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2024年2月29日 (木)

音楽備忘録1658 楽器の異常急激高騰は誰のせい➋

どんな政治嫌いでも無関心でももう悪政を認めなきゃ病気だが、そうは言っても今劣化本邦の流行に乗ってる人達には一寸妨げになるものがある様な気がするんだ。
それは過度に詞のネタが内面的なのだったり、恋愛ばかりをテーマにして来てたからだ。

本来は色々なバランスになるとは言え、感じたままを綴るべきだったんだがね。
例え恋愛だけに生きてても日常のそれ以外にも翻弄されるもんで、例えば不慮の事故で乗り物が遅れて憧れの人と行き違いになるとかさ。

非ドキュメンタリーな歌なんてもんは所詮は絵空事だからこそ、かなり広範な周辺状況も加えてやらんと説得力が乏しくなるん。
過去名作でMr. Postmanの歌詞とかって、良く考えりゃ他力本願とか当て擦りやがな。

けれどそれ位藁にも神にもすがる程の思いなんだってのは、虫の良い話しだが誰にでも過る感情で共感を呼ぶ。
以前述Summertime Bluesにしたって原語英詞では、議員に陳情を試みるなんて場面が出て来る。

たかが若造の恋で陳情だなんてミスマッチも良い処だが、作詞者にとってそれが非常事態宣言の代わりな訳よ。
恋が生き甲斐で今の全ての人にとっちゃ、悪政より深刻って表現上の比喩なのよ。

処が今劣化本邦のJ-Popで売れてる連中にしたら壺教義に抵触したら面倒だからって、物凄く歌詞の題材を制限しちまった。
そんなのばかり書いてると僅かでも主題から外れるのの綴り方が下手になり、上手く表現したくてもすぐには出来なくなってたりするんだよ。

これは独裁政権にしたい連中には好都合だが、一作詞家としては将来性を自ら狭める行為だから大損なんだがね。
それでも恋愛ソングに悪影響が無いなら未だしも、余計な枷が付いたらやっぱり表現レベルの低下が免れないんだ。

そこで過去名作の歌詞を再度見直して欲しいんだが、そもそも古来から達人はルール違反スレスレの際どい領域で上手く書いてるんだよ。
何処でも何時でも公的には何かしら忌避ワードはあるもんで、しかし人の心の奥底にはけしからん発想が少しは常に存在するもんだ。

大体ヤバくないならそもそも忌避ワードになんかする必要が無く、要するに誰も直接的に口にはしないけどかなり意識してる証拠じゃないの。
共感を求めるのに人が意識してる部分に触れなくするって、そんなんしたらメガヒットが生まれ難くなるのは自明の理でんがな。

結局の処一見無関係な様な政治と音楽も、完全分離するなんて無理な相談なんすよ。
個人の内面だけにフォーカスすりゃ確かに政治臭は弱めれるだろうが、社会からの影響は必ず内面にも及んでるんだからねえ。

その意味で今劣化本邦の現状の方向性は行き止まりへまっしぐらで、もっと際どい領域での上手な処理を向上させてくしかねんですよ。
って全く他人の事言えた義理じゃ御座んせんが、原因を分かってて黙ってるよりゃマシかと。

=終り=

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