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2024年11月 4日 (月)

音楽備忘録1906 エレキBassのCreamyな音色の魅力➒

続いてはこのテーマとハイインピーダンスの具体的な関係性と、内容に今回は駒を進めよう。
私感ではアンサンブル内で従来の使い方をする限り未だハイインピーダンスがデフォと考えてるが、理由はひたすらに音楽上の都合だ。

音響的にだったら真空管関係を除き杜撰君は40年以上前からインピーダンスはもっと下げろ派だが、世の中の殆どの機器の
が下がった今余計にエレキ関係のはと痛感してんだ。
パッと聴きの明瞭度等で明らかに勝るから世相は楽器でもどっちらけなものの、こんな時代になったからこそその特異性が却って際立つんすよ。

今劣化本邦では打込み全盛で、サンプリング音源であっても基本電子生成に依るサウンドだ。
過去述の如く相も変らぬ貧故最新高級音源はどうなってるか知らんが、概知の限り「同じ音程を異なる弦で弾いた音」なんてなお目に掛かった覚えが無い。

その他弦の太さだけ・弦高だけ・本体のToneツマミの位置だけ…異なるのなんてやっぱり入って無く、それ以上に各音程での反応差がリアルとバーチャルでは最も違う。
他機器の多くやローインピーダンスなら色々調整したのが割とリニアに反映するが、ハイだと共振現象等のせいで殆ど設定値通りの反応にはなんない。

のわ誰だって不便だからロー志向にもなるんだろうけど、前回迄述の様にそうすると単一楽器としての纏まりが相当無くなっちゃうんだよ。
ほいで最も当惑させられるのがお題の奏でる音域やフレーズの案件で、それでなくても杜撰君Bassでは同音異ポジションのをどっちにするかでずっと腐心してるっつうのに…。

例えば一番低いAを鳴らすのに4弦の5フレットと3弦の開放の2つあり、楽なのは当然左手で押えなくて良い後者だ。
が前後に鳴らす音次第じゃ音色的に過剰Bright・太さ不足・他の殆どのは押えて出してるからAだけ何か異質とか、選択を誤ると悪目立ちしたり逆に埋もれ気味になったりするんすよ。

楽器・音色等の選択次第ではあまり気にしなくても平気なケースもあるが、だったら何故フレット数が1.5倍あって弦は1本減らして3本なんてのがちっとも出て来ないかってな。
音階が上昇下降し続ける長目のフレーズの都合もあるからってんなら、上の逆パターンのが出たって良いじゃん。

勿論過去には少しは出てたんだけど奏者の慣れ問題もあれど、私的にはBass固有の音色が最大のネックになってたんじゃないかと考えてんだ。
これにはサスティン(どんだけ長く鳴ってるか)も関係してる可能性が高く、単純思考では長~ぁく鳴る程好感があるものの実際のアンサンブル内ではちょいと事情が異なるん。

特に開放弦で一旦鳴らすと瞬時に鳴り止ませるのが一苦労で、構造的には当然の結果でしかないんだけどさ。
一般論としてエレキにした分鳴るとハッキリしてるんで止める方もそれに合わせないと、何だかアコースティックよりだらしない感じがするんだよ。

のが単体だけで済みゃまだ良かったが、アンサンブル全体のキレやリズムにもモロに響いちゃうんだ。
結果即ミュートの為だけにわざわざ「押える方」にするケースもある位で、鍵盤みたいに唯手を離すだけでビチッと止まってくれりゃどんなに楽か…。

おっつ何だか又脱線しちゃったがそんなこんなで開放弦の使い所が、GuitarよりBassの方がシビアでんねん。
元々鳴り方止まり方にかなり相違があるのに更に音色迄盛大に違ったんじゃ、コンバスより守備範囲が広い筈のBass Guitarでそんなになっちゃ敵わんよ。

=つづく=

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