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2025年10月13日 (月)

音楽備忘録2248 Drum椅子と座り方➏

続いては椅子の脚1回目、Drumスローンでは現在は3本足が主流なのかな。
そんな印象を基にちょっち音屋はんを覗いてみたら、極少数なら4本のもまだ売ってたんだね。

しかし流石に今は令和、昭和の頃みたいに円柱の上に丸いクッションが乗ってる様なのは流石に無かったよ。
過去にも溢したが何故「筒物」に一寸興味があるかったら、踏ん張り安定度が全方位で一定になるからなんだ。

それを拙下図で説明してくが一見意味不な左のが主流の3本足の、右のが4本足のスローンを真上から見たお馴染み極限省略概念図ざんす。
なしてゴリ推しの筒タイプのが描かれて無いかってば、通常座面直径と筒胴体部直径がほぼ同一だから。
4_20250825034101
さて順に説明してくと水色と緑は同じ長さの脚を示したつもりで、赤線は各脚の踏ん張りが効く範囲が座面直径と一緒になる線だ。
ご覧の通り脚の平面長さが同じなら4本だと座面直径をカバー出来るのに、3本だと黄緑線△で示した様に脚の中間の角度方向では踏ん張り範囲が狭くなってるでしょ。

4本のにしても中間角度で座面直径分の踏ん張りを確保するには、上図の通り座面から幾らか脚を出っ張らせなきゃなんない。
それが昔のひ弱なのみたいに丸パイプ椅子並に細きゃ良いが、現行の殆どのは立派なデカいゴムが脚先に付いている。

確かに3本脚が主流を占める理由の可搬性の為の軽量化や多少の不整地(地面・床面の微細な凹凸等)では有利に働くし、脚があるなら本数は少ない程コスト的にも有利だ。
が実際にセッティングするとSnareスタンドやペダルとの干渉を避けるのに、脚の角度にそこそこ厳しい制限が掛かる。(幸運にもご立派な長脚をお持ちなら状況が異なって来るが…)

杜撰大王の場合セッティングはノーマルな右利きなんで、体前側に来る脚は普段なるべく開いた自身の脚の間に来る様意図的に角度を付けてんだけどさ。
上述の通りSnareスタンドの脚も丁度その位置に重なるんで、どちらかを少し妥協しなきゃなんない。

その上3本足で4本並の安定度を持たせるには相当座面直径から張り出させねばならず、流石にそこ迄すると他のスタンドやペダルとの干渉案件が唯事では無くなってまう。
それからしたらこの件で優れるのは意外にも大昔の筒タイプスローンで、可搬性に劣ると思いきや小物類入れと兼用だったんでツアーの多いDrummerにこそ却って好まれてたんだ。

因みにそれ等の胴はDrumシェルが応用されてたから作る方も楽な他、大抵はSetと同一なカバリングが施されてたから差し詰め「模様ピクトグラム効果」で誰のかも分かり易い。
って色・模様が他のDrummerと被りゃ、無効化したんだけどな。

尤も任意随時での高さ調整不能なのが難点で、だからこそ廃れたんだろうけどねえ。
そこさえ克服すれば発展の余地は大いにあるのに、未だ誰も挑戦しないのは杜撰君としては一寸合点が行かないかも。

=つづく=

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