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2024年2月 5日 (月)

音楽備忘録1634 行き過ぎた自作自演➍

又もや今更で決定打を噛ましとくと、自前曲だって仲間の自分以外の作品を演る時ゃ実質カバー状態なのだ。
その中の特異例を挙げるとしたら、録った時とその後の生演奏では違う人が演るケースざます。

これは多忙な連中に比較的多く生じてて、やっと曲が出来た→一刻も早く出したい→でも直ちには全員揃えられないなんて状況だとね。
アマの場合上記とは異なる理由のが多いけど、例えばメンバー募集中に作った曲なんかでは新加入の人にとっちゃ「既に誰かが演った曲」でしかないんだよ。

或は今劣化本邦で恐らく多数派の歌手+歌詞・奏者+メロ・編曲なんてコンビの場合、前者は常時メロは実質カバーで後者は何時もカバーされてるのと同じ状態だ。
ので単独シンガーソングライターで自作品しか演らない以外は、仮にカバーを嫌った処でどうせ避けて通れてはいねんですわ。

その意味で少しでもグループ体制で演ってるなら、結局作曲者を良く知ってるか全然知らないか程度の差でしかないんだよん。
寧ろ最初は全く未知の作者でも、何曲も取り上げてくと曲を通じて少しはどんな奴か見えて来たりするじゃん。

逆に旧知の人のだって数が少ない内は不明点も少なくなく、増えてく過程で多かれ少なかれ予想外の一面とかが大抵は出て来るで。
その意味でⅡでは外面からは窺い知れない箇所に限定すれば、誰の曲でも何の差も無いんすわ。

では翻ってカバーを回避したくなる理由も考察しとくと、ビジネス面からは作曲の著作権料が目減りするからだ。
尤もそれはプロダクションと作曲を手掛ける者限定で、ユニット内の作曲者数が少ない場合は他の大勢にとっちゃどうでもエエ話しやがな。

せいぜい「俺たちの歌」と気分的優越感を少し味わえる程度で、杜撰大王が問題視してる本命はズバリ「ボロ隠し」だ。
他の作家と自作品のレベル差がバレると不利だから、危ない橋は渡りたくないんだろうさ。

これマネージメント側・本人側両方共にカバーを避けるって事ぁ、余程自信が足りないまま出しちゃったんだと裏読みも可能ですなぁ。😵
最初は不完全なコピーから誰でも入るだろうが、自作曲が出来出したからってカバーを拙速に全面撤退なんかするからそうなるんだよ。

ずっと続けてりゃ曲レベルは向上してくし、カバーの解釈面でも秀逸さが得られるかも知れないのにね。
↑の後者って編曲も大いに関わって来るから、もしメロ作るのが無理でも編曲家への道が開けるかも知れないんだよ。

それを他人に気付いて貰うのに常にオリジナル曲だけだと、他の編曲家との比較が困難だから中々知って貰えない。
のが皆が知ってる曲で良い感じになってたら、忽ちオファーがガンガン来る…可能性が出て来る。

曲の水準についてカバーは残酷な位丸裸にしてくれるが、自身で回避したつもりでもラジオやYoutubeで直後に流れりゃアッサリパーになるんだよねえ。
今劣化本邦でのカバー忌避って結局は脆弱なもんで、思考の視野狭窄に陥ってるのに気付いて無いも同然でんがな。

=つづく=

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