音楽備忘録2007 楽器音色一般のイメージと実際の違い㉑
相変らず文章が稚拙で済まんが、前回末尾の誤認対策で補遺から。
正確には誤認の他逃す可能性もあって、万一にも再生機器が記録されたローエンドに非対応等のケースだ。
今劣化本邦では共通条件で聴かれる率が飛躍的に低下してるし、それと同時に軽度の難聴とか聴感覚に変な癖が付いてても把握スルーされてる可能性大なのだ。
そしてその現状は到底個人や小さな集団では調査不可能なんで、昔みたいにこの手は主にラジカセで聴かれるからこんな按配になんてのが通用してくれへん。
音響ヲタ的には主用されるブランドタイプの混沌化したのがガンで、かつて日本では歌謡曲寄りなClarion等とオーディオライクなSONY(全機種じゃ無いが)みたいな棲み分けがあったんだ。
杜撰君はそれを魔用して歌はClarionで伴奏やインストはSONYでなんてやってたんだけど、いつの間にか何だか中途半端にごちゃ混ぜになってしもうてのう。
ほいで徐々に本題へ向かうが、上記等が新たに発生してっから聴取環境が以前よりバラバラになってんだ。
そんな中誰にでも「同じ感じ」に聴こえる様にするのが、却って昔より困難化を招いてんの。
大昔は雰囲気だけその後の昔は単純にHi-Fiにすりゃ及第点だったのが、今では両方をそこそこ以上のレベルにしとかないとならなくなったんすよ。
そんな中対策遅れと思しきが雰囲気の方なんだがここで扱うのは、例えば前述の通りそんなにローエンドが出てるならそれより上の帯域にも相違がある筈だみたいなヤツだ。
大柄な楽器若しくは発音体で生成された低音には、単に音程が低い他に色んな要素が実際は付帯して来る。
その①皮が大きかったり弦が長きゃアタック音を始めとした反応が鈍目になるとか、②そのエネルギーも大き目となるので他の物体等が揺すられて音を立てる等だ。
俺知りでの最好例が概述BeatlesはCome Togetherのバスドラで、①はOn Micの高域で②はスナッピーの共振音で現場の臨場感を俺達に伝えてくれる。
尤も②の方はバスドラよりBassのローエンドに貢献してるが、特別共鳴し易いチューニングにでもしてない限り流石にメロタム叩いてスナッピーの共鳴を感じる奴はあんま居ねえべ。
そう云や古代述だがDrumsetのバスドラって、人知れず単体の時とは少し異なるサウンドを皆は普通の音と認識してるんだよね。
そもそもバスドラの打面と響き線の付いてるSnare裏皮って至近距離にあるんで、仮に所謂共振・共鳴現象が起んなくてもその振動でザッってなっちゃうんだ。
粗雑な扱いのDrummerだったらセッティング時とかに何かにぶつけると、スナッピーSWがOnになってたらカン・コンとかじゃなくてザって云うの概知でんがな。(すんまへん、オラの事だす😓)
かつて一時期はモア明瞭度忖度の為↑を雑音とみなし忌避された時期もあったけど、打込み勢力が台頭して来ると生リアル固有の貴重な現象なんすわ。
因みに打込み音源にはわざと入れてあるのもありそうだが、Snare叩かないけど途中でスナッピーSWをOffにしたみたいなシミュレートは聴いた覚えが御座んせん。
生合奏してたらさして珍しい事じゃないんだけど、物知りベテランDrummerのバスドラサウンドは所望次第でこんなのを使い分けてんすよ。
別の言い方をするなら出てたのに重要じゃないと思って無視しちゃった音ってのが意外とあるもんで、普段はどっでも良い事が時には運命の鍵を握ってたなんてのがあるん。
スナッピーの伴鳴りの無いバスドラって、あるのよか何となくガッツがねえからお試しあれ。
-続く-
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