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2024年1月22日 (月)

音楽備忘録1620 適切な帯域制限の苦悩⑩

本項の〆にあたり世間多数派の心情から、敢えて駄々を捏ねてみようか。
実は杜撰大王もつい最近迄は、帯域制限を施すのにハッキリ決心がついてはいなかったんだ。

オーディオ的魅力はそれだけでも美麗だが、時代性だの過去作との差別化等の必要性だってあるもんね。
けれど昨日迄の従兄宅でのある魔改造で、そんな矮小な欲なんてフッ飛んじまったん。

端緒は従兄概所持の1U Mic Preを代用USBインタフェイスに繋いだら、規格は+4dBで合ってる筈なのに盛大にレベルオーバーになったってヤツでさ。
最小コストでレベルを合せるのに直列に抵抗器をキャノンプラグ内へ忍ばせたんだけど、事前想定計算値では全然足りなくて。

2週間後の仕切り直しでどうにか形を付けたんだが、その試聴をしてて従兄がインタフェイス直入れに比べTomのアタックが足りないとかこんなに柔らかい音に録れて大丈夫かと心配し出したんだ。
尤も生耳に聴こえるDrumは施工後の音の方が断然近いし、Tomにしても胴鳴りや低音の膨らみではやはり施工後の方が良くなってたけどね。

そこで発見したのが「アタック音の長さの違い」で、現代的な明瞭でピーキーなアタックってその時間が凄く短いと。
短いから結構大きくても比較的他パートの邪魔にならないのは良いんだが、何のアタック音かは奏者自身じゃないと分かり難くなってたんだ。

生存確認とか出社確認だけならこれは中々有効だが、生きてても瀕死とか出社してても居眠りしてるかどうかは分からんって感じなのよ。
その上ここで着目すべきはアンサンブル内で実効性があるかどうかで、Tomを鳴らす根源ニーズって何かドンドンボコボコしたのが欲しかったからでしょ。

これが先に得られないなら幾らアタックが聴き取れたって、Tomにした意味が薄れるやんか。
実際検聴耳で聴くには判別し易い程楽になるが、唯音楽や曲を聴いてる人に必要なのはそっちじゃない。

結局何時になっても音程が分り易い点で中域が最重要だし、ある程度以上中高域がずっと含まれてたらなら劇的な場面転換に効果的なのは低域なんだ。
これ等「中低域のアタック音」ってな音波の原理から、高域のアタックよりゃ目立たんしその時間が長めになるん。

ある意味現代の高域豊富な音創りって高音質化におんぶにだっこで、瞬間音と持続音の2択忖度に偏ってんじゃないかなぁ。
楽器や音程次第でアタック音の長さだって、本当は無限に種類があるのにさ。

因みに従兄のTomはノーミュートでアタックを強調する様な皮を張って無いんで、少なくともその分パルシブなアタック音は出なくなってるんだ。
だからどう考えたってJeff PorcaroがCSドットを叩いたみたいなアタックは出ない筈で、それに近くなってたら録音過程の何処かで改変されてたんすよ今迄の方がね。

とは言え日常的に「真実の音」に触れられてないと、人間の感覚は簡単に偏ってるのへも引っ張られるもんで。
太鼓は太鼓でもなまじ生のに沢山接してる分、録った音の割合は低くなるからねえ。

とは言えⅡで例の100年Snareが予想外に未だ従兄の手元に留まってるんで、俺からしたら一寸お間抜けな感じも…。
しかし有無を言わさぬ比較対象としては、↑のTomがもし
手元にあったりしたら間違いのない処だよね。

=つづく=

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