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2023年12月16日 (土)

音楽備忘録1583 古典楽器の恐るべき隠れた実力①

杜撰大王はそのポジションから所謂ビンテージにはあまり縁が無いものの、楽器屋兼業を長ぁ~く続けてると稀には遭遇するんだ。
でかつては唯々素晴らしいとか思ってたんだが、ある楽器の試奏体験からもう少し違う側面が見えて来たんよ。

その片鱗がSpeedkingの常用から少しは顔を出し始めてたんだが、例の100年物Snareショックで一気に顕在化しちゃったんだ。
今迄にだって’50年代のStrato・Les Paulを始め、今程当時はビンテージ扱いされてなかったが弄った事はあるんだ。

けれど楽器店売り場かせいぜい倉庫での試奏で、従兄宅の様に遠慮無しで試せなかったからかな。
と来た処で100年物との出会いを少し詳しく語っとくと、単に俺が何時も叩く右用セットに無造作にセットしてあったんだ。(従兄は通常時は左用セットを使う)

ほいでサプライズのつもりか何か知らんが、お値段と経年は後で俺が尋ねる迄明かさなかってん。
恰も俺言い「見えるブラインドテスト」を受けさせられた様なもんで、しかし触れた途端に音がバカデカいのとバズ(プッシュ)ロールが演り易いのは即座に分かったわ。

だがまだその時点ではLudwigの古いのらしきが分っただけで、叩き続ける内に段々とこりゃ中々イケるかも程度に思ってたんだ。
後になって価格と経年を訊いてビビったものの、もう既に無造作にひっ叩いてからだから後の祭りでんがな。

大部昔に¥云十万かそこらでオーナーは入手したそうだから、きっと今じゃ3桁の大台行っちゃってるね。
只製造後ピッタリ100年ってのはあまりそんな感じがしなくて、多分まるっきり「現役の音」がしたからだろう。

俺も従兄も試し録りすら未だだから確定はし切れんものの、Mic乗りも特段問題は無さそうだ。
従兄か少し離れて野暮用中に俺が叩いてて彼が漏らした言葉が、何だか「何処で聴いても全く同じ音がする」って…。

現時点では今標準のOn Micに好結果が出るかは未明だが、↑の意味する処は遥かに重大なんだ。
手前味噌ではPaiste Cymbalをらしく拾うのに長年腐心させられてて、演奏の邪魔にならんとか分離度が高い位置にするとそれっぽく無い音になっちゃうんだ。

Offるにしても上からでは駄目で、どうも横方向に旨み成分が拡散する様に作られてるみたいなんだ。
録りだけ良くて生が駄目よりゃ使えるが、楽器って常に録音か或は生演奏にのみに供されるもんじゃないっしょ。

つまり仮に大当たりは出なくてもどんな拾い方にも対応してるってのは、ユーザーに自由が与えられてるも同然なんですわ。
全くオーソドックスな音色で構わなきゃ良いが、オリジナリティを追及すれば誰もやってないのから見つけようとするじゃん。

他でも吠えてた通りあまり楽器が特定の何かに特化してると、こう云うのに不向きになるし新案も想い付け難くなるんすよ。
そんでも何かには至高となりゃ良いんだが、大抵は何故かそうなってないんだ。

既にSpeedkingでこれを実体感したのは、設計想定を超越出来るかどうかでね。
超速Slide3連打とかって演ろうとする人、更にそれを実現させた人なんて殆ど居らんがね。

要するに余程のヲタ設計者じゃ無い限り、事前想定しとくなんて無理な相談やん。
そやさかい「今すぐどう可能」より、将来性が無限に近い方がホントは親切なんじゃね?。

=続く=

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