音楽備忘録2021 ’70年代Rockの浦島太郎㉛
今回から暫くはオジ以上世代専記事になるが、若い人も絶対損しないから目を通しといておくれやす。
その副題は壮年以降のRockで、’70年代当時には殆どの人がとっくに辞めてると考えてた件ざます。
何分当時はまだRockの派生形が全部は登場してなかったし、キャリアが20年を超える者も居なかったからねえ。
その時代の若者思考として特に音楽以外も含め殆どが発展期だったから、誰も先の事なんか知るかってムードだったんよ。
先の心配が要らんから冒険って面ではし易かったけど、詳細に見つめれば少しづつ自滅する者が出だしてたんだ。
けど今基準ジャンルより明らかに「Rockって振舞い」とかと認識されてたから、そんなもんと極一握りを除けば誰もが大して気に留めてなかったんだ。
我々世代では半数程度はヤクや呑み過ぎの損失には気付き始めてたものの、表に出すと意気地なしっぽく扱われるから流されて惜しくも早逝が出ちまってん。
それはそれとして今生き残ってるのはそう云う経緯を潜り抜けた連中なんで、どうも大人し過ぎていけねえ。
の何が問題かってば活きの良い音を醸し出すにも厳しいが、世代人数が上の団塊世代程多くは無い事なんだよ。
あれだけ大勢なら世代内趣味にしちまっても何とか回転してくれるが、同世代だけを相手にしてては継続すらままならないんだ。
しかも団塊の連中は学生運動末期にかつて参加してたり、Rockの方でも国内だと言わば第一世代だから熱量が段違いに凄い。
となると取敢えず少しでも上下の世代にもアピールしてかなきゃなんないが、そこで今回の話の核心たる「ノリの良さ」で躓いてんだわさ。
コピーしか演んないんだったらまだ良いけど、カバー以上だったらノリっつう基本中の基本が上げられないとどうしようもねえべ。
他世代には恐らくあんまり馴染みの無い曲とか音楽内容なんだから、せめてそう云う箇所で少しでも点数稼げないとさ。
で安定度とか組し易さでは落ち着きのある方が良いが、見世物としちゃ無駄に熱い奴とかやたらエキサイトしてる方が取敢えず目に付くでしょ。(エンタメでは基本年甲斐を気にするのはご法度)
そう云う意味で俺等は一面で内向的とも言え、折角過去に熱量の多さのリアル体験が出来てたのに現時点では活かせて無いん。
もしかしたらBand組むには同世代だけで間に合い、お客を呼ぶにはそれだけじゃ足りないってアンバランスが災いしてるのかな。
わ兎も角何故この件でも執拗にノリのり言うかったら確かに割と海苔は好きだが…じゃなくて、加齢に依るノリの劣化が米<欧<日と最も顕著な傾向にあるからだ。
基本的に溢れんばかりのエネルギー漲る若き日々にピークを迎えるのは共通だが、衰えの早さと程度の酷さが今劣化本邦が一歩抜きん出てんだよ。😢
各国の諸事情や人生観等もあってその点では仕方ねえが、自覚とニーズに対しての不足認識が決定的に足りてねんでやんす。
音楽の3要素「音階・音色・リズム」と私感に反し国内向け順で並べても、33%程度はリズムが支配してる訳だ。
そこを蔑ろ若しくは足りないまま放置してては、もうそれだけで対抗馬に対し早々白旗を揚げる様なもんなのに。
打込みオンリーにするならまだ誤魔化せるが、人力メインでどうしてそんなでも行けると思えるのかな。
まあ死んだリズムでノスタルジーにだけ浸るつもりならもう何も言わんけど、それじゃあせいぜい内輪ウケが限界で絶対儲からないギャンブルでっせ。(ってもし儲かるとしたらそりゃイカサマだわ)
=続く=
最近のコメント