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2025年2月19日 (水)

音楽備忘録2013 ’70年代Rockの浦島太郎㉙

今回の副題は「ブルータスよお前もか」って突如哲学に目覚めたでも無く、少々身内同世代の仲間に呆れたからなんだ。
キッカケは30余年前にお蔵入りとなった過去親友作品の再登用で、当時の生残り関係者を集めたのに始まった。

早逝した作者からは生前従兄と俺が後の扱いを任されてて、長い間陰乍ら機会をずっと伺ってたんだ。
それを彼の最初の音楽パートナーがそろそろ皆ヤバいかも知れんからとお呼びが掛かった迄は良かったが、どうも何だか雲行きが怪しくなって来やがったんすよ。

その提唱者は芸能界に属して久しいんでそっち方面の怪しさは、理不尽にお金が掛かるとか無きゃとっくに容認してるんだ。
が再登用のコンセプトやアプローチに関しては、何せ本人直々に言い渡されてるから確かなものじゃないと承諾する訳には行かねんですよ。

実はこの件とは別に個人的には姿勢こそ齢もあって消極的だが、ずっと密かに1Band分のメンバーは集めようとしてて…。
けど1に人望2にそっち方面の運にあんま恵まれてないから、大昔述の休養君みたいな事態に陥って何時も最低限の人数が中々満たせんのですわ。

わ兎も角現時点で個人的にかなり重要な懸念となってるのが、全てが人力メインスタイルでは無さそうな処でしてん。
大抵の場合はそうだがメカ(特に音楽や音響)に関しちゃ集団中俺が一番詳しく、その身からして今更若者みたいに機械力に頼ったって勝負にすらならないのになと。

加えて不動の一家言として作者本人はどんな機械を利用しても、個性を全く損ねない稀有な存在だったってのがあるねん。
彼程では無いにせよ俺もタイプ的にはそっち側の人間で、強引だろうと非合理だろうと誤った使い方だろうと飽く迄求めるサウンドを優先するやり方でさ。

それを機械様に服従…と迄行かなくても、ガチのタイマン張る根性の無い奴が扱ったら結果は見る迄も無いっしょ。
だが年寄りのプチ特権としてオーバー還暦野郎共は、凡ミスこそ激増してても手動とかマニュアル操作には長けてんのよ。

そこへ持って来て作者の作品の殆どはノリも含め圧倒的なアクの強さ…おっつ個性的なんで、幾ら曲だけの生き返りをさせるにしても極力打込みとかClick使用は避けた方が断然有利なんすよ。
因みにClick使用の是非についての杜撰大王基準は、万一ズレた際は「機械の方にエラーが出た」様に聴こえるならOKなんだ。(現実にはあり得ないが感覚では聴者が一瞬騙されるみたいなね)

決してそんな意識は奏者自身には無いだろうが、要は自身のグルーヴが機械に支配される様じゃ不向きって事。
そいで今迄色々世間の様子を眺めてて気づいたのは、生まれた時からClickが当然の絶対基準だった連中は我々とは違ったって。

縛りがある分味はだいぶ薄くはなってるが、メトロノーム位しか無かった世代とは意識レベルが段違いなのよ。
ってか危うくならない限り彼等は全く無意識と言っても良く、対して年寄りでLiveでも昔っから常にメトロノームを使ってた人なんてまず居ねえ。

結局作品が作られた時代背景が色濃く反映されてたと考えてもで、そこを下手に弄ると作品の世界観を勝手に捻じ曲げる懸念が残っちまうだよ。
ポピュラー系と思うと今更感が湧くけれど、Classic系等では今現在だって弾く前に一々Enterキーなんか押してないっしょ。

=続く=

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