音楽備忘録1731 過小評価で忘れられつつある人々⑥
オヤビンのAl Greenが作曲にGuitarを多く用いてたからか知らんが、ベーシックはGuitar Bandの形態でちっとも珍しくは無かった。
がそこへほぼ常時加えられてたパートにとても特徴があって、鍵盤の他擦弦属も金管属もとこれだけだったらほぼオールスターキャストだ。
が予算事情の絡みか何だか常識からすればその数が不足気味なのと、殆どのに残響付加がされてないのが珍妙なんだ。
○○アンサンブルには本数も不足してる上Echo等での嵩増しが無いんだから、音色はチープになるは奏者には過酷だわで…。
けれどアンサンブルを原点から考察すると音楽的対応力については、どんなにサウンドがリッチだろうと「存在しない楽器」があるよりゃあった方がマシなんだ。
その頃デジタルはおろかアナログでも今みたいに汎用性の高いSyntheは無く…、要するにトータルコストで機械主体より人力の方が色々好都合だったんだ。
実は勝手に貧仲間との思ってる杜撰君昔からこの手法を試してはみてるんだが、本家は生演奏だった巨大な壁に阻まれててね。
せめて歌以外を全部バーチャルにすれば未だしも、音響的高音質より遥かにリアルの表現力etcの影響が甚大だったんだ。
その最たるのがムードで、今となってはあんなLo-Fiで良い雰囲気を醸し出せてたのはこれが原因なんすよ。
この点随時頻吠えの様に楽器や音響の進化方向が、音楽に対しては誤りとか無能な方へ進みやがってるんだ。
更にはその原因は金勘定には長けてても、音楽に疎い奴が開発に携わる様に変わったのがアカン。
わ兎も角特定時期にしか可能じゃなかった方法って事ぁ、超絶な裏技に属するモノだったのかも知れないね。
けれど制作・録音現場に付いて回る制約って今も不変なんで、少なくともヒントの1つとして記憶しとかない手は無いんじゃねえですかねえ。
あのBeatlesでさえ同門の中では厚待遇だったとは言え、全盛期のシナトラとかと比べたら業界的には滅茶苦茶冷遇されてたんだから。
それ以上にまだ売れてない者が上昇のキッカケを掴むには必須で、機材の高音質化の上で呑気に胡坐をかいてる場合じゃないんじゃね。
今劣化本邦では確かに業界もリスナーも最低に近いけど(失礼だが真実を正直に吐露しないよりゃマシ!?)、もう暫くの間だったら「腐っても鯛」が通用しそう。
現にかつてと比べたら人気の衰えた野球でも、大谷翔平だけはマスゴミから持ち上げられっ放しじゃんか。(数多の失政等のマスキングにも大いに利用されてはいるが💦)
そういった突破力には先ず強力な志や意志がモノを言うが、本当に必要なのは「突破力に繋がる知恵」なんじゃないかな。
それこそもう昭和じゃないんだから、気合や根性だけでどうにかなるもんでもないさ。
だいいちその昭和史も冷静に事後検証してみりゃ表層は根性でも、舞台裏には鉄壁な理論的裏付けが実際はあったんすよ。
只昔の職人気質では隠すべきとしてたのと、頭で理解出来ても実践に移す方がもっと大変だったからだ。
基本的には実現困難な知識は伝えぬ方が親切とするか、無理でも全容を明かす方が親切とするか考え方が違う程度でしかないん。
-つづく-
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