音楽備忘録1729 肉体的グルーヴ考➊
肉体は生まれ持った俺言い「地速度」にもグルーヴが少しは左右されるが、若きゃ心理面と比べれば訓練でかなり克服出来る。
問題は加齢等に依る速度低下だが、絶対的最高速より主に反応鈍化に翻弄される。
杜撰大王自身は幸いまだ顕著には感じられてないものの、条件反射みたいな前フリゼロの反応は確実に落ちてる筈だ。
それより痛感してるのは体力(スタミナ)の方で、日増しに無理が利かなくなってるよ。
ここでの無理とはモータで言う連続定格ではなく時間限定の最大定格の方で、無理の無い範囲の持続性(パワー)なら寧ろ漸増傾向が感じられてる。
要するに演り方が不完全なままだと昔よりか駄目で、要領を得られてるのはその分負担が軽減してる様だ。
でキレについてはやはり絶対最高速の影響が少しはあるだろうが、グルーヴには殆ど限界高速みたいなのは出て来ないから扱さえ間違わなきゃ殆ど維持出来る筈。
なんだがどうも英や日ではベテランのグルーヴ劣化が顕著な感じで、この現象を親友の聴き専ヲタ氏は衰えが早目と称していた。
加齢で劣化するのは力や速度ばかりではなく、柔軟性だの可動域の縮小等もあるけどさ。
でも器楽演奏の90何%じゃ荒川静香嬢のイナバウアーみたいなのなんて出て来ねんだから、受動感覚的な勢いがそれでそんなに落ちる訳ゃねえんだ。
それからして最も怪しいのは「気持ち」の問題で、それ故杜撰大王としては心理状態に不足のある内は肉体面を探ってもあんま意味無いと考えてんだよ。
勿論体の衰えが及ぼす気力の萎えは相当なもんがあるだろうけど、普通に近所へ徒歩で買い物に行って帰って来れる位なら「気の持ち様」如何で補えるんじゃないかな。
そこで両方に効果が期待出来るのが「齢を忘れる」事で、失敗したら年寄りの冷や水になるリスクはあるけどな。😵
でも気持ちだけの段階だったら異常高血圧等の持病がある人以外は、せいぜい傍目に年甲斐が無いと映る程度で済むんだよ。
それも嫌だったとして当座は誰も居ない時に試せば無害な訳で、それすらままならないとしたら自身内に余計な枷が存在してる証拠や。
又無理やり気持ちを奮い立たせた場合心は草臥れるだけで済むが、肉体の方はそうは問屋が卸さない。
↑状態だと杜撰君と正反対の人ですら大抵は何処かに力みが生じてて、唯でさえ弱ってる体の何処かを壊すって重大なリスクがおま。
だいいちそれで悪癖が付いちまったら、べらぼうに疲れなきゃグルーヴが出せなくなるから二重に大損だ。
と言いつつ個人差はあるだろうが齢取る程脱力状態ってのが、案外全く意識しないで居ると難しい感じがする。
もっと高齢になって露骨に筋力低下したらどうか分からんが、興奮した幼児が肉離れしたなんて話しはとんと訊かんって。
恐らく特定環境下の人を除けば筋力より柔軟性の方が先に劣化してると思われ、本人無自覚でも自身のパワーで体を壊してるケースが圧倒的に多いん。
と言いつつⅡで杜撰君柔軟体操は必須と分かってても、面倒で殆どサボりっ放しなんだが…。
-続く-
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