか風情みたいな面では欧州やアジアののほうが味があって好ましいが、井の中の蛙になり過ぎるとそれすら活かせなくなるのでね。
只これにスポットを当て¥数万の高級品と一緒に公開実験するにはかなり勇気が要りそうなんで、弱小発信で広めるのも厳しそうだ。

なるべくなら暗黙の了解みたいに水面下の知識にはしたくないが、だからって購入者だけが不具合を負担するんじゃ癪に障るんだす。

<つづく>

2022年1月12日 (水)

音楽備忘録881 纏めて録るかバラして録るか?⑨

さて今回のは若干本項⑦の蒸し返しっぽくなっちまうが、グループ(若しくは録音時の人数)と必要パート数の問題についてだ。
少ない目なら補填に多い目ならお休みの宣告に苦慮させられたり、中々常にジャストフィットとは行かないもんだ。

俺は小編成の特に最小のトリオ体験が多かったからかはたまたコロナ禍のせいか、或は加齢でか分からんが最近は大編成に対する羨望が強まったりもしてる。
だがコロナ禍じゃ無くても資金も含めた運営が難関で、その中から私的気付きの幾つかを提示させて頂こう。

1.作編曲者が全員か否か
実際の負担割合は変動があって然りにしても、全員で作ってたなら単に演奏だけお休みって事で済む。
或は真逆に1人の天才を他の皆で支えようって趣旨なら、幾らも弾かなくて均等割りの経費を払う事となっても抵抗は無いかも知れない。

だが一定以上の人数でチームを組むと必然的に分担が細分化するんで、文句の出難い状態を維持し易いのは下世話だが結局は財力に帰結したりもしてしまう。
上記後者のも考え次第では才能を一種の財産とも看做せる訳で、打算的に過ぎるかもだが人の心の欲に自然に対応させるには必要な際も少なくないと思うんだ。

自称貧キングが突然妙なのを言い出してる様に思われるかもだが、急遽の出費が非対応だと先に考えとくしか解決策が無かったんよ。
この件本質は気持ちの問題であってお金じゃない筈だが、少なくとも資本主義社会では何を実行するにも先ずは「先立つもの」だし。

気持ち重視であればこそ飽く迄個人の見解やが、せめて金銭面での不平等感位は退治しときたいと思うんだ。
曲の出来栄えを最優先にすると出来た曲次第でパートや編成の人数の方は、弄れないし弄るべきじゃなくて融通が利かせらんないんだから。

2.本邦Rock系では編曲に対する認識が希薄
これは手前味噌でずっと虐げられて来た!?からちょいとナーバスにもなるが、演奏力と編曲力を分離して捉える力に劣った輩のなんと多い事か…。
小編成且つ低力量の内は演れる手段に乏しいんで気付け難くても仕方無い側面もあるが、カバーをする際にはとてつもなく大きな影響が露呈する。

近年本邦では不適切な著作権の事情もあって他人の曲を演るのが激減してるが、編曲を学んだりその力量を上げるには由々しき問題と考えている。
それ以前から概知の曲だと編曲や演奏のボロが露呈するのを嫌った面もあったかも知れんが、カバーから逃げ捲った処で「バレるタイミングを一寸遅らせる」効果しかおまへんでぇ。

悪い意味で自作曲に拘り過ぎてる方に是非お伝えしときたいのが、こんな一種の過剰保身って却ってブーメランになったりもする処でゲス。
実は曲はそこそこの出来なのに、劣編曲のせいで低評価されてたら勿体無いしね。

まあ曲自体への興味が強いとどうしたってそれ以外の部分のは薄くなるもんだけど、作曲・編曲・演奏と場合に依っちゃその録りってのは全部表裏一体でセットになってる物ですんでね。
不特定多数に対して最も有効なのは一点豪華主義では無く、各要素のレベルバランスの良い物の方だ。

上記2点の解決策の1つとして、不要人員の追放にバラ録りもある訳だ。
只弱点としては活動初期のLive時に苦労させられる処や、リアルのアンサンブル経験値が殆ど稼げなかったりする。

しかし又々私的ではあるがそもそもたった1つので、各スキルアップを賄おうってのも虫の良過ぎる話しなのよね。
上述の如く作品尊守にはバランス優先になるが、どれか1つだけを追及するにはそこのレベルは高い程良いやんか。

それからすっと録るののバラのみならず各分野のレベルアップの取り組みにも、ある程度バラして考えるのがどうせ要るんじゃないのかな。
大体に於いてどの世界でも兼業で失敗とか弱点が露呈するのって、本業じゃないんだからこの程度で良いやなんてするからだろうから。

<つづく>

2022年1月11日 (火)

音楽備忘録880 録音でのプロとアマの違い⑦

では研究価値のありそうなのをこれから提示してくが、今回は機材のセレクトをテーマとしよう。
何時まで経っても平民に手の届かないのも残っちゃ居るが、体験的にはやはり時代が下る程そんなのが減り続けてるのは確かだよ。

目的次第で様々ではあるし俺の趣味性も皆無じゃないが、先ずは真空管機器にもっと興味を持って頂きたいのでありんす。
貧なのでアイデアが浮かんでもどれもを即試出来ないのは苦しいが、例えばエレキGuitar内蔵のBooster兼用BufferをNutube化してみたいなんて野望もあったりする。

球ってどんなタイプのにせよ基本的に振動耐性に乏しく大飯喰らいだが、その中ではNutubeがもっともマシなんでね。
音的耐振動性の不利はPickupやエンクロージャの上へ直設置したAmp Headだって中々のもんだから、何とか同じ様に処理出来たらなぁなんてさ。

とは言え最大限に上手く行ってLiveでも使用可能となりゃそれ位で限界で、雑音源の少ない環境下だったら内蔵する程近付けられなくったってへっちゃらなのだ。
そうなると俄然選択肢が拡張し先ず増幅素子(ここでは真空管)本体の価格からして、
上記君だと¥5,500なのが最安¥1,000位からと⅕に低下する。

尚且つ↑は発端に過ぎないんで使用条件の厳しさが緩和するとかなり影響が大きく、Live使用を前提としなければ今だって誰にでも手が届く範囲の代物なんだ。
とは言え最新半導体機器の方が便利で用途も広いのに何故こんなに推すのかったら、録音物の方がLiveパフォーマンスより長く「そのままの状態」で残るからなんよ。

この先は実体験が無いと少々納得し辛さそうだが、例えば’70年代のLiveだったら当時として平均以上の音質だったら特に問題にはされない。
ってのは実はそうじゃ無かったとしても当時の録音機器のとか、PAの低性能のせいでそんな風に聴こえたのかもなんて逃げ道がLive記録にだったらあるからだ。

その反対にStudio録音では未だにBeatlesが使ってた、NeumannのMicが最高峰の座に君臨してたりする。
別分野で近似例を挙げるなら「時間外の外食の水準」だとコンビニやファミレス等のチェーン店普及前は、昼間なら町一番の不味いラーメン屋でも深夜には酷く有難く感じられたとかね。

或は電子レンジ普及前だと家庭の夕食時間に遅れて帰宅したら、冷や飯にしかありつけなくても全く普通だったとか。
要するに色んなのの進歩・進化がハイエンドでは無くローエンドの方が絶大なんで、Studio録音だと今から数年間なら大丈夫な音質・音色なんて妥協をしちまうと先々ロクでも無い目に遭う事必定なんす。

更に現代だと好み一切不問で誰にでも関わって来るのがデジタル音質の弱点で、極一部金満君若しくは大幸運君以外には業務用アナログ録音機を使えるチャンスなんておまへん。
のでデジタルの弱点補填に使えるのが、廉価版球機器位しか無いってのがこの件の真相なんでありんす。

何を隠そうアタシャ貧だからこそ当初はバーチャルシミュレーションにはかなり期待してたんだが、リアルの球の音を知ってる身からするとどっちでもいい部分は大巾な改善が見られたものの肝心な部分が全然でしてね。
特にFairchild 670についてはあっしの身分じゃモノホンは絶対無理なんで祈らんばかりの気持ちだったんだけど、俺言い「トランス柔軟剤」の部分がからっきしでねぇ。

ついでだからこれの次善策も披露しときゃトランスの代用になるのは、コンプリミッタ限定なら増幅素子よりアナログフォトカプラの威力の方が大きかっただす。
ったって掛けたくない分はそれじゃ困るんでどうにかしてトランス自体を探してみたっけ、絶滅こそして無かったが高価過ぎてお話しにならんかったとです。

けどこれにも裏技紛いのがあって楽器用真空管Ampに「入ってるの」だと大して割高で無く、Ampごと買わにゃならんがバラ買いするよりかなりリーズナブルなんす。
Mic Preの方では残念乍らトランスレスが多いんでこの手は無効化しちゃうけど、それに対しては球コンデンサが昔より普及版が売られる様になったし随分増えたんでそっちでとか。

<つづく>

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