音楽備忘録1845 J-POPでの無駄な苛烈サウンドに異議あり⓯
俺言い「これで足りてるか不安症候群」その2は、サウンドに対する「悪慣れ」でやんす。
杜撰君の場合はこっちが主犯で苦闘が続いてて、もしかしたら感覚をその都度上手くリセット出来てないのがいけないのかもね。
美人も3日で飽きる…だったっけの如く、慣れは必要不可欠だが副作用も付いて回るん。
その典型が「もっと○○を」で、ファーストインプレッションでは良かったのが段々物足りなくなって来るヤツだ。
そしてそんな迷宮に誤進入し易くなるのがパート単体でばかりサウンド調整するのと、アンサンブル単位でやってはいるが周囲の誰にも負けるもんかみたいな下心が強く出た時。
だが最多層は↑を交互に続けて拗らせた場合みたいで、独奏なら未だしも音楽のサウンドには絶対的に「独り勝ち」が存在し得ないのを何時しか失念してるんだ。
音量や圧縮比(エンジンじゃあるまいしまさか音楽で用いる事になるとは😓)と同様、最初から「枠(わく)」ってのが常にあるのよねえ。
それ故引き分けこそあっても、相手が一切引かなかったら最初から勝ちは無い訳さ。
かと言って完全に埋没しては困るんでどうするのったら、他パートの弱い箇所に勝機を見出すしかないんだ。
周波数の低い順に行くとバスドラは大抵は音程感こそ不明瞭だが、振動に近い低周波をほぼ唯一生成可能な存在。
Bassもそれに続き今劣化本邦で幾ら明瞭度忖度が厳命でも、所詮Cymbalとかの高域アタックに挑むのは無謀なんすわ。
のでやはり各々最大の固有帯域をアピールするのが得策で、逆にそこに拘らないで他を何とかしようとすると実用上「使えない音」にしかならない。
っと言いつつ杜撰君かなりどんなのでも全帯域を目立たせ様としてるが、実際に必要なのは物理的じゃなく聴感上でのそれなんだな。
バスドラやBassの「らしい高域アタック」を求めてるのであって、Cymbalの高域アタックとは別物だ。
つまり明瞭な低音域楽器に求められる高域アタックって、物理的周波数を計測してみると中域若しくは中高域程度なん。
それ処かCymbalでもお気に入りのPaisteなんかだと、想像や印象と違って実際アナライズしてみたら有効なのは可聴限界より大部「低い高域」だったんだ。(私感では何と10kにも届かず8kHz前後だった!!)
そんなのを過去に象徴的呼称として、勝手に俺言い「目立つ倍音」と命名して物理的なのと区別しとりゃあす。
因みに本来なら企業秘密の生ピその他のも出血大サービスしとけば、明瞭度に優れる生ピは私感4kHz前後で↑とは幸運にも被ってない。
バスドラ・Bassでは2kHz前後と、是又都合の良い事に↑どちらとも被ってない。
っつうか寧ろ一般的にアンサンブル内での使用が主な楽器は、開発初期段階から意図的にそうなる様に作ってんだよ。
だってそうしとかんと無加工リアル合奏で、敢え無く埋没しちまうざんしょ。
杜撰君がセオリなんて言うのは似合わんし好きじゃないが、サウンドを弄り倒しならこう云うのは基礎情報だし物理的理由なので誰も避けては通れんですから。
=つづく=
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