音楽備忘録1716 音楽に於けるテクニックの意味⑨
曲でもコードでも繋がらんのは駄目って当たり前だけど、かと言って定番繋ぎばっかじゃ飽きられる。
ので渋滞に合わずに済む抜け道・裏道みたいなのを探すんだが、そこに感覚的・絶対的な指標が無いのが苦しい。
杜撰大王も面倒でちゃんと学んでないが、細密に掘ればホントは理論が一応揃ってるんだ。
でも完璧に学び切るのは酷く大変だし、その為に理論重視してる内に感性が鈍ったらもっと困る。
ほいだら何を取っ掛りにすりゃと来て、メロかコードか得意な方から導き出せば…。
っと言っても普通単独メロには和声が無いし、コードの並びからメロを抽出するにはテンションノートに詳しくなきゃなんない。
そんな際足掛かりとなるのが対位法で、しかしここで要るのはガチのBachみたいなのじゃ無いんだ。
この手はWiki等を閲覧すると難しい文章のオンパレードが殆どだが、原始レベルでは「唯音が2つあるだけ」で良いんだよ。
つまりメロ主導の人ならハモりを1つだけ最初から付けてみるとか、コード主導の人だったら「2音のコード」と自分を錯覚させりゃ取敢えずは宜しいがな。
ってのを提案する裏に杜撰君にはある「コードへの思い込み」が御座居まして、全く根拠は無いのに何故か3音以上じゃないととつい思っちゃってたんだ。
理屈的には一応ルート・調の短長・テンションの有無の、3要素を確定させるのに必要だべ。
んでその思いは間違いじゃなかったんだが、調やテンションは進行やメロ次第で変動するもんなんだよね。
このコードだけは使いたいとかなら最初から指定しとくのも良いけど、そう云う時以外は却って制約を作ってたリスクがある訳っすよ。
自由っつう点で2声和音は万能な感じで、上下どっちをメロとしても↑後者2要素と考える事も可能なんだよ。
因みにルートを含めなかったのは他人に聴かせた際、通常低い方の音がルートに聴こえ易いからだ。
だからそれすらも自分内でイメージがあるなら、ルートレスの箇所が生じたって構やしない。
そんで毎度の自事後分析で何なんだけど、Bassのリフで歌を思案する状態なんかが正に上記になってたんだ。
普通経過音以外はルートを鳴らすもんだが、リフとなるとコードはGuitarその他に任せる場合も結構あるじゃん。
Rock系で一般的な最低必要編成のGuitarトリオの場合、特に歌のバックでGuitarに単弦弾きされるとアンサンブルが薄くなっちまうかんね。
かと言ってⅡで常に和音でリフ弾いたりするのは無理ゲーだしで、The Police・Johnny,Louis&Charを始めその手のがぎょうさん実在しますがな。
果ては杜撰君真似たねってそれもあるけど、過去にそんなんしてたのは単に担当がBass・Vocalだったから。
最初からそうしときゃ作るだけで、後から練習しなくても本番にそのまま行けて楽チンじゃん。😓
≢続≢
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