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2024年5月 4日 (土)

音楽備忘録1723 過小評価で忘れられつつある人々④

今日は昔の杜撰君の好みに反して、今更で英のQueenについてひとくさりおば。
近年映画のヒットで再度脚光は浴びたんだけど、当時の認識とはかなり異なる点が多かったんだ。

それがどう影響するかったら、虚像と実像みたいに経緯や成り立ちを誤認する恐れ大なのよ。
のをⅠ登場時の評価・Ⅱリアルタイムでの代表曲に大別して、本当はこうだったについてボヤかせとくれ。

その心は演ってる人には登頂ルートを間違えるとか、聴き専の人ならアルバム買ったら想定外なんてのを予防したいからだ。
んで正直週一で賛美歌を歌ってる様な人じゃないとあの特徴的コーラスの模倣は困難等、欧州や英の歴史・宗教等がネタ元になってるのがとても多い。(恐らく本人達自身は宗教意識は低いが根付た習慣等から)

それは録り方を含めサウンドにも相当強めに及んでるんで、オリジナリティでは最高峰級だが世間が慣れてくれる迄は散々な評価だったんだ。
何せ欧州貴族みたいないで立ちでいて、Lead Vocalが何処からどう見たって典型的なオカマのインド人だったんだからねえ。

加えてハードなのに妙に美しいハーモニーと、当時としては奇特で理解困難なスタイルだったんだ。
その様はまるで日本のヲタ文化のはしりと言っても良い位で、その証拠ってんでもねえが世間への普及は当時の日本の腐女子(当時そんな呼称は未出だったが)にウケた処が発端だったんだ。

今では随分と崇高なレジェンド扱いになったもんだが、そもそもはキモ格好良い程度だったんよ。
その認識差が最も影響してると思われるのが代表曲で、芸術点は高くても当初は今より「普通っぽい曲」の方が万人にはウケてたん。

現在なら誰もが迷わずBohemian RhapsodyやWe Are The Champion等を挙げるだろうが、単純に良い曲としてKeep Yourself AliveやTie Your Mother Down等の方が当初は受容れられてたんだ。

オリジナリティの点で前者は最早不動の存在だが、Bandとしての力量を測り易いのは普通な感じの曲の方なんだよ。
他のBandでも演られてそうな曲にこそ、それでの差異に実力が現れる訳だからさ。

恐らく高評価でも後継者が未だ現れないのはこの辺のせいで、世間が勝手に想像してるより奴等には普通の側面だってちゃんとあったんだよ。
土台がガチのHard Rock Bandで出て来てたのに、それを忘れちゃ話しが始まらんのだよ。

確かに文化的には↑のオリジナリティの価値は大変高いが、そこに「至れた経路」を誤認してはねえ。
っつうのもRockへClassicからの引用にあたり、その前がどんなスタイルだったかの影響が結構あるからなんすわ。

一例としてBach系の引用でDoorsとPurpleで比べると、前者の方がよりバロックテイストが強く残存してるでしょ。
それでいて後者にDoorsみたいな神経質っぽさが前面に出ないで済んでるのは、多分土台がHardだったからなんよ。

同様にOperaでもWhoは単に戯曲的なだけだが、Queenではもっとロマンチック色が強い。
もし一部ヴィジュアル系やアイドル系みたいな引用をすると、一歩間違えりゃ軟弱になったり軽薄さが溢れるんとちゃうか。

-つづく-

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