音楽備忘録1675 日常生活と音楽活動④
さて防音室が必要としても、ほんじゃあ楽器の方はどうするのかについてざます。
これは今時分だと太鼓の爆音具合を分かってる人の方が多そうだが、従兄が始めた頃は親達はあまり分かってなかったんだ。
ってのは昭和40年代一杯位迄色んな店での生演奏がそこそこあって、そこでは夫々の場所にマッチした音量で演奏されたりしてたからだ。
尚且つJazzでは状況次第で力任せにぶっ叩く様な無粋な真似はして無かって、要するに爆音系の色々なんて世間一般には全然認知されてなかったんよ。
しかも早期に本職がJazz Drummerのジミー竹内先生の教室へ通わせてたもんだから、まさかあんな事態になるとは想像も付かなかったんじゃないかな。
それで最廉価な楽器本体が先になり、防音の方が後手に回っちゃったんだ。
身近に金管奏者が居なかったんで釈然としないが、学校の吹部へ入るのに楽器を買い与える以外の状況だとどうだったんだろうか?。
まあ今だって他人の迷惑顧みない不遜親だとか自宅敷地が広大な人だったら、強引に押し通してたりするのも一定数は居そうだがね。
何れにせよ子供の方は昔と比べ何処かの傍若無人な連中は殆ど居なくなり、表面は兎も角内心は酷く大人のご機嫌を皆気にしてるみたいだよ。
で本筋へ戻すと今でもチープな楽器本体が先になるのが普通だろうが、親も子も次の段階へ進めるなら何らかの防音対策でしょうな。
今劣化本邦って文化遅延国家でもあるんで、例え親が全然分かってなくても演る人はそう思っとかないと大きな障害になるでよぉ。
以前述の通り防音が最も初期から必要なのは爆音系生楽器で、それは近年流行りの所謂サイレントタイプでも実用上は少しは要るんだ。
生楽器って演奏の熱が高まると俺言い「発音司令部機構」だけでもそこそこ騒音を発するもんで、ピアノなら鍵盤・太鼓ならバチと打面(パッド)の衝撃音とかだ。
それ等はフルに鳴らしてるとほぼ気付かないが、弦や皮の発する音を除外したら案外結構な大きさになったりするん。
これで今恐らく本人は気付かず迷惑を掛けてるのが、電子バージョンの鍵盤や太鼓なのよ。
スピーカ付属の有無に関わらず、思いっきり演ったろうって時ゃヘッドホンを被るべ。
でそのヘッドホンである程度以上の音量を出してたら、奏者にだけ生で出てる騒音は感知出来なくなるやん。
これが又昔のキーボードみたいなタッチレスポンスも無きゃ俗称ペコ鍵ってチープなプラのと違うから、音だけじゃ無しに衝撃(振動)が意外とあるんだわ。
コレ騒音観点だと上階で子供が室内を走り回るのとか、金槌を使った工作や修理をしてるのと近似なんだ。
でⅡでこれからも匂う様に、低音程それを遮断するのが至難なん。(1打の振動≒音波的には1Hzの超低周波とも解釈可能)
遮断するのが困難って事ぁ殆ど減衰せず、振動成分は近隣に殆どそのままに伝わっている。
為に演ってる人なら全然ウルサイと思わないのが、演ってない人には何ガタガタしとんとなるだよ。
簡単に外へ持ち出せて演奏場所も確保されてるなら良いが、そうじゃない内は楽器は買っても眺めて楽しむだけのアイテムと化すんですわ。
勿論ホントに何も無いんじゃ練習すら支障があるけど、楽器を借りるより場所を借りる方が普通は難しいんじゃないかな。
=続=
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