音楽備忘録1676 独自称一筆(ひとふで)弾きの功罪➋
俺言い一筆弾きは飽く迄亜流奏法だが迂闊に全否定しちまうと、過去にはそこそこ多用されたフレーズで演れないのが出て来ちゃうんだ。
それで可能化するのは主に短時隔の装飾音的なので、メロ自体に必須のものでは無いんだけどね。
でも簡単なプチメロでこそ装飾音の有無の差は、間が持つか飽きないか等込みで雰囲気の創出に大差が出るんすよ。
最近でも鍵盤系では普通に用いられてるが、Drum→Guitar→Bassとなる程何時の頃からか殆ど使われなくなっちまった。
尤もBassでは使用頻度が元から高くなかったけど、音程のあるリズム刻みには絶大&他に有効手段が無いんだよね。
俺の場合ピック弾きがメインだからGuitarの所謂空ピックみたいなのも演れるけど、スラップでこれを否定すると近似なのは出せなくなるん。(厳密には一筆時だけ指弾きにはなるが)
で具体的にはドラム奏法ならフラムとかラタマキューみたいに聴こえるヤツで、音程よりリズム装飾に効果が大きい。
簡単プチメロの物足りなさ不安に対し、他の音程を追加したら複雑に聴こえて駄目かも知れない時なんかにお誂え向きなんだ。
と言いつつ俺が追及してるのは音程付きの方で、起源は恐らく古典奏法の伴奏とメロを同時に鳴らす弾くのから来てるんじゃないかな。
これがチョーキング不要のフレーズだったらそのまま導入も可能だが、一部の音程だけチョークさせるのはほぼ困難だ。
ストリングベンダーを装着すれば似た様な真似は出来るが、決まった弦だけしかベンドさせられない。
又和音チョークは同時3音程度が限界なので、チョーキングの寸前か直後にほんの僅かに和音を鳴らすってのが現実的なんすよ。
分数コードみたいな発想に基づけば、要するにボロリン+プチメロ(チョーキングのあるのも含む)ね。
俺知り具体例だとCharがそこそこ使ってるが、最も印象深いのはAtlanta Ryhthm SectionのBarry Baileyだ。
今は亡き彼はこれをトレードマークとしてて、随所要点で用いる事に依ってリズムに躍動感を加えていた。
実は俺本家が居なくなったのを良い事に、勝手に後継者を狙ってるからあまり皆に真似されたら都合悪いんだけどね。😵
何れにしても音楽表現の一手段としてはメジャーで、特に鍵盤で作ったフレーズを弦で再現するにはほぼ必須ざんす。
因みに余談としてはエレキが時代の寵児だった頃、SAX等とフレーズのパクリ合いが盛んでね。
恐らく起源は同じフレーズを異なる楽器で順に奏でたりするのからヒントを得たんだろうが、どの楽器でもそうしてフレージングのバリエーションが拡充してったんだ。
何れにしても真の思い付きを具現化しようとしたら、万人共通で最も自由になるのは鼻歌等。
その段階では各楽器の制約なんてあまり配慮されてないのを鑑みると、例えば「ウンギャラボッパッピ」なんてのでさえ奏でられると良いじゃない。
そんな場合は石頭で生真面目な対処で応じられるとは限らず、少々アブノーマルだろうと変態的だろうと再現可能な手段が最適解なんすわ。
=続く=
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