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2024年6月14日 (金)

音楽備忘録1764 楽器業界の行く末①

業界貢献度が限りなく低い杜撰大王だが作って売ると使うの両方を知ってる処から、将来展望を一寸想像してみたい。
私的には現況の停滞に危機感を
覚えてて、他分野で既に起きてしまった様にこの国から消失しやしないかと心配なのだ。

例に依って一般論では関係無さそうな安楽椅子を、敢えて例に挙げてみよう。
って何の事ぁない今普段最も座ってるのがイタリア製の安物で、こいつがどう考えても本国じゃ鉄パイプの耐荷重が足りなさそうな代物でね。

パッと見は国産や他国のと何も違わないし、設計アイデアとデザインはそこそこ良かったんだけどさ。
少し前迄人生で最も肥えた10年間に、何度も鉄パが曲がったり折損したりしてオシャカになったんだ。

折角ビニールレザーの摩耗や経年劣化を我慢してたのに、フレームに逝かれられちゃ万事休す。
で何時もの如く修理や再利用を狙って調べてみた処、どうやら「鉄の質」に難があったらしいん。

要するに劣化著しい今の日本でさえ信じられん位、外見・肉厚・重量からは想像を絶する位脆弱でさ。
最近で似たのってば中華製のに少しあって、きっと成分配合とか製鋼プロセスで劣ってるんだろう。

この件にはヲタ度全開も思い当たる節があり、鉄道用最新の80㎏レールっつうのは現在日本のたった2社だけで全世界のニーズに答えてるんだと。
因みに80㎏ってのは1mあたりの重量で、従来の標準は50㎏程度だ。

素人考えでは唯太く大きく重くすればと思われがちだが、カーブに合わせて曲げても折れない様にするのが難しいらしいん。
他でも宅の車は約15年落ちの中古だが、そう云や大昔と違って屋根無ガレージにも拘らず未だサビは殆ど出てなかったっけ。

その他木材の加工技術のみならずそもそもの質だとか、今迄は大して気にしてなかったけど外国とは何時の間にかかなりの差になってたらしいん。
にも拘らず新自由主義なんて幻想と今からすれば期間限定だった円高期に、中小企業を過剰に冷遇したりで材料製造業をかなり海外にくれてやりやがった。

その結果折角円安になってもレールみたいな特殊なの以外、普通の鉄鋼や普通の木材の輸出は大して増えてない。
っと随分又遠回りな話しだがそれと楽器の関係はったら、普及価格帯の海外製へ日本の得意があまり活かされないって事なのよ。

人件費の高騰でかつては盛んだった米等の下請け製造も中韓等へ移り、実質的な精度は低下したにも拘らず為替の事情で日本では昔みたいに捨て値にはならない。
流石にPiano世界シェア1,2のヤマハとカワイは余程経営をしくじらなきゃ何とか残るだろうが、他は特にRockやPops向けのメーカはねえ。

かつての隆盛を肌で知ってる身からしたら、もう何時無くなってもおかしくない位元気が無い。
そうなって最も被害を被るのが音楽をやってる人達で、更には子供達全てに損失が及ぶのだ。

我々年寄りは手持ち生残りに延命を施したり、いざって時は過去体験の記憶を辿る術がある。
が未体験の者との分断を促進するばかりか、本物はこんな感じってのの「知る権利」が強奪されちまうんだよ。

-続く-

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