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2024年9月18日 (水)

音楽備忘録1859 メカニクス的に低難度だが感覚的に高難度な奏法への不等蔑視問題➎

Drum系での2回目は、メカ低感高奏法の使い方のコツざんす。
既に一部の方は頭では理解してても、近年作品には良いサンプルが極端に減ってるのが泣き処。

杜撰大王本人は依然バリ現役のつもりだけど、実際好きなのは昔のが圧倒的に多いし殆どだ。
からそこから知見も得られるが、必ずしもそうしなくても他にも方法が無い訳じゃねえんすよ。

今劣化本邦のDrum系ではほぼ絶滅してっけど、他の楽器の迄全部が消失しては居ない。
実際他所からヒントを貰っても変換の手間が増えてまうが、起源を深掘りすればこの系統の奏法だって全部が自前開発なんかじゃなかったん。

打楽器奏法の進化は元祖のアフリカなら兎も角、現行ポピュラーの祖は欧の鼓笛隊系のが根底にある。
それを近代と解釈するか古代と思うかは人夫々だが、Classicの偉人Bach等と比べるとちっとも先行なんかしてなかったよ。

短いのなら未だしも一定以上の長さを続け様としたら、打楽器にだって何らかの曲みたいなのが必要になって来るからね。
その意味で音楽的に一定以上の効果のあるヤツは、曲ファーストでしか生み出せないんだよ。

なので独自性(新規)も含めると音効果としての基本的な知見だけ抑えれば、後は何処からヒントを貰ったって構わないのさ。
で↑の具体的内容は各奏法の適性で、速度や強弱毎に最も演り易いのがある程度決まってるん。

尤も奏者の適性(個性)次第でその境界域はかなり変動するし、敢えて向かない方でチャレンジするのも又一興だけどね。
とは言え肉体的にも物理的にも限界があり、例え超人でもその限界値を少し拡大出来る程度なんだ。

過去の杜撰君みたいに体当たりオンリーってのも壁にぶち当たらなきゃ大いに意味もあるが、有事の際に解消可能なのは体じゃなくて頭だったよ。
前々回のGuitarと同じく速度優先の時はワンアクションが優勢で、音の粒揃え優先の時は所謂ダブルストローク等が有利になる。

その根源理由は各音事の調整が個別に可能かどうかで、バズ系やスライド系はこれがとっても高難度になっちゃうんだ。
杜撰君にとってのダブルの基本原理は未だ腕で1打目・手首で2打目を鳴らす程度だが、実際2打目を1打目より無制限に強く鳴らすのは不可能だ。

只それは腕対手首で後者の筋力が劣ってるからで、一般傾向は誰でも同じだろうが過去知り合いに1人だけリストの方が遥かに強靭なのがおったで。
でそんな特殊体質だと手首動作速度も常人を上回るのが常で、そう云った自身の体質を併せて把握しとけば場面毎の奏法選択は自動的に決まっちゃうん。

それ以前の低レベル事情では実体験として、過去にダブルアクション系が不器用で苦手だったから代用して誤魔化してたなんてのもあるけどな。😓
そんな紛い物にも一利はあって、他人と異なるニュアンスの方が要るレアケースでは役立ったかも。

なので絶対的では無いが先に試すべき指標としては、速度やニーズに合わせて選ぶ意味は充分あるんだ。
それとRockでは基本的にJazzみたいに頻用する必要もなく、今劣化本邦J-POPみたいに一々どれもをフルショットする必要が無いから楽なんだけどねえ。

-続く-

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