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2023年9月30日 (土)

音楽備忘録1506 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎➒

さて「レイテンシの固定化」なんて誰も言いそうにない語句が出たが、呼称はどうでも良いが最低でも明確な法則性位持たせられなきゃ人力では対応し切れんのどす。
もし僅かなタイムラグが常に許容されるなら、瞬時反応で賄えなくないかも知れんがね。

どのパートが牽引役になるかは多少流動があろうが、誰かどれかが先んじられないと例えばテンポがどんどん遅くなってったりするですねん。
過去に一寸下らない挑戦だけど、誰が一番重いか選手権みたいなのをBand単位で試した事があってさ。

全員が先頭に出るのを嫌がったら、ホントに際限なく遅くなってったんだ。
そこから重いの真意は、先頭に出ても軽さを感じさせない事だってのを思い知ったんだよ。

ってのから逆算すると、やはり全部が遅れてては正常なノリやリズムを構築するには無理がある状態なんよ。
それも出来ればどの箇所で切り取っても、「誰か遅れて無い奴が居る」状態じゃないと流れがおかしくなると。

でその上で現状を客観視すればもしかしたら、ズレがバレ難くなるからやたらハイテンポになってってる恐れがあるんすわ。
以前述の如く限界迄テンポを高速化すると、終いにはノリがどうのはおろか追従させるだけで精一杯にっつうのがあったべ。

それを魔用すりゃノリ表現が出来ない瑕疵を、バーチャル正当化するってぇか一応誤魔化せるじゃん。
そう云う悪作用の可能性がある限りは、やっぱレイテンシをほっといて容認するのは非常に危険なのだよ。

特に原子力発電所みたいなのと違って(今劣化本邦のは全然制御し切れて無いが💦)、自由な芸術の世界じゃ比較にならないリスクにすらなり得るよ。
そこでせめて「付合える相手」とするのが第一歩で、1つの理想として1拍ズレなんてのが考えられる。

現実には曲テンポが異なる時点でもう無理だが、蛙の歌が…等輪唱みたいなのだと思えば何時迄経っても全く合せらんない奴なんて先ず居ないからね。
その観点に立つと下手に闇雲に短縮するより常に明解な方が助かる訳で、変動の無い方が大切な気がするんだよ。

例えば目盛やガイドが無いとかので合わせるのに、掛け声が付く事ぁあるが餅つきなんてのが昔からある。
それをこの国じゃ阿吽の呼吸なんて、妙に文学的に過ぎる表現ばかりしてるけどさ。

突き手が無理無く動作を繰り返せてるのは、一定のリズムに「乗って」やってるからってのもある訳じゃん。
それを証明するのにわざとノリの無いor悪いコンビにやらせて、いてててなんて一寸サディスティックな光景を見てみたい魔心もあったりして。😵

わ兎も角ランダムに不安定ではタイミングが何処でどうなるかは全く神頼みに等しくなりそうだから、それじゃあノリなんて追及するだけ無駄んなっちまうやんけ。
これを容認するなら一種の立派な差別で、ノリが売りの人だけが損するシステムかもよ。

<つづく>

2023年9月29日 (金)

音楽備忘録1505 跳ねるの薦め➑

今回は適性について考察してくが、やはり各ノリに対しての体質的一致・不一致の影響はかなり大きい。
のでそのノリの典型を標榜するなら、適性は決して無視出来ない。

運悪く体質と好みが合わなかったら諦めるのが近道だが、限度はあれど全く体質改善が不能って訳じゃないんざます。
例えばReggaeしか無い国で海外へ行けない事情があってそれでも音楽したいとしたら、非効率でもそんな方法を追及してくしかない。

そんな境遇に追い詰められたら凄く大変だとは思うけど、持病の都合で体質改善が必要になるケースとかあるからね。
既にここ迄で「非効率」「凄く大変」等ネガティブワードが連発してる様に、どんなに頑張ったってkingやAceには到底及べない。

だがそんな人達と問題無く合奏出来る程度になら、必ず誰でも何れは到達出来るのが疾患関係のより遥かに救いがある処なのだ。
跳ねを動的に可視化して最も身近なのは足でやるスキップ等で、これが苦手な人もそこそこ居るが慌てない慌てない。

杜撰大王ですから成果の程は知れぬが、きっと1回に限定したら全く出来る様にならない奴は居ないよ。
それをキッカケにして物凄くゆっくりとなら恐らく続けられる様になり、ってとてもそれだけじゃ跳ねてる実感は得られないだろうけど。

んがDrumでは定番練習法の「加減速」を使って行くと、少しは打開出来るんじゃないかな。
俺の場合太鼓では連続フィンガーリバウンドストロークが超昔から大の苦手で、両手シングルの連続が未だ覚束ない。

とは言えこないだたったの1回だけだったけど、もしかしてこの感触かってのがあって今はそれの再現に苦心してる。
先行き不透明も「指主導」の感覚らしきものは、以前よりはそれで体感出来たんだ。

Drum以外でも楽器の演奏って結局は体操等と近似の肉体労働なんで、なるべく体で感覚を掴めた方が早期に実用化に繋がるみたいだ。
ので跳ねに関しても一寸アホらしいかも知んないが、ホントにウキウキ浮れて奏でてみるのが杜撰大王的には第1推奨なんだ。

そもそも音楽って感性芸術なんでわざわざこんな事書く方が変なんだが、インスタント上達を狙い過ぎて表面的な技術だけ会得するのが悪流行りしてるんだよねえ。(マニュアル過依存の一種か)
私的にそれで最も犠牲となってるのがノリや音色で、フレーズのみ模倣してもノリや音色が足りないと殆ど無効化しちまってんだ。

音楽はノリや音色が一定水準を越すと興味を抱かれ、その先も聴こうとして貰えるって「構造」は変わってないし未来永劫変えられそうにないのにな。
結局そこに手を付けずに仮上達って、商業目的のみのコンテストや音楽教室に皆騙されてるだけなんじゃね?。

敢えてそこ迄言わず性善説を盲信しても、効率が悪くなるのだけは確かだ。
人次第じゃノリや音色の獲得の方が大変だったりもするだろうが、基本的なノリや音色はフレーズより格段に応用範囲っつうかほぼ何時も使うもんだからねえ。

=つづく=

2023年9月26日 (火)

音楽備忘録1502 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎➑

今回案件での調査中に「ゼロレイテンシー」なる詐称が目に余ったんで、それから糾弾致しませう。
まあ商売の都合からしたら既存のよりゃ、「まるで○○みたい」の大袈裟比喩をしただけのつもりなんだろうけどな。

しかし全くゼロじゃない物にそんな命名を許すのは、倫理が崩壊してるも同然ですわい。
それ以上に罪なのが意識下に無かろうと、どうしても存在してしまう存在を非専門家に過去物の印象を植え付けちまう処だ。(おんどれは新興宗教信者なのか)

一見クレーマーとか老害っぽいが、確かに世の中には問題にならなかったりするケースだってある。
だが実在するのを無きに等しいとしてしまうと、こないだ迄の従兄みたいに自分だけが悪いのかと深刻になる奴だって生んじまうんだ。

加えて根本的解決を試みようとする者を阻むのにも繋がったりするから、やはりこう云う一種の迷惑呼称はよろしくないざますよ。
と言っても時流がそっちってんなら、では奏者としてはどうどの程度対処出来るかだわな。

レイテンシって実演上は主にタイミングのズレとして表れる訳だが、その方面に関しちゃClassic系のオケの人が概スキル持ちだろう。
その次がMIDI接続や電子鍵盤を頻用してる人で、従兄に依れば昔常用してたKORG Poly61はかなり反応が遅かったそうだ。(鍵盤を押してから音が鳴る迄が)

但し前者と後者ではその内容が真逆に近く、次の様な事態には殆どその体感が貢献してくれない。
叩いた時ゃ突っ込み気味位だったのが、録って聴いたらモタリスレスレなんてのにはね。

俺は非Classic系ってか下手すりゃ仇みたいな存在だから内実は殆ど知らんが、舞台も客席もそれなり以上の広さになる状況では俺言い「観客ジャストタイミング」を狙う事もあるんじゃないのかな。
その際音のデカい打楽器類は、
 ①遠くても聴こえるから舞台の奥や隅に追いやられ
 ②指揮者からも既に他パートより距離が生じてるからその分モタるなと急き立てられ…
なんてな感じになってるんじゃなかろうか?。

で本人は突っ込み気味かもと思ったのをお客に問えば、凄い重かったよ…えっもっと先乗りさせなきゃ駄目なのかよみたいな葛藤が。
この真犯人は距離に依る到達遅延なんだが、こんなに早く出してて駄目ですかとなるのは録音レイテンシと近似だ。

この点ではClassic系出身者に多分有利になるが、ポピュラー系では大抵指揮者不在なのと俺変言い「レイテンシ指揮者」なんてのはもっと居ないだろうからね。
因みにこの俺変言いっつうのは、レイテンシ分を見越して指揮棒振れる超人の事よ。

過去にかの有名なヘルベルト・フォン・カラヤンが「デジタル録音仕様の指揮」ってやってたみたいだけど、実在する人としてはそんなのが近かったかも知れないねえ。
しかしポピュラー系多重録音の実現場では、それ処かBandメンバー全員の同席すら難しかったりするからねえ。

それと何より重要なのが「レイテンシの一定」で、この条件が成立せん事にゃどんな超人を呼んで来たって安パイにはならんですきに。
のでもし人側でクリアしてやろうってな勇者様でも、レイテンシの固定化を模索するだけは必要だ。

<つづく>

2023年9月25日 (月)

音楽備忘録1501 跳ねるの薦め➐

前回迄に個別に跳ねても平気の根拠を綴ったが、俺言い「跳ね恐怖症」(あるのか居るのか分からんが💧)の最大原因にリアルドラムのリズムは数学的リニアじゃ無かったが恐らく鍵になるんじゃないかな。
それと不適切タイミングになりゃ確かにアウトだが、注意すべきが跳ねて無くても合って無きゃ駄目って処なのだ。

機械はリニアだからの過信は過去に俺もやらかし掛かったが、それ以上に聴感上のリニアと理論的リニアの差を知らないのが恐らく敗因なのだ。
これが分り辛いのは真っ直ぐに聴こえてるのが実際は真っ直ぐじゃないなんて、譜面にも何処にも書いて無いからねえ。

しかもその箇所・状況次第ではほぼ直線な場合もあるんで、尚更事をややこしくしてるんだろう。
又ノリ不問にすれば譜面通りリニアに打込んどいて、特に問題にならない事すらある。

因みに杜撰大王はその様なスピリットレスな代物へはファッション○○(○はジャンル名等)の称号をくれてやってるが、聴いて楽しめるならそんな存在も必ずしも罪では無いでしょうな。
だが容姿・演奏内容スタイルetc共々元は何かの必然性からそうなって、受け手も概知か途中からでもそれを知って本来の説得力が有効化してるんすよ。

八方塞がりでヤケになってだからこの曲はPunkにしてやると絶叫したのと、リア充が表面だけ模倣したのには永遠の隔たりがあるんだ。
例えば歌詞一語の語尾等にそれは露呈したりするもんで、幾ら研究だけして似せても元の「そうしといた理由」が把握し切れんから何処かに及ばない箇所が残るんだ。

これはリズムの特に
ノリ等には更に露骨に現れ、時にそこが表現の根幹だったりするのだよ。
スペック的はどっちも4拍子だからハイ一緒ってんなら、JazzのSwingとRock・Popsの4拍子は全く違いの無い事になる。

のが本格的に演られたのだったら、とても同じ拍子だとは思えない程全然別個のになってるやん?。
要するに無礼な物言いをすりゃ感性レスか理解力に乏しい人が、仕方無くサルでも分かるスペック部分に頼って誤判断してるだけなんだわさ。

つまり実は拍子なんて何でも良くて、思ってたよりノリが物凄く重要だったってな。
だからって凄く不幸な境遇とかになりゃ良いってもんでもなく、スケール矮小化は避けられないが皆からリア充認定されてる人にだってそれなりの苦悩や困窮が大抵は何か1つ位ある筈でしょ。

それを元手にして叫べば、共感を体現するのにも繋がるんだよね。
この手の適性は典型例になるには全て揃ってる必要があるが、各自の持ちネタで適合部分を取り出し拡大してやりゃ全く出来ないって事はないんすよ。

だからリズム面で本来はスピリット主導で生まれたノリをそれにあまり依存せず寄せられるとしたら、跳ねる等タイミングを模倣する方法しかないんだ。
ノリっつうのは大抵元は天然発祥だが、それ故歴の浅い内は解析等進んじゃいない。

のがⅡでその筋の専門家は今なら解析が終了してるから、何時何処でどんな心境でも一定以上に再現が可能になってるのさ。
これを大いに活用しない限り、始祖には絶対並べもしないのが最初から明白なんざます。

=つづく=

2023年9月23日 (土)

音楽備忘録1499 代用出来るか否か⑱

暫くぶりで前回補遺になるが杜撰大王って、バーチャル音源たるサンプリングシンセの導入はまあまあ早目だったんだ。
これで色んな音を自由に入れられるぞと、当時’90年代前半には万感の期待を抱いてたんだ。

結果的には後年落胆させられたんだが、録音音質が今レベルになる迄は少しは使えてたんだけどね。
俺みたいなリアル演奏主体の者に悲報となったのが、進化がソフトシンセの方へほぼシフトしちまったのが尚痛かった。

それだけ打込み併用かClick常用者が増えたからなんだろうが、非生演奏者の方が生っぽい音源の恩恵に預かれるって捻れ現象なんじゃないの?。
強引に肯定すりゃ演奏水準の平均化に貢献とも取れなく無いけど、貧乏生演奏者にとっちゃ冷遇でしかないがな。

を敢えて不問としても金やコネは無いが才能のある人が、それを発揮する機会が減るんだから悪い傾向だと思うんすがね。
一方で何等かの事情で生演奏不可な人にはバーチャルの発達は重要で、その点では鍵盤型よりソフトシンセの方が入力手段が豊富になるから間違いでは無かろう。

けど「弾ける人」がそれを扱った際膨大な打込みの手間に嫌気がさしたり、段々億劫になって手抜きが常態化するのは目に見えてんだ。
そのせいかどうか分からんが今シンセと言えば、超高価なCLAVIA NORDシリーズの独り勝ち状態が続いてるみたいだね。

そのお陰で㊎君は充足するかも知れないけど、アナログシンセサウンドって引籠りやヲタ等どっちかったら非㊎の人の方が多く必要だと思うんだよねえ。
そんな人にはソフトの方へってのも分からなか無いが、インドアからアウトドアへの機会を間接的にだが益々奪っちゃいないですかのぉ。

バーチャルシンセって音程の安定度とか使い勝手には勝るけど、これも結局は作る側と売る側だけの都合で強行されてる気がするんだな。
深掘りすると↑が今一不安定なのもアナログシンセのキャラの内で、季節等次第で微妙に上がってったり下がってったりするから却ってリアルな感じがするんだよ。

等と綴ってたら従兄から緊急のメールが入ったが、薄々可能性は察してたもののその内容に愕然とした。
ベテラン講師ともあろうものがやたらに太鼓の録りに苦戦してたが、何と原因はデジタル録音のレイテンシでノリを可笑しくされてたっつうじゃありませんか。

まだ調査中で確かな事は不明だが、やはりデジタル化以降音楽に対して好ましくない進化が続いてるのだけは確信しちゃったよ。
なんとか腐心しつつ使いこなしてる人も居るけど、実際かつて程Grooveの良い作品が出なくなって久しい。

この様な弱点が残存する限りは、デジタルは打込みやClickレスはスタンドアローン機以外は使うのの不安が払拭されたとは言い難い。
例え全然気にならなかったとしても何かされてる可能性はあるから、演奏機能面では代用になってないかも知れないね。

=ひとまずおしまい=

2023年9月22日 (金)

音楽備忘録1498 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎➐

さぁてWin vs Macざんすが、決定的実売価格差が縮まりそうにないと分かる迄は微かに探ってたんだ。
それを今回のレイテンシ案件に際し再吟味してたんだが、どっちでも良いが特にMacにする理由は個人事情以外には無かっただす。

その主軸になるのが前回後部述の極力マザボスロット利用で、どんな外部規格にするよかCPUへ「最短コース」にする方が効果的だからなんよ。
レイテンシ原因を潰してくと共に、その方が優先度も高く取れるからねえ。

この段階で考慮の要るのが各スロット規格対応の、サウンドカードの存在だ。
現況俺はアナログx2+デジタルx2の4chが最高体験に留まってるが、2ch,4chのですら最近は現行のPCI-ie規格の音楽系ブランドのが唯1つを残し消滅しちまった。

超高額を許せばマルチチャンネルのはREMってのだけが長く頑張ってたが、とうとうアナログ多chのモデルは息絶えた。
その生き残りのはESIのMAYA44eXって失礼乍ら凡庸な性能ので、為替レートの関係からかなり割高にもなってるからどっちらけだ。

但しだからって全く価値が失せた訳じゃ無く、大きな期待はお門違いだが「USBで気紛れ・不規則に遅れる」のは完全に解消するのよ。
尤も骨董的低スペックのPCだと全体がフリーズし掛かるとか、PCIスロットでさえ平気で遅延が出たりするから所詮は気休めとも看做せなくない。

因みにスロットに挿したサウンドカードだって経由しない方がと思うだろうが、その代りにマザボオンボードのサウンドチップを通るだけで大抵はPCIやPCI-ieスロットより優先度低目に固定されてるよ。
この音声信号が駅間無停車で直通してくれんってのは汎用機なら宿命みたいなもんだから、専用機(独立機)に寄せられるみたいな期待は厳しいのだ。

又PC内部はアナログ音声信号にとって雑音の宝庫だから、その点に限りゃ実際外付けインタフェイスの方がかなりマシだ。
但しⅡで是又レイテンシを問題視しないならの条件付きだから、多重録音(再生し乍ら録る)みたいに両方でレイテンシがあって増加が避けられない際は額面通りに受け取っては泣かされるだろう。

何れにしてもなるべく最低限のデータ変換回数で記録出来るのがベターで、価格や中古の色んな玉数からすると現状はMac優勢と言えそうだ。
但しⅢでFirewire(IEEE 1394)だってカード追設すれば現況でwin10迄なら、PCIだろうとPCI-ieだろうと容易く安価に入手可能だ。

因みにⅡで宅にも古典xp機のマザボがFirewire 400に対応してるのがあるんだが、インタフェイスの方を全然持って無いんで未だ試せてない。
のが暗示するが如くwinでも古典機にはIEEE 1394チップがマザボに載ってるのが幾らかあり、あまり知られて無いのはチップ止まりで端子がオプションで未搭載だったりするからだ。

強いて言やかつてFirewire全盛期のソフトがMac主軸で開発されてたんで、そんなのを使ってみたくなった時がハッキリMac優勢なんじゃないかな。
何れにしてもⅡでPC自体が音楽ツールとしての利用を軽視してくのにつれて、インタフェイスもレイテンシ短縮こそすれど撲滅から実際は遠のいて行ってるのは悲報でしかない。

<つづく>

2023年9月21日 (木)

音楽備忘録1497 跳ねるの薦め➏

今日は機械リズムの一実例として回り道して、前回出YAMAHA RX-5の実使用に纏わる悲喜こもごもから綴ってみやう。
当時の状況だと腕前・録音のMicやトラック数の貧状から、生Bandスタイルでもメンバーが足りなきゃそれがベストチョイスだったんだ。

所詮は代用でも素人耳には意識しなきゃドラムが露骨に機械にはならなくなったんで、色々とっても助かったんだ。
何しろ誰がどう聴いたってそれ迄のリズムボックスだと、少なくともドラムだけテクノみたいにしか出来なかったからねえ。(こっちの主戦場はオーソドックスなBandスタイル)

この状況は録音音質が飛躍的に向上した今でも近似で、人力素材でもループ等加工度が高きゃ実質「サンプリングの容量が増えた」のと同じだからね。
我々偏屈爺さんの処では今は掛けてもリミッタ止まりとするとか、そう云う風にしてると差は歴然だがね。

但し従兄のドラム録音レイテンシ禍程じゃ無かったけど、ドラムマシンのタイミングの不自然さにはそれなりに翻弄されたのよ。
音色・音質は悪くないのに、どうも譜面通りに打込んどいても今一格好良くならないってかキレがどうにも足りない。

でも相手は機械で正確無比なんだからと、まさかタイミング案件が原因になってたとは中々思えなかったんだ。
突破口となったのは窮鼠猫を噛むじゃねえが、ある楽曲内でそのままじゃどうにも始末に困って試しにタイミング修正してみた時だった。

それでも当初はドラム演奏スキルが低かったんで、遅れてるのか突っ込んでるのかが中々分からず暗中模索しただよ。
加えて混乱させられるのが強弱との組合せで、それに依っても大部違った感じに聴こえちゃうからねえ。

結果的にそれがドラム演奏の座学みたいになって強制勉強になったが、無造作に演ってる様に見えてた一寸したフレーズ1つでもかなり奥が深かったんだと思い知りましたわ。
尤も「普通のドラム」(人の叩くのの方がデフォと思ってる)に拘んなきゃ、こんな修正プロセスはしなくても済むんだろうけどね。

但しⅡでそれで楽曲にフィットさせるには、既存のオーソドックスなドラムフレーズを一旦白紙にしないと厳しい。
のと実際に試合奏させてみてイメージに合致しなかったら、何か別のを新たに探さなくちゃいけない。

だが幾らドラムフレーズが理論上は自由っつっても普通の音楽を演るつもりだと、聴者の既成概念をあまり阻害しても不味いのよ。
ズツタツとなるべき箇所がタズドツとかになると、それだけで「ドラムっぽく無い」と感じられちゃうからねえ。

事程左様に実例の多くは折角機械を用いても、それに依る新鮮味を付加した程度で全く新しいフレーズやパターンは幾らも生まれなかったんだ。
若しくはHerbie HancockのRockitみたいに斬新に演ってヒットしても、それのドラムフレーズが他へ大きく普及はしなかったよね。

何せその頃はまだ踏める奴は皆無だったしドラムマシンの機種が僅少で、フレーズを同じくするとたちまち2番煎じとしか思われなさそうだったしさ。
ツーバスでドカドカ連続させるのにしてもエンディング等限定的で、今よりチープだった音質面からもそれ以上入れるのは難しかったさね。

結局人力演奏のを雛形とするなら、タイミングだってそれへ近付けなきゃ仕方無いん。
つまり聴感上はリニアに聴こえた太鼓でも、実際は物理的リニアリズムにはなって無かったんだわさ。

=つづく=

2023年9月19日 (火)

音楽備忘録1495 代用出来るか否か⑰

前回の流れから今日は代用困難なのを、思い付くままに提示してってみよう。
その筆頭は真空管関係でバーチャル・シミュレートメーカ等には悪いが、目的が柔らかさの為だったら全然偽物じゃ代りにならないよ。

聴感上の僅かな歪みが許されればまだ余地もあるけど、モノホンの球って歪ませた時だけ音が軟化する訳じゃないんでね。
の続きをやるとキリが無いから今は別のを進めるとして、Hammond Organ等を除く鍵盤楽器以外バーチャルで代用可能なのは制限条件付きの場合だ。

何時にも増して私感多目と思われるだろうが、少なくとも自身で演奏してみた感想としてはそんなんなってま。
基本理由は発音動作に鍵があって、これの方法・種類が多いの程サンプルデータが網羅し辛くなってんのよ。

最も分かり易そうなので例示すると、Guitar(特にエレキ)のハンドミュートなんかがさ。
こり正に手加減だから奏者の数だけ基本パターンに違うのがあるし、気分次第で強めたり弱めたり出来ちゃうよね。

しかも厄介なのは無意識で何となく演っちゃってるのも少なくないから、自分が弾いてるのを打込む際ですら失念したり加減が違っちまったり…。(膨大な実体験アリ😢)
もっと言や杜撰君高級な音源には疎いが、Drumのでスティックの「打角違い」なんてのが色々入ってるのとかってあるのかよっと。

なぁ~んて実際には大して音色は変わらんかもだが、音量や強弱以外の要素で全く同じ音になってはいなさそうだよね。
のが現況のバーチャルでは非対応同然なんで、その手の奏法を多用するのだと代用が苦しい。

不完全でも一切シミュレート出来なか無いんだが、それに要する手間の膨大さはリアルで気分で演ったのとは比べ物にならない程大仕事になっちまう。
そうは言っても弾けない人が打込むのは否定してなくて、マルチな杜撰大王だって弾けない持ってない楽器は幾らでもあるしねえ。

けど今の私的最大懸案事項は音色も必ずしも充分じゃないが、それ以上に表現力の点で腐心し逡巡させられる日々がずっと続いてるんだ。
弾ける楽器がある者にとっちゃここで一寸ビヴラートとか、低難易度のささやかなのでも中々思い通りの感じになってくんない。

挙句打込みで手間取ってる間に最初のイメージが迷子になったりするから、真剣に違うリアルの楽器へコンバートするべえか等と…。
これの自己分析結果に依れば器楽音に半端に詳しくなったのが悪い様で、弾けない≒知らない内だったらあんまり生じない問題かも知れねんだ。

当節流に言や単なる自己責任(この場合は打込み関連スキル)だろうけど、音楽の道具として考えたら詳しくなって来たら手間取る様になるのは良い道具とは思えない。
っま要するに使える場面が段々減ってくんで、制限付きの代用品って訳っすよ。

=つづく=

2023年9月18日 (月)

音楽備忘録1494 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎➏

どっちかってばせっかちな癖に杜撰大王ったら又前振りが長くて…、ゴメンよでもここに至った背景を知らないと考える方向性に問題が出そうだったんだよ。
加えてPCの外部接続の規格進化経緯も多大な影響があったから、今回は先ずそれに言及しとこう。

今や何でもUSBで特に不具合を感じるケースはほぼ無くなったが、PC等IT機器には好都合でもオーディオには致命的な不都合があるんでやんす。
ってか現行PC系のシステムには多重録音の一部とは絶対的な不整合箇所があって、大抵は極僅かだが「時間軸を勝手に弄る」っつうのが困るんだわ。

それ以外の殆どの作業ではトータル時間が少しでも短くなる方が助かるんで、仕方無い側面もあるとは思うんだけどね。
さてUSBってUniversal Serial Busなる正式名の略で、データを直列変換して伝送してるのが特徴だ。

デジタル信号はこうした方がタイミングクロックが高速化可能で、昔の所謂パラレル伝送より飛躍的に時間辺りのデータ伝送量を増やせたんだ。
が実はこれって条件付きで俺もスッカリ忘却の彼方になってたけど、レイテンシを気にしなきゃだったんだよね。

直列→道路なら片側1車線・線路なら唯の複線へ、沢山車が押し寄せりゃ渋滞して遅延が発生するべ。
車が電子データに変わっただけで、本当にそんな事が起きてんすわ。

因みに多重時に支障するのは料金所が2レーンあったら、2車線を並走して来た2台はETCだったら大体同時に通過可能よね。
のが1レーンしか無かったり1車線に減ったりすれば、どっちかが先行してもう片方は後行しなきゃなんなくなる。

その上不利なのがPC等IT機器内での優先順位の低さで、最悪時はUSB自体ではあまり遅れてなくても他のビジーにリソース取られると待ったが掛るん。(一般感覚ではほんの一瞬だが…)
とは言え現実を鑑みれば諸悪の根源と迄糾弾は出来ないが、少なくとも原理的に多重録音には全く向いて無い伝送方法なんすよ。

なのからすると今主流のを排除するのは一寸非現実的な感じも、USB不使用とした方が良いんですな。
それには今時Firewire(IEEE 1394)とかPCIスロットの付いてるPCなんてほぼ絶滅してっから、OS共々年代物を再度引っ張り出して来なきゃなんない。(旧来のパラレル伝送規格への対応)

けど以前別項で記した如く私感
でWindowsはxpを頂点に、10以降は露骨に音を蔑視した仕様にしてやがるんだ。
その点Apple(Mac)ではThunderboltに進化させた分良かったが、拡張性その他を考慮してタワー型に限定すると¥6.5万位~と中古価格が倍以上しやがる。

そしてUSBを敢えて避ける位なら、極力「マザボスロット直挿し」にしないと効能が薄れるんすよ。
外部機器通信規格には○○(規格名)チップって半導体が間に介入するんで、優先度もレイテンシでも不利な方向へそれが働くん。

一方マザボスロットは本体を稼働させる為にも用いてたりするんで(典型例:グラボ・グラフィックカード)、優先度やレイテンシ等に対して厚遇されてんのよ。
これらの詳説と併せ、次回は多重録音に於けるWin vs Mac(全く使った事無いのに!!!)行ってみよう。

<つづく>

2023年9月17日 (日)

音楽備忘録1493 跳ねるの薦め➎

さて跳ねさせてそれも個別にそうした際の第1懸念は、そんなでバラけたりしないかだ。
特に打込み併用時に人力群と機械群の分離が心配になるが、実はジャストを標榜した処で元々そこ迄完全一致なんてしてねんだ。

過去述の如くそもそも楽器種等毎に鳴り方が千差万別で、単純に波形の頭を揃えたってちっとも一体感は出てくれんのどす。
又ジャンルや求める表現次第で「聴感ジャスト」になるタイミングもまちまちで、最終的には感性依存の微調整が欠かせないんよ。

ので明らかに1つだけ浮いてる様なのは駄目だが、その原因が意図的に跳ねさせたせいになるのはとっても稀なのだ。
寧ろ物理的リニアに依存するのが音楽的には最も危険で、ってのもそのリニアは音波的にはちっともリニアになってないからなんすよ。

では音波的リニア追及だけで解決するかってぇと、「聴く場所を完全固定は出来ない」んでそれも今一。
この聴く場所とはどんな空間かも含みはするが、主にスピーカ等再生発音源との位置関係の事ね。

勿論ヘッドホン向きとかその程度の設定は不可じゃないが、あらゆる状況下でこれ位かベストにしとくしかねえんですよ。
その意味では録ったのをモニタするのに全員が同じ位置でってよりゃ、各自バラバラな方が却って良いんだわ。(但し独りだけ極端に条件が違うと悪結果を招く恐れあり)

第2は同じ楽器が音程等に依っても出音が大きく変容したりする件で事前設定で完全補正は夢のまた夢、リアルタイムで微調整してやらんととてもじゃないが箸にも棒にも掛からないのよ。
頭だけで考えるとこれはとてつも無く至難なもんだが感性に頼れば大した事でも無く、一定以上慣れると誰でも殆ど無意識にそれを演ってんの。

第3はそもそもⅡで「ジャストの定義」が感性に依る曖昧なもんで、実際には一口にジャストと言っても凄く色んなタイミングのが存在してるんだ。
そしてトドメ!?の第4が組合せで、周囲のタイミングの取り方が変われば従前の自分のタイミングがキャンセルされちゃう事な。

結局○曲の□箇所は△の組合せ(機械音源含む)だとこの位が良いみたいに、そもそもⅢで一々逐一それ独特のベストタイミングを探してくしか無いんすよ。
杜撰大王体験では機械導入初期(リズムマシン~ドラムマシン)に、これでも一応迷いはしたんだ。

因みにリズムマシン~ドラムマシンなんて書いたのは、生音のサンプリングしたのになって一層疑念が深まったからでね。
そうなる前はボロい発振音だからズレて聴こえるのかと思ってたんで、音がリアルに近付いたのにってプチ青天の霹靂でしたがな。

当該機はYAMAHA RX-5っつうのなんだが、各音の音程その他を弄れるヤツだから好みに弄って。
ってちょと考えりゃサンプリング音源は、音程と共にタイミングその他も一緒に変わるから当然だったんだけどね。

けど当時最も不安定な杜撰大王ドラムよりゃ機械だったらと、○○真理教の盲信者みたいな状態に陥り掛けてたんだろうなぁ。
自信を持ってこれは機械の方が間違ってると思える様になるのに、そこそこ掛かりましてん。

=つづく=

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