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2024年6月 3日 (月)

音楽備忘録1753 肉体的グルーヴ考➐

フォームチェック(姿勢)が整ったら、次に考えるべきはグルーヴの物理的成立条件だ。
ずうっとほぼ一定で続かせるとなると回転運動が思い浮かびそうだが、残念乍ら人体は殆どが往復動作で成り立ってる。

感覚的に往復より回転の方がフィットするのもあろうが、鉄道で言や動力がモータの電車よりピストンの蒸気機関車に近い。
弦楽器のピック弾き1つとっても誰かさんの風車奏法(本人はボウリングからアイデアを失敬したそうだが)以外、基本ダウン・アップの交互だ。

太鼓のバチでもcymbalをゆっくり連打する時等以外基本的には振り下ろし・振り上げしかなく、鍵盤に至っては言わずもがなだよね。
でも落胆する事ぁねえ俺が鉄ちゃんだからSL比喩したんじゃなく、往復を回転に変換する代表的メカニズムを持ってるからなんだ。

色んな乗り物ソングはあるけれど、ピストンのシュッポッポやレール継ぎ目のガタンゴトンをシミュレートしたのは鉄道ものだけ。
後は強いて言や船が波に揺すられるのかオール位で、そう云やあのバナナボートのリズムはゆったり漕いでる感じだったな。

グルーヴを無関係にしても速度や周期が急変するのだと、曲の頭から終り迄引用するのは困難だ。
その点ラリーやモトクロスを音楽化するのが最も至難で、目まぐるしく変化する感じは一定Beatではどうする事もでけん。

それに対しSLではそのものズバリLocomotionって名曲があるが如く、歌詞・リズム(Beat)はおろか踊りの振付けに至り出た当初からもう付いてやがった。
童謡にも日本でなら誰もが知ってる汽車ポッポがあり、昔の幼児は誰でも小さく前へ倣えに似た両腕を動かしてピストンの真似をしてたよな。

音(リズム)と人体動作の例としてはこれが典型で、万一それで上手く行かん人は一度SLを見に行って乗ってみとくれ。
それでももし駄目なら最強のリズム音痴だろうけど、だからって自転車の空気入れポンプが漕げないなんて事ぁないんじゃない?。(パワー不足を除く)

こんな時代にSL Beat自体はあまりお呼びじゃないんだろうが、グルーヴの登竜門としては具体的な絵面も明確なだけに外せない。
因みにこれが新幹線だと元祖に「はしれちょうとっきゅう」ってのがあったが、警笛のドップラー効果の模倣に留まってるよ。

それも断続的な登場で、SLの方が心臓の鼓動にマッチしてんだよね。
この件で最重要なのは鼓動は時代に拘らずほぼ普遍な処で、やれIT時代だの何だのと言った処で人間の内部構造はとってもクラシカルなままなんだよ。

=続く-

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