音楽備忘録1896 映画・TV等への専門家が作った音楽⑰
今日はアニソンの始祖は誰なのかをテーマに掲げるが、不勉強な杜撰大王だから真の始祖迄の追及は勘弁で御座る。
ってのも長らくアニメは子供向け漫画映画として他より低く扱われてたし、黎明期の作品は恐らく今以上に売れてなかっただろうしね。
っつう事って本人生存時には今程の評価はされてなかっただろうが、一応メジャーな開祖として、初期Disneyお抱えのFrank Churchillを提示しとこう。
日本だと昭和ヒトケタの大昔で世界的にも前例がほぼ無く、強いて助けになったとしたら映画自体がミュージカルを2次元化した感じだった位か。
そもそもJazz Bigbandでさえ円熟期より全然前だから、童謡しかも正規のばかりじゃなく子供達の自然発生的なのも色々研究してたのかな。
その他軍靴の響きが高まる中40歳で拳銃自殺する等、今日のDisneyの隆盛からは想像も付かない様な本人としては不遇をかこってたらしい。
正直長生きしたらその分必ず得する等とは今に至っても全く思えないけど、それは早死にの方だって同じ事なんじゃないのかなぁ。
そして恐らく懸案が音楽だったら自身の音楽でどうにかして解決せん限り、あの世へ行ってでさえ〆切に追われる漫画家みたいな状況はずっと続くんじゃね?…少なくとも杜撰君にはこれを明確に否定出来る材料が見つからんわ。
そもそも作者亡き後に大ウケするのってBeethoven等昔からあった話しで、不慮の大怪我で競技断念を余儀無くされるスポーツ選手とは真逆に近いかも知れない。
杜撰君の立ち位置でも早逝した親友が居り、もっとこの事は若年層に周知徹底してかなきゃいけないな。
ってこのまま続けたら暗くなり過ぎるからこの辺で止すとして、米でホピュラー系に属してた訳だからやはりJazzの香りはそこそこある。
但しこっからが重要なんだが近年の世間が想像するJazzとは一味違ってて、過去にも述べた如くJazzがヒット曲の中心にあった頃のはかなりシンプルなんすよ。
アニソン特に昔のになる程子供をターゲットにはしてたけど、そうでなくても万人ウケ流行歌を狙うならシンプルさって必要不可欠なんざます。
ジャンル特定要素を全破棄こそしないにしても、聴いてて心地良さや面白さの邪魔になる様なら躊躇無く断捨離しないとね。
その意味で童謡を始めとする子供向けの歌とか、黎明期のDisney音楽はPopsの先祖とも言えそうだ。
時代と地域の事情でこしらえたのがたまたまJazzの人だっただけで、例えば王道Popsの1つCarpentersなら土台はCountryやJazz等の上に建っている。
又彼の前半期とGeorge Gershwinの生存末期がダブってて、考え様に依っちゃ後者の方がよっぽどJazzっぽい気がするのは杜撰君だけだろうか?。
全くの想像だけど童謡やその類のって何時の時代のにも共通で、一般的なジャンルの枠にあまり捉われてないんじゃないかな。
随時で流行を取り入れるのはしばしばあるものの、Disneyの場合「唯画に合わせただけ」でもしアニメのコンセプトが違ってたらきっとああなってないんだよ。
もしWalt Disneyが日本人でコンセプトが違ったら、その曲も「桃太郎さん 桃太郎さん…」みたいなのだったりして…んな訳ゃねえか。
-続く-
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