音楽備忘録1732 音楽に於けるテクニックの意味⑬
今日は前2回を踏まえ、Bassパートとはに迫ってみよう。
音楽的には様々なのがあるも、現状ポピュラー系のはコントラバスのピチカート奏法とエレキBassで開発されたのが主軸であろう。
っと言ってもTubaやHammondからのパクりネタも少なくなく、しかしそれ等の中でも弦で再現可能なのが普及している。
Classicオケの時代のはbowingが多用されたんで、ルートフォローかせいぜいサヴメロ的なのに終始している。(無論例外の存在は何時もある)
尤も低音域でそれより音数の多いのはCelloが担ってて、この点はエレキBassに至っても比較的高い音域が使われている。
それより更に前の時代で人を選ばずとなると、能動的なフレーズはほぼ鍵盤でしか演れなかった。
で鍵盤の左手Bassはシンプル目な編曲ならそこそこ頑張れるが、色々盛り込みたくなるとBassパートだけに専念してはいられなくなる。
恐らくこの辺りのせいでBassったら弦のが主流になったんだろうが、本来は楽器種とBassパートは全く別物なのだ。
非低音域楽器で演ると音域的に少し高くなっちまうが、例えばBeatlesのTwo of Us等の具体例がある。
ので弦バスやSynthe Bassを使わなくても充分フレーズが作れるんなら良いんだが、如何せんネタ元事情で今日に於いては多分少し難儀しちゃうんじゃないな。
それと歌物Pops・Rockらしく聴こえるのとなるとエレキBassのが圧倒的多数派なんで、これはDrumに関しても似た様なもんだ。
実は「ズツタツズツタツ」と演れなんて絶対的なルールなんか全く無いのに、「普通に聴こえたい」が為に未だ踏襲してるのが多いっしょ。
過去達人や名作にバスドラとSnareが逆になったのがそこそこあって、杜撰大王なんかはそんなのの方に在り来たりなのより魅力を感じてんだけどさ。
そうして普通に聴こえる様にするのは結構難度が高いのもあって、腕利きが散発的に演るだけで広く浸透はしなかったんだろうね。
結局これ等から「Bassパートってどんなん?」を習得するのに、今はエレキBassを弄ってみちまった方が手っ取り早いんよ。
他楽器vsエレキBassでの最大の相違は、一言で言や「頭を使うかどうか」でやんす。
実際には全く頭不使用だとつまんないのしか出来なかったりするけど、「Bassパートに聴こえない」って事ぁ滅多に起きんのどす。
恐らくその原因はかつてFender RhodesからBass用のが出てたが如く、音域が限定されてて和音が音的に鳴らし辛いの等が却って良かったんだよ。
≅続≅
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