音楽備忘録1639 知られざる?Billy GriffinってDrummer
只今Paul Humphreyの記事を執筆中だが、②の文末で触れた人の事を忘れぬ内に記述させとくれ。
概述では有名になり出した時にと書いたが、正確には所属グループはとっくに有名だったが本人の名は殆ど残ってなかったんだ。
さてバスドラヲタが高じて探し当てたのが、私感全盛期のThe ImpressionsのDrummerだ。
彼はどうやら’66年からと2代目Drummerらしく、オマケに実働2年弱でこの世を去ってるから中々分からなかった。
今でも日本語に拘ればググっても出て来ず、米での雑誌の事故記事の切り抜きか何かにやっとの思いで行き付き真相の一端に届いた。
グループの存在自体はかなり昔から一寸面白い曲がFENで掛ってたから知ってたが、レコードヲタの親友からWe’re A Winnerってのを借りる迄はバスドラヲタの虫は寝てたんだ。
そのアルバム同名曲のドラムを聴いたらあら大変、典型的なコーラスグループの「歌の後ろ」なのに何やらバスドラが大変な事になってねえかって。
それもアフターBonzoだったらまだ理解も出来なくないが、こっちのが1年位早いでぇ。
もしかしたらBonzoの方がこんなのからインスパイアされたのか、皆とっくに死んじゃってるから今となっては確かめられないけどね。
俺はあからさまなの以外はワンバスで演ってると考える癖があるが、これを綴ろうとして再確認してる内にあまりにも音数が多いから心配になって来た。
らYoutubeに叩いてみました動画が1つだけあって、動画で足元は見えないが足首Doubleで熟してる様だった。
仮にツーバスだろうと約10後年のCozy Powellじゃあるまいし、よくもまあ歌の兄さん達がそんなのを許可したもんだ。
ユニークだからもしかしたらと考えたのは慧眼で、しかしそれもあんなの踏める奴がそこに居たからなんだよね。
Ringoが有名化する以前はあんなにドカドカ強く踏んで歌の邪魔になりゃせんかと心配してたのが、歌バックで太鼓で弄れるとしたら実はバスドラってのに徐々に皆が気付き始めた頃なんでしょう。
処が大丈夫なんだそれしか無いんだと分かった処で、いきなり実践出来るとしたらBuddy Richが足脚の制限解除でもする位が関の山だ。
沢山鳴らすっても昔のHard系の脳筋ツーバサーみたいに、唯左右交互に連打したんじゃあまりに芸が無い。
しそんなのは普通の歌のバックでは到底フィットしないから、技術的ハードルをクリアしてもフレージングが大問題ですわ。
それをこの御仁は弱冠23歳で一遍に纏めて片付けちゃったんだから、もっと誰もが知って尊敬しなきゃアカンがな。
所詮は裏方職人なんで本国ですら注視する人は一握りに過ぎないけど、音だけで判定してけば誰にだって少しは気になる存在である筈なんだ。
確かに探索初心者にとっては名前や情報量は多い程楽だが、音より名前で参考にしてくと本当はもうその時点で自身の本来の好みから少しづつ逸脱する可能性があるんすわ。
仮にどんなのでも丸1日で完コピ可能なら流行りを追っかけても間に合うが、普通はもっと時間が掛るもんだからね。
半ば時系列なんか無視して自らの感性にフィットするのをピックアップしてった方が、掘り出し物に出逢える確率が上がるんじゃないかな。
-了-
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