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2024年10月24日 (木)

音楽備忘録1895 人力生演奏のススメ➎

今回は得意の逆説論法で、動画等一方通行素材からの情報最大獲得方法でっせ。
現実に「生の触れ合い」が不可能な際は今でも有用だが、知れば知る程リアルセッショッンの真価を思い知るんじゃないかな。

1.昔は不明で今は解消した点
複数台カメラで録ったり分割画面にする技術自体は古くからあったものの、かつては何と言っても低解像度なのが仇だった。
その擬似体験が今でも低解像度の動画なら体験可能で、再生時に幾ら大画面にしようと拡大しようと細部の見えは殆ど改善しないでしょ。

音に関しても近似で全体の雰囲気はアナログオンリー時代の方が若干勝ってたが、小さい音が大きい音にマスクされる度合いは中々酷かったよ。
してそれ以上に酷かったのが「速い動作の全貌」で、最も皆が知りたいBuddy Ritchの爆速だと肝心のバチの振り巾なんかが全然ちゃんと映ってねえでやんの。

2.今も変わらず解消してない点
一部の講師等がなるべくマクロ観点が分かる動画作りに精を出してるが、少数派や独特な観点のニーズを全数網羅するのはどだい無理な話しだ。
懇切丁寧に教え様とすればレッスン時間は長目となるが、そうなるとどう頑張っても1日当たりの生徒数は少な目になっちまう。

だが色んな?をなるべく多く知るには膨大な人数との接触が不可欠で、どちらを優先しても何かが欠けてしまう。
加えて難題なのが見た目と奏者自身の意識・感覚との差で、これってロボットやアンドロイドと生身の肉体の典型的相違点なんだ。

指先の第一関節だけを曲げろと言われて、常人に可能なのはせいぜい親指位じゃないかな。
人体は構造的に各部専用のアクチュエータなんか備わってないから、不要な時でも多くの場合他部も連鎖反応で動いちまう。

結果例えば本当に当該奏者は指しか意識してないのに、肩肘手首等の方が大胆に動いたり他人にはそう見えたりするのがさ。
しかもそんなのが人次第でその組合せが全く違う事も多々なんで、リアル眼前で手本を見せて貰って質疑応答を重ねてもまだ釈然としない場合すら多い。

更には曲中で演るのと単独で演るので微妙に違ったり、曲中でも前後がどうなってるかで又違っちまったりしてんだわ。
故に通信教育よりリアル対面レッスンの方がマシだが、望む物だけ次々見られなくてもリアル合奏の方が理論上は高効率になるのよ。

但しリアルにも弱点があり、常時一定以上の取れ高を期待する事が出来ねんだ。
合奏する曲の選択次第でそこそこ確率を上げられるけど、喫緊の課題が3つ以内位に絞られてる場合はレッスンを受ける方が好成績になったりする。

けれど↑みたいな特定の時を除くと、そんなに明確なクエスチョンを常に継続的に抱えてるケースはきっと多くない筈だ。
そんな日常の中でお得情報が最大になる可能性の、最も高いのがリアル合奏(セッション)なんだよ。

-続く-

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