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2024年1月 3日 (水)

音楽備忘録1601 何はともあれ本物に触れる必然性Ⅰ➎

ここ迄強行に主張するからにはれっきとした理由があり、一様に参考にはならないかも知れないが杜撰大王の実体験を生贄として捧げとこう。
そのお陰で良くも悪くも人生の半分以上が影響を受け、今迄ずっと続いてるんだ。

杜撰君の場合ほぼ殆どが幸運な偶然でしかなかったが、本物と偽物の一番の違いは色々な箇所での「程度」だね。
最大の特徴は最新のどんな良い録音・PAより、生の方が数段良い音らしい事。

1.前田憲男氏の生Grand Piano(YAMAHA C5クラス:当時は時期的に恐らくG5)
従兄の高校に↑の息子がたまたま居て(後から知った)、親しくなった関係からちょくちょく彼の家へ訪問してたんだ。
約束の時間に行ったっけ何かの事情で本人がまだ帰宅してなくて、その上家族も皆外出中で親父さん(前田憲男)が部屋に入れてくれたんだ。

その時たまたまPianoの練習中で、弾いても良いかと訊かれたんで是非どうぞと。
当時は玄関に面したリビングにGrandが鎮座してたから、即席のサロンコンサートみたいな失神ものの状況に…。

ひとしきり弾き終わったら「どうだった?」なんて訊かれちゃって、最高以外言葉が見つからなかったわ。
でその時の演奏と音色に匹敵するのには未だお目に掛った事がなく、それプラスYAMAHAってブランドには2つの顔があるのを知っただよ。

知ったってもその時点ではもしや程度だったんだけど、後に関係者選別品は普通のとは全く違うのがあると分かったんだ。
何れにしても調律を始めとしたコンディションの影響が生楽器は電気・電子のより格段に大きいのと、それを上級者が操る程更に別世界が展開するのだと。

2.永井允男氏の楽器売り場でのプチ試奏(当時仕様のドノーマルFender)
何時もの様に道玄坂にあったYAMAHA渋谷店に行ったら、そんな場面に遭遇しちゃったんだ。
失礼乍らそんなに知名度のある人じゃないが、たまたま当時近所に住んでたから一目で気付けたよ。

GuitarはStratocasterでAmpはそれを直結のTwin Reverbだったが、ちょいとトエェと演たらそれだけでもう殆どほぼEric Claptonのあの音が…。
ちょっちヲタるが当時’80年代前半のFenderじゃ、普通はそういう音色はもう出せなくなってたんだよ。

ってのは途中で設計理念が変更され、無歪み最大出力の向上だけに特化してたからね。
これには少し苦い過去があって普通出力管が6L6×4なら100W程度は無理無く出せるのに、初期Fenderのは80Wしか無かったから135W迄絞り出してったんだ。

尤も外野目線では時期が遅れ過ぎで、もうその頃には歪み音色の方が重視され出してたんだけどね。
何れにしてもそんな組合せで眼前で実際そう云う音が鳴り響いてて、楽器は大事だけど腕(機材の使い方も)の方がもっと音色に影響するのかぁと痛感されられまし。

3.大菅保師匠のSax(オマケ)
かつてはJazz BigBandのブルーコーツに在籍してた様だが、もう当時はプロ奏者は廃業してたんだけどさ。
2~3日毎に短時間吹くその音色、特に離れた別の部屋(借りてた所)で聴こえるのが別物級だったん。

勿論眼前で聴いたって確かに流石はプロの音だったんだが、壁を挟んで漏れ聴こえたのの響きや明瞭度の高さが特に凄かったんだ。
このお三方に共通してるのが所謂「ガチのプロの音」なんだろうが、一言で言ったら「聴くのがとっても楽」なんだ。

不明瞭な箇所が1つも無いにも関らず、過刺激・過硬等は一切無し。
その根源は丁寧にしっかり演奏してたのが原因で、これは後に日に日に痛感されられる事になったんだけどね。

-続-

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