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2024年4月12日 (金)

音楽備忘録1701 心理的グルーヴ考➊

ベテランの知人にノリで悩みを抱える人から相談を受けた際、何の気無しに今迄発した事の無い言葉が口から出た。
のが他の人にも役立つ可能性があるんで、少し掘ってみたい。

ノリ(グルーヴ)については以前から随時で触れて来たが、実演時の意識(心の持ち様)の影響は甚大ってか殆どはそれで決まると言っても過言じゃない。
にも拘らず杜撰大王が語らなかったのは、ノリを出す事がわざわざ音を出す動機になってるからだ。

何故って少なくとも俺には何を置いてもノリが足りなかったら楽しくないからで、楽しいから単純でアホな刻みも飽きずに続けられてんのよ。
日本じゃ民族性か高度な技や深い読み等に惹かれる方が多そうだが、俺がそれを理解したのは随分齢を取ってからだった。

そんな人も決して批難する気は無いが、年齢や歴に依って差が生じるから人を選ぶのは確か。
そこが差別的にも感じられるから嫌で、ノリやムードだったら感じ方は様々でも誰でも楽しめる余地があるのよ。

杜撰君がそうなったのはもしかしたら音楽の目覚めが幼少時だったからか知らんが、芸術ってスペックよりそっちで楽しむもんじゃね?。
ってかスペックで表せない魅力のある決して多くは無い存在で、技読み派の人だって最初に興味をそそられたのはノリやムードだったんじゃないかな。

その訳は曲が始まってから聴き続けないと、技とか読みは体感出来ないでしょ。
どんなものでも最初の最初は「何か良い・凄そう…」があって、その後も見続けて・聴き続けてみようかとなるじゃん。

その段階では「何が」の内容なんてまだ知る必要は無く、それでいて良さが瞬時(極短時間)に分かる事だけは要求されてるんだよ。
ので①に音色②にノリ(グルーヴ)となるんだが、頭の1音だけが良い音色だとその後は興味が薄れる。

それと比べたらノリだって少し聴き続けなきゃなんないけど、多くの場合技や読みを理解するよりゃ短時間で全把握出来るんだ。
この2つで大きく異なるのが事前知識の有無で、聴いて楽しむだけなら拍子や拍すら認知不要なんだ。

唯々何かズンタカズンタカ言ってるのに、我が身を委ねて浸れりゃ良い。
ノリってなそれ自体が感覚的・原始的な存在なんで、考えたり恣意的手加減で出そうとするのに無理があるんじゃい。

実際に奏でてる最中には頭も使ってるんだけど、ノリに関しては唯ひたすらキレとか気持ち良さしか念じてないんだ。
せいぜい予め自分がモタり易い箇所に注意を払う程度で、次の音符は125mSec後みたいな数学・物理的な具体的発想等は一切していない。

杜撰大王はこれを感性で演る考えると捉えてて、対極にあるのは理屈で演る考えると仮定している。
そうしてある意味で天然状態に無いと、途端に勢いが失せたり流れがギクシャクし出すんだ。

-つづく=

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