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2024年5月22日 (水)

音楽備忘録1741 肉体的グルーヴ考➍

今回は個性の強いグルーヴの実例行っちゃうが、多分現代一般に想像されるのとはだいぶ違うんじゃないかな。
主流になるのは良い塩梅のだけど、典型のとなると一部はドン引きする位濃厚な癖があるんだ。

杜撰大王が最初にグルーヴの種類として認識したのはReggaeで、そのずっと前から日本の伝統的なのにだって固有のグルーヴはあったんだけどね。
古典って万国共通なのか一定Beatの継続がほぼ無く、表現の都合でリズムを幾らでも平気で捻じ曲げちゃうから圏外判定してたんだ。

でReggaeは一応一定が続いてるらしいんだが、味わいと来たら↑の民謡等にも負けない位田舎臭かってん。
それが普及し出した1970年代って斬新さが渇望されると同時に、所謂レイドバックって正反対の流れも流行った時期でさ。(真の発祥は1950年代末、但し未普及)

レイドバックのそれ迄のノスタルジーとかとの違いは、現代訳するなら「キモカッコ良い」の走りですわ。
要するに一周回ったらキモい・ダサい・臭いにも、独特な格好良さを内包してるのに皆が気付き出したんだ。

でⅡでReggae自体はホントは新様式だったんだけど、やたらと味は古臭かって。
典型例としてBob Marley & The Wailersを引合いにすれば、味は古くても当時最新の機材や技術をしれっと駆使しててのう。

その端的例として宅の防音ドアにずっと貼りっ放しの’70年代末のポスターでは、彼は当時最新のYAMAHA SGをぶら下げSONYのMicに向かって歌ってる。
前者は高中正義等当時のFusionブームでの鉄板アイテムだし、後者だって新人アイドル歌手なんかがこぞって使ってた代物だで。

そんなので固めてても誰より味が古臭いのが稀有で、音色の加減も然る事乍らノリ(リズム)のせいでそんな風に聴かせてたんだ。
因みに日本でReggaeが市民権を得たのはこの頃で、ポピュラーに都合の良い一部を取出して皆がこぞってごっこったのは’80年代になってから。

でⅢでその対極にあったのがYMOので、実は当時はまだ人力演奏率が格段に高かったが如何にも機械が演った様な感じにしてあった

今バーチャルってばリアルのを機械とかで真似るもんだが、当時は機械だけじゃ全然無理で人間がロボットを演じてたんよ。

尤もこの演技は古くから映画や芝居にはあって、神仏や妖怪・幽霊・宇宙人等一応架空の存在では用いられてたんだ。
わ今日の本題じゃないからたいがいにしとくとして、それ位リズムタイミングやリズム表現には底知れぬ力のあるのが表に出た訳っすよ。

でⅣでそこ迄強烈に○○臭を漂わせると、他の要素はマスクされるん。
つまり使い方の妙で悪臭(おっつ失礼)も芳香となる訳で、グルーヴ単体は必ずしも格好良い物なんかじゃねんですよ。

かつてソリッドなRockを標榜しとき乍ら、もう古臭くなったSwingしか出来てないのなんかもあったでよ。
それすら今では時代を特定する特徴として、ヲタが喜ぶ様な変な市民権を得てるけどな。

=続く=

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