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2024年6月17日 (月)

音楽備忘録1767 過小評価で忘れられつつある人々⑮

気になる音は絶対逃さない代わり人名・曲名確認は絶望的に甘い杜撰大王、こんな悪癖から抜け切れないのは当初聴ければ良い専だったから。
それもヲタが芽生えたのが幼児期だった等でより言葉・理屈不要、そんな暇あるならもっと音よこせだったからかなぁ。

昭和の幼児にとってソースはラジオかTVのみ、仮に大人にレコードをねだろうにも難しい名称や内容の説明なんて殆ど出来なかったからねえ。
それ故音としての記憶が記録として残せる迄にタイムラグを要し、未だエアチェックしたのに未解明のがそこそこある有様。

なので即座に提示出来る人は一通りとなった処で、普通の情報収集では解明出来なかった場合の方法を少し綴ってみよう。
ここでの普通情報収集とは個人単独の範囲を指し、やはり王道は時代無関係でヲタ氏を頼る事だ。

但しかつての俺みたいに未成熟だったりすると期待薄で、学問・文化・歴史等に興味の強い人が良い。
前者は興味の対象は掘れるだけ掘るが、僅かでも外れると途端に興味喪失となって見えててすら覚え様としない。

実際過去にこれでやらかしたのが数知れず、せめてメモだけでもしとけばと後悔先に立たずでがんす。
のが後者の場合ゴールへは辿り着けなくても、今後調べるべき領域が絞り込めたりするんだ。

のはターゲットの最低でも隣接してるの程度は記憶に留めてるからで、特に遡って掘ってるとその当時の普通からどの位革新的だったかも見えて来るん。
わ一旦置いといて調査領域が縮小するっつうのは、例えばA〜Cの内AとBはハッキリ違う等と判明するからだ。
違った以外のにしか可能性は残ってないから、完全なしらみつぶし捜索から逃れられる。(無論例外はあるが)

加えてある程度以上の範囲を概知の人って特に古いの程レーベルの個性を知ってて、この手があるとしたら多分○と△位しか無いなんて示唆を得られるんだ。
処がとても残念なのが今劣化本邦のベテラン聴き専の状況で、何処かの恥知らずと違い古い知識を晒けて加齢臭を漂わせるのを嫌い過ぎててね。

本当は貴重な情報を誰にも伝えないのが多く、どうせ新しぶったってすぐバレるのにさ。
ので洋楽に関しては英語圏の情報アクセスが欠かせなく面倒だが、それより深刻なのが自国の過去逸話等だ。

この事を分かって乍ら誠に申し訳ないが国産洋楽に当時は失望(今の方がもっとだが💦)してて、ネットが無くより入手困難な本国の情報収集に全集中してたんだ。
実は後から良いのもあったのを知ったんだけど、当時それ等はヲタ専用的扱いでクソガキには縁遠かったん。

その理由の1つにその類のは当時レベルでは過激な歌詞等が障害となって、日本語なだけに子供に迂闊に訊かせられなかったんだろう。
今再考すれば英詞の方がより露骨でダイレクトなのがあったんだが、何故か外国語だと刺激が緩和されるって誤認が世間にあったのよ。

=つづく=

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