音楽備忘録1745 肉体的グルーヴ考➎
グルーヴって捉え様に依っちゃ臭かったりするんだと晒した処で、それが肉体とどう関係してるかざます。
生身の肉体って機械とは対極に近い位置にもあるから、体質次第じゃかなり癖強で臭かったりするんだ。(体臭じゃないよ)
杜撰大王自身剥き出しの自分の個性を初めて思い知った時ゃ、えーこんなにダセーのかよって暫くは呆然自失になっただよ。
その頃はまだ感覚と実出音にギャップがあったんだが、それにしてもひでぇ困ったもんだってさ。
その後機械等との同期に慣れても、傾向自体はちっとも変わらんかってな。
けれど変な癖強でも音楽的理想のタイミングとしては、この変態タイミングの方がどうにも正解としか思えなかったんだ。
癖を殺せば確実に無難にはなるが、あのフレーズこのオカズとかがピッタリとは決まらなくなるん。
個性って使い方次第で毒にも薬にもなるもんで、特効薬が欲しかったら癖は取敢えず容認するべきなんよ。
望むと望まざろうとその様な存在を認める処からスタートせんと、その先になんか行ける訳ゃねえっての。
この段階でのコレは機械不所持の物であり、感覚的に微妙なタイミング差での表情変化を掴む糸口なんすよ。
機械不在の大昔の人か、或は現代でも拒否してる人だったらそんな注意は要らんかも知れんがね。
そんな連中はオリジナリティは堅持出来てる代わり、ポピュラー系の一定リズムの続く楽曲では妙なギクシャク感が拭えないよ。
その典型がClassic系のナルシスソリスト等で、やたらと上手い癖にBeatのレベルだけ低くて違和感ありありなんだ。
唯そこから追加で勉強しようと思わん奴も居るのは、合わないジャンルは演らなくしちまえば大怪我はしないで済むからね。
わ兎にも角にも微細なタイミングとなると感覚としてしかほぼ体感不可なんで、脳内だけで理解するのは無理がある。
ここも含め色々語られてるのはどれも事後分析なのと、視覚に一切惑わされず音だけで違いが分かる様になるのが先決だ。
唯何となく捉えようとすれば視覚誘導が避けられず、例えばドレッドヘアにしてかっぺっぽく演りゃReggaeになると思ってたらそりゃ完全な幻想だ。
前回綴った通りその筋の大家は演じてるだけで、風貌とは裏腹に商魂逞しいは大の新し物好きだったぜ。
ので誰にも見えない録音等では、ちっとも何時ものスタイルをしないで奏でてたかも知れんよ。
だいいちその容姿にしたって流行って以降は誰もがReggaeのオッサンと認識しちまうんで、今度は音のイメージに視覚がかなり引っ張られてる可能性すらあるぞ。
確かに実力不足(グルーヴ)の段階でそれらしく演れってオファーが来ちゃったら、その場は雰囲気で凌ぐしかねえけどな。😵
自身が持ってる天然グルーヴはそれ迄の体験等に依って醸成されてるんで、その意味ではReggaeな毎日を過ごしてみたりするのは悪くないがね。
-続く-
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