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2024年11月11日 (月)

音楽備忘録1913 ’70年代Rockの浦島太郎➍

取敢えず今演れればOKな人に実体験迄しろとは言わぬが、そんななるべく簡単に楽に演りたい人にこそ最低限の知識は必須なのだ。
平均より楽をするには経験則由来のプチ知恵だけはケチれず、とは言え全部実体験するのと比べたら桁違いに省エネずら。

で過去述の如く本来なら初心者時代に最低限の実体験を得られるべきなんだが、教育面で今劣化本邦ではこんな趣味性の高いの迄その環境は最低に近い。
現況子供達の職業体験はキッザニア等で可能ではあるが、本格的なのは良いも入場料がとてもじゃないが対象年齢の子供の小遣いで気楽に賄えたもんじゃない。

ここで1つ大きな疑問なのが子供への責任問題で、巷ではやたらと何でも「自己責任」等と騒いでる癖に相手が子供の商売となると怪獣親を恐れてか急に正反対になる処。
確かに親主導のだったらそれで構わんが、そんなに縛りだらけじゃ子供自身が気紛れでプチチャレンジなんか出来ゃしねえっての。

それと近似であらゆるものが極端な2極化傾向にあり、大雑把で良いからほんの一寸だけ知りたい等の受け皿が無くなっちまいやがった。
一部の社会管理者的存在の奴等はネットで見られるからと思ってるか知らんが、それ等では何処迄行ってもバーチャルの弱点を完全払拭は出来ねんですよ。

Band関係初心者の中心世代は↑よりもう少し上だろうが、かつて或は過半の諸外国と比べるとやはり芳しいもんじゃない。
こういうのが「夢の無い時代」の一端で、その根底には大人に余裕が足りないのが原因じゃないかな。

時代も何も確かに昔とは異なるけど図々しい杜撰大王のみならず、昭和世代は楽器の知識は楽器屋等でPAの知識は主にPA屋等が拠り所だったんだ。
これは専門学校体験ともリンクしてて原理は学校の方が教えてくれたけど、電子回路や電子部品等の具体的な内容はほぼ現場でしか得られなかった。

今はどんな状況に変化したか大体そのままか知らんが、技術系の進歩の早い分野では一昨年迄現場に居た講師でももうアカン。
極論すれば↑は過去の人そのものでしかなく、逆に日々の体験量が僅かでも俺みたいに現場に辛うじてかすってる奴とは何処か何かで違うんだ。

現時点でウチでは前例がまだ無いが、超暇なスタジオのオッサン(俺😢)の愚痴を訊かされるだけでもその中に「現在のコツ」が含まれたりするかんね。
自動車好きの子が近所の修理工場へ大工好きの子が近所の家族経営の工務店へ入り浸る等する内、実情を知って続けるか方向転換するか決まったりしてたんよ。

私的にもっとそうだったのが鉄道会社の比較的「暇な職場」で、今みたく体験イベントなんて無かった代わり坊はそんなに好きならもう少し大きくなったら手始めに駅のバイトでもしてみっか?…なんて具合にね。
そう云うのが運命の出逢いとか、導きってもんなんじゃないのかなぁ。

-続く-

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