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2024年1月20日 (土)

音楽備忘録1618 サチュレーションの話し⓯

一通りは出し尽くした感があるんで、新発見がある迄この話しはお休みにしよう。
に際し現段階で要約してみるが、実は2つの柱があったのが重要じゃないかな。

数ヶ月前迄の俺も含めサチュレーションったらPeak成分を刈るのばかり考えてたが、もしPeakを出さなかったら不要な訳っすよ。
現実的にはバランスの問題でPeakゼロに収音なんて先ず無理だけど、特定意図の無い限り盛大にPeakを出して拾っといてガンガンに潰すのは割りが悪いさね。

で今日はBeatlesを例に話しを進めてくが、奴等が頻用したとされるリミッタFairchild 660,670についてだ。
名機の名に嘘偽りは無いものの、例えば超現代的な楽器に掛けたらどうなるんだろうってさ。

デジタルはおろか石の高性能機に対し、球の増幅率の低さからすると期待する程の音には多分出来ねんだ。
確かにトランス等のお陰もあって柔らかくはなるだろうが、恐らくリミッティング量がかなり不足すると思うんよ。

そうなる原因にテープコンプの影響も無視は出来んが、冷静に順を追って考えてみとくんなはれ。
今より遥かにナローダイナミックレンジなテープへそんなの送ったら、その時点で曲全体にDistortion掛けたみたいになる筈やで。

にも拘わらず奴等のはそんなになってないのは球のリミッタやMixer卓だけじゃなく、楽器自体の出音も違ってないと厳しいで。
ほいで太鼓はたまたま似た様なのがウチにあるが、その使用実感に少し変な特徴があるんだ。

上手く操れると現代標準のよりかなりデカい音が出る癖に、アンサンブル内で案外目立ち難いっつうか明解な明瞭度が無い。
ここで要注意なのがほぼ極限状態での話しなんで、明確な明瞭度なんてったってハッキリ認知可能なのは現代Drumsetだってアタック音程度なんだ。

歪ませたエレキなんかと比べたら、元々生太鼓は極端な減衰音だしねえ。
唯奏者にはそう聴こえても、「奏でないで聴く」と印象はガラっと変わるんだ。

演ってる方はある程度何の音か知ってるから一瞬でも聴こえりゃ鳴ったと認識するが、門外漢にはある程度以上「継続して鳴る」んじゃないと良く分からなかったりするやろ。
大体余程の達人じゃないと超短時間での音程把握とか全然無理だし、短過ぎる音ってな言うなれば音楽には劣等生なんだわさ。

で戻って具体的Peakの抑制策としては、Micを音源から遠ざけるのが1の手段だ。
↑の様に今よりPeakの出難い楽器+遠目のMicが先ずあっての、名機リミッタの本領を発揮だったんだろうってな。

それが事情で不可能なら、何回も何回にも分けて少しづつ潰して行くしかないっすよ。
因みにそれは杜撰大王が忌嫌い卑下する無理くりコンプと近似で、高加工度になる程「損失」は多いし原音の劣化も多いだよ。

歪み上等とか高圧縮でむさ苦しくなって平気なら未だしも、それなら別にサチュレーションじゃ無くても良い事になるがね。
のでMicに入る迄のマイルド化も併せてやらんと、サチュレーションには本来の意味が出て来ないらしいんだ。

-わをん-

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