音楽備忘録1692 音楽に於けるテクニックの意味③
ここ迄の記述で派手にするなら正攻法は不向きなのが少しは伝わっただろうか、それと同時にこけおどしにしても音的に面白いのを諸君は幾つ即答出来るかな?。
等と言うのも杜撰大王はヲタ性も込みで、こけおどし奏法には一寸詳しい自信があるんだ。
何せ未だに正攻奏法には大した自信が無いんだから、邪道だろうと変態だろうとこけおどしに必死になんなきゃヤベエのよ。😓
尤もレジェンド達を見渡すと本道と同じ位邪道系にも長けてる人が多く、その原動力は恐らくエレキGuitar音色の限界を広げたかったんじゃないかな。
こけおどしっても上記を基準に要約してくと主に2つに分類出来、片方は純粋に奏法と称せるか怪しいがEffector等との複合技だ。
こちらの方が多岐に渡るんで基本弾くだけで可能なのから行っとくと、普通の空ピックを除けばピックスクラッチ等がある。
これは大昔に概述なので最低限に留めるが、技術的には擦り付ける速度・相手・手の摩擦音を含めるかどうか等がある。
↑で公言した如く掘り捲った中で最も印象的だったのは、Pete Townshendの弦と一緒にフレット毎擦り付けるヤツかな。
普通弦楽器って例えフレットがあっても高速スライドすると音程の階段感は薄れるが、鍵盤のグリッサンドをシミュレートしたのかねえ。
これで特筆すべきは非巻弦でも多少の効果がある処で、表面ツルツルのを擦って鳴らすにゃトーキングドラムみたいに湿り気が最低必要だからね。
まさかその為その度に指に唾付けるのも面倒だし、なんかバッチイ感じも…いや誰か挑戦しても批難はしないけどさ。
っと威勢良く始めたがヲタはヲタでもストレートの限定でSE利用には関心が低いんで、きっと他にもあると思うけどパッとは思い付かないや。(無責任だなぁ)
しれっと後者複合技へ強引に進めると、多分The Venturesが開発した巻弦擦り+Reverb辺りが初めですかね。
今更感満々だけどこれで忘れず語るべきは、状況次第で水滴の落ちる音(俺は最初そう思った)みたいに凡そエレキGuitarっぽく無かった点だ。
当時は全く今とは比較にならない程Effectorは僅少で、その中から苦心して編み出した頭の柔軟性は今でも見習う価値があるんじゃないかな。
その次ったら多分フィードバックの意図的利用で、次々はここに含めるべきか微妙だがジミヘンのGuitarに向かって怒鳴るヤツ。
Fuzzで感度がやたら上がってると肉声での弦共鳴振幅如きでも聴き取れる音量になるのを発見し、後年のボコーダ紛いの音を一応出せてたね。
但しそんな御大層なのじゃなくても過去述The Peggies北澤ゆうほがかつて頻発してた、休符時わざと変な所を押えて「ブギィ」みたいな音を出す程度でも行けちゃうケースもある。
奏者本人の感性に合致してトレードマークになる迄ゴリ押せば、決して高級では無いがもう没個性とは言われなくなるんだ。
この手の優れた点はゆくゆくは「手癖を隠さなかっただけ」みたいなもんだから、一度嵌ってしまえば普通に弾くより簡単な位でんがな。
≅続≅
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