音楽備忘録1699 日常生活と音楽活動⑩
本項ここ迄色々押し付けがましかったかな、とも思うけどそこには杜撰大王なりの悔恨が色々詰まってんだ。
実際には若い時分には頭は器用でも精神的にバカの1つ覚え的だったんで、知識として先に知っててもどれだけ改善出来たか分からないんだけどさ。
唯そんなひたすらムキになってた中で、そう感じてた前提状況がポッカリ抜けてたのは痛恨の極みですわ。
1時間しか練習出来んのが2時間あったら、更には半日位費やせたらきっと無敵だろうなんてね。
具体的には↑の心情って、体や心のスタミナに限界があるのを完全に無視or失念した発想なんだよ。
初志貫徹に絶大な自信があったって、人並みの体格・体力すら無かったってのにさ。
尤もこの件はアマの内には試せる機会も無く過ぎちゃったっけ、その後プロ化してから徐々に大きな壁となって来たん。
兎に角本番を増やしたい処へ機会が訪れれば嬉々として引受け続けてたら、段々練習時間が捻り出せなくなって来たんよ。
自分の周辺では最も遅くに初め遅くに成長した(少なくとも本人自覚では)んで、突然スカウトか何かされて生活が180°変わる様な事が無かった。
その結果常時本番では意識上は2~300%の力を掛ける癖が付いちゃってたんだけど、スケジュールがタイトになって来りゃそんなで続けられる訳も無い。
一方で生活する上で例え一点集中式であろうと前述の如く、絶対に省けないのも色々あるやん。
猛烈サラリーマンとは違ったから過労死こそ無関係で居られたが、生活の質がどんどん下落してっちまったんだ。
そうして苦しんだり嘆いたりしてる最中に、プライベートで有難くないのが幾つか被さって来て。
今客観視すりゃそんな「煙たい感じの奴」じゃ敬遠されても当然なんだが、兎に角困ったのが体内時計の故障なんだ。
極簡単に言や時間の感覚や制御を殆ど喪失したもんだから、練習処か本番を追い掛けるだけで一杯一杯になってねえ。
こっちも今にしてみりゃ病気と迄は行ってなくてもその前段階か、何とか症とか症候群位にはなってた様な感じだ。
それが平成の初期頃迄この国じゃ真剣に考えられてなかったし、何しろ昭和の負の遺産闇雲精神論・根性論も根強かったし。
従兄がパニック障害やHSPで苦しみ続けるよりゃ遥かにマシだった代わり、原因把握がより後回しになったん。
チトどぎつい言い回しになるが自他共に明確に不具合が出りゃほっとけないが、万一気付き損ねてそのままを継続してたら深刻な人格障害とかに至る恐れもあったんだよ。
又症状が曖昧だと解決策も見つけ難く、この怪我だと大体一月で完治するとかの予測が付かない。
俺の場合限定かも知れんがその時点では全く望んで無かったが「普通の生活」が糸口となって、殆ど負の遺産無しに復活出来たんだよ。
呑み過ぎてアル中になったりすると、それ自体は寛解しても一滴も飲めなくなったりするじゃん。
アル中の場合元は呑み過ぎが一番の原因だろうが、普通の生活をするには一定以上の「しらふタイム」が必要。
音楽以外の色々も毎日熟そうと思うと案外時間を割かれたりするんで、少なくともアル中になる迄の時間延長位は可能になるんじゃないかな。
-つづく-
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