音楽備忘録2005 ’70年代Rockの浦島太郎㉗
今日は副題「進化のバランス」を掲げて進めるが、私感ではあらゆる分野で今が最大かもと感じている。
多分世代的な影響もあるんだろうが、’70年代って未来予想図みたいのがかなり多かったんだ。
少なくとも表面上は敗戦禍から脱せたのと高度成長期で資金も意欲も豊富だから、次はアレを今度はそれをが決して単なる夢物語じゃ無かったん。
で当時のそれに依れば陸上の乗り物は少し地面から浮上可能になってたりして、実際リニアモーターカーやドローンとかで実現し掛かっちゃいるんだけどさ。
でも特に後者は過去予測のとはかなり別物で、現況のの実態は唯の4発ラジコンヘリに過ぎない。
空飛ぶ自動車にしたって過去予測のはもっとホバークラフトの小型版で、今のみたいな変形飛行機じゃ無かったんだ。
そして鉄ヲタとして執拗に吠えたいのが連接車で、原理的に乗り心地と曲線通過速度を向上させられるんだけどね。
確かに振子装置やアクティブダンパーを使えば補えはするが、付加機器を増やす点では非合理でしかないのよ。
そもそも未だにどちらさんでもレールと鉄輪に固執してるのが愚で、一番古典的な箇所を進化させなきゃ他をどんなに進化させた処で足枷になるのは明白なのに。
と言いつつ楽器みたいに下手に進化させたら固有の魅力が消失するのもあるから、何でも一概に進化させりゃ良いってもんでもない。
どんなに低性能で非効率でも現に相変らずSLは人気だが、本当に味わう為には変な所だけ刷新しちゃっちゃ駄目でしょ。
蒸気時代客車の扉は全て手動だったのが安全の為の自動化なら許したとして、流石に煙も水蒸気も全然出なくしたら最早デザインだけになっちゃうよな。
あと体験が目的なら本来は冷房もアウトなんだが、近年の異常酷暑では付けとかんと夏場に運航出来ない。
がホントに先に必要なのは機関車の運転室なのに、諸事情からとても困難とは言え放置してるのは明白な矛盾だ。
それなら客車冷房を止めて下手に儲けに走らずに、冷房が必要な時期は思い切って運休にすべきなんだけどなぁ。
その根拠の1つに「走行風を満喫」っつうのがあり、バイクやオープンカー同様風でスピード感をってのがあんのよ。
バイク・オープンカーは私有地内なら免許不要で運転出来るし、それよりゃハードルは上がるが肉体的障碍無くば免許を取れる可能性がある。
だが鉄道では素人には門戸が開かれて無いし、増してや自身の代わりに運転してくれる人を探すなんて夢物語に等しい。
そう云った意味で電気楽器から真空管を除外してては、こう云う物だと云う正しい体験が不可能になってんの。
誰もが一通り体験をした後だったら縛られなくても一向に構わんが、杜撰流に言や現状はまるで見合い結婚の大昔に戻った様なもんすわ。
それで昔みたいに離婚は恥みたいな認識も無くなってっから、安易に手を出してサッサと諦める人を増やしてんじゃね。
それの行き過ぎが又罪なのは、本当はどんな物かを知れずに止めてしまう事。
すると粘り強い性格とかたまたま一定以上続けられた者と、真実を知らされず即座に投げ出した者との体験の乖離が拡大して2極化・分断が促進される。
挙句には演っても演らなくても思考狭窄に陥り、やがては所詮は唯の楽器なのにナントカ族のアイテムへと逆行だ。
スポーツ界には未だ新参種で態度の悪い選手がいると慌てて蔑んでるが、高額年俸を貰ってるプロ野球選手の淫行の方が余程性質が悪いのにNPBでは何故か永久追放処分にならない。
かつての暴力団等確かに社会を害する部分は少なくなかったが、どう考えたって裏金議員が誰1人逮捕されない方がどうにもヤバイっしょ。
-つづく-
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