音楽備忘録1750 杜撰流不景気対策➍
今の不景気はちっとも自然現象じゃないから、知ってても最適配分が不可能になった人も居るかも知れない。
そこで今回は究極の選択を迫られた、そんなケースについて考察してみよう。
杜撰大王ってずっと貧は続いてるけど最下層とは言えず、ここ30年位は主に家庭内格差のせいで苦境にあるだけだ。
真に瀕してたら拙ブログすら毎日なんて書けない筈で、しかし心理的には↑はなまじ比較が容易いが為に実際より厳しいんだけどねえ。
わ兎も角流石にここ数年は機材価格の高騰で、従前以上に充実はおろか更新も停滞を余儀なくされている。
本職がBassの癖にメインBassすら借り物ってのはいい加減でもう何とかしたいけど、得意の中古すら高騰したお陰で手をこまねいている。
万一貸主から返還要求をされたら待った無しの覚悟は出来てるが、それ迄はとある理由から厚かましくも引っ張れるだけ引っ張るつもりでいる。
のは至極単純な理由で、借用品でも1本はあって0じゃないからだ。
恐ろしくも20年以上借用継続中なんで、明らかに各所の消耗は隠せない。
が後数年で大々的なリペアを要する様な状態では無いんで、今の状況が続けば更新は見送るつもりだ。
とは言え興味と有事勃発の不安は常にあるから中古市場の監視は続けてて、しかしこっちの条件を満たす出物に遭遇しないからアクションは起こしてねんだ。
ってのからすれば理想は一旦置いといても絶対的な不足があれば買うが、そうでなけりゃ我慢出来るだけ我慢を続けるって事なんすよ。
只「不足の定義」が問題で、贅沢を言い出しゃキリが無いってか人次第で随分判断は別れそうだ。
自分のメインパートの楽器は少しでも好みの良い音をあらゆる条件下で出す為に、一般的にはあまり所持本数はケチらないよね。
けど財政逼迫の最中に年に数度しか使わないの迄となると、果たして単なるコスパの他メンテ費用はどうなんかいなっとな。
又楽器もなるべく美しくありたいとは思うが、遠慮無に弾き捲るとお飾りみたいな外観は先ず保てんですよ。
離れて晴れ舞台のを写真に撮ればボロが出なくても、直に手に取ってみると新品もものの1年も使や細かい傷位は必ず入ってる。
これ等案件は持ち主の願望としては正統なものだけど、真の必然性としては厳しいがエゴでしかないんだ。
ましてや聴くだけしか興味の無い観客には知った事かで、音楽自体への貢献度としては従と言わざるを得ないっしょ。
ので失礼を承知で言わせて貰えば音楽を演ってる「フリ」とか趣味の人はご勝手に、音自体を何とかしたい人は心を鬼にして熟慮・再考してちょ。
但し趣味でもブランド志向で持ってる自慢をしたきゃそれだけは妥協出来んが、防音室は持てなくたって構わない。
或は見た目一択なら近年は安くても美しい色・形・仕上がりのがあるから、無名の音は全然大した事無いのでも構わない。
取敢えずは自身の目的を明確化して、自分なりの優先順位を決めるのが先決じゃないかな。
非常時になって初めてその人の本質が露呈するが如く、己を知るのに限っちゃ環境・状況は厳しい程却って良いのさ。
=つづく=
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