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2024年6月 6日 (木)

音楽備忘録1756 音楽に於けるテクニックの意味⑲

曲の真のコード把握コツを提示するにあたり、その注意点を先に綴っとこう。
小編成Guitar BandやChorusグループ(死語!?:常設の歌い手が3人以上)で、特に見逃し易いんだ。

又感性の打込みでそこそこ行けちゃった人なんかは、楽器や楽譜に詳しくないケースも少なくないから微妙なんすよ。
無論知らなくても音が合ってりゃ構わないんだが、リアル演奏を実行する苦労っつうか過程が無いだけに自ずと確認時間がかなり短くなるんでさ。

例えば30回聴いたらもしかしてヤバいかなとなるのが、そこに至り難くなってるからねえ。
では徐々に本題へ入ってくけど、鍵となるのは「独りでなるべく全部の音」を出せる事。

該当箇所で鳴ってる音の把握から始まるが、個別箇所の確認目的であっても通常は歌を含めとくのがコツ1ずら。
本来当然である筈なんだけど、コードの個別確認って歌い手はあまりやらないんだよなぁ。

特に作・編曲をしないとかそれはやっても楽器演奏力の低い奴だと、自信は無いし手間も億劫がったりしてさ。
因みにマトモな歌手って白玉程度にしろ、一応自身で鍵盤鳴らせるの知ってまっか。

歌唱音程の修正にこの程度は必要だし、歌メロを考案するのにも必要なんざます。
作曲者を標榜する者で初期段階にはコード策定は他人依存も許すべきだが、何時迄も人にお願いするのも一寸無理があるねん。

同じメロでも複数のコードパターンがあるんで、延々それじゃないヤツお願いなんて言ってると終いにゃ呆れられる。
自身のイメージがメロだけで、後をどう料理されても文句無いんなら別だけどさ。

過半数ではきっと不明な伴奏らしきものが何か付いてた筈で、閃きは大事だがイメージを具体的に音にするのこそが作曲って作業なんすよ。
編曲でも同様で結果の良し悪しは別として、作業プロセスに問題があっては才能があってさえ宝の持ち腐れなんだ。

わ兎も角楽器と歌が比較的別物に聴こえる事も少なくないんで、つい楽器隊だけで構成しちまって合わなきゃ歌手にメロ変えろなんて横暴も…。
Rock等一部ジャンルではスタイル的格好良さの為に、楽器群の流れだってかなり大事なんだけどさ。

その場合「伴奏があるとメロを思い付く」誰かを連れて来るべきで、メロが先に出来ちゃって良さげな場合は弄っちゃいけねえよ。
それもこれも全体音で「合ってれば」の話しになるんで、そこを確認しないと先に進めても無駄になったりするん。

でその「合ってるか」論理的な裏を取るのに、真のコードを知るのが先決且つ必須なんざます。
万一鍵盤白玉が駄目だったら手間でも打込でみると良いが、打込みの無かった時代だったらもっと大変だったんだよ。

その方面の才能が有り余ってない限り、想像の領域で全部の音を同時一括で鳴らすのって究極に近い位ハードル高いんだ。
実はそんな才能を杜撰大王は持ち合わせてて、曲が浮かぶ際はいきなり全体像で来る事が多い。

そんな自信満々の杜撰君ですら、分析(確認)は鍵盤等でと尽くづく思ってるよ。
だって幾ら分かったってそうしないと、良否判定の方に全集中出来ないもん。

=つづく=

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