音楽備忘録1910 エレキBassのCreamyな音色の魅力➓
今度はインピーダンスのローとハイでのこの件の影響箇所で、なるべく具体的な記述を目指そう。
っと言ってもミスマッチ共振の仕業なんで、特性が随時変動するから定量的には語れないんだけどね。
先ず↑でミスマッチと言ったのは電気的整合が少々不完全で、それが為に特性が安定させられてねんだ。
普通スマホのボリウムを変えたって音質・音色その他諸々音量以外は不変(意図的変化や耳の聴こえの変動等は除く)だが、ハイインピ接続のエレキでは殆ど全てが道連れになって変化しちまうだ。
それってどうなのったら間違い無く不便で、もし頑なに音量のみを変えたかったら迷惑千万だ。
んだが本当にそうなっても実際のアンサンブル内に入ると、他パートととの関係から必ずしも音量だけ変わった様には聴こえなかったりする。
のわ一部周波数帯域がマスクされるかされないかとか、そもそも人耳感度が音量に対してリニアじゃないからだ。
ハイ接続での変容はどっちかってば有難く無い方向ではあるが、実用上は目立ったり目立たなくなったりしてくれれば良い。
それより遥かに気にすべきは弦毎の音色差等で、手加減等で揃えられない程バラけると使えるフリージング等がモロに影響を受けるんだ。
大元は偶然も入ってるんだろうが、エレキってハイインピーダンス接続でなるべく実用に困らない様に開発されてるかんね。
現況本当に丸々ローインピーダンス仕様で完璧な設計をされてるのは存在せず、従来のハイインピ仕様のみたいに熟成が進んでない。(音響的には秀逸でも音楽的に難あり)
因みに現行モデルの殆どはロー仕様と呼ばれてても実態は一部だけで、PUか何処かにハイインピが残存したまま。
↑等からスラップしかしない奏者程度にしか充足してなく、1,2弦と3,4弦の音色差は奏法やフレージングに対し汎用とは言い難い。
音質的にはノイズ耐性が脆弱でf特もプアなハイインピも弦毎の音色差に関しては及第点で、音響的には怪我の功名みたいなもんなんだけどね。
ここから独断と偏見も入るもののどうも楽器としては電磁Pickupって方式との相性があるみたいで、磁気ってのが元々電気・電子より不安定な代物だからなんじゃないかな。
又音色的に好ましいってもその理由が後ろ向きで、恐らく理論的には痩せないんじゃなく中域に高域がしばしば負けてるからだろう。
けれどアンサンブル内で比較的安定して聴き取れるか、音程感が何処かで弱体化してないかとなるとトータルでは現況ハイインピ接続に軍配が上がるんすよ。
そりぁ汎用性より好みの音色に忖度すりゃローだってある程度は行けるけど、音色とセットで加減せんと○さんが弾いたら☐君と同じフレーズでも一味違うなんてのが反故になるべ。
これでもう1つ考慮すべきが音色の自由度で、Pianoを筆頭に生楽器じゃそこ迄「色を付けられない」のをさ。
それを特権とだけ認識したら一寸狡いが、電気楽器には他に生楽器には無い弱点があるからねえ。
その特権の1つに「Creamyな音色」があって、生楽器だと幾ら奮闘したって差し詰め泡立たない洗剤って感じかな。
又電子楽器ではガッツリ高域を遮断しないと苦しく、滑らかだが完全には籠って無いっつうのが無理だ。
=つづく=
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