音楽備忘録1813 J-POPでの無駄な苛烈サウンドに異議あり➐
ほいだら前回末尾のフラグを明かすと、現行で殆ど存在しないサウンドは技術面その他等で実現性が無いと考えちまうって事ですわ。
違うのの存在が無いか出逢うのが困難だと、今すぐ何か欲しい人にとっちゃ自動的に選択肢から洩れるべ。
その私的典型が球サウンドで、生まれて一度も直接聴いた事が無かったらどの位どう違うのかは分からないじゃん。
以前概述だがそんな俺言い「球バージン」さんには、なるべく典型的で大袈裟な位のを聴かせてあげなきゃね。
女性だとどうか分からんけど男って結構初体験でトラブルと、情けない位後々までトラウマを引き摺ったりするんだよねえ。
まあそっちの方は諸事情からある程度博打になっても仕方無いんだけど、音の方ではそんな風にする正当な理由が全くないんだ。
聴いてどう感じるかは個人の自由が完全に保障されるべきもので、元来は石でもより多くの魅力でアピールすべきもんなんだ。
んが余程自信が無いのか騙して儲けたいのか、俺から見れば必要以上に球を聴かせない様にしてるとしか思えない。
のと同様に高平均音圧は実際極小音量で内容を全把握するのは明らかに有利なんだから、敢えて正反対の低平均音圧の音源も聴き比べさせて納得させりゃ良いんだ。
それを買う買わないは自由だからと片方しか用意しないと、合わない人買わない→販売総数が減るのはサルでも分かる理屈だで。
内部事情は知らんし知りたくもないが、他の商法とはあべこべでそれも又大いに矛盾してるんだ。
相変らずRemix・Remasterだの再編集版だ等と目先を変えて売ろうとしてんのに、何故か低圧縮版とか低加工版とかだけ全然出さねんだよ。(全て掛け録りしちゃってたら無理だけど💧)
これには3重の損失があって、①音楽市場自体の縮小 ②オーディオ市場の縮小 ③セット販売効果の喪失に直結しとん。
概述の①以外を簡単に説明すると、先ず②はフル加工済み音源しか売らないとどうなるかだ。
日本では純粋に単独で成立してるレーベルはほぼ皆無なんで、オーディオが売れないと音楽制作の資金も減る構造なんだ。
苦境時程どちらかで確実に利益を得てないと、終いには共倒れの道しか無いん。
模型を例にすると基本キットしか売ってなきゃ、追加部品・接着剤・塗料等が確実にある程度は捌ける。
が完成品しか売らなかったら追加で売れるのは、ディスプレイケース程度になるのが関の山。
でそう云うヘマをやらかせば、③の音源メディアとオーディオ機器のセット販売なんて完全無効化するっしょ。
だから如何に時代が求めて様と、下手にコンプリートだけで売っちゃ商売的には駄目なのよ。
その意味でSONYが高平均音圧な作品を売るってなバカ中のバカな行為で、わざわざ携帯オーディオのポジションを自ら喪失させてんの。
再生時コンプ・EQ等が不要っつうか掛かり過ぎてて何も後掛け出来なきゃ、スマホ再生と素人耳に明確な差異は無くなるじゃんか。
=つづく=
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